※この作品はR-18です。

裏切られた"僕"は絶望して逃げたが、入れ替わった"俺“はその後の人生を謳歌する。   作:美味しく食べよう

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"俺"の始まり2

「ん?」

 

ここは?

 

「はっ!」

 

思い出した。闘いの後、強制的に眠らされて、今気づいたのか。

それにしても、なんか調子がすこぶる良い。なんだか、カチッとハマった感じだ。無意識に鼻声で歌い出しそうなほどに気分も良い。

 

(目が覚めたかい?)

 

「あぁ、あれからどれくらい経ったんだ?」

 

(24時間だ。)

 

「大分経ったなぁ。」

 

あ、そう言えば、

 

「オークはどうなった?」

 

(あっちだ。)

 

あっちと言われても…と思ったけど、案外あっちだった。

 

「おぉ、ほぼ傷がない。我ながら綺麗に仕留めたな。」

 

(本当にね。ちなみにオークの革は革鎧にもなるよ。)

 

「え、マジで?ラッキー。俺武器とか甲冑とか好きなんだよね。」

 

(そうなのか。それはよかった。)

 

「あぁ。町に出たら鍛冶屋のとこすぐに行くわ。」

 

(そうしたほうがいい。こんなもの持ってても嵩張るだけだしな。)

 

「死体をこんなものって言うなよ…。」

 

俺はそこで合掌をした。

 

(?何をしているのだ?)

 

「祈りだ。こうやってもらった命に感謝するんだ。」

 

(なるほど。それは良いことだ。この世界には食いたくても食えない人がゴマンといるのだからな。)

 

「まぁ、そうだな。」

 

「よし!合掌終わり!早速この洞窟を出るか!」

 

(ふむ、仕方ない。この死体は我が運ぼう。)

 

直後、自体がブォンと消えた。

 

「え?どこ行った?」

 

(案ずるな。我の空間魔法だ。空間と空間の間に新しい空間を作り、そこに収納する。所謂、収納魔法だな。)

 

「ヘェ〜。…ていうか、その魔法あったら魔王瞬殺じゃねぇか?」

 

(生憎、生きている生物は収納できんのだ。死体は物として認識されている。)

 

「まぁそっか。さて、今度こそ行くぜ!」

 

(俺達の旅は、これからだ!)

 

「それ終わるやつじゃねぇか!」

 

 

 

 

ここで、おかしなことに気づいただろうか?

何故、主人公は24時間何も口にしていないのに、腹が減らないのか。

 

 

 

まぁただ単に興奮で、空腹を感じていないだけだけど!

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

そんなこんなで、俺達は近くの村にやって来た。

 

「寂れたところだなぁ〜。この村。」

 

主人公達がやって来たのは、ラッシュが住んでいた村である。

 

(のどかでいい所なんじゃないか?)

 

「いいや、こんな村に興味はない。すぐに立ち去りたい。」

 

そのまま主人公達は立ち去った。

 

(では、ここから一番近い都市、バーンに向かえ。)

 

『バーン』とは、ラッシュがいた村から一番近い町である。

歩きで、およそ3日間かかる。

何もない普通の町。仕事も娯楽も、全てが普通の町。

まぁ、普通であるからこそ、冒険の始まりにはピッタリである。

だが一つ、普通とは違うところが一つある。

 

(冒険者ギルドだ。)

 

「なるほど、冒険者のための仲介所があるのか。」

 

そう、ラノベでよく聞く、『冒険者ギルド』があるのだ。

 

(この体の元の持ち主は農民であるから、名前はあれど身分を証明するものがない。だが冒険者の手帳が最も簡単に身分を証明できる。)

 

「なるほどね。冒険者の手帳か。うっし!目的は冒険者ギルドだな!

そんじゃぁ、レッツラゴー!」




本当にガバガバですみません。
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