170センチを優に超える身長に、自身の頭より大きい胸やお尻、肉付きの良い男好みの太腿という抜群のプロポーションに惹かれ、言い寄って来る見目の良い男達を切り捨て、弟に執着と言っても良い程の愛情を見せるくらいには年の離れた弟が大好きである。
別段、特別な事があった訳でも、感動的なエピソードがあった訳でも無い。ただ、未だ幼い実の弟に一目惚れをしただけだ。
そう、一目惚れである。
家族としての愛情は勿論ある。ただ、それ以上に遥香は弟に対して肉親以上の感情を昔から抱いていた。しかし、流石にそれはイケ無い事だと自分を律するだけの冷静さは残っていた。
一線は超えず、然れど過剰に甘やかす。
ギリギリの均衡を保って、北山遥香は姉弟という関係を続けていた。・・・・・・今日、この日まで。
「ただいまぁ〜・・・」
既に一人暮らしをしても問題無いくらいのお金があるものの、弟と離れたく無いが為に実家暮らしをしている遥香は既に暗い家へと帰る。
両親はもう眠っているだろうから、起こさないように小声で帰宅を知らせる。まぁ、起きていた所で疲労のあまり大した声量は出ないだろうが。
「・・・・・・・・・・・・弟君も・・・もう寝てるかな」
作り置きのご飯を食べて、お風呂に入って寝る支度を済ませる。疲労で落ちるようにベッドに倒れ込み、天井をボーッと見上げてそんな事を思った。
本来なら、遥香は弟と同じ部屋の筈だった。と言うか、今でも部屋を分けられた事に納得はしていない。他でも無い最愛の弟に別の部屋が良いと言われたから、渋々別の部屋となっただけ。なんなら、その攻防は一週間もしたくらいに遥香は納得していなかった。
「・・・・・・・・・よし、久々に添い寝しに行こ」
起きている時にやれば、恥ずかしい年頃なのか猛烈な勢いで部屋を追い出される。だが、相手が寝ているのであれば話は別だ。思う存分、弟を抱き締めたり匂いを嗅いだりと、もう好き放題出来る。
「失礼しまーす・・・」
閉まっていた鍵を十円玉で開け、そろりと中に入る。こちらを背に向けて寝る弟君が暗闇の中に見えて、思わず爆上げになるテンションをなんとか抑え込んで物音を立てずに布団の中に入る。
「ん・・・しょ・・・・・・むふー♡」
後ろ手を回し、肩口からお腹に掛けて抱き締める。自身の豊満な胸を押し付けてしまうけど、弟相手であれば、寧ろ押し付ける勢いで当てていく。
足は挟むように絡ませ、可愛いお尻が自身のお股に当たって、思わず興奮してしまう。だけど、一度シてしまえば、もう後戻りは出来ないと分かってるから、更に強く抱き締める事でそれを誤魔化す。
丁度、胸元に埋もれる弟の頭に顔を埋め、精一杯の深呼吸をする。
どうしてこんなにも甘く、蕩けるような匂いがするのだろうか、と夢中になって何度も深呼吸を行う。
甘くて、甘くて、鼻腔を擽る甘い香りが遥香の脳を蕩けさせる。今までも同じ事は何度もして来た。向かい合って添い寝もしたし、弟がもっと幼い頃にキスだってした。
それでも・・・・・・それでもこんなに興奮した事は無かった。
「んっ・・・♡すー・・・♡・・・ふぅー♡んん♡」
弟のお腹に重ねていた両手がサスサスと弟の身体を撫でる。弟に起きる気配は無い。何処か冷静な自分が居て、しかしその自分は今からする行いを止めようとはしない。
ただ冷静に、ソレが成功するかを思考する自分。
目が垂れるのがなんとなく分かる。弟の頭に顔を埋めていなければ、今頃荒い吐息を吐きながら、愛しいオスの名を連呼していた事だろう。
それ程までに、無意識に嗅ぎ取った弟の男の匂いは遥香を低俗なメスへと変貌させた。
(あっ・・・♡凄い、ビンビンだ・・・♡)
子宮が嘗て無い程にキュンッ♡と収縮するのを感じる。一緒にお風呂に入った時とは大違いの、子供ながら成長し、勃起したおちんちんに生殖本能が刺激される。
股の間に挟んだ弟の腰に、お尻に、ぐしょぐしょのおまんこを擦り付けるのを止められない。それでも、それ以上に遥香は自身の快楽よりも弟の快楽を優先した。
ゆっくりとズボンの中に手を忍び込ませ、熱くなったおちんちんを両手で包み込む。
「っ・・・・・・♡」
(ビクッてなった♡・・・・・・可愛い♡)
起きる気配が無いと見るや否や、遥香は慎重にシゴいていく。弟の為に色々と調べて身に付けた未使用の性技であるが、その靭やかな指に包まれたおちんちんはとても喜んでいた。
愛した男に悦んで貰える。それは遥香にとって自慰よりも甘美で、気持ち良い快楽だった。
「・・・・・・♡」
であれば、もっと悦んで欲しいと思うのは必然である。
左手でおちんちんを、右手でぷるぷると震え、頑張って子種を作っているタマタマを包み込む。
モミモミと優しく揉み解し、指先でタマタマもコロコロ転がす。時折、摘んでサスサスと擦っては子種の精製を促す。
おちんちんへの刺激も忘れず、ゆっくり慌てずにジワジワと快楽を与えていくようにニギニギと手の平の中で弄ぶ。
(あっ♡・・・もうイきそうなのかな♡)
右手の中のタマタマから何かが送り込まれ、左手の中のおちんちんの根元から何かが込み上げて来るのが伝わった。
姉弟だとか、睡姦だとか、そういった倫理観どうこうの話など、とうの昔に吹き飛んでいる。今はただ愛する可愛い可愛い、ちっちゃなオスに自分というメスが快楽を与えているという事実に酔いしれている。
だからこそ名残惜しくも、自分よりも弟の快楽を優先する遥香は頭から顔を離し、弟の暗闇にも関わらず真っ赤に染まった耳へと口元を近付ける。そして・・・・・・。
「・・・・・・イッちゃえ♡」
「・・・っ♡」
脳細胞をドロドロに溶かし、理性を蒸発させるかのような、魔性の声で射精を促す。それに合わせて、両手が与える刺激を強め、おちんちんは更に熱くなる。
「ほ〜らぁ♡イクイクっ♡・・・我慢しないで♡お姉ちゃんに、弟君のカッコイイ射精を見せて♡♡」
「ぁ・・・♡」
「っ!?・・・〜〜っ♡♡」
僅かに漏れた弟の喘ぎ声。それを遥香が聞き逃す筈も無ければ、その事実に何も感じない筈も無い。
ニヤける頬を制御出来ず、情欲に塗れた顔で弟の耳を犯していく。
「聞かせて♡お姉ちゃんに弟君の可愛い声、もっと聞かせて♡」
「・・・っ♡・・・ぁ♡」
「気持ち良い?気持ち良いよね♡いいよ♡イッて♡お姉ちゃんの手の中でいっ〜ぱいイッて♡・・・ほら♡イク♡イクイク♡イク・・・・・・イックゥゥウゥ♡♡」
「・・・〜〜〜っ♡♡」
ギュッとタマタマを強く握り、全ての子種を追い出す。受け止める為におちんちんを握っていた手を尿道の前に持って行き、ビュルルルルル♡♡と手の平に勢い良く放たれる子種を満遍なく受け止める。
遂に一線を超え、弟のオスとしての証を手で、快楽によって激しく痙攣する身体を全身で受け止め、遥香は今まで感じた事の無い程の幸福を味わった。
「はぁ・・・♡はぁ・・・♡」
絶頂の余韻は引き、静かな寝息を立てる弟に構わず、未だ興奮醒めぬ遥香はボーッと霞が掛かった頭でズボンから手を引き抜く。手の平の中にあるモノを零さず慎重に。
離れたくないから、首だけ起こして子種が溜まった手を自分の口元に寄って来る。そして、極自然な動作で、当たり前のようにそれを呷った。
「っっ!?」
瞬間、口の中から全身に広がる電流。何をどう対処しようかなんて考える暇すら無く、快楽が全身を容赦無く駆け巡る。
「〜〜〜〜〜〜〜〜っ♡♡・・・っっ♡・・・〜〜〜〜っ♡♡」
これ以上はヤバいと思っても、その意思に反して子種が喉を通っていく。その軌道に全神経が集中し、喉から食道へ、食道から胃へ流れ落ちるのを如実に感じ取れる。
口の中に広がるエッチな臭いは遥香の鼻腔を犯し続け、胃に流れた子種は呼吸をする度に肺へとその存在を知らしめる。
弟の子種によって感度抜群の発情モードにされた遥香の身体は、空気を吸うだけでその摩擦でイき続けてしまう。抗い難い快楽、体験した事の無い絶頂の嵐に弟が眠っている事も忘れて、耐えようと只管に強く抱き締める。
それから暫く、夜は耽けていき、遥香は度重なる絶頂により、気絶するように眠りに着くまで永遠とイき続けた。
◇
「・・・と、言う事があったのよ」
「いや、知らんがな」
場所は会社の休憩室。仕事も一段落してコーヒー片手に休んでたら、同僚に実の弟の事で相談された。
ブラコン、それも重度であるのは前々からウンザリする程に事ある事に弟への愛を聞かされていたから、知っていたと言えば、知っていたのだが・・・。まさか、本当に襲ってしまうとは。
愛は強いけど、その辺の分別はきちんとする人間だと思っていたのだがどうやら人間、欲望にはどう足掻いても勝てないらしい。
「・・・まぁ、襲ったと言っても本番してないならセーフでいいだろ」
「いや、私が相談したいのはそこじゃないのよ」
「・・・え?」
てっきり、血の繋がりがあるから万が一の時に法律どうのこうの系の話だと思っていたのだが・・・。
「朝起きて弟君に色々とバレて以来、弟君が夜中に私の事を呼んで自慰してるのよ」
「ふーん」
「・・・これ、もう本格的に襲っちゃっていいよね?」
「良い訳無ぇだろ」
まさか、俺が問題視していた事を自ら率先して提案して来るとは恐れ入った。そもそも、どうして弟が毎晩自慰してるって分かるんだ?夜になったら毎度扉の前で張り付いていたりすんの?
「いや、盗聴器とカメラ仕掛けてるから。それで全て筒抜けよ」
「今の言葉を録音したモノが私の手の中にある訳だが・・・」
「まだ焦る様な時間じゃないわ」
「友として、私は焦り狂うべきだと思う」
「友・・・・・・ふへへ」
「そこで変な笑いをするな。ボッチ拗らせ過ぎだろ」
「・・・・・・別に・・・ボッチとかじゃ・・・・・・・・・無いし・・・」
「分かった分かった。私が悪かったから、そう落ち込むな。このデータも警察に突き出さないから」
「なら消して」
「それとこれとは話が別だ」
顔も良ければスタイルも良い。しかし、弟が生まれて来るまでコイツは他人に興味が無かったらしく、灰色の青春を送って来たらしい。
正確には男に言い寄られ過ぎて、その対策とストレスで常に周囲に冷たく当たっていただけ。途中から恋愛とかに興味湧いたけど、今までのキャラが原因で中々話し掛けられず、孤高の存在となったんだと。
アホの子か?
「・・・で、なんだっけ。実家を出て一人暮らしをする話だっけ」
「絶対しないわ」
「あ、そう」
「・・・・・・正直ね、私もそろそろ我慢の限界なのよ」
なら、やっぱり別居するべきでは?と喉元まで出掛かったが、どうせ無意味な質問なので静かに飲み込む。
「だって・・・さ?すっごく切なそうな声でヤッてるんだよ?もう私の子宮はキュンキュンしっ放しよ♡」
「・・・・・・だから襲うと?」
「・・・・・・」
そう問い掛けると押し黙った。どうやら、自分の考えている事が本当にイケない事だと分かってはいるようで安心した。
「・・・・・・ふむ、ならば私と寝るか?」
「・・・・・・・・・・・・へ?」
「好きだけど襲いたくは無い。でもここ最近は我慢出来そうにも無い。つまり、性欲をどうにかすれば、解決するのではないか?」
「・・・・・・・・・え」
ま、別に俺じゃなくても良いんだけどな。兎に角、弟以外の何かで欲望を発散させろ、という事だ。ただの自慰で発散出来れば良いのだが、女性の身体は男性と違ってヌけばヌく程、性欲が消えて虚しくなる、とかそんな単純でも無いからな。
寧ろ、イけばそれだけ想いが強くなって来る。・・・・・・他は知らないが、少なくとも俺はそうだ。
「・・・・・・っ」
「・・・・・・」
とは言ったものの、やはり同性でもイけるというカミングアウトは意外と恥ずかしいものだ。正確には同性じゃないとイケない、なのだが・・・。
それはそれとして、やっぱ無理があったか。あわよくば、胸だけでも揉ませて・・・とは思ったが、そう上手くはいかないな。
「・・・〜〜っ♡じゃ、じゃあ・・・今夜・・・」
「まぁ、冗談だけどな」
「へ?」
「ん?」
ん?今、なんか言葉が被らなかったか?
「えっ、あっ・・・・・・あ、あはは。そ、そうよね!冗談よね!・・・はは」
・・・・・・ふむ、なるほど。
「・・・お前、今週末は暇か?」
「へ?ど、どうして・・・?」
「いやなに。そろそろ給料日だろ?一緒にご飯でも行かないか?」
「・・・・・・ぇ、あっ・・・そ、それって・・・もしかして・・・」
「・・・・・・お酒が残るかも知れないから、休みの日も空けておけよ」
「は、はひぃ!!」
男の時であれば、こんな簡単にはいかなかっただろうな。いや、女でも普通は上手くいかないか。俺も、こんな露骨に来られない限り、今まで碌に誘えなかった訳だし。まぁ、どちらにせよ、今週末が楽しみだ。
女体を手に入れたとは言え、やはり自分のより他人の方が興奮するからな。
次話は普通にレズセックスの予定。