「ねぇー・・・てーとくー・・・」
「なんだ」
「冷たいなー・・・」
執務室でジェームズはソファーに寝転がって俺の方を見てきていた。
ジェームズと重婚してもうすでに1週間・・・。
いろいろと複雑だ。
「もう22時だよ」
「分かってるよ。でもこの報告書だけでも終わらせないと・・・」
「ふーん・・・」
暇そうな声を出してジェームズは立ち上がる。
そして俺の方に来た。
「暇」
「知るか」
「うぇーん、提督が暴言吐いたー」
「棒読みじゃねーか・・・それよりお前風呂には入ったのか?」
「提督待ち」
「いや、お前部屋あるだろ」
「えー・・・だって今日は電は居ないよね?」
「あぁ、嫁が居なくて寂しすぎる」
「ちょっと、私だってあなたの妻なんですけど」
そう言って膨れっ面で指輪を見せてきた。
「愛人1号だな」
「言い方」
「間違ってないだろ」
「さすがに酷い・・・」
ジェームズはすこししょんぼりした顔になる。
それを見て俺は罪悪感を覚えて報告書を作成する手を止めた。
「すまん、言い過ぎたな」
そう言ってジェームズの頭を撫でた。
ジェームズはそのまま頭を俺の胸に押し当ててくる。
「・・・もっと撫でろ」
「はいはい」
ジェームズからはふわりと柑橘系のシャンプーの匂いがする。
俺の好きな香りだ。
電はチョコレートのような香りのするシャンプーを付けていてそっちもかなり好みだが。
「えへへ・・・提督の匂い・・・」
いつものジェームズと違い、デレデレのジェームズがそこに居た。
・・・ちくしょう、電以外に可愛いなんてあまり思わないと思っていたがこれはこれで可愛い。
「そういえば最近タバコ吸ってないのか?」
「ううん、吸ってるよ?」
そう言ってポケットからタバコの箱を出した。
「チョコレートの香りのタバコ。面白そうだから買ってみた」
「へぇ。どうなんだ?」
「んー・・・甘ったるい印象はあるかな・・・吸ってみる?」
「ん、じゃあお言葉に甘えて」
「はい、どーぞ」
ジェームズはそう言って1本くれた。
ライターも貸してくれる。
「ふー・・・あー、確かに匂いはいいけど何か甘いな」
「でしょ。私も1本吸おっと」
「ん、ほらよ」
俺は借りていたライターを返す。
「ライターなんかよりもいいのがあるじゃん」
「ん?」
「それそれ」
ジェームズはタバコを咥えたまま俺の口元を指さす。
「火を分けて」
「はいはい」
そしてまるでキスをするようにタバコの先端と先端を付けた。
「ありがと」
「いえいえ・・・」
「んー?どしたのー?」
タバコのチョコレートのような香りとジェームズの柑橘系の香りがほのかに香り、さらにいつも見せないジェームズの表情が間近だったのでドキドキしてしまう。
「はー・・・やっぱ甘い・・・」
「いつもはどんなの吸ってるんだ?」
「んー、間宮さんで売ってるやつ」
「またアバウトな・・・」
「この格好でコンビニに行くわけに行かないしね、適当だよ」
「そんなもんか」
「そんなもん。ところで報告書は終わり?」
「もうちょいだよ」
「ふーん・・・」
90%は作れた。
あと少しだ。
するとジェームズは椅子を持ってきて俺の横に座る。
「どうした?」
「横で見てる」
「やり辛いんだが・・・」
「邪魔したいから」
「お前な・・・」
そういうがジェームズはしっかりとダブルチェックの役目を果たしてくれ、10分ほとで報告書は完成した。
「すまんな、助かったよ」
「ううん。夫を助けるのは妻の仕事・・・でしょ」
「・・・そんなもんなのかな」
「なーんか・・・モヤッとするなぁ・・・」
「何がだ?」
「もう分からてやる!」
「何を・・・うわっ!」
ジェームズがこちらを見るように膝に座った。
「今は私だけ。私しかいないの」
ジェームズは少し赤い顔と潤んだ瞳で俺を見た。
「あなたに妻が二人いても私には1人の夫しかいない。だから私のこともしっかり見てよ」
「・・・」
「もう1人は嫌なんだよ・・・」
「・・・すまないな」
「・・・謝るくらいならキスして」
「はいはい」
そうして俺はジェームズにキスをした。
「ん・・・」
ジェームズはそのまま舌を入れてくる。
「んちゅ・・・んぅ・・・」
すこしタバコの匂いがするジェームズとの濃厚なキスは時間にしたら2分くらいだが10分以上にも感じた。
「はぁ・・・ねぇ、これじゃ足りない」
「風呂がまだだろ」
「一緒に入ろ」
「・・・そうだな」
2人並んで部屋に戻る。
電は任務に出ていて明後日まで帰ってこない。
布団をどうするか・・・。
「ねぇ提督、電とはどうなの?」
「何がだ?」
「その・・・夜は」
「まぁ・・・普通」
「普通とかじゃなくて」
「そんな事聞かれても答え辛いだろ・・・」
お互い風呂場の脱衣所でそんな話をする。
「ジェームズはその・・・なんというか綺麗だな」
「な、なにさいきなり・・・」
電とは違い、身長も165cmくらいあるし胸だってCはある。
スタイルはモデルにだって負けてない。
「じろじろ見んな・・・!」
「目の前にえっちな身体があったら男として見ないわけにはいかない」
「なんでちょっとキメ顔なの・・・」
「いいじゃんよ、結婚してんだし」
「結婚を上手いように使うな!」
「はいはい」
2人で風呂場に入るが前に電と入ったように洗いっこするかなってちょっと期待してたがそれはなかった・・・。
別々に洗って2人で湯船に浸かる。
「・・・なんでちょっと残念そうなの」
「洗いっこしたかった・・・」
「い、言ってくれればしたのに・・・」
「それはほら、ジェームズから誘ってくれることに意味があってだな」
「やだよ、恥ずかしいし」
「お互い全裸で風呂に入ってるけどな」
「それ真顔で言われるとさすがに恥ずかしいんだけど・・・」
ジェームズは自分の胸を隠すように手を組んで俯いた。
背中を向けられてるから見えないがな・・・。
「・・・ていうか提督、なんでお腹の辺りに手を置いてるのさ」
「んや、置き場所が無くて」
「・・・ちょっとくすぐったいんだけど」
「このあたりか?」
「ちょ、なにして・・・ひぁっ!」
「おー、可愛い声だな」
「ば、バカ言うな・・・!ひんっ!」
俺はジェームズの脇腹あたりを優しく撫でた。
ジェームズはびくんっと跳ねる。
「い、いい加減にしてよ・・・」
涙目でこちらを見上げてきた。
何となく抱きしめたくなり後ろから抱きしめた。
「・・・なによ」
「なんとなく。可愛いから」
「・・・そう言っとけば機嫌治ると思ってるんでしょ・・・」
「実際嬉しそうだけどな」
「・・・うるさい」
そう言ってジェームズはお返しとばかりに俺の息子を触りだす。
「・・・あなたのだって可愛いサイズしてる」
「んなぁ!?」
「ふふん、これで本気なの?」
「き、貴様ぁ・・・」
ならば見せてやろう、俺の理性を解き放った息子元いエクスカリバーを。
「・・・あの、提督?なんかその・・・おっきく・・・」
「お前が小さいと言ったから俺のエクスカリバーが作動した」
「なにその言い方・・・」
・・・まぁエクスカリバーとか言ってるが人並みのサイズ・・・だと思ってる。たぶん。
「ていうかお前、これが初めてじゃないだろ」
「そ、そうだけど・・・」
そう言いながらジェームズは息子を触る手を止めない。
・・・ちょっとヤバい。
さすがにそんなに優しく触られるとなんかこう・・・出る。
「・・・ジェームズ、ストップ」
「ん?」
「それ以上されると・・・なんだ、我慢出来ん」
「ふふ、じゃあ続きするために取っとかないとね」
「そういうお前はどうなんだ」
「なにが・・・ひゃんっ!?」
俺はジェームズの股の間に手を突っ込む。
「お湯とは違う感触するな」
「んんっ・・・!そ、そこダメぇ・・・」
「そこってここか?」
「ひぁぁっ!!」
「いつも思うがずいぶん敏感だよな」
「あ、あんたが的確に敏感な所を・・・あぁっ!」
「これとかな」
「そこダメ!あっ、ひぁぁっ!!」
ジェームズの可愛いお豆さんをこねくり回してみる。
まぁ面白いように跳ねる跳ねる。
「も、もうダメ・・・イッ・・・!」
「おっと、ストップだな」
「な、なんでぇ・・・!」
「ベッドでのお楽しみだろ」
「わ、私あと少しだったぁ・・・!」
「ベッドで可愛がってやるからいいだろ」
「今してよぉ・・・!」
ダメだ可愛い。
いつものジェームズとのギャップもあるせいだろう。
何倍にも可愛く見える。
今すぐめちゃくちゃにしてやりたい気持ちを抑えて風呂から上がる。
ジェームズも一緒に出たが速攻で手を引かれてベッドに押し倒された。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「俺が上じゃなくていいのか?」
「もう今すぐ欲しい・・・」
そしてジェームズは俺のブツを自分の中に入れる。
もうさっき触りまくったせいでお互い準備万端だった。
「んぅぅ〜ッッ!!」
「おい、騎乗位でヤるなんて初めてだろ、大丈夫か?」
「う、うるさい・・・私が動くの・・・!」
「・・・すでに限界そうだけどな」
それでもジェームズはゆっくりと動き出す。
「ふぅ・・・!んんっ!」
動く度に声が漏れていた。
俺は少し悪戯したくなりジェームズの腰が上がるのを待つ。
「はぁ・・・んっ・・・!」
深く腰を下ろし、上げたそのタイミングで俺も腰をジェームズに打ち付けた。
「ひぁぁぁぁぁっ!?!?」
予想通り可愛い悲鳴を上げる。
俺はそこからジェームズをひっくり返して抵抗しそうな両手を頭の上で押さえた。
「すまんな、あのスピードじゃ満足できん」
「や、やめて・・・!ダメ・・・!」
「ダメつったって我慢ならんし・・・まぁ許せ」
「ひやぁぁぁっ!!」
元々敏感なジェームズ。
ただでさえお預けにされていたから余計に感じやすくなってたのだろう。
声がほとんど悲鳴だ。
「あぁぁっ!て、手ぇ離し・・・てぇ・・・!んぁぁぁっ!!」
「やだ」
「あっ!い、いじわ・・・あぁっ!!いじわるぅぅ・・・!!ひぁぁっ!!」
ジェームズは涙を流しながらそう言った。
余計に俺は虐めたくなる。
空いている手でジェームズの可愛い胸を触る。
「ひぐっ!?ど、同時はダメ・・・!やだぁっ・・・!」
「気持ちいいか?」
「き、気持ちよくなんか・・・あんッ!!な、ないぃぃ・・・!!」
「その割には気持ちよさそうな声出てるぞ」
「ひぁぁんん!!らめ・・・!!もう無理ぃ・・・!」
ジェームズの声が更に色っぽくなったきた。
・・・俺もそろそろ限界だがな・・・。
「て、てーとくは・・・きもち、いい・・・?」
「あぁ、最高に気持ちいいよ」
「んぁぁっ!え、えへへ、あんっ!!よかったぁ・・・」
ジェームズは涙目ながら笑顔でそう言った。
ダメだ、可愛すぎる。
俺は胸を触っていた手を止めて頭に手を回す。
「ひぁっ!な、なでなで・・・すきぃ・・・あぁっ!」
「キスも好きだろ」
そう言ってジェームズの唇にキスをするとジェームズは舌を絡めてくる。
「んんっ・・・!ちゅっ・・・!」
苦しそうだがジェームズはキスをやめようとしなかった。
そして10秒ほどして限界なのか口を離す。
「て、ていとく・・・もう無、理・・・!!イクっ・・・!!」
「俺ももう限界だ・・・!」
「いっしょ、いっしょにイこ・・・?はぁ、んっ・・・!!」
「そうだな・・・!」
「あぁっ・・・!イク・・・イクぅ・・・!!」
ジェームズの腰がびくんっと跳ねる。
「ひぁぁぁっっ!!!」
一段と大きな声を上げると同時に俺も限界になりジェームズの中に出した。
「はぁ・・・はぁ・・・提督の・・・熱い・・・」
「・・・お前の中もな・・・」
「え、えへへ・・・気持ち・・・良かった・・・?」
「あぁ・・・最高だった」
「電と・・・どっち・・・?」
・・・お前今その質問をするか・・・。
まぁでも・・・夜の方はジェームズのほうが好きではある・・・。
この考えはクズすぎると自分でも思っているが・・・。
「お前の方だよ・・・」
「えへへ・・・私も提督好き」
ジェームズはそう言って笑顔でキスをしてきた。
舌を絡めるような濃厚なキスではなく、優しいキスだった。
「ねぇ、提督・・・」
「ん?」
「このままもうちょっと繋がってたい」
「・・・分かったよ。俺の息子がもつか分からんが」
「いいの、提督のが中にあるだけで幸せ」
「そか」
「私提督の全部が好き。匂いも顔も髪の毛も全部」
「・・・ん?」
なんか嫌な予感が・・・。
「細胞も何もかも好き・・・大好き」
「・・・なんか怖いんだが・・・」
「何が怖いの?ねぇ、何?」
・・・怖い!!
待て、ヤンデレ化したのか!?
「ねぇ・・・好き・・・好き好き好き好き」
「こえぇぇぇ!!!」
ジェームズは呪文でも唱えるかのように俺に頭をグリグリ押し付けながら呟く。
これでは俺の息子も萎むのでは・・・と思ったがジェームズさんの中、絶妙にいい締まり具合な上にジェームズからはいい匂いがするし色っぽい吐息は聞こえるしで復活してきた。
「あはっ・・・!おっきくなってるよ?」
「お前の中が最高だからな・・・」
「えへへぇ・・・ねぇ、もう一度・・・めちゃくちゃにして?」
上目遣いでジェームズはそう言ってきた。
・・・こんなキャラだったか・・・?!
「えへへ・・・だーいすき」
途中ヤンデレ化してたがジェームズは満面の笑顔で俺に抱きつき胸に顔を埋めようとしてくる。
「・・・俺も大好きだよ」
頭を撫でてやりながら結局もう1回戦することになった。
ジェームズはさっきより更に敏感にでもなっていたのか途中気絶しそうになっていた。
そして事が終わるとほぼ同時に気絶するように眠ってしまった。
「ん・・・」
「あ、おはよ」
ジェームズはもう起きていてタバコをとなりで吸っていた。
「あぁ・・・早いな・・・」
「お陰様で今までで1番幸せな気分で起きれた」
「それなら良かったよ・・・俺も1本貰えるか?」
「うん。あと・・・」
「ん?」
「コーヒーも飲むでしょ?」
「あぁ・・・貰おうかな」
「分かった」
ジェームズは全裸の状態でコーヒーを取りに行く。
その間にタバコに火をつけた。
「ふー・・・」
「はい、どーぞ」
「ありがと」
「なんか・・・いいね、こういうの」
「ん?」
「憧れてた。こういう雰囲気」
「そうなのか?」
「私は・・・もうこんな雰囲気見る事ないって思ってたから」
「・・・そうだよな・・・お前はよく頑張ったよ本当に」
「えへへ、じゃあ撫でて」
「お望みなら」
「ん」
ジェームズは俺の前に背を向けて座り、もたれかかってきた。
お互いタバコを加えてコーヒーを片手にしたままだ。
「こんな幸せ・・・ずっと続けばいいのに」
「なんかフラグ立ててるみたいだぞ」
「おっと、それはヤバいね」
「ところでそろそろ満足したか?」
「ん?なでなで?」
「あぁ」
「んー・・・もうちょいっ!」
「はいはい」
「えへへー・・・」
ジェームズはタバコを咥えたまま満面の笑顔でこちらを見上げてくる。
まぁでも・・・本当にこの幸せがずっと続いて欲しい。
そう思いながら頭を撫でていた。
書いてて口から砂糖が波動砲みたいに出てきそうだった