※この作品はR-18です。

インフィニット・ストラトス 機人の力を持つ者    作:ナハト・リコリス

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原作開始前の話になります


物語の始まり(第1巻〜)
プロローグ1


俺は10年前に起きたあの日の事を一生絶対に忘れないだろう。

 

 

白騎士事件

 

 

この世界で有名な事件が起きた日に、俺は大切な両親を一度に失った。

その日、日本を射程距離内としたミサイルの配備された全ての軍事基地のコンピュータがハッキングされ、日本に向けて2341発のミサイルが発射された。

 

その約大半は搭乗者不明の【白騎士】と言う存在が迎撃し、この戦闘能力を見た各国政府が白騎士を攻撃したが、逆に全滅させられた。

そして、この事件の死者は【皆無】というものだった。

 

 

この事件を気に1ヶ月前にこの白騎士と同じ【インフィニット・ストラトス】、『無限の蒼穹』と言う名前の宇宙開発用パワードスーツ、通称【IS】を開発した【篠ノ之束】博士の名前は、一躍有名人となった。

 

だが数日後、彼女は世界中に467個のISの心臓部であり、ブラックボックスと言える【ISコア】を置いて忽然と何処かに消えてしまったのだった。

 

 

 

そしてこのISには欠点があった。それは【女性】にしか使えない、というものであった。

その結果、各国はISの保有する戦闘能力の高さを考え、女性が有利になる法律等を制定していった。これにより世界は【女尊男卑】と言える時代に突入したのだ。

 

 

 

白騎士事件の起きた日に両親を失った俺は、俺の親戚と名乗る人物に引き取られ、ある県にある輝夜市【かぐやし】と言う町に移り住んだ。だがしかし、ISによる女尊男卑の影響と、この町ではこれまで多種多様の精密機器等の部品を造り出していたと言う驕りが、この町の女性達の心を一気に変えていき、段々と女性達は男性を自分達の奴隷のように扱っていった。

 

そして第1回のISを使った世界大会である【モンド・グロッソ】で、日本人の【織斑千冬】が優勝すると、日本は世界でも有数の女尊男卑の強い国になっていき、輝矢市の女性達は男性に対し、これまで以上の男性に対しての差別を強めていった。

 

 

男性も何もしなかったわけではない。このような状況に成り下がってきてたので、大半がこの町から逃げようとした。

 

 

だが女性達は先回りをし、逃げようにも逃げる事が出来ないように【住民票の名称が正式では無い】等と、どう考えてもおかしいような理由をつけて町の外に逃げなれないようにし、中には冤罪とも言える事案を発生させ、この町の男性の心を滅茶苦茶にしたのだった。

 

何とか逃げれた男性もいたのだが、それは輝夜市の住人の男性の中でも1割にも満たないほどの人間だけが逃げる事が出来ただけだったのだ。

警察も裁判所も、この町の法的機関は男性に対して理不尽すぎるほどの酷い行いをし、女性には逆に罪を犯しても、罪人扱いされないほどのものになっていった。

 

 

 

 

俺も逃げれなかった存在で、俺の親戚と名乗った面々はほとんど何もしない状態で、本当に親戚と名乗った面々が欲しかったのは、両親が俺に残していた保険金や

遺産目的であったと言う事に気付いたのは、この輝矢市に来て数ヵ月が経った後だった。

 

親戚の家にいた同い年の娘も最初から俺を見下しており、ISの方面による法律等が強くなればなるほど、この町にいる男性達は一部を除いて悲惨な目にしかあわなくなっていた。

無論俺も同じで、段々と俺に対しては飯をくれたらマシだと言えるような状況にしかならなかった。

 

 

両親が死んでこの親戚の仕打ちによって、餓死寸前にまで追い込まれて一度死にかけた俺は、自分に過去の記憶があり、神と呼ばれる存在によってこの世界に転生したと言う事を思い出した。余りいいものではないのだが、この世界での仕打ちで死に掛けた俺は、神から持たされた特典を開放する事が出来た。

 

まぁそのせいで色々と面倒な事案が発生したが、俺はこの転生特典を使い、この輝矢市と言う町と言う存在そのものを消滅させた計画を立てた。

 

実は俺の転生特典に関しては一定時期がくれば開放するか、最悪の場合は一生開放しないと言う風にしていたのだ。

 

 

何しろ言っては悪いが、このISの世界に関しての設定等に関しては少しは知っていたのもあり、この世界に関しては転生したいと思わなかった世界でもあったのだ。

神に頼んで前世の記憶を取り戻し、自分の強い意思で特典を開放すると言う制限を付けた状態で転生させてもらったのだ。

 

本来なら神本人からダメと言われた事案だったのだが、俺が転生時に望んだ特典内容が危険すぎるものでもあったため、神自身も俺の言った開放制限を承認してくれたのだ。

 

 

 

 

転生特典を開放した俺は中学を卒業するまでに、この町で行なわれている女性達のさまざまな悪事を調べ上げ、そして時期を見て、全世界にこの町で起きている悪事を全て掲示するように仕向けたのだ。

同時に、俺は白騎士事件での【本当の真実】を知る羽目になったのもあり、俺は更に怒りを募らせたのだった。

 

 

そして俺の考えた計画に関しては、大成功であったと同時に大失敗でもあった。

 

 

俺の親戚と名乗る存在達は、この輝矢市で有名な一族経営をしている企業における各グループの会長や役員、社長だったのだが、女尊男卑の影響で無数の悪事に手を染めており、結果的に世界中に女尊男卑による最低最悪な大問題として発展していたのだ。

 

 

何しろこの時には輝夜市の女性達は相手が男性と言うだけで、何とナチス党の【ユダヤ人狩り】と同等、悪ければそれ以上と言えるほどの非道な事態が発生していたのだが、実際には女尊男卑になる前から、これ等の悪行は規模の大きさは今と違うがずっと行われていた事実も発覚し、これ等が世間に知られた親戚の企業は一気に株価は暴落し、株式の証券はもはやトイレの紙扱いできるほどの紙くず同然の扱いにまでなり、おまけにグループ全体で共謀しての脱税行為もあった為、色々な法的機関の捜査のメスが入る事になったのだ。

 

 

同時に腐った親戚共がグループ全体で輝夜市内に存在した全ての警察や裁判所まで裏で手をまわし、悪事をもみ消していた事実も発覚したので、ある意味日本と言う国の中に存在する独裁国家とも言える事態となっていたのだから、全世界に対して悪行大暴露で発生していた事案は、日本と言う一つの国だけで留める事も出来ないほどで、

国連が対応するほどの国際社会全体の問題となったのだ。

 

そしてこのままいけば自称俺の親戚共は、会社と親戚一同で行っていた違法研究等や政界や財界などへの多額の賄賂、多数の試薬による本人の同意無しでの違法な人体実験ともとれる行為等々、法律をあまり知らないど素人でも、こいつ等には【死刑宣告】を受けるの絶対と思えるほどの事案になる事が分かる程の事態に成り下がっていたからだ。

 

 

 

だがしかし、親戚共はこの大暴露事案の原因が俺である突き止め、そして俺を殺そうとしたのだ。

とはいっても、転生特典を開放していた俺からすれば、俺を殺そうとしていたのは事前に知っていたので、逆に罠に嵌めたのだが、その際に両親の死がこいつ等が原因だった事を知ってしまったのだ。

 

簡単に言えばだ、俺の両親達はこの親戚達以上に各企業をしっかりと統治していた俺の祖父母達に嫌気がさしていたらしいのだが、その二人が信頼していたのが俺の両親で、自分達の悪事がバレるのを恐れ、俺の両親をよびだしたらしいが、あの白騎士事件によって発生していた【戦闘機の墜落事故】により、俺の両親は死亡したのだ。

 

そしてその死を知った祖父母も、両親の死が原因で肉体・精神的に参ってしまい、そこを突かれてこの親戚共にじわじわと毒を飲まされて殺されたのだ。

 

 

 

俺が転生特典を開放させた事案でもあった餓死寸前で生き返させたのも、その当時はまだ祖父母も生きていたのもあり、下手に俺まで殺すと後々で自分達が遺産継承をできない可能性を考えたらしいが、流石の俺も祖父母とも両親が生きていた時には何度が会った事があったが、この親戚共とは会った事が無かったのだが、とても俺の事を可愛がってくれた優しい祖父母の事を思い出した。

 

 

それらの事案を嬉々として話すこのクズ共に、俺達は心の底から、いや、この世界で生れてきて本気で【人間】に対して憤りの無い怒りがわき、俺はオリジナル状態のネオグランゾンにその姿を変え、輝夜市と言う町があったという存在そのものをこの世から【縮退砲】を使用して完全消滅させたのだった。

 

当時の町にいた一部の政府関係者や、親戚共と一切関係無い人々も同時に巻き込んでしまったが、当時怒りに支配された俺は他の面々の声すら気にせずに行ってしまったのだ。

 

おまけに縮退砲を使用したせいで、輝夜市のあった土地には強力な重力異常が発生してしまい、数年は人間が入って調査に行けるほどの状態にはならないと言われるほどの状態にしてしまい、衛星写真等による調査では、何にも残っていないと言う風にしてしまったほどであった。

 

 

 

輝夜市を消滅させた俺は、特典を使って輝夜市消滅の事実を知らないふりと被害前に逃げたとし、政府の輝夜市における男性被害者の一人として生活できるようにしてもらった後、自分の力を上手く使って高校生でありながら株で一生遊べるだけの金を稼ぎ、その金を使ってマンション等を買い、管理費だけでも一般家庭で普通に生活できるだけのお金を手に入れ、別で空き家になっていた一軒家を土地の権利ごと一括現金払いで購入したのだ。現在は株に関してはそこそこ稼ぐ程度にして、後は自分でゆっくりと生活をしようと思った。

 

 

俺は輝夜市を消滅させたと言う思いはあったが、それはこのような物理的ではなく、法律による消滅だったのだが、俺としては自分が犯した罪として、輝夜市の入り口付近に石碑を建てて貰い、俺が犯した事で死んでしまった人達と、女尊男卑による迫害によって殺された人達への謝罪と来世で良い事があるようにと願うしかなった。

 

同時に俺自身も、この能力を怒り任せなどではなく、正しく使おうと心に誓うのであった。

 

 

そしてこの世界での主人公である【織斑一夏】が【初のISを動かせる男性操縦者】として連日TV等で報道され、その結果世界中で同じように男性がISを動かせないのかと男性の特別調査が入る事になり、そして俺が2番目として登録される事態となった。

 

 

そのせいで、俺は高校生活を卒業したと言うのに、もう一度高校生活を送ると言うある意味とんでもない事態となったのだった。

 

 

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