※この作品はR-18です。

マギレコ短編集   作:megaNeiL

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出張で神浜に訪れた井之頭五郎。
商談先の天音竹工房で辟易とさせられた五郎は、いつものように店を探すことに。
五郎が選んだ店は、なんとあの万々歳だった…

※エロ無しです


孤独のグルメ特別コラボ ~「中華が食べたいなら神浜市に来て」井之頭五郎の神浜珍道中!~

――神浜市 工匠区

 

ゴロー「ごめん下さーい」

タケ「はーい、お客さんっすか?」

ゴロー「あっすいません私、井之頭五郎と申します。親方さんはいらっしゃいますでしょうか?」

タケ「あー親方いまちょっと出てるんすよ!まあ中どうぞ!」

 

タケ「輸入雑貨商?なんか凄そうな仕事っすね」

ゴロー「ええ…」

タケ「あの…ちょっと聞きにくいんすけど…ぶっちゃけ年収いくらなんすか?」ボソボソ

ゴロー「年収、ですか…」

タケ「やっぱ輸入って儲かるんすかね?」

ゴロー「ええ…いえあの…大した額では~…」

タケ「またまた~結構稼いでるんでしょ?俺なんて親方がケチだから雀の涙なんすよ~」

ゴロー「ああ…はは…(地獄だ…)」

 

タケ「いや俺もね?もっと給料上げてくれって頼んでんすけどこれがなかなか……あっ」

月咲「タ~ケ~さ~ん~!?」

タケ「つ、月咲ちゃん!いやこれはちょっと…」

月咲「お客さんになに絡んでるの!いいから早く仕事戻って!」

タケ「す、すいません~」タタッ

 

月咲「すみませんうちのお弟子さんがご迷惑を…。お父ちゃ…親方、もうしばらく掛かるみたいで…」

ゴロー「はは…一旦出直します」

月咲「ホントすみません…」

 

ゴロー(はあ…めちゃくちゃ疲れた…)

ゴロー(疲れたらなんか………腹が…減った…)

 

トゥン♪ トゥン♪ トゥン♪

 

ゴロー(よし、店を探そう)

 

 

 

 

 

理子「いらっしゃいませー!」

マメジ「ワンッ!」

 

ゴロー(弁当屋かあ…。ここで済ませるのもいいが、今の俺の腹はガッツリを求めている…)

 

 

――北養区

 

ゴロー(ずいぶん遠くまで来てしまった…)

ゴロー(『洋食屋ウォールナッツ』…洋食か……ここはキープ…)

 

 

――参京区

 

ゴロー(『中華飯店万々歳』…、おお…この古びた佇まい、如何にも町の中華屋さんって感じ…いいじゃないか…!よし、ここに決めた!)

 

 

 

 

ガチャッ

 

鶴乃「いらっしゃいませー!お好きな席へどうぞー!」

 

隅のテーブル席に座るゴロー。

 

ゴロー「はあ~っ(疲れた…)」

鶴乃「お冷やどうぞ~!」

ゴロー「あっ、ありがとうございます」ゴクゴク…

 

ゴロー(火照った身体に染み渡る…)

 

 

お冷やで身体を冷やし、壁に貼られたメニューを見る。

 

 

ゴロー(やはり町中華といった並び……ん?

『悠久のボリューム! 究極四千年定食! きゅーきょくうまい!』…?

並々ならぬ自信を感じる…)

 

ゴロー「あっ、すみません」

鶴乃「はーい!」

ゴロー「この、究極四千年定食って…」

鶴乃「おっ、お客さん良いところに目を付けましたね!この究極四千年定食は万々歳のおすすめメニューなんですよ!」

ゴロー「へぇ~、じゃあそれ頂きます」

鶴乃「かしこまりました!お飲み物はどうします?暑いので生ビールなんていかがですか?」

ゴロー「あ、私『下戸』なもんで…」

鶴乃「えっ、そうなんですか?強そうだと思ったんだけどな~」

ゴロー「よく言われます…じゃあウーロン茶ください」

鶴乃「かしこまりました~!少々おまちくださ~い!ふんふん!」

 

ゴロー(元気いっぱい…まさに看板娘…)

 

 

フェリシア「あのお客さん飲まねーの?」

鶴乃「下戸なんだって」

フェリシア「へ~、強そーなのに」

 

タケ「こんちはー」

鶴乃「あっ、タケさんいらっしゃい!好きなとこ座って!」

タケ「はーい……あっ、さっきの…」ペコッ

ゴロー「どうも…(はあ…)」ペコッ

 

 

 

 

 

 

鶴乃「お待たせしました!究極四千年定食です!!」デーン!

 

ゴロー(おぉ~…!)

 

 

 

<究極四千年定食>

きゅーきょくうまい!量もすごい!

お店秘伝の四千年の味!

 

 

 

ゴロー(蒸籠が何段も積まれている…一番上は…チャーハン!)

 

蒸籠をどんどん開けていくゴロー。

中にはチャーハン、酢豚、小籠包など様々な料理が…。

 

ゴロー(これは気合いを入れないと…では!)

 

ゴロー「いただきます」

 

ゴロー(まずはチャーハンから……あむっ!うん…うん……うまい)

ゴロー(飯と具材が良い感じに油でコーティングされていて…うん…一般的な中華料理屋といった紋様…いいじゃないか)

 

 

タケ「ごちそうさまー」

鶴乃「ありがとうございました!」

フェリシア「したー!」

 

 

ゴロー(小籠包…レンゲに取って…箸を…ズブリ! …汁は控えめ…)

ゴロー(ふーっ、ふーっ、あむっ!…うん…うん…それほど熱くない…猫舌には優しい設計…)

 

 

純美雨「こんにちは」

鶴乃「いらっしゃいませー。おっ、美雨先生!」

美雨「醤油ラーメン一つ頼むヨ」

鶴乃「かしこまりました~!」

 

 

ゴロー(お次は酢豚……う~ん、この酸味の効いた香りが食欲を刺激する…あむっ)

ゴロー(…うん…うん…なるほど、ここの酢豚の野菜はシナシナ系…)

ゴロー(肉は…パサパサ系…う~む、町中華というより家庭で作る中華といった雰囲気…これはこれで良い…)

 

 

フェリシア「今日はかこ来ねーの?」

美雨「かこは家の用事で忙しネ」

鶴乃「かこちゃんの家って古本屋さんだっけ」

美雨「そうヨ。今日はあきらもななかもいないネ」

フェリシア「…常磐ななか…アイツは別に来なくていーや」

鶴乃「もーフェリシア!万々歳の貴重なお客さんなんだよ!?」

 

 

ゴロー(ふぅ…さて、と…)

 

気合いを入れたゴローは、料理を次々と口に入れていく。

ゴローの胃袋の中へと吸い込まれていく本格?中華の数々…。

 

ゴロー(ここの料理、家庭料理風の味わいだが、この物量は紛れもなく本格中華…気分はさながら秦の始皇帝…!)

 

チャーハンの米粒一つ残さず食べていくゴロー。

最後にウーロン茶を一気飲みして…

 

ゴロー「ふぅ~……ごちそうさまでした」

 

 

 

ゴロー「(杏仁豆腐…胡麻団子…うーむ…)すいません」

鶴乃「あっ、はーい。フェリシアお勘定!」

ゴロー「あっ、いえ…杏仁豆腐お願いします」

鶴乃「ふぇっ? …あ、はい!かしこまりました…」

フェリシア「あのおっちゃんまだ食べんのかよ…」

 

 

~~~

 

 

鶴乃「ありがとうございました~!」

フェリシア「したー!」

 

ゴロー(ふぅ…まさに満漢全席…ん?)

 

 

レナ「なんか小腹空いちゃった。万々歳寄ってかない?」

いろは「え? …う~ん……今は…洋食の気分かな…(困り笑顔)」

 

 

ゴロー(洋食…そういえばここに来る前に気になる洋食屋があったな…)

 

ゴロー(次に神浜に来た時は行ってみるか…)

 

 

 

ゴロー♪ゴロー♪ゴロー♪イッノッガシーラッ♪フゥー

ゴロー♪ゴロー♪ゴロー♪イッノッガシーラッ♪フゥー

ゴロー♪ゴロー♪ゴロー♪イッノッガシーラッ♪ふぅ~~~




次回、孤独のグルメ「東の海、海上レストランバラティエの『エレファントホンマグロのグリル』」
お楽しみに!
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