裏切られた"僕"は絶望して逃げたが、入れ替わった"俺“はその後の人生を謳歌する。 作:美味しく食べよう
「それじゃ早速説明するよ!」
「まずウチについてだ!ここ冒険者ギルドは冒険者に依頼を仲介する役割を持っている!その依頼の報酬金から仲介料として1割貰っているんだ!わかったかい?そんじゃ次だ!依頼はギルドを通して仲介される物と、直接依頼される物がある。前者の割合がほとんどだが、知名度が上がるとたまに直接依頼されるよ!これも分かったかい?それじゃ次!冒険者同士、仲良くやりな!共に冒険することがあるかもしれない、そのためにもね!最後に!ウチは仲介所の他に簡易的な酒場をやってるよ!気が向いたら金を落としていっとくれ!
これで終わりだ!他にも分からないことがあったら、先輩に聞きな!」
「はい!分かりました!ありがとうございます!」
「皆さんもよろしくお願いします!!」
「「「「「「「「おうッッッ!!よろしくなッッッ!!」」」」」」」」」
「素直でよろしい!早速依頼を受けていくかい?」
「いえ、この町にはきたばっかりなので散策してみようと思います。」
「それもいいね!それじゃまた!」
豪快に手を振るヘルガさん。さっぱりしていて気持ちがいい。
「おう坊主!聞いてたぜ!散策するんだってな!それなら最初に拠点を決めとけ!おすすめはすぐ隣にある宿屋『小鳥の止まり木』だ!」
「あ〜あそこな!泊まり代が安くて、部屋も頑丈だしな!」
「飯も安くて美味いぞ!」
「ヤッても音が漏れにくいしな!」
「あとはあそこだ!鍛冶屋!確か名前は…」
「『ヘパイストスの工房』だな!あそこはいい武器とか置いてあるぞ!」
「まぁその分値が張るけどな!」
「それなら『ドワーフの工房』だな!あそこは値段よりも品質の良い武器とか置いてあるぞ!冒険者になりたてはあそこが主流だ!」
「それから…」…
「わーわー!情報が多すぎます!自分で散策してみますよ!」
「「「「「それもそうだな!!」」」」」
「皆さんありがとうございました!」
「おう!困ったことがあったら聞きに来い!大抵はここにいるからな!」
「お前は四六時中酒飲んだくれじゃねぇか!」
「アタシの部屋きてもいいのよ〜?」
「お前の部屋行ったらどうなることやら…寒気がしてきた。」
「それでは!」
「「「「「「おうッッッ!!じゃあな!!!」」」」」」
慌てて冒険者ギルドを飛び出してきた。あのままあそこにいたら、いつまでも引き止められそうだった。
でも、とても気の良い人達だった。色々と世話を焼いてくれたり。
ヤバいのもいたけど。誘ってきた人なんか、ムキムキのガチムチやで?
あの人の部屋に行ったら…考えただけで尻が痛い。
(ふむ、なかなか愉快な奴らだったな。とても優しい奴らだ。)
(あぁ、本当にな。)
「おい!お前が期待の新人か!」
そう言われて、振り向くと、さっきの酒場では見ない顔の人がいた。
「お前な〜期待の新人だとか言われて調子乗ってんじゃねぇぞ〜?
そんな奴はな〜この『ガンズ』様が成敗してくれる!
くらえ!ガンズパンブフォッッッ!!」
話が長いから踏み込んで殴った。
どうやら酔っ払ってるらしい。
「おーいガンズさん。酔いは覚めたかー?」
「…ん〜。ん?あれ?なんで俺ここにいるんだ?」
うわ、酒癖悪すぎん?
「ガンズさんが酔っ払って俺に殴りかかってきたんですよ!」
「む!そうなのか!それはすまんかった!何か奢るから許してくれ!」
「いいですよ。宿代3日分奢ってくれませんか?」
「あぁもちろんだ!宿代なんざ一ヶ月分でも払ってやる!どこの宿だ!」
『確か、『小鳥の止まり木』だったような。」
「あそこか!俺もあそこに泊まってるんだ!分かった!3日分奢ってやる!
本当にすまんかった!」
そう言って、ガンズさんは銅貨3枚を渡してきた。
「これで3日分泊まれるはずだ!いやぁ〜本当にすまんかった!じゃあな!」
そう言ってガンズさんは歩いていった。
「さて、先に宿屋に行くか。」
そのまま俺は宿に向かって歩き出した。
まぁ冒険者ギルドの近くなだけあり、すぐに着いた。
「すいません。3日泊まらせてください。」
「かしこまりました!では銅貨3枚頂戴いたします!」
「はい。」
チャリン
銅貨を置いた。
「はい!ありがとうございます!お客様のお部屋は二階の奥となっております。こちらがその部屋の鍵です。外出する際は鍵をお預かりいたします。それではごゆっくり!」
二階のの奥に行って、言われた部屋に入る。
中は思ったよりもずっと綺麗だった。
「さて、着いたー。と言ってもほぼ着のみ着のままだったから、なんも荷物ねぇや。」
(おい。あの門の兵士のところに行かなくてもいいのか?)
「そうだった!板返しに行こうっと。」
町に着いたばかりのため、パタパタと忙しい。
「ちょっと外行ってきます!」
そう言って、鍵をカウンターの人に預ける。
「お気をつけてー!」
町の門にいた武装してる人のところに向かう。
「おっちゃん!板返しにきたぞー!」
「おう、ご苦労さん。冒険者にはなれたか?」
「うん!」
「よし、じゃあちょっと手帳見してな。」
「はい!」
手帳を渡す。おっちゃんは軽く見た後に、
「よし、これで正式にこの町に来たことになる。ようこそ『バーン』へ!」
ちょこちょこ編集で「ここはこういう書き方かなぁ」という感じで見てます。