※この作品はR-18です。

インフィニット・ストラトス 機人の力を持つ者    作:ナハト・リコリス

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今回はまずラウラとの話し合いみたいな感じです。

原作だと書かれてませんが、本来だと当時のラウラのした行為って、相手を死なせる可能性の高い危険行為なので

それとシャルロットの答えを聞く回です


第11話 ラウラの理由・シャルロットの答え

「はぁ~(深いため息)」

 

ラウラがとうとうヤバ過ぎる存在になってしまった。ぶっちゃけマジでレッドカードを出せる状態になってしまった。

 

 

近々学年対抗戦が行われる事になり、おまけに何故か噂で織斑と俺と付き合えるみたいな変な噂が流れ、アリーナで色々と特訓をしていた面々がいる中で、セシリアと鈴の二人がラウラと戦闘になり、その後の展開が酷すぎた。

 

織斑がアリーナのバリアを白式で破壊し、危険な状態になっていたセシリアと鈴を助けたのは良しとするのだが、織斑にまで戦闘の手が伸びたことで織斑先生が止め、学年対抗戦までの私闘は禁止された。

 

俺に関しては別のアリーナでいて、後で事情を知って事態を把握するために被害を受けたセシリアと鈴の二人から話を聞くと、完全にラウラは二人を殺す状態になっていたことが判明し、おまけに二人共使用していたISの破損度が危険とされ、学年対抗戦に関しては辞退する事となった。

 

同時に学年対抗戦に関してはペアを組んでの戦いとなったのであるが、俺としては急な試合系列の変更処理に追われる羽目になったが、同時に先に済ませないといけない事案もあった。

 

 

そして次の日、織斑先生同伴でラウラとの会談に望んだ。

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒ、昨日の私闘での事案込みで話があり、織斑先生も同伴して話を聞いてもらう。俺も今回はクラスメイトではなく、IS学園の生徒会長として話し合いをさせてもらうからそのつもりでいろ」

 

まぁ相手のラウラは喧嘩腰で、前任者の生徒会長が出していたルールの上で俺が倒してなったことを言うと、前任者の刀奈を弱者呼ばわりしたので、こいつに関しては速攻で助ける気は失せた。

 

「・・・織斑先生すら認める程の実力者を弱者とは、たかが国家代表候補生の分際で良いご身分だな?」

 

「なんだと!?」

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒ、お前はそんなに戦争がしたいのか?」

 

「・・・はっ?何を言っている、貴様は?」

 

ラウラは全く〘自分がした行為の重さ〙に気づいておらず、俺は織斑先生に顔を向けると、織斑先生は俺の言った言葉の意味を理解して頭を抱えた。

 

「ラウラ。貴様何故このような話し合いの場を設けているのか、ちゃんと分かっているのか?」

 

「???昨日の私闘の件では?あんなもの、私が強かっ『アホかお前』貴様(怒)」

 

「お前、二人に対して『データの方が強そう』と発言したらしいな?お前、自分の発言の重さを理解してるのか?」

 

「はぁ?貴様はな『あぁ~、もういい。お前はもう喋るな』貴様〜(怒)(怒)」

 

この時点で俺はラウラ・ボーデヴィッヒという人間を理解できた。

【強さや力】という名の毒に酔った馬鹿者だと気づいたが、よくもこんな奴に危険物を国は渡したものだ。

 

「お前は国家代表候補生だ。つまり、お前の発言は国の言葉として取ることができる。この時点でお前はイギリスと中国に対し、ドイツは宣戦布告したととれる発言をした。同時にお前の元教官である織斑先生に対しては、ISにおける次世代への教育や指導等がしっかりとできない【無能】な存在だと全世界に知らしめた事になるんだぞ?」

 

流石に俺に言われた言葉を最初は認識できない様子であったが、先に認識をしたのが織斑先生の点のみであり、戦争云々は飛躍し過ぎだと言われた。

 

だがしかし、これは飛躍し過ぎではないのだ。

 

「こいつが言ったのは事実だぞ、ラウラ。被害を受けた側からの調書を見たが、貴様の発言は『ドイツはIS開発において世界で1番。お前達のはデータが良いだけのお粗末な作品』と、人によってはこういう認識になるような発言をしたに近いものだぞ?」

 

「きょ、教官!?」

 

「おまけにそんな危険な発言と態度をとった生徒が私の教え子なら、こいつの言うように私は【無能】と呼ばれても仕方が無いがな」

 

織斑先生の言葉によってやっと自分のしたことが理解できたのか、ラウラは顔を青くしていたが、事実をしっかりと認識するには余りにも遅すぎたのだ。

 

「一応織斑先生が何とか抑えてくれたが、これ以上の事案発生を起こさせる訳にいかないから、学年対抗戦でのペアは俺がなります」

 

「・・・ラウラの最終決定か。お前のやり方での」

 

「えぇ。学年対抗戦とそれまでの行動をみて、ラウラ・ボーデヴィッヒに学園での生活は無理と判断したら、すぐさま本国へ強制送還並びに国家代表候補生の資格を永久剥奪の申請でいいでしょう。恐らくはこいつのこれまでのやらかしを考えれば、国へ帰れば確実に〘銃殺刑〙でしょうが、それはこっちが関与する事案じゃありませんしね」

 

流石にラウラは余りにもやり過ぎたのだ。

本人からすれば何にも悪いとは思っていないであろうが、周りからすれば最悪な事案しか起こしてないのだ。

 

「で、何でお前はこんなことをした?訳を話せ。序に織斑一夏への敵意もな。それ等も聞いた上で判断する」

 

流石のラウラも自身の確定した未来を言われてオロオロとした様子であったが、少しずつ話したのだが、話を聞いた俺からすれば眼の前のこいつは大馬鹿だと思った。

 

「つまり何か?ISをファションか何かと勘違いしてる学園の生徒達と一緒にいるのは間違ってる。織斑一夏に関しては大会の時に誘拐されて織斑先生の2連覇を阻んだのが理由と」

 

「そ、そうだ。教官クラスの方なら、我がドイツでさらなる教鞭を取ってくださることが正しいと思ったからだ。弟の方に関しても教官の栄えある栄光を邪魔したのだ。文句は無いだろう」

 

「その時点でお前馬鹿だろ?本気でそんな真似してみろ。ドイツは世界中から『織斑千冬を何で脅迫した?』と言われて非難されるのが目に見えてるぞ?それだけでなく世界中の女尊男卑団体から『千冬様を返せ!!』みたいな理由で、全世界でストライキを起こされて、最悪の場合ドイツは世界中から目の敵にされるぞ」

 

「・・・えっ?」

 

「IS学園で織斑先生が教鞭をとることで、各国からすれば『うちの代表は織斑千冬の教え子です』となって世界的に何の問題も無いんだよ。それに織斑先生がファションか何かと勘違いしてる面々をしっかり指導するから、卒業する時にはマシになるんだよ。大体ここに入学したばかりの一年生全員が軍人のお前のような考えを持ってる奴ばかりな訳が無いだろ?」

 

流石の俺の発言にラウラは唖然とするが、織斑先生が俺の発言に間違いはないとしたので、ラウラは更に困惑した様子になった。

 

「それに織斑先生の2連覇阻止なんて、あの当時の織斑先生の実力を考えれば、何処の国がしてもおかしく無いし、最悪の場合一夏は国に切り捨てられて物言わぬ死体になってた可能性もあるんだぞ?最悪の場合、開催国であったドイツの自作自演とも考えられる」

 

「そ、そんなはずは無いだろう!?」

 

「アホか?織斑先生の2連覇達成になる貴重な瞬間になるかも知れないんだ。織斑先生のたった一人の家族だろうと、一夏を切り捨てて、偉大なる名誉を選ぶのは国として当たり前だ。まぁ織斑先生には後で政府関係者が『我々は知らなかった』で済ませるのが普通だな。まぁそれもお前からの話を聞いた上で、しかも時間が経ってるから言える推論だがら、当時はどうなのか知らないがな」

 

「・・・だろうな。今思えば貴様の言うように一夏がそのような状態になっていた可能性は高いな。まぁ私の場合は運が良かったですむな。何しろ家族が生きているのだからな」

 

織斑先生がそう言うと、ラウラは自分が今まで正しいと思ってしてきたことが、全て間違っていたことになっていたことを知り、顔を下に向けていた。

 

俺はあとの方面は織斑先生に任せることにし、これから少しはラウラが変わればよいかなと思う程度であった。

 

 

 

その後に関してであるが、あの話し合いが原因でラウラも少しはマシ?な状態であったが、完全にいってチームプレイもできないので呆れるしかなかった。

 

「お前ほんとに軍人か?相方の機体性能に周りの位置取り、何も考えずにやろうとするなよ。こりゃ副官が相当優秀だな、これは」

 

「う、五月蝿い!?お前がしっかりとすればいいんだ。お前はこの学園で一番強いのだろうが!?」

 

「俺のIS運用時間は織斑より下だぞ?こっちでの勝負なら近接戦特化のあいつよりはマシなだけだ。今はマシでも後々で負ける確率は高いんだから無茶言うな。一年のレベルで言えばお前は単体では1番だろうが、連携とかはビリだな。戦術は少し考えるから、お前も協力しろ」

 

流石の言葉にぐうの音も言えず、ラウラ相手に少しずつ戦術を考えたりして学年対抗戦にまで少しだが訓練をするのであった。

 

何しろ訓練をする時間よりも生徒会の書類処理のほうが多いのだから、結果的にはラウラと共に特訓する時間を造るだけでも一苦労なのだ。

それほどまでに処理しなければいけない書類の数が膨大すぎるのだ。

 

 

 

そしてとうとう学年対抗戦の前日となったのであるが、ラウラとの連携云々は完全にいって無理があった。

 

何しろ練習時間を生徒会の書類処理の仕事等であまりとれず、ラウラには本番でなんとか頑張るかで済ませるしかなかった。

 

実際問題、書類の一部はラウラに対する処分を望む声のものもあり、これ等に関しては織斑先生から許可を貰い、本人に見せてこれからの学園生活や、これまでのラウラ自身の反省を促すことにしておいた。

 

 

そして同時に俺はもう一人の問題児との会合をしていた。

 

俺はあるアリーナの控え室で、事前にここに来るように約束を取り付けたシャルロットと話をすることにした。

 

まぁ下手に織斑みたいな奴がいるとあれだが、シャルロットは一人で来るように事前に契約でしておいたのもあり、シャルロットは俺の前に来てくれた。

 

「さて、前に行ったゲームの内容通り、君は俺と織斑、未来のパートナーには誰を選ぶ事にしたんだ?答えを聞かせてくれ」

 

シャルロットは俺の言った言葉に『分かったよ』と言って深呼吸をした。

 

俺からすれば目の前の女は絶対に織斑を選ぶと思っている俺は、この女関係の将来の面倒事が消えて清々すると思っていた。

 

 

だがしかし、現実は違っていた

 

 

シャルロットは俺の目をしっかりと見据えた。

 

「僕が選ぶ将来のパートナーは・・・君だよ、勇太」

 

「はっ?」

 

これには俺どころか精神世界で聞いていた面々も唖然とした。

流石の答えに驚いた俺は理由を聞くことにした。

何しろ俺の中で絶対に織斑一夏を選ぶと思っていたからだ。

 

「俺はてっきり一夏を選ぶと思っていたんだがな。俺の場合、最初からの部分で最悪だったからな」

 

「最初は僕もそうだったよ。でもね、セシリアや鈴が怪我をした後に一夏との訓練にも付き合ってくれて、終わった後に二人と話をした時に、一夏みたいな男と付き合いたくないって二人が言ったんだ」

 

「あの二人がか?」

 

あの二人が関わったせいで自分の予想が外れるとは思わなかったが、それでも理由に関しては低いと思ったからだ。

 

それほどまで予想ができるほど、目の前のシャルロット・デュノアという少女は精神的に弱かったのだ。

 

「二人が言ったんだよ。『一夏は確かに良い奴だけど、何かあれば自分の思いの範囲でしか行動しない。状況によっては絶対に相手を不幸にするのを理解していない』って。それでね、一夏に聞いたんだ。僕を助けるやり方が見つかったのか。けど、答えは前と同じだったんだ」

 

「お前を助ける?・・・まさかあいつ、お前に学園の特記事項の『国家機関に属さず、いかなる国家や組織であろうと学園の関係者に対して一切の干渉が許されない』の事案を言ったのか?」

 

俺がそう言うとデュノアは驚いたようになり、俺の言ったことが当たっていることを言われた。

 

流石の俺もそれを聞き、まさかこれが原因とは思わず、思わず頭を抱えた。

デュノアも俺を心配そうにしてきたので、理由を話すことにした。

 

「その特記事項なんだが、お前には〘一切意味が無いんだ〙。何しろお前は〘フランスの代表候補生〙だからな」

 

俺に言われた事にデュノアも当初は【???】といった感じであったが、ゆっくりと自分で考えて理解したのか驚いていた。

 

「そう。お前は国に何かあれば〘国へ強制帰国させられる〙。国家代表候補生である以上、このルールからは逃げることはできない。国からの命令から逃げるなら、それ相応の理由が無ければ無理だからな。おまけに状況次第で【国家反逆罪】で裁かれる可能性もある」

 

「・・・そうだね。一夏や君は専用機を持っているけど、世界的には男性操縦者としてのデータ取りが目的だから、扱い的には一般人に近いから特記事項は適用されるけど、国家代表候補生である僕にはある種の適用外だもんね」

 

俺や織斑の場合はIS学園にいる他の一般生徒と同じ扱いに近いが、デュノアのような国家代表候補生は将来国の威信を背負って前に出る〘国家代表〙に至る可能性がある人物なので、国からの強制命令には従わなくてはいけないのだ。

 

もし下手に逆らえば、国家に対しての反逆者として裁かれるのは決定している事案なのだ。

 

「・・・一夏が凄く良い人だと思ってたけど、まさかこんな感じで二人から言われた事の意味を知るなんて、最悪だね」

 

「あいつは国家代表候補生がどういう存在なのかしっかりと理解していないからな。それにあの特記事項も有名無実化してるような事案だ。まぁ俺の方で織斑先生や元生徒会長にお前がどうにかなるように話をしておく。俺はこの業界のことは全く知らないからな」

 

「ありがとう、勇太。一夏に関しては今回の学年対抗戦が終わったら、関わるの辞めるね。あんな奴と仲良くなるのなんて嫌だから」

 

可愛い顔して、しかも笑顔で一夏を切り捨てるとしたが、俺はそれに待ったをかけた。

 

何しろ織斑の訓練相手には丁度いいし、シャルロット自身も織斑と友達のような扱いなら、後々で何かに役に立つような事案があるかもとし、関わりを捨てるのだけはやめさせた。

 

シャルロットも俺に言われたことは正しいとして、訓練相手に関しては了承し、それ以外ではセシリアや鈴と一緒に一夏が嫌いな扱いの人達と話し合えば良いとして、俺達の間にあった話は終わった。

 

 

その後俺はシャドウ丸と連絡をとり、シャルロットの事案で俺が負けたことを言うと驚いていたが、負けた以上はシャルロットを調べていて分かったことをフランス政府の一部にバラすようにしておいた。

 

因みに俺が関わっていると言う事はバレないようにしているため、後はシャルロット自身の選択と、フランス政府がどのような選択をするかであって、俺は祈るだけにした。

 

「さてさて、これでフランス政府がどう動くか。その結果次第だが、できればデュノアにとって幸せが手に入るような事になることを祈りますか」

 

 

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