※この作品はR-18です。

裏切られた"僕"は絶望して逃げたが、入れ替わった"俺“はその後の人生を謳歌する。   作:美味しく食べよう

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バーンでの二日目です!
主人公の初依頼です!


初依頼

翌日、小鳥のさえずりと共に目が覚めた。

 

「…ん?ふぁあ〜〜 むにゃむにゃ」

 

(実際にむにゃむにゃと言う者は初めて見たな。)

 

「ん?シークか。おはよう。」

 

(うむ。おはよう。今日もいい天気だ。張り切って行こうではないか。)

 

「おう。」

 

眠くて簡素な返事になった。

 

一階に降りて、朝食を頼む。

 

「おねぇさーん。朝食お願い。」

 

「はいよ。お姉さんだなんて、嬉しいねぇ〜。」

 

そう言って宿屋のお姉さんは厨房に戻っていく。

朝早いため、人もそんなに多くない。静かな朝だ。

 

「はいよお待ちどお様。」

 

「ありがとうございます。いただきます。」

 

今日の朝食は透き通った色の野菜スープと、パンとサラダ。

野菜スープをすする。

 

「あぁ〜、優しい味だ〜。」

 

昨夜は美味すぎて、たらふく食っていた。胃がなんとなくズーンと重い。

その胃を労わるように、優しい味。

野菜の旨味がスープに溶け出している。

 

「美味しかった。ごちそうさま。」

 

「はい。お粗末様。」

 

流石に金を稼がないとまずい。

ということで冒険者ギルドに向かう。

 

「お姉さん、ちょっと出かけてくる。鍵よろしくお願いします。」

 

「はいよ。気をつけて。」

 

お姉さんの声で外に出る。

朝日が眩しい。そして温かい。本当にいい天気だ。

 

「さて、ギルドに行くか。」

 

そう言ってギルドに向かう。

 

 

 

 

「おはようございます。」

 

「おう!おはよう!依頼受けていくか?」

 

朝から元気なこと。

 

「はい。お金が無くて。僕でも受けれる依頼ください。」

 

「はいよ!シュラはステータスが規格外だから、多少ランクが上でもいけるだろう。あ、そうだ。忘れてた。悪りぃ〜!ランクについての説明があったんだ。冒険者にはランクってもんがあるんだ。

下から順に、E、D、C、B、A、S、って言う感じだ。

ランクは高いほど、高難度の依頼が受けられるっていうことだ。

だがね、冒険者になりたてのやつは、誰でも平等にEランクからスタートだ。

それはシュラも例外じゃない。まぁシュラだったら簡単にランクを上げられるだろう。頑張りなよ!それと、モンスターにもステータスがある。昔の調教師がギルドと協力して、ほぼ調べたらしい。例えばオークだと、

 

生命力 C

持久力 C

筋力 B

魔力 E

知力 E

 

っていう感じになる。モンスターに精神力はない。あいつら理性が働いてないからな。特にゴブリンやオークは他種族のメスを見ると襲いかかってくるから、見つけ次第討伐しなよ。報酬金もあるからさ。まぁそこは追々。

というわけで、シュラに受けてもらう依頼はこれだ!

 

          <薬草の採取>

 

薬草は、あらゆる薬の素なんだ。それに、ポーションが無くなったら薬草を食うって手もある。現地調達だな。なので、冒険者になる者はまず!これを受けてもらう!悪いね。これは冒険者になりたてのやつを試す依頼でもあるんだ。

というわけで、早速行ってもらおう!分からなかったら聞きに来な!いいね?!」

 

はい。という訳で色々と説明してもらいました。

討伐するのかなって思ったら、まさかの採取でした。

まぁいいけどね。ポーションか…暇があったら作ってみようかな。

 

「はい!わざわざありがとうございます!それじゃ、薬草の本とかってありますかね?」

 

「おう!二階の奥から二個前の部屋に図鑑がある。それを読みな!それじゃ、ちょっと手帳出して。」

 

「はい。」

 

「うん、ありがとう。えーっと、ここをこうして、と…

うん!出来た!冒険者手帳にはね、依頼を書いて、失敗したら線で消す、成功したらギルド特性のハンコを押すんだ。このハンコは特別性だからね。

そんじょそこらのやつじゃ作ることができないんだ。」

 

なるほど。結構しっかりとしてるんだな。これなら依頼を達成してもイチャモンつけられずに済む。と思う。

 

「はい。ありがとうございました。それじゃ図鑑を読んでから依頼に向かおうと思います。」

 

「うむ!気をつけていってらっしゃい!」

 

はぁ....美人なお姉さんに『いってらっしゃい』って言われると、生きて帰るという使命感が生まれる。役得ー!

 

「行ってきます!」

 

その後、ギルドの建物の二階に上り、言われた部屋に入ると、

 

「すごい量の本だなぁ…」

 

目に映ったのは、色々な本である。図鑑もあれば、物語の本があり、小説の本もある。なんなら魔法の本とか置いてるのかな?

 

(これだけの本があるのか。うむ、冒険者ギルドは、案外しっかりしておるのだな。)

 

「さてと、薬草の図鑑はあるかな…おぉ、あったあった。えーっとそれで依頼の薬草は、これだな。なになに、『ヒール草』っていう名前だな。

ん?『冒険者の最初の依頼。ほぼ確実に成功できるため、ほぼ全ての冒険者手帳の最初の依頼にはハンコが押してある。」…なるほど、これは失敗できないな。」

 

(まぁそこらの山に行って引っこ抜くだけだから、成功するだろう。)

 

「よし、行くか!」

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