『DRAGONBALL』から帰還した件! 作:成りきりコピー機
<イッセー>
「イッセーくん! 朝食が出来てるわよ!」
「わかった。 今、行くって!」
俺は兵藤一誠……ではなく、『真神』という名の性を名乗る真神一誠として新たなる第二の家族と共に現在に存在している。
それはこの世界へ帰還した後に俺の元々の両親は俺が蒸発したか、いなくなった事へのショックで引っ越す途中で交通事故に巻き込まれ二人共亡くなり、親戚や身内も運悪く病気で早死にや海外生活などで日本にはいなくなっており、『浦島太郎』状況に立たされた気分だった。
折角、こっちの世界へ戻って来たというのに再び孤独に逆戻りって…か。
俺が何したってんだよ、おいっ?!
おまけに年齢も向こうへ行った時とは時間が止まったか? あの頃と変わらない、ちんちくりんだしな…。
そんなわけで俺は児童養護施設に入ることになったが異世界で武術の修行や心得を学んだ結果、格闘技は中学生なのに大人の部でも顔負けの圧倒的な実績を上げ、数々の大会でも優勝を飾り。
その努力が実ったか? 武術家の師範の養子として引き取られ、それ以来『真神』という性を名乗ることとなり、偶然かどうかは知らないが道場の師範でもある家主の老人が『真神 武泰斗』という【DRAGONBALL】の武天老師の師と同じ名前だった時には飛び上がるかと思いきや!
それにしても体は中学生の姿に元通りだったことには驚愕したぞ? 折角、『超神水』まで飲んで毒に耐え神器とやらの【赤龍帝の籠手】まで手に入れたというのに振り出しに戻ったのかと後悔したぞ。 毒の猛威はそりゃ~半端ではなかったってのによ!
『呼んだか、相棒?』
「あれ?」
なんと! いきなり左手の甲が緑色に輝き出したと思えば、光と共に宝玉が浮かび上がり神器に目覚めた時にも聞こえた。 赤い龍の
「ドライグとか言ってたよな? お前、俺と話せるのか?」
『問題はないぞ! 確かに体の方は弱体化してしまったが肉体を一から鍛え直とした結果、相棒とも会話できるようになったからな!』
「初めて会話した時もそうだったけど。 オレ様、天下気取りでタメ口な口調は相変わらずだな?」
『まあまあ、そう言うなよ…。 俺も久々なんで解放感に浸りたいんだよ。』
まるで狭い牢獄にでも押し込まれていた囚人だな?
『それよりも相棒。 お前に話たい奴がいるんだが…そいつと代わるぞ。』
「話たい奴?」
そうして、ドライグが喋り終わると緑色の光が今度はオレンジのように山吹色に染まり別の声が聞こえるが。
『のう、一誠…。』
「まっ……まさか?」
それは
「神龍なんか?」
『その通りだが…、お前自身も神様から言伝を預かっていたのではないのか?』
そうなのだ、神様からはこう聞いているよ。
『もし、お前が元の世界に帰る時にドラゴンボールの中の神龍をその【赤龍帝の籠手】とやらに封印しドラゴンボール、その物を使えぬようにして欲しいのだ!』
なぜにそんなことをそれでは原作が?
『孫 悟空にはああ~は言ったがな。 正直に言ってやはり、ドラゴンボールなんてものは存在自体がダメなのかもしれん! 人間は自分の欲に狩られ、私利私欲にしか使わないだろうから一噌のこと別の世界にでも持って行って欲しいのだ。』
だけど、俺のいた世界だってハッキリ言ってろくなもんじゃねぇと言ったが聞かなくてな?
元々神様は【ドラゴンボール】は人々の平和や幸せのために造ったらしいが…。
『昔~々~、人々は誰もが正直者だった頃に神が祝福してどんな願いでも叶うとされる。ドラゴンボールという1つの玉をお与えになられ、人々は崇め奉り日々の平和を願い続けるが… しかし、やがて人間の心にも悪の心が芽生え始め己の私利私欲でしかドラゴンボールを使わなくなり、神はお怒りになられ1つだった玉を7つに分けたのだった。』
だが、それでも人間の欲というのは尽きることを知らない。 その結果、ブルマさんも『ドラゴンレーダー』なんて物を造った所為か…、神様も呆れ果てたのか、消滅させたくなったのかは分らないが?
『ドラゴンボールはいいとしても…、神龍に罪はない。』
その言葉で仕方ないか…と思ったけど、俺みたいなエロスケベ野郎に神龍を与えて大丈夫か?と訊ねたら。
本人も不安な上に半信半疑な様子だったけど、他にはいなかったらしく、悟空ならきっと意味不明で疑問符か、『神龍って、うめぇのか?』と返答されるのが落ちだろうしな…。
ろくでもないことにしか使わないのなら帰る際に【赤龍帝の籠手】に神龍を宿られせ、俺がLPを貯め宝玉に7つの星が揃った時に神龍が現れて願いを叶えてくれという話らしい!
LPとは精神的エネルギーのことで所有者の俺が幸福感に満たされるとLPが還元される。 幸福感、それは『物慾』『食慾』『色慾』この3つの中で精神的快楽つまり、心のゆくまで幸福感を満たすと【赤龍帝の籠手】にチャージされることで神龍に力が譲渡されるようだ。 それにドライグ以外の神龍の魂が宿った結果、二匹が入れ替りで神器としても活用でき、いざという時に願いが叶うなんて便利な神器に成長したな、この野郎!
『おいおい、相棒…。 仮にも神龍は神の遣いだったんだろう…にこの野郎というのはさすがに心外では?』
「しかし、【赤龍帝の籠手】に宿るとなると俺とは一心同体だし、ドライグと一緒では神器の中はいささか窮屈では無いのか?」
『……。 まあ、気にするな。』
神龍の心の内を訊ねるようとすると。
「とりあえずは神龍って呼ばしてもらうけどさ…。 なんで願いを叶えるために3つの条件が
『いいや…、私にもよくは分からぬが…。 長年、人間の慾にまみれた願いを叶えて来たからなのか?バグというか?宿ってしまった…、お前自身の潜在力から導き出した結果なのかも知れないがな…。 特に『色慾』が人の10倍は強い所為だろうか?』
そう言って神龍は黙り神器の奥へと潜ってしまった。
「『色慾』か…、確かに思春期なのか…、エロ本やらいかがわしいDVDに動画は隠れて集めているが…な!」
顎に手を当てて考えるが確かにドライグも神器は所有者の思いによって変化し進化するとも言っていたしな。 今後、ドライグと神龍がどうなるのかは俺の人生にも大きく関わってくるからわけか? 最終的には二匹を犠牲にしてでも俺の野望は実現しなくては!
そう…俺の夢はやはり、おっぱいハーレムだよな!
『おっ……おい、相棒よ? 犠牲にって…、俺は別だよな! お~い、イッセー!』
ドライグは神器のなかで虚しく掛け声で呼ぶがハーレムのことで頭がいっぱいな俺には知るよしもない。
神龍は奥底で聞こえないフリを続ける。
ちなみにドラゴンボールは向こうの世界で消滅したらしい。
神器に神龍を宿らせることで新たな展開や設定が増えると思い、『龍拳爆発‼️』が赤龍帝の籠手で使えると考え、『俺ダン』からネタを取入れました。