裏切られた"僕"は絶望して逃げたが、入れ替わった"俺“はその後の人生を謳歌する。 作:美味しく食べよう
本当にすいません。
主人公に無双させたいんですッッッ!!
なるべく辻褄が合うようにしますので、よろしくお願いします。
さて、そんなこんなで意気揚々とギルドを出た俺は、町の門で外出する手続きをして、門の外に出る。
ヒール草が採取できる地域は、主に『バーン』の方にある森らしい。
あ、ビギン村(ラッシュのいた村)は『バーン』の南側らしい。
今日は日差しが温かい。暑いくらいだ。今は午前9時くらいだが、昼過ぎには相当暑くなるだろう。…森の中に川とかないかな。服も洗濯したい。体も洗いたい。そろそろ洗わないと臭いそう。ていうか若干臭いと思う。
(なぁ、シーク。森の中に川とかあるかな?)
(うーむ…探せばあるんじゃないか?)
(うわ!マジかよ!そろそろ水浴びとかしたい…)
(まぁなかったらなかったで。頑張れよ。)
シークがなんとなく冷たい。あ、そういえばコイツはクールな奴だった。
閑話休題
森に到着した俺は、早速ヒール草を探す。
(探そうにも、どこらへんにあるんかなぁ〜?)
(そこら辺の木の所にでも生えてるんじゃないか?)
(手当たり次第探してみるか…)
とは言ったが、あっさり見つかった。
「うぉ!簡単に見つかるじゃねぇか!」
(その調子で探していけ。)
「おう!」
なんとなくですぐ見つかる。そういえば、図鑑には『生命力が強いため、割とどこにでも生えている。その生命力の強さによって、人の回復力を強める。』
って書いてあったな。どんだけ強いんだよ。ていうかどんな理屈だよ。
流石は異世界だ。ここら辺がファンタジーといわれる所以かな?
そういえば、図鑑の他にも武器指南書とかポーションの作り方とかあったな。
あとで見てみよう。
そんな感じで、ヒール草を採取していると、サラサラと水の流れる音が聞こえてきた。
「ん!?水の流れる音が聞こえたぞ!」
(あぁ、我も聞こえた。そう遠くはないな。ここから大体150メートルぐらいか?そこから左を向いてまっすぐ行けばあると思うぞ。)
「でかした!」
言われた方向にまっすぐ進むと、広めの川があった。
「おぉ〜!水がある!」
早速、ザッパ〜ンと服を着たまま飛び込む。
「ウヒョ〜!冷たくて気持ちいい!」
そこで一旦上がり、服を脱いで、手で肌を擦る。
垢で汚してしまうことは申し訳ないが、それでも水浴びをしたかったのだ。
服も擦って汚れを落とし、そこら辺にある岩に張り付けて乾かす。
これで帰る頃には服は乾いているだろう。
その時、シュラは川の中で光を反射するものを見つけた。
「あれ、魚じゃね?」
そうと決まれば、ザブンと飛び込み、素手でソレを掴む。
「ッ!ビンゴ!やっぱり魚だ!」
(どんな身体能力をしているんだ…)
「ヨォーシ!あと2匹捕まえよう!」
魚を素手で捕まえるのは難しい。が、余裕で2匹捕まえた。
「よし!素焼きで食べよう!火の起こし方とか分かるか?」
(よく乾いているものを置いて、その中心で高温を発生させればいい。)
「なるほど、アレだな。」
そう言って、森の中にある木や落ちている木の葉を置いて、その中心で棒を高速回転させ、火を発生させる。もちろん周りの木に火が移らないように石を周りに敷く。
その石の囲いの中で起こした火に、細い木の棒にぶっ刺した魚を立てて、
あとは焼けるのを待つ。
じっくり待つ。川魚は虫がいることが多い。なのでしっかり焼く。
ていうか、異世界だから、毒のある魚とかいそう。魚の図鑑も見てくればよかった。
(なぁシーク。この魚に毒ってあるのか?)
(ない。)
(ほっ…よかった。)
毒の心配はあるが、シークが言うのなら大丈夫だろう。
…そろそろ焼けてきたか?皮が若干焦げて固まっている。魚の目が白く濁っている。おそらく焼けただろう。
「そんじゃあ、いただきます!」
焼けた魚を、木の棒から外す。
「アッツツアチッアチッ」
当然のように熱かった。焼いた直後に手で掴んだら、そりゃ熱い。
「アチッアツッ、アグ!」
手に持てなくなって口に放り込んで、そのまま咀嚼する。
「おぉ〜うめぇ!」
塩がないので淡白な味だが、魚本来の美味みが口に広がる。
皮はパリパリになっていて香ばしい匂いがする。
身はホクホクとしていて柔らかい。
外はカリッ、中はジューシーなちょうどいい焼け具合だ。
手ごろなサイズなので骨ごと口に放り込める。
「あぁ〜うまかった!でも、塩があればもっといいなぁ〜。」
あと2匹もパクパクとたいらげる。
「食った食った。まぁおやつみたいなもんだ。」
その時、
「ゴルル…」
獣の低い唸り声が聞こえた。しかも複数の声。
「マジかよ…」
(あぁ、魚の焼ける匂いに釣られたか?)
「仕方ない。やるか。」
そう言うと立ち上がり、鉈と木の棒を両手に持つ。
「来いやァァァッッッ!!」
「「「ウォン!!」」」
バトル展開頑張ります!