※この作品はR-18です。

裏切られた"僕"は絶望して逃げたが、入れ替わった"俺“はその後の人生を謳歌する。   作:美味しく食べよう

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妄想が止まらない。
妄想の渦に囚われそうだ。
それって最高!


鍛冶屋に行こう

「夕焼けになってきたし、あとはどうしようかな。」

 

(ふむ、であれば鍛冶屋に行ってみてはどうだ?)

 

(うーん。無難だし、それでいっか。よし、鍛冶屋に行こう!)

 

そうと決まれば、すぐに鍛冶屋を探す。

色々な店があるが、大体が看板で判別できる。

すぐに鍛冶屋は見つかった。

看板は金床と金槌のマーク。

 

(よし、覚えたぞ!このマーク)

 

早速、鍛冶屋の店に入ってみる。

目に飛び込んできたのは、色々な種類の武器や防具。

 

右に目を向ければ、剣や槍、大槌に棍棒、戦斧、弓なんかも置いてある。

左に目を向ければ、木の人形に取り付けた色とりどりの防具。

無骨で無駄がない機能美が輝く鎧があれば、最低限の所を守る軽そうな鎧、更には騎士様がつけるような豪華な装飾の甲冑まである。

 

「おぉ〜〜〜!!!」

 

やはり男子たる者、こういうのにはロマンを感じる。

物語にしか登場しないような夢の空間に入ったのだ。

 

カーーン!キーーン!!コーーン!!!

 

色々な武具に目を奪われていたが、耳を澄ませば金属を叩く綺麗な音が聞こえてくる。奥の方で、丁度、武具を作っているようだ。

 

「ごめんくださ〜い!!」

 

なるべく聞こえるように大きい声を出す。

 

「ん?おぉ!すまねぇ!気が付かなかった!らっしゃい!『ドワーフの工房』へようこそ!!」

 

奥から慌てて男が出てきた。

髭もじゃで、背が低く、筋骨隆々の肉体。暑いのか、半袖と短パンで作業している。

 

「え?熱くないんですか?」

 

「ん?おぉこの格好か。いや〜作業しているとどうしても暑くてな。半袖と短パンになっちまうんだ!気にすんな!」

 

「ヘェ〜そうなんですか。あ、俺はシュラって言います。先程冒険者になりました。先輩方からおすすめの鍛冶屋の名前で『ドワーフの工房』が出てきたので、こちらに来ました。武器を見させてもらってもいいですか?」

 

「丁寧にありがとな!俺はドワーフの『ゴロ』ってんだ!よろしくな!武器は好きに見てていいぞ!盗んだりしなければな!ガッハッハ!なんなら素振りでもしてみるか?!ここは狭いが、裏庭なら広いからそこで素振りできるぞ!」

 

「ありがとうございます!じゃあ早速、この鉈を素振りしても?」

 

「あぁ勿論だ!さぁ、裏庭に案内してやるよ!ついてきな!」

 

すごい豪快な人だな。まぁこれぐらい豪快な方が楽しいけど。

 

「ここだ!ここで素振りしてな!」

 

「ありがとうございます!」

 

そう言って、シュラは鉈で素振りを始めた。

上下に振り下ろす動きだが、腕がしなって、鉈を振り下ろす度に風切音が鳴る。

 

「ガッハッハ!シュラ!中々鍛えてるじゃねぇか!お前にその鉈やるよ!」

 

「うぇ?!いいんですか?!いや、俺も金ないから嬉しいんですけど…」

 

「いいんだよ!冒険者になりたては、なにかと金が足りねぇからな!

俺からのプレゼントだ!研ぎ代もおまけで無料にしちゃる!」

 

なんというか、豪快で、とても気前の良いおっちゃんだな。

すごく好印象だ。よし、金が貯まったら、この店で買おう!

 

「それじゃ、この鉈貰います!本当にありがとうございました!」

 

「おう!金が貯まったらウチの店で買ってってくれよ!ガッハッハ!!」

 

考えてることが同じだった。

 

「はい!その時は是非!」

 

こうしてシュラは、木の棒の他に、鉈を手に入れた。

やったね!

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