『DRAGONBALL』から帰還した件! 作:成りきりコピー機
<イッセー>
とある、ある日の朝。
今日も学校へ登校する道で授業は午前で終わったため、ただいま下校途中。
俺は家に帰宅しようとすると…
バッタン
「はわうっ!」
突然、声がする方向へ目をやると………シスターらしき人がパンツ丸見えで豪快にすっ転んでいる? 顔面から豪快に路面にダイブしたってのは…どんなドジッ娘シスターですか?
ピュ~…
シスターさんの白のヴェールが風に流されて飛んできたのでそれをキャッチしてそれを彼女へ返した。
「あの~…、大丈夫ですか?」
俺はシスターへ歩み寄り手を差し述べる。
「はうぅ~…。 どうして何もないところでも転んでしまうんでしょうか? …ああ、すいません。 ありがとうございますぅ~…。」
彼女は俺に気付いたようで顔をこちらに向け金髪のブロンドをなびかせながら美少女が目の前に立ち、綺麗な長い金髪とグリーンの瞳がとても輝いていたけど…、思わず見入ってしまうくらいに可愛いこだった。
初対面なのにどこかしら守ってあげたくなるような、そんな感情を抱いてしまった…。 まさか、堕天使の次は天使でも現れたりしないよな? 教会は天界だからな?
ドライグはどう思うよ?
『相棒よ、あまりそう警戒してばかりでは身が持たんぞ? 確かにこのところ勢力に遭遇することは多くはなった…、それは相棒の体質による物ではと考えられないか?』
俺が引き寄せているとでも?
『考えてでもみろ…。 相棒は異世界へ行き、様々な力のある者と戦い力を合わせて敵を倒してきて、その強い敵がといつの間にか仲間になったりしていたはずだろ?』
しかし… でも、それは原作やストーリーを知っていたからで?
『確かに相棒は物語のあらすじや展開は知り尽くしていたことも大きかったが…、それも含めて
そういえば、歴代の赤龍帝の所有者は皆異性を囲まれているって、言ってたしな…。
『疑り深いな…? しかし、相棒は気付いてはいないかも知れないが…それを差し引いたとしてもお前にはどうも…人を引き付ける力があるようだと、オレは確信しているぞ! 今でも同居している家族は? 師はどうしてだ、ん?』
珍しいことにドライグがいつも以上に突っ掛けてくるな?
内心でドライグと対話していると…金髪のシスターの美少女が目の前に立ち訪ねる!
「あ…あの…、ど…どうかしましたか?」
「ああ~! ごめんごめん、考え事をしていてね…。」
俺は手に持っていたウェールを彼女へ返して。
「どうも、ありがとうございます。」
礼儀正しくもお辞儀までしてしっかりした娘だな…。 それにしても凄い荷物だよな?
彼女は華奢で体質的に体力は無さそうなのにずいぶんと大きなカバンを歩きながら運んでいるようだが…?
「あのさ~…重くない、それ?」
「はい…。 一応、私の私物や着替えが入っているのですが…この町の教会に今日赴任することになったのでそこまでです。」
この町? 教会があるのは確かに………隣町だったはずだけと? そこまで、
どう見ても日本人じゃないよな?
そんな疑問を抱えながら質問する。
「あのさ~…言っとくけど、教会はこの町じゃなくって隣町になるんだけど、どうかな? 俺もそこまでついて行くのは? どうせなら、町を案内してもいいけど?」
「ええー! いいんですか? でも…私、何もお返し出来ませんが…?」
彼女は驚きよりもどう恩を返せばいいか困惑している様子ではあったが…お礼なら、しかと受け取ったよ! 白く透き通った肌に純白の食い込みパンティーッ‼️
『ギャルのパンティーッ‼️ おーくれッ‼️』………ってウーロンじゃねぇぞ!
『うおぉーッ‼️ 相棒よ、やめてくれッ‼️』
ちなみにドライグには精神的苦痛になる。
「実は………私、この国に来てからというもの困ってたんです。 道に迷ったんで…誰かに聞こうと訪ねると避けられて男の人に言い寄られ何処だか分からない所へ連れ込まれたりして…。 やっと言葉が通じる方が見つかって良かったです。」
成る程…、周りは外国人だから大抵は英語を喋れない奴は避けるし、チンピラやクズはホテルへ連れ込みそうだしな? 日本もハッキリ言ってロクなもんじゃないよな?
「…えっと、教会に行きたいんだったよね?」
「そうなんです。 あ……あの、お願いしますね。」
しかし…、日本語うまいよな? 誰に習ったんだ? いや、勉強熱心なだけかな?
それに引き換え、俺なんて体力や運動神経は兎も角としても… 勉強の方はな?
「ありがとうございます♪ これも主のお導きのおかげですね♪」
俺の言葉を聞いて彼女は涙を浮かべて微笑みながら両手を合わせて祈りを捧げ教会へ向かう途中、公園の前を通りかかると…。
「うえぇ~ん!」
子供の泣き声が聞こえると一人の男の子が膝から血を流して泣いていた。 どうもどうやら転んでしまったらしく膝を擦りむいたようだな。
すると、シスターの彼女はその子供のもとへ寄り添い。
「大丈夫ですか? 男の子ならこのくらいで泣いてはダメですよ♪」
そう言いながら彼女は子供の頭を撫でてあげた後に自分の掌を子供の膝へ当てると…。 すると、彼女の掌から淡い緑色の光が発せられる。 光に照らされた膝の傷があっという間に消えてなくなる。
その光景に思わず…
ドライグよ…、どう思う?
『相棒も気付いているんだろ? 十中八九、神器に間違いないどろうな…。』
やはりな…
俺の持つ『赤龍帝の籠手』より強力な物ではないだろうが…、戦闘系の神器もあれば、回復系の神器だってあるはずだし大方、サポート系ってところだろうしな。 彼女の回復の力は傷を癒す為の神器で間違いないはずだ。
己の以外は初めて見たが…、そもそも神器って物は誰が何の目的で造ったんだ?
『さあ~な? 神器は元々は大昔に聖書に記された神が生成したと聞くが…、俺もその神に魂を封印されてこんな目にあったわけだがな…。』
ドライグにも色々あったんだしな…、それはそうと…
「ありがとう、お姉ちゃん!」
ケガを治してもらった子供が彼女にお礼を告げて立ち去っていった。
俺は彼女の手に視線を移して尋ねると。
「その力って…?」
「はい。 治癒の力ですよ。 神様からいただいた素敵な力です。」
俺の問いかけに対して治癒の力であることを告げる彼女だが…その表情は寂しげなものになっており、力の影響で何かがあったのかは明らかだ。 そんな彼女の表情にこれ以上は聞けずに短く返した。
「そっか…、素晴らしい力だね…。」
そう言うと彼女は笑ったんだ。
だけど…、その微笑みには僅かながら悲しい表情が浮かんでいた?
そうして適当に町を観光した後にシスターの彼女を教会へ送り…。
「ほら、あそこが教会だよ。」
「あ…ありがとうございます。 良かったです…、本当に助かりました。」
目的地に辿り着いたことで安心したか…
「じゃ…、俺はこれで。」
案内を終えたことで俺は彼女に背を向けて手を振ると。
「待ってください!」
別れを告げようとすると彼女に呼び止められ。
「ぜひお礼をしたいので教会まで一緒に来ていただけませんか?」
お礼……か。 彼女は可愛いし良い人だから… 悪い気もしないこともないだろうけど…。
「すまねぇ~…な。 俺もこれから家の都合で用事があって帰らなきゃならねぇ~から、また今度… 縁があったら誘ってくれないか?」
「ああ…そうですか… 分かりました。 また今度、お礼をさせてくださいね。 あ…それから、申し遅れましたが私の名前はア…、アーシア・アルジェントといいます! よろしければ、アーシアと呼んでくださいね♪」
わざわざ自己紹介をしてくれる彼女だったが…、そういえば、俺も名前を名乗っていなかったよな?
「俺は真神一誠と言うんだ! 親しみを込めて『イッセー』と呼んでくれ。」
互いに名を名乗り…。
「はい、イッセーさん。 またお会いしましょうね♪」
「ああ、じゃあな! アーシア、また会おうぜ!」
アーシアはペコリと頭を下げるも手を振って別れを告げながらその場を去り振り返ると、彼女は俺達が見えなくなるまでずっと見守ってくれていた。
「…しかし、妙な話なんだよな…。 あの教会って随分前に潰れてて、人なんか出入りしてたかな?」