ゆるキャン△おねショタ純愛エピソード~お姉ちゃんに任せて。エッチは初めてだけど、私頑張ってみるから。セックス、ボクくんにならしてあげてもいいよ♡素敵でHな思い出、一夜だけつくってあげるね♡ 作:37級犬築士
———おかえりなさい、なでしこ
「――ッ……ただいま!」
キャンプから帰り、家についてただいまを言う。日常への回帰、一人で過ごした時間の分だけ、減った何かが心を満たす。
キャンプの醍醐味は家に帰ってただいまを言うまで、誰が言ったか知らないそんなことを思いつつ
「ンーッ……我が家のソファは最高ですな」
ぼふんと飛び込んでだらんと溶ける。昼前に帰れたから入浴も考えてみたり
……そう言えば冷蔵庫にプリンが
食欲の権化、なでしこの行動は早かった。軽やかな足取りで冷蔵庫に突撃、ひんやりの中に目当てのモノは
「……おねえちゃん」
「なに?」
テーブルで優雅にコーヒーをたしなむ姉を見る。
「車なら出さないわよ」
「……だめ」
「だめよ」
わずかな望みも絶たれた。なでしこは小さな体をより小さくしてしょんぼりソファにふて寝ダイブ。
満たされない空腹は、手慰みに弄るスマホで代用する。昼餉までもう少し、それまでの辛抱と
「…………」
スマホを弄る。溜まったラインのメッセージを返し、通知の来たSNSをチェック、その後は
……そうだ、キャンプの写真
スマホをスワイプ、撮りためた写真の中で、つい最近取ったモノ、ソロキャンで本栖湖に行った日の写真を
「!」
下へ流す写真の中、一枚に指先が止まった。
焚き木の前で、金髪の少年を抱きかかえ一緒に写真を撮った姿、朱色の光を反射した碧眼は宝石以上に美しく輝いている。
「……あの子」
「何か言った?」
「ん、なんでも……なんでもない、かな?」
「何よ、煮え切らないわね……ま、いいわ」
席を立ち、リビングを去る姉、一人残るなでしこはまた写真の方へ視線を戻す。
二人、誰にもまだ言っていない秘密の相手、結局名前も知らないままに仲良くなって、それで、することも
「――――ッ」
ボフンっと、湯気が頭の上で爆ぜた。思い返すと、我ながらとんでもないことをしてしまったとなでしこは悔やむ。
誰にも言えない。まさか自分が、異性を相手に一線を越えてしまったなんて
……処女、捨てちゃったんだよね
「……もし、バレたら」
想像する。姉は怒り心頭することまちがいなく、市中引き回しの時代のごとく、こんどは毎日富士登山を強制させるぐらいはあるかもだ
この変態バカ、ショタコンを矯正するためにも走りなさい!豚の様に、家畜の様に!!、そんな言葉をバンバン投げかける姉の姿を浮かべる。身がすくんだ
「うう、思い出すと私……すごいこと、しちゃった」
初めての性行為、手で握り口で舐め、そして初めてを捧げてしまった。その上、最後は自分から少年の上でよがりちらした。しかも、膣内に出した精液をそのままにしていたから、さすがに避妊のリスクに無関心過ぎたことは後悔してしまう。
「……大丈夫なはず、安全な日だし、ちゃんとトイレで掻き出したから。うん、ダイジョウブなはず」
悔やまれる。クッションを顔に抱え、うつむきバタ足。思い返せば顔が真っ赤に染まってしまう。
恥ずかしくて、自分の甘さに胸がキューっと苦しくなる。駄目な女だと謗られている気がして心中穏やかではない。
「……うぅ、ンッ」
ひとしきり身もだえ、たまったものを吐き出すように息を吐ききった。
静かになったリビングに一人、天井をぽかんと見ていると、冷静にまたあの時のことを思いだす。
恥ずかしい記憶、でもあの時の体験は、ずっと忘れない。生まれて初めて、異性に対して思い焦がれた体験
「……ボクくん」
つぶやいてしまう。すると、また胸がキューっと締め付けられた。でも、今度は羞恥ではない。
撫子の胸で渦巻くのは空白への渇き、腕に抱いて、胸で感じて、頬で触れ合ったあの時の熱、暖かさを欲して心が切なくなる。
会いたい、そう思ってしまったらもう止まらない。
「……会いたい、あの子に」
「誰によ」
「それはもう、あの……って、ブェエエエ!?!??」
「うるさいわね、何面白い顔して驚いて」
「……聞いてた?」
「?」
首をかしげる姉、なでしこは安堵の息をいっぱいに吐いた。
言えない秘密、これだけは実の姉とはいえ言うわけにはいかない
「たく、あなたに用があって呼びに来たのよ。ほら、これ」
「へ……って、あわわ」
手渡された。思わず落としそうになったそれは、なでしこもよく知る美延饅頭の詰め合わせが入った紙袋だ
「なにこれ、どうするの」
「お返し、あんたがいない間にね……新しく隣に越してきたのよ。で、その時に頂き物を貰ったから、これはそのお返しよ」
「……へえ」
「食べちゃだめよ」
「わ、わかってるッ」
× × ×
お隣、引っ越したばかりに立場としては親近感がわく。
なでしこは土産片手に、向かう先はほんの少し歩いた先。立てたばかりに新築に回建て、呼び鈴を鳴らそうとして玄関前を調べると、そこには
「!」
見た。見た瞬間に脳が揺らいだ。あまりのことに、思考が追い付かず
表札、だがそこに記された名はローマ字表記。そこに記された苗字は
「……あの子と、同じ」
偶然か、それとも奇跡か、なでしこの目にはどこからともなく水が溢れかえる。それが涙だと自覚する前に、視界はにじみまともに前が見えない。
袖を濡らし、痛いほどに拭い去って、改めて見て確信した
「もう、笑っちゃうよ……こんな、身近にいるなんて」
「……」
「いるんでしょ、ボクくん」
語りかける、すると扉は独りでに開いてみせた。
玄関の扉の先には誰もいないかに見える。だが、それは開けた本人が小さいからだ。なでしこよりも頭一つ以上に小さい背丈の、幼くあどけない金髪の少年
「――――ッ」
「きゃっ……もう、危ないよ」
靴も履かずに裸足で駆けだし、なでしこの元へ飛び込んだ。こけそうになるが、辛うじてとどまる。
胸に顔をうずめる小さな少年、覚えさせた簡単な日本語も忘れ、ひたすらに早口な英語で何度も叫ぶ、むせび泣く、えづく。気持ちでいっぱいになるのは少年も同じ、いやそれ以上だ。
「大丈夫だよ、わたしはここにいるから……だから、安心してね、ボクくん」
受け止め、胸に抱いたまま背中を撫でる。優しく、優しく、少年にとって最良のお姉さんであらんと、なでしこは母性を解き放つ。
満たされる。心の渇きは既に埋まっていた
「……いっぱい、欲しいな」
少年と過ごした甘い一時、だがその快感は一夜程度で終わらすなど不可能だ。求める気持ちは、満たされた程度ではまったくもって足りやしない。
「ボクくん……ねえ、今はお家に一人なの」
「……コク」
「そっか、そうなんだ」
再開の感動はすぐに慣れ、順応していく。次なる刺激を求めて、体は熱を持ち新たな渇きを感じさせる。
なでしこの手は、少年の下半身のそれを服越しになぞりだす。びくっと震え、布越しに確かな硬さを持つそれに、なでしこは口中の唾液を全て飲み干した。
普段の和やかな様相とは変わって、今のなでしこは艶めかしい目つきに、少し妖艶ともいえる笑みを浮かべてすらいる。背徳感をスパイスに、おのれの情欲に身をゆだねたなでしこは、いつもよりもずっと大胆な女となる
「どぅーゆー、はぶ……ぺいん?」
尋ねる。と同時に、指先の詰めが肉竿の先をカリっと掻いた。
硬くなった性器がさらに固く、少年はなでしこの胸で荒く呼吸を繰り返す。
「ペイン……ペインッ」
「そっか、じゃあ……しよっか♡」
……ぬちゅ♡
最後の通告を終える。なでしこと少年は手を繋ぎ、静かに部屋の奥へと姿を消した。
なでしこと金色少年、二人の関係は一夜程度で終わりはしないのである。
fin
一応、これにて物語は完結?また気ままにIFの話を書くかもです。ショタといい関係になるのはなでしこだけにあらず