裏切られた"僕"は絶望して逃げたが、入れ替わった"俺“はその後の人生を謳歌する。 作:美味しく食べよう
「くそ、キリがねぇ…」
俺はまだ余裕があるが、ツバキが心配だ。
「グルアアァァァッッッ!!」
ッッッッッッ!!!
まずっ!
ズバンッ
「よう!よそ見すんなよ!」
「ギルドマスター…」
危うく一撃貰うところだった。それを防いでくれたのは、ギルドマスターだった。
「おう!よく聞けよ!本来ならモンスターは他種族同士で群れを作らねぇらしい。だが、妙に統制が取れてる。ということは取り仕切ってる長がいるはずだ。」
「マジか!ということはそいつを倒せば…」
「あぁ。モンスターは散り散りになるはずだ。」
「ちょっくら行ってくる!そのまま倒すわ!」
バビュンッッッと走って大群に突っ込んでいくシュラ。
「ちょ!マジかよ!あぶね…マジかよ…」
片っ端から切り崩していくシュラを見て、ギルドマスターはため息を吐く。
「アイツあんなに強くなったのか…俺も負けてられねぇな!!」
ズバンッと愛用してる両手剣でモンスターをなぎ払う。
「うおおオォォォォォッッッッ!!!」
最後には、笑顔で突撃していった。
一方、ツバキside
「はぁ…はぁ…援軍はまだですか…」
若干息が上がっている。
もともとシュラが規格外なだけであって、ツバキは普通だ。
むしろ一般人よりも体力が多い。
それに加えて、魔力を大量に使用している。
「くっ、ここまでですか…」
「グルアア!!」
ナギナタを構えるが、力が入らない。
魔力を大量に使用した影響である。
「ぁ…」
まずい
そう思った瞬間、
ドゴォォンッッッ!!
モンスターの頭が爆発した。
いや、正確には火の玉が着弾した。
「後衛!放て!!」
「「「「「「「「「「「「おうッッッ!!!」」」」」」」」」」」
魔法を使える冒険者や、弓矢を使う冒険者が援護してくれた。
「皆さん!!」
ツバキは驚く。自分とシュラがなんとしても食い止めて、モンスターから時間稼ぎをして、その間他の冒険者は避難誘導するはずだったからだ。
「ツバキさん!!俺たちも戦います!!!」
「俺も戦うぜ!」
「私も久々にやっちゃうわ!!」
「モンスターコロス!!」
「姉御や兄貴にばかり戦わせられねぇぜ!!」
「「「「「「「「「おう!!」」」」」」」
頼もしい援軍の到着である。
一人理性のない奴がいるが…
ちなみにまだ冒険者になって一ヶ月ちょっとしか経ってない。
…姉御?
「みんな……お願い!もう少しだけ、力を貸して!!」
「「「「「「「「当たり前だッッッ!!!」」」」」」」」」
「俺たちの町が黙って蹂躙されるわけにはいかねぇ!!」
「その通りだ!!!」
みんながみんな、力を合わせて一つになっている。
「あとは頼みました…シュラ…」