朝起きて、弁当作って、朝食食って、満員電車に揺られ、一日中仕事して、また満員電車に揺られ、疲れて帰ったら夕飯の準備して、それ食べたら風呂入って寝る。
TS転生した所で大体こんな感じの一日を繰り返すのは前世と変わらない。強いて言えば、割と人目を引く容姿であるから、少しでも気を許すと下衆な視線を向けられるくらい。
とは言え、それも当たり前となれば例え元男でも慣れるもの。前までは履かなかったスカート類も、夏場は暑いという理由でなんの羞恥心も無く履けるようになった。
流石に生脚は抵抗があったのでタイツを履いていたが・・・・・・一々、履くのが面倒になってからは割と生足でも問題無くなった。
まぁ、見られた所で減るものでも無いし。彼氏が居る訳でも・・・と言うか、普通に恋愛対象は女なのでそういう深い関係の人物に気遣ってガードを固める必要も無い。
(・・・・・・はぁ、疲れた)
そんな俺は今日も今日とて、仕事を終えて電車に乗り込む。相も変わらずの満員で、乗り込む事さえ苦労する。出来れば、女性が居る所に乗りたいがこれでは無理そうだ。
漸く乗り込めても後からドンドン入って来てギュウギュウ詰めにされる。そうすると必然的に足元が見えない程に大きい俺の胸が、否が応でも前の人に押し潰されてしまう。
幸い、今日の相手は背中を向けてるから逆痴漢と思われなくて済む。仮にこれが正面だと本人にその意思が無くとも、この胸をそんな強く押し付けられたら嫌でも反応してしまうだろうからな。
誘ってると勘違いされて、何度かマジで痴漢にあった事があるし、本当に気を付けなくては。
「ひあ!?・・・え、ぁ・・・・・・うわわ!?」
「ん・・・?」
駅に止まり、人が入れ替わる。色々と押し付けてしまい、前屈みの姿勢で退出するサラリーマンのおじさんに心の中で謝罪しつつ、入って来る人の邪魔にならないように反対の扉の方へ移動すると小さな悲鳴が聞こえた。
辺りを見渡しても音の発生源は分からない。気の所為か、と疲れと共に溜息を吐いてやや猫背になると突然、胸が押し上げられた。
何事かと意識を向ければ、お腹辺りに人の感触がする。チラリと横から覗き込んで見れば、可愛らしい男の子が居た。同時に声が聞こえなくなった理由も分かった。俺の胸に顔が思いっ切り埋まってる。
「す、すまない少年。苦しかっただろ」
「ぷはぁ・・・・・・え、あっ・・・い、いぇ・・・」
見た所、小学生・・・それも低学年くらいか?高学年ならまだしも、こんな夜遅くまで学校があるとも思いないし、習い事の帰りだろう。
偉いねぇ。こんな小さいのによく頑張るよ。俺が小さい頃なんて前世も今世も遊んでばっかだったなぁ。子供の無尽蔵の体力にモノを言わせて走り回るのは意外と楽しいものだ。
・・・・・・まぁ、それはそれとして。
「あぅ・・・」
「ほ、本当にすまない・・・」
少年は扉に背を向けてるから身動きが取れない。対する俺も普通に人混みが凄過ぎて身動きが取れない。少年の顔から胸を退けようにも、これではどうしようもない。
カチンコチンに身体を固まらせて、なんか気の毒に思えて来た。この歳だとまだ色を知っているとも思えんし、普通に肉の塊が顔面を覆ってるようなものだろうからな。
しかも、電車内は冷房が効いているとは言え、今日一日それなりに汗を搔いた。身長差的に少年の顔が丁度胸の下に来るから、臭いが酷い筈だ。本当、大丈夫だろうか。
「おっと・・・」
「わわっ・・・むぎゅぅ」
電車が止まり、更に人が雪崩込んで来た。子供一人分あったスペースも俺が後ろから押されて、少年が壁に押し付けられる。本来ならここまで窮屈にならないだろうが、俺の胸の所為でかなり圧迫されてしまっていた。
顔だけじゃなく、身体まで押し付けてしまい、更には俺の片足が運の悪い事に少年の股下に入り込んでしまう。やや爪先立ちになる少年に、慌てて足を退けようにもそれすら出来ない程に人の量が凄い。
「大丈夫か、少年」
「〜〜〜っ♡・・・っ♡」
苦しそうに悶える少年に、どうしたものかと身体を捩らせたり、足をどうにか外そうと試みたがマジで全然動けない。それどころか、動くごとに少年はくぐもった苦しそうな声を上げる。
動かしては逆効果と思い、止まろうとするが、そもそも電車が揺れているのでその度に少年は俺の胸の中で苦しそうに呻き声を上げる。
「・・・すまん、少し我慢してくれ」
聞こえてるか分からないが、自分のカッターシャツの胸元のボタンを外す。必然的に顕になるブラ、そのフロントホックを外すとパチンっと小さな音を立てて、服が勢い良く開かれる。
傍から見たら完全に露出狂だが、少年の無事の方が優先されるべき問題だ。そもそも俺にそういう類の羞恥心とか無いし、子供を胸による窒息死で殺すよりは断然マシだ。
「ぷはぁ!はぁ・・・はぁ・・・♡」
「大丈夫か?」
やや左右に分かれた事で胸の間から、少年が顔を上げる。酸欠の所為か、頬を硬直させ、息を切らしている様はどうにも男と思えない程に可愛らしい。
落ち着かせる為とは言え、思わず頭を撫でてしまったが嫌ではなかったろうか?
「ご、ごめんなひゃい・・・♡」
「気にするな、謝るのは私の方だ。・・・もう少しこの状態が続くが我慢出来るか?」
「・・・うぅ」
息が出来るとは言え、未だに爪先立ちである事に変わりは無い。辛く無いだろうか、と問い掛けたのだが・・・・・・少年は俯く。俯くと言うか、俺の胸に顔を埋める。何やらモジモジして、言いづらそうにしている様子だった。
うーむ、やはり辛いか。答えを聞いてはいないが先程から少年の足がプルプルしているから嫌でも分かる。俺の腰に手を回したのは少しでも負荷を軽減する為だろう。しかし、だからと言って何か解決策がある訳でも無いし・・・どうしたものか。
「・・・・・・ぉ・・・」
「・・・ん?なんだ?」
頭を悩ませているとボソッ聞こえた。だが車輪の音に掻き消されて聞き取れず、再び問い返せば今度は顔を真っ赤にしながら聞こえる音量で答えた。
「・・・ぉ、ぉお・・・おしっこ・・・出そう・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そっか」
え、ちょ、待て待て待て!ど、どどど、どうしよう!?
この車両にトイレは着いてないし、次の駅まで後五分は掛かる。何よりこの人混みだ。例え、皆が皆親切な人でも彼らだって動きたくても動けない。
袋なんて都合よく持ってる訳無いし・・・・・・。
「・・・少年、もう少し我慢出来るか?後五分くらいなんだが・・・」
「う・・・」
うん、と少年が頷こうとして電車が縦に大きく揺れる。その反動で元より殆ど踏ん張れていなかった少年は軽く浮き上がり、俺の足に勢い良く落ちる。
「〜〜〜っ♡・・・・・・む、無理ぃ」
ですよねー、と思わず現実逃避してしまうくらいには股間にクリーンヒットしていた。自分で股間を抑えて我慢しようにもそれが出来ないからか、先程よりも俺に強く抱き着いて来る。
しかし、密着度が高まったからこそ、俺の体から伝わる振動が更に強くなってしまう。通常であるならば些細な揺れではあるが、色々と限界の今は致命的過ぎる。
「・・・んぅ♡・・・・・・んっ♡・・・・・・んっ♡」
「・・・少年、あまり動くと本当に危ないぞ」
おしっこ我慢してると落ち着きが無くなるのは理解出来るが、それでも少年がやっている腰を押し付けて前後に擦る動作はただの刺激を与える行為でしかない。
だから、キツイだろうがあまり動くな、と忠告したのだが・・・。
「ち、違っ・・・♡腰が・・・勝手にぃ・・・♡」
顔を真っ赤に紅潮させ、瞳を涙で潤ませながら、ほにゃほにゃした声で少年はそう答えた。
その言葉に俺は冷や汗を垂らす。これ、マジで漏らすんじゃね?と。
ただ少年が漏らすだけなら、非情かもしれないがそれはそれでいい。俺にはどうしようも無い事だし、関係無いからだ。だが、この状況は非常にマズイ。
なんせ、俺にもろにぶっ掛かる。それだと俺までお漏らししたみたいになるじゃないか。流石に男女以前に人として恥ずいわ。
結果、焦った俺は片手を互いの身体の隙間に潜り込ませ、少年のおちんちんを強く握った。・・・・・・・・・それが、トリガーになるとも知らずに。
「ひぎゅぅ!?・・・・・・〜〜〜〜〜〜っ♡♡っっ゛♡・・・〜〜〜〜っ゛♡♡」
俺の胸に顔を埋めて声は漏れなかった。
それでも身体を伝って感じる声の振動、手の中でビクンビクンと脈動するおちんちん、俺の身体に押し付けられながらも小刻みに痙攣する全身。自分の取った行動が失敗だと悟ったところでもう何もかも遅い。
「・・・・・・」
「・・・っ♡・・・ぁ♡・・・・・・あぁ♡」
言葉にならない溜息を吐く少年、ジワジワと湿り気を帯び、僅かな粘りを感じる手に、俺は心を虚無にした。
◇
車内に放送が流れ、少しして速度が徐々に落ちていく。駅の構内が見え、ゆっくりと停止していく電車に倣い、乗客の身体が前に傾く。いつもなら早いと感じるこの時間も何故だか今だけは異様に長く感じる。
「・・・・・・」
目の前に電車を待つ人が、俺を見てギョッと驚いた顔をした。それに対し、俺は何処か傍観したような心持ちで、特に何かを感じる事も無く、そりゃそうなるわな、と他人事のように思った。
「っ!!」
目の前のドアが開くと同時にぐったりとした少年を抱えて構内を駆け抜ける。会社指定だから、ヒールの高い靴を履いていたがそんな事などハンデにならないくらい、ヒールに慣れてるし、俺の身体能力は高い。
人が混雑しているにも関わらず、意外にもすいすいと間を抜けられて、最短距離で多目的トイレに駆け込んだ。
「はぁ・・・はぁ・・・・・・すぅー・・・・・・はぁぁぁ・・・」
流石に子供一人を抱えて走ったり、階段を掛け昇るのは疲れる。シンプルに気温が高い事もあって、僅かな汗が滲み出るがそんな事、今はどうでもいい。
未だにショックの所為か、魂が抜けたように呆然とする少年に心の中で謝りつつ洋式トイレに座らせ、ズボンを脱がす。言い逃れが出来ないほどに犯罪行為だが・・・今は勘弁して欲しい。
「・・・へ?え、いや!待っ・・・!」
流石に服を、それも大事な所を隠すズボンを脱がされては恥ずかしい、と感じる余裕はあったのか、慌てて阻止しようとしてくるが普通に遅いし、間に合った所で子供に負ける程、軟な身体はしていない。
パンツと一緒に一息で脱がせ、透明な粘り気のある液体を引いている股間を見て・・・・・・俺は首を傾げた。
「・・・・・・ん?」
「ぁ・・・ぁぁぁ・・・・・・・・・うぅ・・・」
恥ずかしさのあまり、徐々に涙声になっていく少年だが・・・そんな事を気にしていられる余裕が今の俺には無かった。
僅かにだが漂ってくる、滅茶苦茶心当たりがあるイカの臭い。おしっこにしては量も液体感も無い、まるでローションのようなナニか。
思い返し、そう言えば硬かったなぁ、と冷静に分析する我ながら優秀な頭脳。まるで悟りを開いたかのような、先程までの少年の顔。そして、何よりも俺に見られて、現在進行形で少しずつ大きくなっていく子供おちんちん。
「・・・・・・少年、『射精』という言葉を知っているか?」
「ぇ・・・いや、知らない・・・」
「・・・・・・・・・そっか」
思わず、天を仰いだ。
まさかの精通である。精通、である。
もうホント・・・・・・どうしよ・・・。
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・お、お姉・・・さん?」
急に黙り込んで床を見詰める俺に、少年は不安そうに声を掛けて来る。しかし、俺はそれどころではない。
他所様の、それも見ず知らずのこんな幼い子供を不可抗力とは言え、性に目覚めさせてしまった。普通に犯罪である。
どうしようか、と凡ゆる可能性、対応策を考え抜き、そして出した答えは・・・。
「・・・取り敢えず、拭くか」
逃げ、だ。と言うか、それしかない。大人として、人として最低ではあるが、それでも二度目とは言え、こんな事で人生を棒に振りたくはないし、ショタコンなんて不名誉な呼び名で後ろ指を差されたくもない。どうせならロリコンの方がまだマシだ。そもそもこの子の親御さんにどう説明するつもりだよ。
満員電車で身体を押し付け合っていたら、息子さんが私の身体に興奮して精通してしまいましたってか?それはそれで少年が可哀想過ぎるだろ。何も無かった。それでどちらも幸せ・・・とまではいかなくとも、不幸になる事は無いのだから、それで良いじゃないか。
そんな誰に向かってなのかも分からない言い訳を頭の中で並べながら、少年の妙に熱い視線に、未だに開けっ放しだった胸元に気付いてボタンをブラとボタンを付け直す。
少し残念そうな顔をする少年に気付かない振りをして、勃ったままのおちんちんをトイレットペーパーで優しく拭いていく。
「・・・ぁ♡・・・・・・ぉ♡」
「・・・・・・」
「・・・ぁぁ♡・・・っ♡・・・・・・あぅっ♡♡」
「え・・・」
ビクンビクンっ♡と目の前で痙攣するおちんちん。弾切れなのか、何も出なかったが・・・少年はぐったり洋式の背凭れに倒れ込む。
どう見てもイッちゃってます、本当にありがとうございました(?)
「・・・・・・少年、立てるか?」
「・・・ぁ♡・・・はぁ♡」
男が、それもこんな小さな子がしてはいけない顔で惚ける様を見て、なんて厄日だと何もかも呪い殺したくなってくる。八つ当たりとも言う。
まぁ、そんな超常現象はどちらにせよ起こせないので、流石にもう勃たなくなったおちんちんとその周辺を拭いていく。イッた直後だからか、触れる度にビクンビクン痙攣するが、イク気配はもう無い。
「・・・はぁ、これでよし。後は・・・・・・パンツか」
幸い、量は少なかったので被害はパンツの、それもおちんちんの部分だけに留まった。しかし、トイレットペーパーで拭きはしたものの、染み込んだモノまではどうしようもない。このまま履いて帰るのは気持ち悪いだろうし、かと言ってノーパンで帰らせる訳にもいかない。
それを強要するのが親とかなら兎も角、俺がノーパンで帰れなんてどう考えても言ってはいかんだろ。それに意図してやった事では無いとは言え、俺にも責任はある。それなりの対応策を考えて上げるのが筋ってモノだろう。
「・・・・・・」
「はぁ・・・♡はぁ・・・♡お、おねぇひゃん・・・?」
自分の鞄をゴソゴソと漁り出した俺に、少年は呂律の回らない舌で疑問の声を上げる。それを聞き流して色々と考えた結果、俺はハンカチを取り出した。
「パンツに挟んでおきな。違和感はあるだろうが、応急処置程度にはなるだろ」
「ふぇ・・・?」
少年のズボンとパンツを上げ、おちんちんの所にハンカチを挟み込む。幸い、白のブリーフだったのでハンカチが落ちる心配は無い。
「その・・・この事はお母さん達には内緒だよ。お姉さんとの秘密だ」
「秘密・・・?」
「そうだ。これは本来ならやってはいけない事なんだ。この事がバレたら、きっと怒られてしまう。それは君も嫌だろう?」
「うん・・・怒られたく・・・ない・・・」
「なら、お姉さんと約束出来るか?」
「ん、出来る・・・」
「良い子だ」
わしわしと頭を撫でながら立ち上がり、出口へと向かう。少年もある程度回復したのか、自力で立ち上がって俺の後を追うようにトイレから出て来る。
少年はこの駅で、俺はもう数駅後だから、ここでお別れ。俺はいつも電車通勤だが今まで会った事無いし、もう会う事も無いだろう。
ホームの階段を上る俺の生足に感じる視線に務めて気付かない振りをして、そう現実逃避するのだった。
最近、創作意欲が全く湧かないので、気分転換に男を出してみました。でもやっぱりエロで男を書くのは抵抗あったので男の娘という中途半端な事に・・・。
重要、あるんですかね?