※この作品はR-18です。

裏切られた"僕"は絶望して逃げたが、入れ替わった"俺“はその後の人生を謳歌する。   作:美味しく食べよう

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鍛錬の方法とか分からないので、とりあえずキツそうなのを書いていこうと思います!
書けるかなぁ?
私自身鍛錬しませんもん。


鍛錬の日々

一日目

朝日が出る前に起きた。シエンさんに起こされた。

 

「シュラ君、起きなさい。起きないと朝ご飯はパンだけですよ。」

 

それは嫌です。朝はちゃんと食べたいです。

ということで飛び起きました。

 

「おはようございます!師匠!」

 

「はい、おはようございます。早速鍛錬を始めましょう。」

 

「はい…」

 

「あぁそうだ。シュラ君、これに着替えてください。」

 

そう言って渡してきたのは、袴と胴着だった。なんか雰囲気が出てきた。

 

「ありがとうございます!」

 

手早く着替える。

 

「良い体をしていますね。よく鍛えています。」

 

「ありがとうございます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけでまだ暗い時間帯に外に出てきた。

師匠に木剣を渡される。腕輪も着けている。

 

「早朝は型を死ぬほどやってもらいます。夜は剣士の魔力の使い方を教えます。今から教えますので、シュラ君もやってみてください。私が守り、シュラ君が攻めになってもらいます。攻めはこういう動きです。」

 

そう言って型を見せてくれた。

 

「ほら、動きを実際にやってみてください。あ、型は六つありますよ。それぞれ攻めと守りを覚えてもらいます。大丈夫、死ぬ気でやれば半ヶ月で覚えられます。」

 

マジか…

 

 

(頑張れよ。ここで教わることが出来るのは良いことだ。励めよ。)

 

シークもそんなことを言ってくる。

フ〜…よし!頑張るか!

 

師匠がやっている型を真似してみる。一つ一つは20秒ぐらいですぐ終わる。

楽じゃねぇかって思うだろ?ラジオ体操とかは一回やったぐらいじゃ疲れねぇよな?じゃあ全力で50回も70回も続けてやってみろ。クタクタだぞ?

 

どうやら師匠は型を崩してゆっくりやってくれている様だ。

 

「そうそう、それを何回も繰り返して体に覚え込ませるのです。

何回もやっていると、そのうち食事のことを考えながらでもできますよ。」

 

そんな感じで、何回も繰り返している。

繰り返しやっていると、肩や脚がじんわりと疲れてくる。

 

朝日が出てきて、ここから見える山々がキラキラと輝いてきたころ、師匠が、

 

「ふむ、もういいでしょう。では、私の前でやってみてください。私はそれに合わせて動きます。私が今からする動きが守りの型です。」

 

そう言われて、師匠と剣を合わせて、攻める。

 

カンッカンッカンッカンッカンッ

 

と木剣同士がぶつかる音が辺りに響く。

 

たしかに、師匠に攻めていると、それを防がれてカウンターを入れられる。

だが、攻めの動きはそれに合わせて更にカウンターを入れている動きに見える。なんだか、カウンターを繰り返しやっているみたい。自分がカッコよく動けている様で、なんだか楽しくなってくる。

 

「そうそう、上手いですよ。では、スピードを上げましょう。」

 

そう言って、師匠は型の守りの動きを速くする。

剣がクンッと跳ねる様に動く。怖いわ。剣でこんな動きされると。

 

「うぉ!」

 

「ほら、声を上げる前に体を動かしなさい。食事のことを考えている暇があるなら、本気で殺す様に打ち込みなさい。大丈夫、私はこの型を何十年もやっています。安心して打ち込みなさい。」

 

そう言われたので、安心して打ち込む。

師匠に遠慮していたのかもしれない。木剣を持って下手をしたら、人は簡単に死んでしまう。だが、師匠なら大丈夫だろう。

師匠の跳ねる様な剣の動きに合わせて、俺も剣を追従させる。

カウンターを入れられたら、此方もそのカウンターにカウンターを入れる。

師匠の顔を見れば、微笑んでいた。

 

「シュラ君、貴方は剣の才能があります。先ほど言われた動きを、こんなに自在に出来るのです。」

 

「ありがとうございます!褒めていただけるのならもうちょっとゆっくりしてもらっても?!」

 

「君の成長の為にも、出来ないことですね。」

 

「そうですか!所で、その動きも技術ですか?!」

 

「えぇ、そうですよ。この動きも技術です。貴方もいずれこうなります。」

 

涼しい顔をして徐々に剣を鋭くしていく師匠。

鬼やで、この人…

 

そんなこんなで、やっていると、重くなっていた体が急に軽くなった。

疲れて狭まった視界が突如広がる。

師匠のカウンターが止まって見える。

それに加えて、遅くなった世界で自分だけが速く動ける。

カウンターに対してカウンターを入れる。更に連撃を加える。

 

驚くことに師匠はその全てに対してカウンターを入れる。

バケモンだな、この人。

 

最後は俺の手元が緩んで、そこを師匠に突かれて木剣を弾き飛ばされる。

 

「…素晴らしいです。これほど早くモノにするとは…貴方にはやはり才能があります。この調子でやっていけば、一ヶ月で化けますよ。」

(これならシエン流の奥義を伝えても大丈夫だな。)

 

「は…はい、ありがとう…ございます…がんばります…」

 

息も絶え絶えな俺。あれほど広がった視界も、今はチカチカしている。

でも、気持ちいい。これほど楽しい鍛錬があるだろうか。

前世では、ひたすらに筋トレとランニングを重ねて、体に無理をいわして、それでも酷使し続けた。

 

それとはまた違う鍛錬に、俺はワクワクしていた。

 

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