裏切られた"僕"は絶望して逃げたが、入れ替わった"俺“はその後の人生を謳歌する。 作:美味しく食べよう
「はい!私はシュラと契りを交わします!!」
え?え?マジ?聞かれてた?え?
(クックック……)
シークの笑う声が聞こえる。
コイツ………………
嵌めやがったなァァァッッッ!!!!!
マジかよ!!めっちゃ恥ずかしいんだけど!!
「え?マジで?いつから?」
「最初からです。シュラ。私のことをそんなに好いていてくれたのですね…
私も、シュラのことを愛しております。この戦いが終わったら、世界中を共に冒険しましょう。約束です。そして、最後に静かな場所に家を建てて、幸せに過ごしましょう。いいですね?決まりですよ!!」
ツバキはここまで一息で言い切った。ツバキも俺のことを…?
両想いだったのか…もっと早く伝えておけばよかった…
こんなに騒がしい時じゃなくて…
「ごめん、言うのが遅くなった。この戦いが終わったら結婚しよう。」
「っ!!はい!喜んで!!」
ツバキはそう言って、抱きついてきた。
そのままキスをする。舌を舐め合うような、大人のキスだ。
「私の初めてです。忘れないでくださいね?」
ニコッとツバキは笑った。
その顔に、俺は安心感を感じた。
「ツバキ、共に戦ってくれ。俺の背中は任せたぞ。俺はモンスターを狩る。
撃ち漏らしたやつをツバキに頼む。」
「はい!シエンさんが町を守ってくれていると思います。安心して行ってください!」
「よし、いくか!」
そう言って、俺は腕輪を外した。
その瞬間、俺は力に目覚めた。
急速に集まってくるように感じる。
俺はこの時、初めて自分のステータスを実感した。
(あぁ、俺はこれほどに力があったのか…)
今なら殲滅できるという全能感に溢れている。
そのまま、俺は特攻した。
モンスターは俺を捕捉すると、我先にと襲いかかってくる。
それを俺は剣で細切れにする。
ザンッッッ!!
一振りで六は斬った。
後ろから矢が飛んでくる。
それは的確にモンスターを穿つ。
ツバキの破魔の矢だ。やはり彼女は強い。そして頼もしい。
(あぁ、俺も頑張らなくては!)
更に突っ込んでいく。剣の間合いの外にいるやつは、槍で突き殺す。
剣以外にも、いろいろな武器を扱う術を教わったのだ。
一秒で十回は突いて引ける。
武器をシークにしまってもらい、それを瞬間的に出してもらうのだ。
次は大槌で地面ごとモンスターを粉砕する。半径八メートルぐらいの地形が陥没した。この調子で大槌で粉砕していく。
「ブフオオオォォォッッッ!!!」
サイのようなモンスターが突進してくる。
「いいぜ、来いよ!」
限界まで引き付けて、魔力を全力で打ち込む。
あと五歩
あと三歩
あと一歩
今!!
上から頭に大槌を振り下ろす。
トマトのようにソイツの頭は潰れた。
脆いな…
「次来いやァァァッッッ!!」