※この作品はR-18です。

Daff -indifferencet's End   作:アンデッド

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1.彼女

怪物は存在する。幽霊も存在する。彼らは

私たちの中に住み、ときとして勝利する。

 

──スティーヴン・キング

 

 

灰色の廊下を歩く。日射しすら当たらない

暗闇の場所。足元がおぼつかないほど

足を進めていくと、目の前にミルク色の

光が……

 

“起きて、※※※”

 

*

 

アチメキラキラ キラキラ キラキラ 天地ニキ揺ラカスハ サ揺ユラカス 神ワカモ 神コソハ キネキコウ(なんじゃこりゃ) キ揺ラナラハ アチメ キラキラ キラキラ キラキラ 森ノ山 社ノ 太刀モガト 願フ其ノ血肉ニ 其ノ奉ル アチメ キラキラ キラキラ キラキラ 猟夫ラガ 持タ山 忌避ニ 御狩スラシモ 弓ヒクユ(a ) アチメ キラキラ キラキラ キラキラ上リマス豊日血雨 御魂強欲ス 本ハ金矛 末ハ木矛 アチメ キラキラ キラキラ キラキラ 三輪山ニ アリタテルチカサヲ 今栄エデハ 何時カ栄へム アメ マイ マイ マイ 吾赤身ガ、猟師ノ山ノ山ノ山モト 人モ見ルカニ 深山カ縵為ヨ アチメ マイ マイ マイ 魂ヲニ被猿取リシデワ 魂チトラセヨ 御魂上リ 魂上リマシシ神ハ 今ゾ来マセル アチメ キラキラ キラキラ キラキラ 御魂ミニ 去マシシ神ハ 今ゾ来マセル忌避 持チテ 去リクルシ御魂 ササゲ

 

 

 

 

 

 

あれはちょうど~初夏の暖かい時期を

感じ始めた7月上旬頃。今から一年前くらいの

こと。副業で芸能活動してる女の子、ご本人から

出しても良いということで実名言います。

アマネミサさん、皆さんもテレビで割りと

見る方ですよね。

 

 

 

なかなか変わってる方でしてね~服装は

黒を基調としてる幻想的な服装に、金色

ツインテールの端麗な容姿する美少女

なんですよ。数年前に不幸にも自殺してしまい、

この世を去ってる女優さん。ハリウッドでも

活躍していたその方と瓜二つの容姿で

芸名も同じなのは妙だと、個人的には

思います。

 

その方とファミレスで一杯飲んでるとき、ちょっと

意見を聞かしてほしいって、こんな話を

私にし始めたんですよ。

 

 

彼女はねぇ~副業はタレント、本業は〈殴り屋〉

という浄霊師(徐霊師)紛いの仕事

やってるんですよね。

 

ある日に『同居する息子がおかしくなった』

専業主婦の仮にA子さんとしましょうか。

からの依頼でよくある一軒家へ向かいました。

同行していたのは、事務所社長の仮に

Lさんとしましょう。その方は女性なんですが

琉球古武術の達人で元PMC(民間軍事会社の私兵)

やってらしたミサさんの保護者だったんですよね。

 

その方と共に玄関へ入り、居間へ案内されたら

いや~ぐっちゃぐっちゃって

ライオンが草食動物を咀嚼するような音が

聞こえてきたんです。

 

どうやらプラスチックの保存容器に入った

精肉と生卵などを息子さんが、そのまま食べて

らしたんです。ミサさんはそこで妙な感じが

しましたが、いつも通り殴りかかったんですよ。

 

最初に踵落とし。横へ倒れた息子に

馬乗りになり、往復ビンタと

左、左、右、右、左、左、右、左という

頬骨と顎を軋ませ脳みそをぐらぐらと揺らす

いつものやり方で浄霊しようとしました。

 

でも、上手くいかなかった。

 

 

 

鼻が潰れ、両頬が腫れあげた息子さんは

「キクケララテロレレ

カタケコレレロロロ、クララロカタケハサヤリ」

と楽しそうな感じで呟いてたんです。

どうしよっか~とミサさんが悩んでたときに

「すみません。警察です」巡回中の制服警官

お二人が訪ねてきたんです。

 

見かねたAさんが、招き入れたら

ミサさんに噛みつこうと息子さんが

逆に押し倒されてたんですよ。

Lさんが「撃て! こいつはマトモじゃない!!」

叫ぶと、お巡りさん二人は一斉に発砲した。

 

ほら~だいぶ前に可決された『超法的護身法』

のおかげで最近の法執行機関はすぐに

拳銃を使えるんですね。

 

それでも息子さんは倒れないんです。

血まみれで口は血だらけで開いたまま、そこから

黒く変色した舌をブラブラブラブラ

させながらお巡りさんたちの方へ

近寄りはじめたんです。

 

 

「外まで発砲して! はやく!!」ミサさんは

激を飛ばし台所であるものを作り始めました。

その間に銃声がひっきりなしに響き、

ミサさんは即興で火炎瓶を作ったんですよ。

 

玄関付近で腰を抜かすお巡りさんに咬みつこう

とした息子さんにドロップキックして

車道まで吹っ飛ばすと、火炎瓶に火を点け

投げつけた。

 

火柱をあげながらゆっくり息子さんは

両膝ついて、動かなくなりました。

そこからは現場検証やら事情聴取などを

やってたそうです。

 

そんな時に──

 

うわぁああぁあああああぁあああ

 

突然の耳をつんざく悲鳴。ミサさんは

その方向へ目をやったら遺体収納袋を突き破り、

皮膚の下をさらけ出し黒く焼けただれた

息子さんがふらつきながら、歩いてたんです。

検視官の方へ襲いかかろうとした瞬間に

頭が四散したんです。

 

ミサさんが愛用してるレバーアクション式の

散弾銃を抜き放ったんですよ。やむなく。

 

特製のやつらしくて、聖水で育てたシキミと

清めた銀で加工した散弾だから効果あったと

ミサさんは言ってました。

 

その事に関してはLさんが根回して

お咎めなしで済んだそうです。

 

 

ミサさん曰く、もしかしたら

他にも息子さんみたくなってる方が

いるかも知れないって、憂えげに

そう呟いたんですよねぇ。

 




稲○淳二先生の話は、怖いんですかね?
 
個人的には怖いというより『なるほど』
って感じになります。
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