裏切られた"僕"は絶望して逃げたが、入れ替わった"俺“はその後の人生を謳歌する。 作:美味しく食べよう
ツバキside
「まだ、まだやれます…そうですよね!みなさん!!」
「あたぼうよ!!」
「死ぬまでやってやる!」
「ブッコロスッッッ!!」
「後衛、発射準備…放て!!」
モンスターを駆逐する魔法部隊。
絶対に通さない。この門だけは!
長期戦を覚悟したその時、
ダダダダダダダダダダダダダダッッッッッッ
モンスターが後ろを向いて散り散りになっていく。
「え?」
「これって?」
「おっ?」
「もしや?」
「終わった?」
混乱してる中、ギルドマスター率いる冒険者が戻ってきた。
「おーい!!お前ら!終わったぞ!!シュラが終わらしてくれた!!!」
「マジかよ…じゃあ…」
「俺たち…勝ったのか?」
「う、うぉぉぉぉ…」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「わあアアァァァァァァァァァァァッッッッッッ!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「ヨッシャーー!俺たち勝ったんだ!!!」
「生きて帰れるーー!!!」
「やったァァァ!!!」
「ふぅ、なんとかなりました…シュラ、ありがとう。」
「おーーーーーいっっっ!!倒してきたぞォォォッッッ!!」
今、一番聞きたい声が聞こえた。
「シュラアアァァァァァッッッ!!」
ツバキが弓もナギナタも投げ出してシュラに向かって走る。
「おー!ツバぐふぅううぅぅぅッッッ!!」
頭から突っ込んでいったツバキ。ちょうどシュラの鳩尾に入った。
「シュラ!シュラシュラシュラ!!!」
「ちょ、ちょっと待って…た、ただいま…」
モンスターの攻撃よりこちらの方がダメージを食らった。
「シュラ!結婚しましょう!!」
そう言って、ツバキはシュラとキスを交わした。
冒険者達の目の前で。しかも大人のやつ。
「「「「「「「「ヒューヒュー!!!」」」」」」」」」
「んむぅ!?」
「ん…ンチュ…ハムッ…チュゥ…」
「「「「「「「「「キャーーーッッ」」」」」」」」」
男からも女からも黄色い歓声が上がる。
「…プハァ…シュラ…愛しています。」
「……俺もだ、ツバキ…結婚しよう」
二人はそう言って、抱きしめあった。
その後、二人は一週間の間、筋肉痛で動けなかった。
動こうとする度に体中がビキビキと軋む。
「………………」
(キャーーーッッ恥ずかしい!みんなの前でキスしちゃった!)
「………………」
(ぐおぉぉぉッッ恥ずかしい!皆の前でキスされちゃった!)
考えてることは大体同じだった。
一週間ぶりに外を出てみると、町はすっかり復興していた。
久しぶりにギルドに顔を出す。
「お!来たね!お前ら!英雄様のおかえりだ!!!」
「「「「「「「「「うオォォォォォォォォォッッッ!」」」」」」」」」
「うぉ!びっくりした。」
「キャッ!びっくりしました!」
「ギルドマスターがお呼びだ!部屋に行ってみてくれ!」
「はーい…」
「はい!」
そしてギルドマスターの部屋に行く。
「シュラです。」
「ツバキです。」
『入ってくれ!』
ガチャっと扉を開けて入る。
「おぉ!一週間ぶりだなお前ら!」
「お久しぶりです。」
ギルドマスターと副ギルドマスターは相変わらずだ。
「筋肉痛で…」
「私も同じです…」
「なんだよ!初夜かと思ったぜ!」
「コラ!デリカシーが無いですよ!」
副ギルドマスターに怒られている。
初夜という言葉を聞いた瞬間、俺たちは顔を赤くしてしまった。
「おぉおぉ、お前らウブなんだなぁ…俺もこんな感じだったなぁ…」
「ホッホ。初々しいですなぁ…」
二人から生暖かい視線を向けられる。
「うぉっほん!!それで、要件はなんですか?」
話を切り替えるべく、俺が話を振った。
「おぉそうだった。では…この度の活躍、誠に感謝申し上げます。二人とも、ありがとう。」
「私からも感謝を。この町を救ってくれてありがとうございました。」
二人から頭を下げられる。
「いいっすよ。困ったときはお互い様ですよ。俺もギルドに来たときは先輩方が優しく教えてくれましたし。」
「…そうか、お前は優しいな…お前らに報酬がある。一つは、Aランクへの昇格。一つは、多額の報酬。一つは、王への謁見。」
「謁見に関しては断ってもらっても構いません。」
「あ、じゃあパスで。」
「私もパスで。」
「お前らならそう言うと思ったよ。」
「では、Aランクへの昇格と、多額の報酬金ですね。」
「うっす。了解です。」
「了解です。」
「じゃあ、これでおわりだ。下に行ってみろ。たまげるぞ?」
ギルドマスターは含みのある笑い方をする。
何かあるのか?
「?分かりました。それでは、失礼します。」
「失礼いたします。」
下に行ってみた。
すると、
「「「「「「「「「ありがとうございました!!」」」」」」」」」
受付の人と冒険者の人から礼を言われる。
「アアァァァァァ!もういいよ!困ったときはお互い様だっつうの!!」
「「「「「「「「それでも、ありがとうございました!」」」」」」」」」
「分かった分かった。そんなことより、今日はパーティーやろうぜ!
食えや飲めや!!!!」
「「「「「「「「いええエエエエエエエェェい!!」」」」」」」」」
夜までどんちゃん騒ぎしました。
酒?この世界の酒飲める年齢は十六からです。
なので、俺も浴びるほど飲んだ。
酒、タバコは20歳になるまでやったらいけませんよ。
刑罰受けますからね。
なんで真面目なこと書いてんだろ?
とにかく、これでスタンピードが終わりました。
次回はお楽しみのザマァです。
どうしようかなぁ?