青年と少女のマルチプル・オンライン エンディング・ブレイヴ 作:グラハムさんとピンクマ
第1話「プロポーズ」
グラハム━仮想世界の〘グラハムエーカー〙の役目は終わった━
GGOにて…
グラハム(20歳)とエディ(20歳)、アファシスの3人はホーム内の家具の売却をしていた。、、、大人になり、もうログインすることはないだろうから。
グラハム「アファシス、、、いや、“さよなら”なんて言わない。どうする?このままホームに残るか、俺達と一緒に現実世界へ向かうか」
アファシス「マスター達と別れるなんて嫌です!私も良ければ現実世界というところへ連れて行ってもらえませんか?」
グラハム「分かった。じゃあ、向こう(現実世界)でアファシスを迎える準備をするから、ここで待っててくれるか?」
アファシス「了解です!」
エディ「アファシスは本当にグラハムが大好きなのね」
グラハム「はい!もちろん、エディのことも大好きです!何せ2人は私のお父さんとお母さん的存在なのですから」
グラハムとエディは頬を赤らめた後、アファシスにこう言った。
エディ「そう言ってくれて嬉しいわ。私とグラハムも、アファシスのことを娘のように思っているわよ♪」
アファシス「わ〜い!ありがとうです!」
エディ「ねぇ明日人、向こうに連れて行くなら、今更だけどアファシスに名前付けてあげない?」
グラハム「そうだな、この世界ではマザーコンピューターがいるから名前を付けにくかったんだよな。なんだか名前を勝手に付けちゃ悪いかなと思って」
エディ「そうね。それじゃあ、どんな名前にする?」
グラハム「ん〜、、、悪い、もう少しだけ時間をくれるかな?」
アファシス「分かりました、マスター!」
グラハム「ありがとう。あ、ログアウトする時間が迫って来てるな。最後に3人でフリューゲルを散歩するか」
エディ「思い出が詰まった場所だもんね。そうしましょう」
3人はホームの扉を開け、しばらく周囲を歩いた。センターストリート、ベースステーション、総督府など、様々な思い出が脳内に流れ込んでくる。そして散歩の時間はあっという間に過ぎてしまい、ついにログアウトをする時が来てしまった。
グラハム「、、、大丈夫、この世界に戻ってくることはないかもしれないけど、キャラデータは消さない」
エディ「、、、この体も思い出の1つ。残しておくわ」
グラハム「それじゃアファシス、またな」
アファシス「はい、また現実世界というところで!」
アファシスは笑顔で手を振った。
ログアウト後…
明日人「アファシスの名前か、、、素直、または純粋な子だから、、、」
コンコンッ
咲月「明日人、入っていい?」
明日人「もちろん」
ガチャ
咲月「アファシスの名前、決まりそう?」
明日人「あぁ、もうすぐ思いつきそう。咲月は?」
咲月「私はもう考えが出たわよ」
明日人「へぇ、どんなの?」
咲月「“シュリー”」
明日人「おぉ!俺と同じ考えだ。もしかしてドイツ語で“素直”の単語から取った?」
咲月「正解♪ドイツ語の“シュリヒト(schlicht)”からね」
明日人「よし、名前が決まった!あ、もうすぐ時間だな。咲月、車とバイク、どっちがいい?」
咲月「私は車がいいかな。明日人の隣に座れるし♡」
明日人「分かった。なら車を出そう」
成人になって、明日人は車とバイクの両方の免許を取得している。
数10分後、レストランにて…
咲月「フフフッ♪」
明日人「どうしたの?」
咲月「最近明日人がよくデートに誘ってくれるな〜って思って」
明日人「俺も働き出して、収入が貰えるようになったからね。それに、咲月への日頃の感謝を込めて癒やしてあげる為だからだよ。さ、好きなの注文してくれ」
咲月「じゃあお言葉に甘えて、、、」
咲月は好きなものを注文し、美味しそうにそれを食べた。
その笑顔がとてもかわいい、、、
その後夕食を食べ終え、2人は車に戻った。その時咲月は明日人の腕を組んでいた。
咲月「ごちそうさま♪」
明日人「満足してもらえて良かったよ。なぁ、行きたい所があるんだけど、一緒に来てもらっていいかな?」
咲月「いいわよ、付き添うわ」
明日人「ありがとう、、、」
明日人は咲月を連れて車で移動した。
移動して15分、目的地に着いた。
明日人「到着したよ」
咲月「ここは、、、丘かしら?」
明日人「よく分かったね、この都市で1番見晴らしの良い場所だよ」
咲月「へぇ、、、本当に綺麗な夜景、、、」
明日人「、、、咲月」
明日人は改まって咲月の名を呼んだ。
咲月「何?」
明日人「俺、これからも咲月の事を愛し続けるから、だから、、俺と、結婚して下さい、、、」
咲月「、、、!」
そう言って明日人は、本気の気持ちだと証明する為に咲月を真剣に見つめ、“金木犀の花束”を差し出す。すると、咲月は口を開いた。月明かりに照らされた咲月の顔には、涙が流れている。
咲月「はい!私を、明日人のお嫁さんにして下さい、、、!」
咲月は幸せそうな顔で返事をし、金木犀の花束を受け取った。
咲月「いい香り、、、」
明日人「気に入ってもらえた様で良かった、、、」
明日人は右手を差し伸べた。咲月はそれに応え、その手を取った。
咲月「お母さん達をまた驚かせちゃうかもね」
明日人「そうだね、でも、きっと喜んでくれるよ」
咲月「うん。私も遂に明日人と結婚できると思うと幸せ♡」
明日人「俺もだよ」
そう言い、明日人と咲月は月明かりに照らされて、いつもより長いキスをした。君との出会い、生活、仮想世界などの思い出が脳内に流れ込んでくる。唇を離すと、明日人は咲月の頬に触れた。
明日人「これからも絶対に、咲月は俺が守る」
咲月は照れた顔を見せ、静かに頷いた。
数日後…
久しぶりに両親が家に帰って来たので明日人は両親をリビングに呼び、結婚の話をした。
明日人「、、、なので咲月と結婚したいと思っています。咲月との結婚を了承して頂けますか?」
そして両親は優しい声で返答した。
母親「貴方達は幼い頃から仲良しだったからね。その時からなんとなくだけど、結婚するんじゃないかって思っていたわ」
父親「そうだな。それに明日人なら安心して咲月を任せられるだろうしな。明日人、いいだろう、認めよう」
明日人「ありがとうございます!」
こうして明日人と咲月の結婚の承認は、無事認めてもらうことができた。
親に敬語って凄く違和感があったな。
母親「久しぶりに家族全員でご飯にしましょう。今日はお祝いね!」
咲月「私も調理するね!」
咲月と母さんはキッチンへ向かった。
父親「よく言ったな、明日人」
明日人「え?」
父親「正直に言うと、俺も母さんも明日人に期待していたんだ」
明日人「そうだったんだ、、、」
父親「そう、だからこれからも咲月を守ってやれよ」
明日人「任せて」
そうか、期待されてると思うと気が楽になったような気がする。
数時間後…
結婚の話を持ち出した後、家族でご飯を食べ、会話し、楽しい時間があっという間に過ぎ、寝る時間になった。
明日人「そろそろ寝るよ、おやすみ」
咲月「おやすみ!」
母親「おやすみなさい。あら、一緒に寝るの?」
明日人「まさか。まだ一緒に寝るのは恥ずかしいかな」
咲月「そうね。また今度かしら」
そう言っておきながら、明日人と咲月は同じ部屋へ入っていった。無駄に嘘ついたな、、、。
明日人の部屋…
咲月「お母さんには一緒に寝ないて言ったけど、いつも一緒に寝てるよね」
明日人「あぁ、今みたいにね」
咲月「うん♪あ〜まだドキドキしてるわ。明日人のせいだからね」
明日人「な、なんかごめん、、、?」
咲月「フフフッ♪どうして明日人は人のせいにしたら受け入れちゃうのかな〜」
咲月は明日人の頬をつつきながら言った。
明日人「なんでだろうね、癖というかなんというか、、、」
咲月「ちゃんと反論しなきゃダメだよ〜。まぁそんなことより、明日は一緒に、結婚式場を探そうね♡」
明日人「あぁ、1番良い結婚式場を選ぼう」
咲月「うん♪これからもよろしくね♡」
明日人と咲月はまたキスをした。プロポーズした時よりも激しめに、、、。
明日人「ん、、くちゅ、、、」
咲月「ちゅ、、ちゅぱ、、、ぷはぁ、、、エヘヘ♪結婚したらこれ以上のこともできるよね、、、」
明日人「そ、そうだね、、、」
これ以上のことって何だろう?口が滑ってそうだねって言ってしまったけど。
ピンクマ「因みにこの外伝、深夜テンションで作ってるからあまり更新されない、、、かも?(色々と未定)」