黒歌の眷属性活 作:こくもつさん
書き方変えてみました。こちらの方が楽しみやすいのではなかろうか。感想ください。
「それで白音、調子はどう?」
「痛いのも気持ち悪いのもだいぶよくなりました、姉さま。お医者さんももう少しで完治するって言っていましたし、身体は……一週間も寝たきりだったから、まだちょっと動かし辛いですけど」
そう言ってはにかむように笑う白音の頭を、黒歌は安堵と喜びで撫でていた。
自覚もする通り、白音の病状は順調に回復へと向かっていた。やつれ気味の肌は確かに全快とは言い難いが、しかし数日前、マスターの手によって屋敷に運び込まれた時と比べれば天と地の差。意識も定かでなかった状態から、ベッドに横たわったままとはいえ会話までできるようになったのだ。
一時は死をも覚悟してしまうほどだった故に、黒歌の気持ちもひとしおのことだ。だからベッドの縁に頬杖をついた顔から笑みが取れることはなく、白音が目覚め、見舞いを解禁された今日、今までの分もそっくりまとめて、黒歌はそれらを露にしていた。
そんな姿に白音も安堵する。倒れている間、途切れ途切れでしかもおぼろげだが、苦しむ自分に何もしてやれないと憔悴していく様子は見えていた。そんな姉の愛が呪いに変わらなくてよかったと、自分がそれに生かされたことを実感するから、白音は頭の中の感謝を言っていた。
「それにしても……本当に夢みたいですね、姉さま。こんなにきれいなお部屋を使わせてもらえて、ご飯の心配もしなくていいなんて」
黒歌の笑顔が変な感じに歪むのにも気付かず貴族趣味の部屋を見渡し、そして笑顔で言った。
「これも全部、主さまが姉さまを眷属に取り立ててくれたおかげですね」
黒歌からすれば、とてもではないが素直に頷けない台詞だった。さんざん乱れさせられた初体験と一昼夜続いた眷属総出での輪姦は、それから数日経ったにもかかわらず、未だに腰が痛むほどのダメージを黒歌に与えていたからだ。
あれはあまりにも酷かった。誰も彼も性欲旺盛で絶倫でしかも女日照りだったらしく、魔眼に侵された身体の感度が元に戻った後も散々に弄られた。膣穴も尻穴も擦り切れるほどに犯され、ヘドロみたいにねばねば濃くて臭い精液をこれでもかと吐き出された挙句、手と口まで使われて頭のてっぺんから足の先、胃に腸に子宮まで精液漬けにされたのだ。おかげで精液の生臭い臭いが身体に染みつき、しばらくは呼吸をするだけで股を濡らしてしまうほどだった。
だが黒歌にとって何よりも酷いのは、そんな目に遭いながら自身は間違いなく悦んでいたのだというその事実。なんならもう一度同じ機会があれば、やはり自分は喜んで犯されに行くだろうという確信が、黒歌を白音の笑顔に素直に同意できなくさせていた。
だからもちろん、黒歌は白音の言うその“眷属”に“性奴隷”のルビが振られていることを伝えていない。告白できるはずがなかった。お前の姉は何人もの男に滅茶苦茶にされて悦ぶスキモノだ、などと。
この時もやはりそうで、黒歌はその話題から逃げ出すべく、見舞いの品として屋敷の厨房から拝借した果物を一つ、ナイフと一緒に手に取った。
「そ、そういえば白音、もう物も食べられるでしょ?これ食べない?お姉ちゃんが剥いてあげる!」
「え……大丈夫ですか?姉さま、料理は……」
「切るだけよ!だから大丈夫……たぶん」
自信のなさが語末に出るも、しかし後に引けない黒歌はナイフをぎゅっと握った。だが明らかに慣れていないその手つきが果物を両断する直前、ドアがノックされた。
おとないが告げられ、板チョコレートみたいなそれが開かれる。入ってきたのは屋敷のメイドで、彼女は果物を串刺しにしようとしている黒歌を見つけると、静かに近づき両手のものを取り上げた。
そして感情を隠した表情のまま、黒歌に告げた。
「黒歌様、お仕事のお呼びがかかっております」
それはもちろん、
「大丈夫です、姉さま。私はここで待ってますから、お仕事頑張ってきてください!」
「う……うん。じゃあ、行ってくるわね……」
背を押される。妹から男に犯されてこいと言われたも同然である黒歌は、そんな気がないとわかってはいても苦笑いになってしまう顔で白音に返しながら、素直にメイドの傍を通り過ぎ、部屋の外に出た。
その廊下で、黒歌はすぐに“お仕事”の相手を発見した。
というかそいつは部屋の外で待ち構えていた。メイドに呼びに行かせたのに待ちきれなかったらしい。黒歌が着ているはだけ気味の着物を、いっそひん剥かんばかりの力で掴んできた硬い男の手。その腕を伝い、黒歌は彼の獣のようにギラついた瞳に眼をやった。
「クロカッ!!オレ、頑張って殺しタ!!だから主にご褒美もらっタ!!早くヤらせロッ!!」
男は息も荒くそう吠えた。
興奮し、黒歌を犯すことしか頭にない様子。精悍な、世間一般ではイケメンと呼ばれるだろう整った顔つきを性欲で台無しにしながら、黒歌の腕をぐいぐい引っ張っている。
力も強く、痛いほどだったがしかし、看過し難い黒歌は咄嗟に白音の部屋へのドアを閉めながら、潜めた怒声を男に放った。
「……ちょっと!ここでそういうことを言わないでよ!白音は私の仕事に巻き込まないって、私約束したわよね!?」
「うゥ?……そうだっケ?」
しかし男は黒歌の凄みなど意に介さず、性欲いっぱいの表情をとぼけたふうに変え、首を傾げる。あまりに白々しいが、しかし嘘をついたわけではないことは確信できた。輪姦の時も舌を放り出して気持ちよさそうに腰を振っていた男には、そもそも誤魔化せるほどの頭なんてあるはずもないのだ。
顔だけならマスターよりもいいだろうに本当に残念だと、犯されながらそんな感想を抱いた覚えが黒歌にはあった。それに思い返せば、その時名前も聞いたような記憶もある。確か……
「ボー、だっけ。まあ……次から気を付けてくれれば、もういいわよ。白音の近くでは絶対に『ヤらせろ』とかそういうこと言っちゃ駄目。わかった?」
「うン、わかっタ!」
たぶんわかっていないだろう。表情に性欲を戻しながら首を縦に振ったボーは、作業的にそれをこなすや否や、再び黒歌の腕を引っ張り始めた。どうあがいてもな徒労は黒歌の怒りのエネルギーも霧散させ、結局諦めてボーに引かれるままにした。
赤い絨毯が続く廊下を、ボーは早足に歩き始める。全力疾走しないだけの常識はあるのか、それともマスターに言われているだけか、しかし二メートル近い長身はどちらにせよ黒歌にとっては小走りのスピード。何度も躓きそうになりながら、あるいは会話で性欲を散らせはしないかと、黒歌は諦め半分ながら切り出した。
「そういえばご褒美って言ってたけど、ボー、何してきたの?私、本当の悪魔の仕事ってまだやったことないからわかんないんだけど」
「ボーははぐれ悪魔殺しタ!主に逆らった悪い奴だかラ、殺すと褒めてもらえル!いつもはみんなで殺すけド、今回はボー一人で何人も殺しタ!だからご褒美!クロカと好きなだけ交尾していいって言われタ!」
「へえ、はぐれ悪魔ね。そいつら、マスターに恵まれなかったのかしら。逆らっちゃうなんて」
「うゥー……わからなイ。弱いくせに強くなったって暴れる奴もいるけド、主に裏切られたって言う奴もいル。けどやること変わらなイ!ボーは主の
「……ほんとにバカよね、ボーって。ちょっと怖いわ」
言われてみれば薄く香る血の臭い。なんとなく流し難い恐れを、黒歌はため息に変えて吐き出した。
ほとんど同時、ボーの脚も一時止まった。目的の場所、輪姦が繰り広げられたあのヤリ部屋にたどり着いたのだ。ドアを開け放ち、ボーは中に黒歌を引っ張り込んだ。
そして入るなり、お預けされていた犬みたいに猛然とズボンを脱ぎ始めた。
「ちょっ……!ホントにバカなんだから……」
せめてドアくらい閉めてからにしろと言ってやりたい黒歌だが、どうせ無駄になることは明らか故に、一旦背を向け一人廊下からの人目を塞ぎにかかる。触れてみれば今まで気付かなかったドアと壁の薄さに気付き、これ声とか大丈夫なんだろうか、と不安になりつつ、やはり諦めボーの下に振り返った。
ちょうどその時、ベルトが解けて下がったズボンから、その体躯に見合った色黒の男根がぶるんっと天を突いてまろびでた。
「っ……!」
嫌が応に眼が吸い寄せられる。サイズ的にはマスターに及ばないだろうが、ビンっと重力に負けず上を向くその威容は微動だにしない。すごく硬そうに見えた。
一度は眼にしているはずだが、まじまじと見るのは初めてだった。つまりマスターたちに続いて三本目に名前付きで認識した肉棒。比較的つるっとした表面が特徴のそれを眼に焼き付け、黒歌は生唾を呑み込んだ。
「クロカ!クロカッ!早く早ク!舐めテ!クロカのフェラすっごく気持ちよくテ、ボーすっごく好キ!」
「……んふっ。ほんと、みんな私のこれ、好きだにゃん」
待ちきれないとぴくぴく腰が揺れ、同時に振られる肉棒に惹かれるように、黒歌の膝は自然とボーの足元に突いた。
するとたちまち突き刺すようなオスの臭い……にしてもキツイ悪臭が、黒歌の嗅覚を貫いた。
「――くっさぁ……っ!ボー、もしかしてしばらくお風呂入ってなかったり……するのかにゃん……?」
ズボンの中で蒸れ、汗と混じって発酵でもしたかのような強烈な臭いだった。目にまで染みるほどのそれに耐えよく見れば、小さめの亀頭とカリ裏から竿にかけて、さすがに清潔とは言えそうにない様相を呈している。
だが高まり続ける性衝動にただでさえ少ない脳の容量を埋め尽くされているボーは、怒りもせず、自身の肉棒を嗅ぐ黒歌の姿に舌なめずりをして答えた。
「水浴びなラ、おとといしタ!嫌いだけド、ボーよく汚れるからよく入らされてル!……だからクロカ、早くしテ!ボー、もうがまン、できなイ……ッ!」
ぴゅるっと、亀頭の鈴口から透明な先走りが噴出した。ちょっとした射精みたいなその勢いは黒歌の鼻先に届き、肉棒との間にとろりとした橋を架ける。
その瞬間、黒歌の唇はその橋を伝って亀頭の先に吸い付いていた。
お預けされていたのはボーだけではなかったのだ。臭いと言いながらしかし、その時点で興奮は最高潮。腹の奥で子宮は疼きだし、膣穴に染み出る愛液はとっくに下着を濡らすほどになっていた。
そうした我慢が弾けて剥き出しになった興奮が、尿道の汁までじゅるるっと啜る。オスの味が喉を伝って黒歌を身震いさせ、法悦のため息が鼻から抜けると、解けた顔がゆっくりと前後のピストンを開始した。
ぐぷっ、じゅる……じゅぽっ
全長の三分の二ほどを呑み込んで、下と同じく大洪水の咥内で卑猥な水音が奏でられる。唾液と絡んだざらざらの猫舌が幹を激しく舐めしゃぶり、反対に唇はカリを優しく優しく引っ掻いて刺激する。時折舌の根元が裏筋に触れるたび、びくびくとボーの腰が跳ねた。
「おゥッ……!気持ちいイ……けド、クロカ、いじわル!もっと気持ち良くしテ!」
「――ちゅばっ……あふ、らって、フェラだけれおわっひゃ、もったいらいじゃにゃひ?」
もったいぶるなと震える怒張から唇を離し、今度は舌だけで舐め上げながら、黒歌は表情を切なげに歪めるボーににやりと笑った。せっかく一人でしっぽり自分を楽しめるのだからと、さらに手を使って竿を扱く。にちゅにちゅぐちゅぐちゅと、唾液で滑る柔らかな手の平が亀頭を包み込み、傾き横を向いた舌が肉棒の下部分、しわしわに縮んだ玉にかけてを這いまわされた。
しわの一本一本、汚れをこそぎ落とすかのように舌先になぞられる。自分にかしずきそこまでする黒歌の姿に征服感を抱いたボーはとうとう歯を剥き出しにした。
「クロカ!クロカッ!ボー、もウ……!」
「……しょうがないわねぇ。じゃ、一回イかせてあげるにゃんっ」
黒歌は限界に達したボーの興奮をそう捉え、焦らしをやめた。がくがく痙攣を始めた腰を捕まえ、再びむしゃぶりつく。舌は今度こそ亀頭に差し向けられ、カリにもその裏にも、汚れの一かけらもすら残らぬほど丹念に磨き上げられた。
たまらず低く快感の唸り声を上げるボー。射精を堪えているのか獣のそれのように喉が鳴り、黒歌の口の中でますます硬く、震え始める。
それを感じ取った黒歌は喉の奥でくっくっと笑い、咥えたまま眼だけをボーの眼へ持ち上げ呟いた。
「
言うなり、また黒歌の頭が傾いた。さらに肉棒の根元を掴み、扱きながらその角度を変えて深く咥える。そうして本来なら喉へと向かうはずの亀頭は、黒歌の柔らかい頬肉を突いた。
むにゅっと内から押されて変形する黒歌の頬。だが餅のような肌は亀頭全体が肉に埋もれるまでよく伸び、粘膜のぬるぬるつるつるに加え、ふかふかの寝床のように包み込んだ。
ゆったりと、我慢なんてしなくていいんだよと諭すかのような甘い刺激だ。だがそれだけでなく、形は変われど続くピストンはすぐさま肉棒をその揺り籠から引きはがし、舌による研磨の場に叩き込む。かと思えばまた揺り籠、かと思えばまた研磨。甘い刺激と強い刺激が交互に訪れる。混乱する肉棒は徐々に我慢なんてものを考えられなくなっていく。
そしてとうとう、その時が訪れた。
「はァッ!ふグ、おおオ゛ッ!!デ、ルゥッッ!!」
ボーの両手が黒歌の頭を鷲掴みにした。その瞬間、見上げる黒歌もタイミングよく頭の角度を戻し、喉奥に叩きこまれる肉棒を思いっきり吸い上げた。
どぷっびゅぶっ……ぢゅぴゅっ、んぐ……ごくっ……
喉に収まり脈動し、重たい精液を胃に吐き出しつつける肉棒を、黒歌は息苦しさに耐えながら労わった。ものを呑み込む収縮が優しく扱き、射精を手助けする。
それも手伝いやがて肉棒は精液をすべて出し切って、喉の中でほんのりと柔らかくなった。それでもまだ硬いが、ボー本人も射精の快感に気持ちよさそうなため息を吐き出し、ぶるると尻を震わせた。
さあとにかく、これで前戯は終了だ。と、黒歌はボーの陰毛に鼻を突っ込み悪臭を嗅ぎながら、我慢がならず両手を胸と股間へもっていく。乱れてとっくに零れ出ていた乳房と、それから下着の中に突っ込み雌穴をぐちゃぐちゃとかき回し、たまりにたまった興奮を快感に変えた。
絶頂し、途端にごぽっと溢れ出て来る愛液。手に受けながら黒歌はいよいよの本番を想像し、ボーも同心であると疑いもせず、喉に埋まった肉棒を引き抜こうとする。その時だった。
頭を押さえつけるボーの手と、そして喉の肉棒に、再び力が蘇った。
「ウ゛……オオオォォッッン!!」
「――んむぅッッッ!!?」
まるで遠吠えのような雄叫びと同時に、ボーは黒歌の頭を掴んだまま、床に押し倒した。
言葉も出せず、おまけに雄叫びに竦んで抵抗もできない黒歌。床はぶ厚い絨毯敷きで痛くはなかったが、ボーの突然の奇行のせいで今、ボーの股間と絨毯とで頭を挟まれている状況。顔の上に乗られていた。
困惑するしかない。いい加減に増してきた喉の苦しさで滲み出る涙すら気にする間もないほどの、意味がわからない格好だ。
だがそうして黒歌の思考が止まってもまだ、ボーの無体は続いた。
体勢はそのまま黒歌に乗った四つん這いのまま、ボーは腰を軸にその身体を百八十度反転させた。黒歌の喉で肉棒もぐりゅんっと回転し、えぐられ吐き気にえずくのをよそに、歯を剥いた口の端からだらだらよだれまで零すボーは、ビクビク震えて閉じている黒歌の脚を割り開く。
フゥーッ、フゥーッと興奮を抑えられない顔が、割り開いた奥、びっしょり濡れた下着を引き裂き、雌穴に突っ込んだ。
「メスッ!!メスのニオイッ!!」
「おゲ……ッ!?んぐッ!?んぎゅぅぅッッッ!!」
ねっとり糸を引く黒歌の雌汁。雌穴からとめどなく溢れる、透明で且つ濃く香るそれに、ボーはまるで薬物の中毒者みたいに必死の形相でむしゃぶりついた。
長い舌が縦横無尽に、黒歌の性感帯を直に嘗め回す。蹂躙は肉豆から穴の奥にまでに及び、刺激は一瞬にして黒歌を絶頂に追いやった。
だがフェラのように舌で性感を慰撫される初めての快感に浸る間もやはりない。絶頂と同時、移動で数センチほど抜け出ていたボーの肉棒が、再び叩きつけられた。
べちんっと肌が肌を打つ。だがそれはさっきまでと上下が逆で、黒歌の鼻を、そして目の前をひっぱたいたのは陰毛ではなく、金玉。屈辱感と、舐め清めてもまだまだ残る煮凝りのような性臭の塊が脳を殴りつけ、ゾクゾク震える背筋が、軽い潮吹きとなって夢中のボーの顔にひっかけられた。
だが意にも介さず、部屋にはただひたすらに水音と、黒歌の鼻がしわくちゃの玉袋に打たれる音のみが響く。
じゅる、ばちゅっばちゅっ!ぢゅずズズズるっ……!ばちゅんっ!
黒歌に対する遠慮も配慮も何もない、完全な道具扱いのピストン。息苦しさと嘔吐感は増すばかりで、両目からはボロボロと大粒の涙が目尻を伝っていた。
が、それでもやはり黒歌の身体は悦んでいた。自分が男を満足させるための性奴隷であることを輪姦によって心身ともに刻み込まれた黒歌にとって、もはや苦痛は快楽の一種ですらある。それが少々危ない領域であることは自覚していても、しかしもう変えられてしまっているのだ。
しかも今は初めて奉仕までされている。呼吸ができず、このままでは肉棒に殺されるという最低の死に方すら見えているのに、しかし黒歌の性奴隷の身体はこの状況を、快楽まで与えてもらえる最高の栄誉で幸せであるように感じてしまっていた。
(このままじゃ、死んじゃう……!ボーのおチンポに殺されちゃう……ッ!なのに――)
段々と目の前で前後する玉の輪郭すら霞んでくるころになっても、黒歌はボーにがに股の恰好で抑えつけられている両脚にも、汚れた足で踏みつけられている両腕にも、全く力を入れることなくされるがままになっていた。
(死ん……イ――)
そうして命までもを犯され続け、いよいよ意識が落ちる。酸欠でぼーっとする上、快楽とオスの芳香に晒され続けた脳が白く焼き切れた。
その寸前に、代わりに白い汚濁が爆発した。
二度目の射精が再び胃に直接注がれる。射精の満足感に浸るボーの呻き声。どぷっ、どぽっと重い塊が、元々あった精液の溜まりに吐き出されていく。その精液を送り出すため跳ねる肉棒が内から黒歌の喉を動かし、胸の谷間辺りまで突き刺さる膨れたサイズを誇示していた。
それらが落ち着いて、ようやくボーは肉棒を引き抜いた。腰が持ち上がり、ずりゅりゅりゅりゅっと食道にへばりついたえずき汁を掻き出しながら外に出て来る。隙間なく埋められていた故に、引き抜く度に黒歌の喉は肉棒をきつく抱きしめ、そのあまりにやがて頭までが一緒に持ち上がった。しかしそれもぬめって下がり始め、肉棒に吸い付き釣り上げられた黒歌の頭は、やがてぶぼっと鳴る空気と一緒に亀頭を解放し、絨毯の上に落下した。
そうしてようやくぶりに気道を確保した黒歌だったが、咳き込み、胸を大きく上下させる身体に反し、やはり思考は白く消えたままだった。横倒しになった顔の口元からは力なく横たわる舌と唾液が零れ、眼は虚空を見つめて虚ろだ。ただうっすらと、身体に残る快感の残滓が心地い幸せを滲ませる程度。
そんな呆然自失な状態の黒歌だが、そんなことなど見えもしていないボーは、えもいわれぬ芳香を放つ己の一物を、三度膨らませていた。
「フッ、フッ!!クロカッ!!コウビッ!!コウビすルッ!!」
鈴口から精液の雫を垂らしながら、ボーは四つ足で黒歌の脚の間に移動し膝を突いた。腰を掴み、血走った眼で雌穴の入り口を自分の亀頭がぐちゅぐちゅなぞるさまを凝視する。
そうして先端に、奥に続く隘路の感触を捉えた、その瞬間、
「ボー、クロカハラませルッッ!!」
一息に、黒歌の子宮までが貫かれた。
剛直の全てが黒歌の雌穴に消え、恥骨同士がぶつかり合う。膣肉を押し広げ、あっさりと最奥を叩いたそれが勢い余り、子宮そのものを押し潰した。
暴力的な刺激で蓄えられていた疼きが破裂し、黒歌の意識を乱暴に引っ張り上げた。
「ひ――ぎゃああぁぁぁうぅぅッッッ!!?ぼ、ボー!?あれ、私、なんで挿れられて――」
だが目覚めて現状を把握する黒歌を、ボーは待つつもりなどない。というかそんなことを考えられる状況になかった。グルグルと喉の奥で威嚇でもするように唸りながら、ボーは無茶苦茶に腰を振りたくった。
「クロカッ!!オカスッ!!オカスッ!!ハラませルッ!!」
「あうッ!あっ、ボー、あん……っ!ちょっと、ボーってば!……んあっ!ちょっと!どうしちゃったのっ!?少しでいいから、いぅ、あひっ……!や、休ませてよぉ……っ!」
乱れ突きの衝撃とカリに掻きむしられる性感帯に喘ぎながら、快楽に震える腕で伸し掛かるボーの肩を押す。しかし必死に発した困惑も、ボーには聞こえている様子も見えている様子もなく、ひたすらに黒歌の身体を貪るのみ。自分の腰と一緒に黒歌の身体も揺さぶりながら、あぶくの混じった唾液を黒歌の柔らかなお腹と半脱ぎの着物の上に巻き散らし続けている。
その上方向、身体と一緒にどぷんたぷんと揺れる豊かな双丘に、ギラギラ輝くボーの眼は向いているようで、それに気が付き、黒歌はボーの少ない脳の容量が性欲を処理しきれず暴走を始めたと予想した。つまり休息の時間を得るためにはボーを満足させねばならないのだと、現在三連戦の彼の絶倫に内心でため息を吐き、口の中の精液味の唾を呑み込んだ。
「いっ、いいわ、んぅ……!そっちがそのつもりなら、あっ……根こそぎ、絞り尽くしてあげる、にゃんっ!」
こめかみを快楽の汗が伝った。噴き出す汁をいつまでそれに抑えることができるかはわからないが、しかし打ち止めまで何回戦かかるにしても、ボーが止まらない以上やるしかない。大丈夫、輪姦を潜り抜けた私ならできるはずだ。
そうやって、死にかけるほどのイラマチオですでにグロッキーな自身を勇気付け、黒歌は快楽に身を任せてへにゃりと笑った。両足をボーの腰に回してがっちり固定し、腕は首の後ろを捉える。絨毯とはいえ床での長時間の成功に覚悟を決めて、聞こえはしないだろうに言いやった。
「この……あんっ!ケダモノめぇ!やぅっ……!後悔しても、もう遅いわよっ、にゃあっん!」
どちゅっばちゅっと腰が打ち付けられる音の最中、黒歌は甘い絶頂で身体を痙攣させる。その法悦と音とに紛れてドアが開いたことに気付くことはなく、次の瞬間、黒歌はまた別の理由で身体をびくりと跳ねさせた。
「おう、中々鋭いじゃねェか黒歌」
「ふにゃっ!?え、んぅ!……マスター?い、いたの?……あんっ……!」
マスターは黒歌の傍で、犯されるその痴態を見下ろしていた。「いちゃ悪ぃか、俺の屋敷だぞ」と鼻を鳴らし、しゃがんで黒歌の目線に近付くと、その頭をぽんと撫でた。
「ボーの様子を見に来たんだが、どうやらもう手遅れだなァ。ご愁傷さん」
その顔はニヤニヤと意地が悪い。言葉も相俟って嫌な予感が黒歌の心中を駆け抜け、たまらず喘ぎ声を噛み殺して予感をマスターに向けようとした。
しかしそれよりも早く、ざわざわと深い森を風が凪ぐような異様な音が聞こえてくる。黒歌の視線は反応し、マスターから離れてすぐさまそのほう、自身に覆いかぶさるボーへと向いた。
その瞬間、黒歌は一瞬、与えられている快楽も忘れた。
「は……え……?」
眼前で性欲に暴走するボーの鼻先が、伸びた。剥き出しの歯も引き連れ、人のものではなくなっていく。それだけでなく、頭からは三角の耳が生え、腰を掴む手には鋭い爪が伸び、腕は太くなってごわごわの毛に覆われ始めて、そして身体そのものも大きく、より筋肉質へと巨大化していった。
姿勢も傾き前のめり。硬い肉体と毛並みは黒歌のお腹を擦るほど低くなり、何よりその前後運動で黒歌の中をえぐる肉棒もさらに大きく太く、そして、まるで中に骨でも生えたのではないかと驚くほど硬さを増した。
「な……なに……?これ、ボー、なの……?」
変化したボーの顔を呆然と見つめ、眼前で起こった理解不能の事態に黒歌は呟く。反応し、ボーもそれを見つめ返した。
鋭く長い牙が生え揃ったマズルの口が、ぐわっと大きく開かれた。
「ガウァッッ!!」
自身を犯すオスを忘れるとは何事だ、と咎めるような吠え声。言葉でない、まさに獣のそれは姿も相俟って、まるっきり犬か、あるいは狼のようだった。
そんな顔を持つ存在に吠えられれば、猫の黒歌は本能的に身体を竦ませる。縮み上がり、固まったそのタイミングを見計らったかのように、ボーの手が黒歌の背中に回って身体をひっくり返した。
なすすべなく転がされ、黒歌はうつ伏せにされる。ボーはやはりそこに伸し掛かり、今度は両手で黒歌の二の腕を押さえて固定させた。そうして再開されるピストン。あらゆる質量が増大されたせいで内臓まで押し潰さんばかりとなった衝撃に、黒歌は我を取り戻して困惑の下に抗い始めた。
肉棒が引き抜かれるのに合わせてどうにか腰だけ持ち上げて、起き上がろうともがきながら、見世物に向けるような眼をしてただ傍で見ていたマスターへ叫ぶ。
「ね、ねえ……んぃっ!これぇっ!何なのっ!あひゅっ!……私ぃっ、何に、あぁっ!犯されて――」
だがそれ以降は続かなかった。うるさい黒歌に苛立ったのか、ボーが黒歌のうなじに咬みついたのだ。
皮膚を貫くほどではないが、鋭い圧迫だけでも十分だった。ピストンがさらに荒々しさを増していくも、もはや黒歌の頭には文句の言葉も思いつかない。ボーが少し顎に力を入れるだけで首を噛みきられるのだという恐怖、ボーの機嫌を損ねてはならないという恐れが、思考も身体もぴたりと止めてしまっていた。
そうなってしまえば、後に残るのは強烈な被虐の悦びだけだ。大きく硬くなった剛直が淫肉を無法荒らし、子宮の入り口をめった刺しにして暴れまわる。
死にそうなのに、気持ちい。窒息しかけた時の破綻した快楽が、今度は明瞭な頭の中でバチバチ弾け脳味噌を駄目にする。気付けば黒歌の尻尾はボーの腰に巻き付き、だらしなく開かれた口からはボーと同じように舌とよだれが飛び出した。絶頂と共に、ぶしゃあっと激しく潮を吹く。
「そういや言ってなかったなァ。ボーはな、狼男なんだよ」
嘲りの笑みが混じったマスターの声が、破壊される頭の片隅に辛うじて届く。
「月見ると狼に変身するっつー、アレだ。そん中でもこいつは特別バカでなァ、長く見続けりゃ鳥の卵でも変身できる。だからもしかしたらと思ったが……どうやら予想通り、猫のクセに牛みてェなお前の乳がお月様に見えちまったらしい。白くて丸けりゃ何でもいいってわけだ」
「はヴッ!じ、うッ!あ、ア゛ァァッッ!!」
耐えきれず、黒歌の喉からあぶくのよだれと一緒に滅茶苦茶な嬌声が零れ出た。ボーの牙が深く食い込み、血が滴った。
同時にその臭いに興奮したボーが息を荒くし、血と傷口に舌を擦り付けた。ピリッと来る痛みと生暖かい感触に身震いする黒歌。通り越し、赤を眼にしたマスターが、ボーへ「あーあ」と息を吐いた。
「おいボー、そこら辺にしとけ。そりゃ殺していい雌じゃねェんだ」
「ウ、グルルルル……ワガッダ」
ボーのピストンが速度を増す。だがそれでも黒歌の首には咬みついたまま、日と二回り大きい狼の身体を動かした。
やがて息は荒くなり、黒歌の中で肉棒も射精の前兆を見せ始める。膨れ、細かく震えるそれに黒歌も呼応し、組み伏せられて唯一動く尻がガクガクと震え出す。上り詰めて断続的に理性のない喘ぎ声を吐き出して、そしてとうとう、ボーが膨れ上がった肉竿を黒歌の最奥へ突き込んだ。
「グルオ゛オ゛ォォォッッッ!!」
「イ゛ッ――ク゛ゥゥゥッッッ!!」
どびゅるるるるっ!!
炸裂したマグマのように熱い精液は、たちまち子宮をいっぱいにした。どくんどくんと、膣穴をパツパツに広げて居座る肉棒からはそんな音まで聞こえてきそうなほど力強く吐精を続け、子宮口にめり込む亀頭の隙間からとうとう溢れ出す。絶頂でぎゅうぎゅうに締め付ける膣穴と射精を続ける竿の、僅かとない隙間をぐいぐい押し通り、圧力で膣壁に染みる精子が黒歌をさらに深い絶頂に導いた。
子宮の中も膣穴の中も熱い精に焼き溶かされて、そしてとうとう接合部からどぶっと溢れた。尻穴にまで及んでいた白く濁った雌汁とボーの我慢汁の汚れはあっという間に塗り替えられ、灼熱に肛悦までもを得る。腿をぼとぼと伝う感覚を味わう頃、尿道の栓も壊れて白の上に黄色を彩った。
「ア……はぁぁ……」
その解放感で黒歌の頭の絶頂もわずかながら流され、眼に理性の光が戻った。激しい性交と快楽に身体を焼かれ続けながら、同時、ようやくボーが黒歌の首を離し、牙を抜かれた傷跡が外気に晒され伝える痛みを意識する。
(……これが、気持ちいいんだから……もう私も、色々駄目よね)
おまけにこの、獣がするみたいな恰好で、しかも実際相手はほとんど狼。
もうすっかり逃げられなくされてしまった。自嘲気味に、黒歌は自由になった首を傾け、己に覆いかぶさるボーの獣の顔を見やった。
すると、その事後のような黒歌の内心をまるで拒絶するように、ボーの顔が横を向いた。と思う間もなく、尻を撫でている獣毛がゆさゆさ揺れて、黒歌は気が付いた。
雌穴の入り口、肉棒と繋がっているその場所に、後ろから何か大きなコブのようなものがグリグリ押し付けられている。
「え……なに――」
「おいおいボー、そこら辺にしとけっつたのによォ」
呆れた様子のマスターの声。直後、
「お゛っ」
肉棒の直径よりも二回り近く大きなそのコブが、精液のぬめりを得てにゅるんっと中に入り込んだ。
入り口近くだけとはいえ、すさまじい圧迫感。息が詰まるほどで、黒歌はその間ボーが二の腕を戒めていた両前足を退け、黒歌の背中から腹を離して後ろを向いていることにも気付かなかった。
ぐちゅんっと膣穴で肉棒が再び回転し、尻同士を突き合わせた格好になる。俗にいう交尾結合の状態で、黒歌は快楽と圧迫感に焦点の定まらない眼ではくはく喘ぎながら、マスターに縋って言った。
「ほ、おチンポ、の、根元ぉ……!なに、この変な、おっきいの……っ!」
「あー……そりゃ亀頭球っつってなァ、イヌ科動物なんかによく見られるもんで、要するに出したザーメンが零れねェようにるための栓だ。メスを確実に孕ませるために、そのまま長時間射精し続けてこの前みてェに子宮をザーメン漬けにすんだよ。言ってみりゃ、こっからがボーのセックスの本番だなァ」
「ウー……ウウ?アルジ、ナニかイっタ?ボー、キモチイイかラ、ワカラなイ」
こちらも正気に戻ったのか、気持ちよさそうな顔をしながらとにかく言葉で返すボー。拍子に揺すられた尻が触れて、その感触にようやく黒歌も現状を理解した。
どぽどぽ胎に注がれ続け、栓のせいで漏れることもない。いっぱいになったはずの子宮をまだ膨らませ続けられることに冷や汗と、そして抑えようのない興奮が、黒歌の声色に甘く滲み出た。
「そ、それで……孕むまでって、どれくらい出すの……?」
「そう簡単に孕みゃあしねェよ。お前もボーも今は悪魔だ。が、それはそれとして射精時間は……まあ平均して三十分ってとこか。ボーの体調次第だ。しっかり相手してやれよ?」
三十分、この調子で出され続ける。そんなことをされて、自分の子宮は無事で済むのだろうか。
精液、ザーメンでいっぱいになり、風船みたいに膨らむお腹。既に重く、ぽっこりとし始めた下腹を、黒歌は妄想で緩む表情で撫でた。中でボーの肉棒がびくっと震え、「へっ、えへっ」と蕩け切った笑みが零れる。
そんな黒歌の頭を、いや髪の毛を、マスターは乱暴につかんで上を向かせた。
「だが三十分、ヒマだろ?優しいマスターが遊んでやるよォ。……おら、しゃぶれ黒歌」
顔に乗ったのは、見知った見た目と臭いの巨根。先走りの汁を前髪と額に擦り付けながら、口元へ降りてくるおいしそうな淫棒。
黒歌は四つん這いのまま、獣みたいに食いついた。
前書き共々後書きにも感想くださいを言い続ける系穀物。