ゆるキャン△おねショタ純愛エピソード~お姉ちゃんに任せて。エッチは初めてだけど、私頑張ってみるから。セックス、ボクくんにならしてあげてもいいよ♡素敵でHな思い出、一夜だけつくってあげるね♡ 作:37級犬築士
なでしこと金色少年
3月の上旬、学校が春休みの私は今、月夜の明かりで富士山を眺めています。
「……よっと、せ!」
富士を背景に自撮りをパシャリ、さっそくりんちゃんに報告した。既読がつき、すぐに返信が帰ってきた。
―PM:9.37
りん[へぇ、月が綺麗だね。]既読
なで[おやおや、愛の告白ですかな]既読
りん[漱石は眠れ]既読
なで[吾輩はねこでzzz]既読
りん[風邪ひくなよ坊ちゃん]既読
「えへへ」
なんでもない会話が不思議と楽しい。遠く離れた場所で、見て知ったものを伝える、自分の楽しさを伝えてキャンプを自慢する、ちょっと意地悪みたいだけど、それが良い気持ちなのだ。
「本栖湖、今度はりんちゃんと行きたいし、野クルの皆ともいいなぁ」
そう、本栖湖岬だ。りんちゃんと初めて会ったこの場所で、今日の私はソロキャンをしていました。
料理と読書、できることは限られるけど、でもそれがいい。不便で寒くて、でも暖かくておいしくて、今日の私はソロキャンパーとして大いにエンジョイ中なのだ
「さて、お鍋の様子でも見ようかしら。…今日は、きりたんぽいっぱいのあったかゴマ豆乳」
「………」
「鍋……の傍に」
「……」
…きゅるるる
「…………うん」
ランチマットの中央、コンロで湯気噴くお鍋の横に、小さな男の子がいました。
…外人さん?
傍の焚火の明かりが少年を照らす。
月明かりのような金色の髪、朱色の光を背景に、その子の目がまるで宝石のような青い輝きを映していた。碧眼というものなのだろう。そうなでしこは思った。
「?」
なでしこの中で、少年に対する疑問がいくつも沸き上がる。
迷子なのか、たまたまはぐれただけで、匂いにつられてきたのか、それとも
「…妖精、さん」
冗談めいてるけど、本気でそう思えてしまった。もこもこの服が逆に小動物のようにも見える。本栖湖に伝わるファンシーなマスコット、もしそうならハグして写真も
「ふふ、いっしょにお鍋、してみたいな」
ニマニマと、鍋を前に興味深く観察している少年、その少年をなでしこは和やかに見ていた。
そして、近づく足音に、少年の目が、こちらに向いた。
「……………」
「ねえ、君」
「………」
「迷子?親御さんとはぐれたのかな?」
「……」
違う、少年は首を振る。縦か横かもわからない微妙な振り方だ。
「そっか……う~ん」
どっちだろう、そう考えて立ち止まるなでしこ
「!」
「えっ」
突然立ち上がる少年、踵を返して少年は走り出した。森林に挟まれたキャンプ場の出口へ、その小さな足を踏み鳴らし夜道を抜ける。
「!!……ダメだよ。こんな暗い夜に、ね、危ないからお姉ちゃんといっしょ。」
声をかけ、なでしこは追いかけた。自分よりも4つ5つぐらい幼げな少年、自分の足でもすぐに追いつく。
だが、なでしこがその手を掴む前に
…ズサッ
「あっ」
「………?」
こけた、それはもう勢いよく。そして、当のこけた本人も何が起きたか理解しきれていない。
岬の通りでよかったかもしれない、地面が柔らかいし、怪我はまだひどくないはず。
だが、それよりもまず、小さな子供がこければ、当然
「……ugh(プルプル)」
「……ま、そうなるね。」
ひそひそと、少年はうずくまったまま泣き出した。
「あぁ、ねえ君大丈夫、ほらお姉ちゃんが立たせてあげる。……うん、ちょっと見せてね」
少年を立たせ、ズボンをまくりあげる。膝の皿が少しだけすりむいて、ちょっと血が出ていた。
…うん、これなら絆創膏と消毒でOK、あとは
「えっと……アイ、ヘルプユー、オッケー?」
「……sure」
「!」
慣れない英語、下手な発音だがまずは意思の疎通に成功した。なでしこは喜びで飛びたくなる気を飲み込む。
「すごい、私英語してる。もしかして隠された才能が…」
「?」
「あっ、ごめん。……それより、私のテント行こ。えっと、ウェルカム、マイスウィートホーム!……なんちて」
たまにはほんわかした話も書きたい。ゆるキャンの二次創作でおねショタがもっと増えればいい、そんな願いを込めて次回も執筆