※この作品はR-18です。

俺の彼女を寝取ってくれ   作:ヤングコーン

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過ぎたるは猶及ばざるが如し。
敵意、悪意、反感…それらを向けられるのもあまり好ましくないが
好意を向けられるのも、度が過ぎれば考え物だ。


※本作の登場人物の殆どのメンタルがこの上なく荒んでいます。気分が悪くなった時は読むのをやめてください。また、病んだり気分が落ち込んでる場合も読まない事をお勧めします。

また、本作に出て来るそれっぽい情報はうろ覚えで書いてるソースを提示できない非常に信憑性に欠けるものです。


5話 ペ〇スは燃えているか

また俺のプライベート時間を邪魔するか。

俺はスマホを閉じて寝転び、天井を眺めた。

 

NTR菊子…。彼女が不登校になってからと言うもの、変な噂ばかり飛び交っていた。淫乱〇ッチで誰とでも寝るだの、趣味は他人の恋人を奪う事だの、子供が出来たから登校できなくなっただの…。

 

今まで彼女に押さえつけられていた奴らが、不満を爆発させている。

 

皆が心配してるだの、笑顔を見たがってるなど適当な事を書いたが実際は気にしてないか喜んでる連中が殆どだ。本当に彼女の身を気にしてる奴なんてごく一部。

 

まあこれは彼女だけの事じゃない。皆、誰もが誰かに必要とされたい。

でも皆に自分の代わりがいる。自分がいなくなっても誰も気にしない。

 

俺はサウンドスピーカーから流れるサラサーテのツィゴイネルワイゼンを消した。

 

「いっそ、放置しておこうか」

 

NTR菊子は旧道の公園で待っている。

だが、わざわざ会いに行くのは気が向かない。

 

俺は自慰を終えて今から寝ようと思っていたのだ。22時までに就寝し、6時に起きる。それが俺の毎日の日課なのだ。

 

外は雨が降っているし、今から向かえば俺の理想の時間に深い眠りにつけない事になる。

まだ利用価値があるのでキープしているNTR菊子だが、寝取られるにあたって俺は奴を愛せるだろうか?

 

寝取られて興奮を得るには恋人が寝取られる事への悔しさと自己嫌悪が必需なのだ。

ただどうでもいい恋人がセックスしていても興奮できない。

 

連絡があって9分経った。俺はやっぱり面倒くさくて返信で済ませる事にした。

 

「外は雨だ。日を改めよう」

 

既読は付いた。分かってくれるだろう。

 

段々と眠くなってきたし、もうこのまま寝よう。

本当に公園に来ていて、風邪を引いたところで知った所じゃない。

 

 

 

 

…カチッ、カチッ、カチッ。

 

時計の音と雨の音がする。起きてしまいスマホを見るが、まだ30分しか経っていない。

何で起きてしまったんだ。朝まで寝なければならないというのに。

 

毛布に包まって無理やりにでも寝ようとする。

 

…カチッ、カチッ、カチッ。

 

くそ、苛立つ時は時計の音さえうるさい。

 

「気になるのか?NTR菊子が??」

 

そんなはずはない。奴はただの俺の性癖のために利用する道具に過ぎない。

奴にかける言葉だってそうだ。キープする目的以上のものはない。

 

………………。

 

俺は舌打ちした。

 

自動販売機近くの屋根付きベンチで俺を座って待ってるNTR菊子のイメージが頭から離れないのだ。

 

部屋から出るとリビングルームの鍵かけから親父の車のキーを取った。

トイレから出てきた親父と遭遇してしまう。

 

「こんな時間にどうしたんだよ」

 

「友達の自転車がパンクして動けないんだと」

 

「そりゃ大変だ。気をつけてな」

 

俺はさっさと車を起こしてでかけた。

ワイパーをせわしく動かして旧道の公園前に向かった。

 

NTR菊子はすぐに見つかった。雨の中、傘もささずにぼんやりと突っ立っている。

車を近くに止めると運転席から降りて駆け寄った。

 

「NTR菊子、何やってんだお前!」

 

「…えへへ、もう来てくれないかと思ったよ」

 

屋根付きベンチで待ってりゃいいものを、わざわざこうして濡れながら待っていたらしい。

俺はすぐに後部座席を開いた。

 

「いいから入れ、風邪引いちまう」

 

NTR菊子は黙ったまま助手席に座った。何なんだ全く…。

仕方がないので後部座席を閉めて運転席に座った。

 

雨に濡れてるなんて知らなくて、何も持ってきてない。

 

幸いにも、親父がカーショップでもらって置いたままにしてた未開封のタオルがあった。

俺はそれを渡して暖房をつける。

 

「話はまた別の機会に聞くから、今日の所はまず帰るぞ。家まで案内してくれ」

 

「…帰りたくない」

 

「帰りたくないって…。じゃあどうしたいんだよ」

 

「NTR太郎君の家に行きたい」

 

俺はため息をついた。何か分からないが込み入った事情があるかもしれない。

このまま話し合ってても埒が明かないだろうし、風邪を引かれては…困るので一度家に戻る事にした。

 

最悪、家に泊める事も考えなければならない。

もしかして家出か??

 

「…親御さんには?」

 

「どうせ気にしない」

 

言ってきてないようだ。

 

家に帰ると、浴室に案内した。そこでシャワーを浴びて体を温める様にいうとうなずいた。

俺はその間に眠ってたを母を起こして相談して衣類を貸してもらい、脱衣所のカゴに置いてそれを着る様に伝えた。

 

カゴにスマホが入っていた。

あまり気は進まないが、やはり連絡はしておかねばならない。

 

よし、どうやらロックはかかっていないらしい。

 

見ると着信履歴の新しい所に彼女と同じ苗字の名前があった。既に3回。これに違いない。

俺は浴室から離れるとその履歴に電話をした。

 

初めはやや興奮気味で質問責めしてきたが、落ち着いて対応すると向こうも少しずつ落ち着いてきてまともな応答ができるようになった。

 

とにかくNTR菊子の様子が落ち着いたら自宅まで送ると伝えた。

 

…全く、世話のかかる……。

 

「ねえ、誰に電話してたの?」

 

振り返ると、バスタオルだけ肩からかけたNTR菊子が幽鬼の様に立っていた。

 

「それ、私のスマホだよね?」

 

バスタオルからチカッと光る物が見えた。ナイフだった。

 

「私、家には帰らないから」

 

そう言いながら近づいてくる。

 

「NTR菊子…落ち着け…。それをその場に置くんだ」

 

「私、NTR太郎君の部屋に行きたいな。連れて行ってくれるよね?」

 

NTR菊子は正気じゃない。このままでは何をしでかすか分からない。

俺を刺すかもしれないし、自身を傷つけないとも限らない。

 

俺の部屋に案内した。彼女は辺りを見渡す。

 

「…思ったよりこざっぱりした部屋だね。意外」

 

「軽いミニマリストでね。余計なものは置かないんだ」

 

パソコンと机、3段ボックスに入りきる程度の本。筋トレ器具にベッドにタンス。

ああ、後サウンドスピーカー。後は何があったか…。

 

まあ、タペストリーとかフィギュアとかそういう類のグッズが置いてあるイメージでもあったんだろう。

 

「脱いで」

 

「は?」

 

「服を脱いで」

 

「????」

 

「脱げ!!!!」

 

ナイフを突きつけてくる。あの目は本気だ。仕方がない。

俺は上着、ズボン、下着と順に服を脱いだ。

 

彼女はじっくりと俺の体を眺める。俺の体なんてそんなに面白いもんでもないと思うが。

 

「勃ってない…」

 

珍し気にまじまじと眺めてくる。何なんだ…。

細い手で俺の一物を持ち上げると、すんすんと臭いを嗅いだ。

 

頼むから俺の一物を切り落としたりしないでくれよ。

 

「私の裸に、興奮したりしないんだ…」

 

「俺からクン〇されれば、ナイフを突きつけられたままでもアソコは濡れるのか?」

 

「そっか、うん。そうだよね」

 

「…勃起する所が見たいのか?」

 

「見たい」

 

即答だった。…ならば見せてやろう。俺は息を止め下腹部に力を込める。

熟れた稲穂の様にうなだれていた俺の一物は電撃が走ったように跳ね上がった。

 

海外の男性のAV動画で、一物を下腹部にビッタンビッタンさせる動画を見て憧れを抱いて以来ずっと取得するために修行して来た生涯使う事のないであろうと思われた俺の隠し芸の1つだ。

 

軽率にも俺の一物に接近しすぎていたNTR菊子の顎を捉え、のけ反らせた。

不意を突かれ、一瞬隙ができた。俺はすぐにその手からナイフを奪った。

 

取り戻そうと躍起になるNTR菊子の手を逃れ、何とか窓の外に投げた。

 

「NTR菊子、俺を呼び出してやりたかったのはこんな事か!?」

 

「こうでもしなきゃ抱いてくれないでしょ!?」

 

「お前、何を言って…」

 

暴れ続けるNTR菊子を押さえつけていると、ようやく暴れなくなった。

ああクソ、ぱっと見は俺の方が加害者なんだが…。

 

親が部屋に近づいてくる様子はない。とりあえず一息ついた。

 

「落ち着いたか?」

 

「死にたい」

 

…下手すれば舌を噛み切りかねん。あるいは窓から飛び降りるやも。

俺は頭が痛かったが、取り敢えずNTR菊子を抱きしめた。彼女も俺の腰に腕を回して抱きしめる。

 

しばらくしてベッドに寝かせ、毛布をかぶせた。

 

「今着替えを持って来るから、そこでじっとしてて。もう帰れなんて言わないから。ね?」

 

「着替えなんていらないのに」

 

頼むから唐突に裸族に目覚めて俺を困らせないでくれ。

 

俺はズボンだけ履いて脱衣所から彼女に着せる衣類を取りに行った。途中で母に会った。

 

「何か今凄い音しなかった?」

 

「ああ、NTR菊子が相撲したいって言うんで四股を踏んでたんだ」

 

「あらあら。母さん、弓取りしようか?」

 

「しなくていいから早く寝てくれ」

 

母はケタケタと笑いながら「若いっていいわねー」とか言って部屋に戻っていった。

何もよかねえんだよ。さっきまで生死をかけた戦いをしてたわ。

 

今日はいつもの3日分ほど疲れた。なんでもいいから早く寝たいというのに俺のベッドにはNTR菊子がいる。

 

俺は明日の事を考えながら部屋に戻って行った。




NTR菊子の話ばかりになって申し訳ない。
前話から引きずってるというに今話まで引っ張るとさすがに冗長な気がしてならない。
次回はNTR花子の話を書きたい。(冒頭までNTR菊子の話が続くとは口が裂けても言えない)

昨日のうちに完成していたので今日の昼頃に投稿しようと思っていたが、下書き欄に置いて腐らせるのも何なので今朝投稿する事に。

私は人の名前とかキャラの名前とか覚えるのが苦手で単純明快なキャラ名を心掛けている。なので名前の前にポジションを記載してるが正直書いてて面倒になってきた。
(登場回数上の都合で名前が必要なキャラはDQN三郎とか、MOB春香とかそんな感じに増えていく)
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