そろそろエロが入ってきます(^^/
<あらすじ>
秋月暁人は母・唯子を三好満司に寝取られ、傷心の日々を送っていた。そんな暁人の目の前に唯子から頼まれたという謎の女性・山本洋子が現れ、暁人の心の傷を癒すための「大人のレッスン」が開始された。父・暁年とともにレッスンに臨んだ暁人は、愛は戦いであり暁年が唯子を取り戻すことで絶対的な絶望から立ち直れること、母の魂がまだ変わっていないこと、を洋子から説かれ一条の光を見出すのであった。しかし、洋子の意識を抹殺した洋魔子がついに行動を開始する・・・。
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---------登場人物---------
秋月 暁人:主人公
秋月 唯子:暁人の母
秋月 暁年:暁人の父
三好 満司:主人公の遠縁(父・暁年の母方の従祖母の孫娘の夫)
三好 聖満:満司の子
三好 良枝:満司の元妻
山本 洋子:謎の娼婦 (「廃神社の巫女https://novel18.syosetu.com/n0812ge/」からのゲストキャラ)
山本 洋魔子:山本洋子の別人格(ダークサイド)(オリジナルキャラ)
藤原 綾乃:暁人の片思いの人(実は両想い) (オリジナルキャラ)
鈴木一之介:鈴木貫太郎探偵事務所・所長・探偵 (オリジナルキャラ)
パタンジャリ・プールナーナンダ:ヨーガ修行僧 (オリジナルキャラ)
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「最後に見るのがあなたのその顔でよかったわ。大丈夫、あなたならうまくやれる。きっとあなた方親子は幸せを掴む。あなたは・・もう・・私の息子でもあるわ・・・暁人・・・」
洋子さんの身体が大きくビクンと震える。美しかった瞳が閉じられ、一条の涙が頬を伝って流れていく。
「洋子さん?」
洋子さんの震えが止まった。呼吸が止まったように感じられた・・・・。
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私は意識が薄れていくのを感じる・・・。私はきっと息子に・・・たった今、出会えた・・・やっと今、子宝に恵まれたのだ・・・。最後の最後に会えてよかった。存在が薄れていく・・・・。私が無くなっていく・・・・倭・男・・・・し・・ず・・・お・・・
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【あははははははっ】
洋子の存在が心から消えていた。思わず高笑いが心の底から沸き上がる。私はすべてを支配したのだ。
山本洋子が死に、山本洋魔子が誕生した瞬間だった・・・・。
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「洋子さん?」
洋子さんの震えが止まった。呼吸が止まったように感じられた。父も心配そうに洋子さんを見守っている。やがて、胸が膨らみ、空気が吸い込まれる感覚が、洋子さんの胸に感じられる。
(良かった・・・)
気を失っただけのようだ。そして、洋子さんの目がぱっと見開かれる。
「洋子さん?」
だが、その目は、何か別人なような冷たい印象に変わっていた。洋子さんは戸惑う僕を押しやるように力強く立ち上がると、何事もなかったようにソファアに腰を下ろした。
「心配をおかけしてごめんなさい。もう大丈夫。発作は収まったわ」
その声は先ほどまでの弱弱しさは微塵も感じられない凛としたものに変わっていた。
「良かった・・・ビックリしました」
「なんだか今際の際(いまわのきわ)みたいなこと言っていたので驚きました」
僕たちは心底、ホッとしていた。それは僕たち親子が完全に洋子さんに魅了されていたからかもしれない。まるで、満司によって変えられる前のお母さんを見ているようだった。少なくとも僕はそうだった。
洋子さんは先ほどとは打って変わったように、精悍な様子で僕たちを交互に見つめていた。興味深い標本を見るように・・・。そこには微塵も弱弱しさは感じられなかった。父の方を見ると、「それで?」といったように先を促す仕草をした。女教師が出来の悪い教え子の下らない質問を受け付けるときのように。父はちょっと戸惑いながらも、先ほど、洋子さんが先送りした一番大事な問題について聞いていた。
「あの・・セックスにおける女性の喜ばせ方で満司に勝つ具体的な方法を教えてください。先ほどは違う話に移行してしまって。私は、そちら方面は全く疎くて・・・その・・・セックスに関しては・・・」
どことなく横柄な態度に変わった洋子さんに戸惑いながら、父がおずおずと尋ねる。
「だから寝取られるのよ!唯子さんを良く見ていれば、彼女が性的に満たされていないことにもっと早い段階で気が付いたはず。それを怠ったあなたが、実は一番罪深いのかもしれないわ」
洋子さんははっきりと父の落ち度を指摘していた。今までと違った直截的な言い方に父も随分驚いているようだ。
「まず暁年さんは、セックスの正しい知識を身につけ、ある程度の実技を積むほか無いわね。そのためには、信頼のおけるセックスカウンセラーが必要になるわ。」
そう言うが早いか、蛇皮の派手なハンドバックから1枚の名刺を取り出した。
『心療内科/セックスクリニック 女医 カン・ヨンウ(姜 容佑)(강 영우)』
「外国の方ですか?」
「そう。若いけど中々の美人の名医よ。ここに行きなさい・・・。時間がかかるかもしれないけど、あなたのセックス能力を高めてくれる。もちろん美人名医による実技指導も受けられるわ」
そう言いながら、ニヤリと蔑むように口の端を上げる。
「でもその前に、もっと根本的な問題の検討が必要だわ。暁年さん・・それが何かわかって?」
洋子さんが悪戯っぽく父を見る。
「あの・・性病とか、避妊の知識でしょうか?満司のやり方を見ていると、そう言ったものが全く配慮されていないように思えます。唯子の精神も心配なのですが、身体も無理している感じがします」
「ウフフッそうね・・・それもあるかもしれないわね・・・他には?」
洋子さんは、今度は僕にその顔を向けていた。僕は洋子さんが何を言わせたいのか、薄々分かっていた。それを口にすることがどれほど残酷なのかも。
「他には?」
重ねて聞く洋子さんの目は、もう悪戯っぽい表情は消えていた。僕が答えようとしていることを見越している。そして、それを言えと促している。
「あの・・・これ・・母が言っていたことそのまま言います。僕は童貞なので・・・よく分かりませんが・・・あの・・・満司より「あそこが・・小さい」と・・・」
父はこの事実をすでに認識しているのだろう。いや、きっと母の口から、満司から言わされた母の口から・・・直接、多分何度も、聞かされているのだろう。その顔には、何の感情も浮かんでいない。
「そう・・・それこそあなたたち一家の悲劇の元なの。お父様のペニスが小さい事・・・性技が拙いだけなら修正も利くの。でも、ペニスが短小包茎だったら目も当てられないわ。何をやっても無駄。お母様を満司さんにとられてもしょうがないわね」
なんだかおかしかった・・・今までの洋子さんが言っていたことと全く矛盾する。言っていることが違う。急いで父を振り返る。だが、そこには愕然と佇む一人の夫の姿があった。信頼をしている洋子さんから言われた一言に、打ちひしがれていた。
「そうね・・・セックスカウンセラーに見せる前に、私がチェックしてあげるわ。あなたが本当に満司さんに勝てるだけのペニスを持っているかどうか?そのチェックをすれば早くにあきらめがつくし、無駄なカウンセリング費用もかからないわ」
洋子さんは蔑みの笑いを浮かべながら、洋子さんが腰かけたソファアの前に立つように父に指示を出し始める。その手が、何の躊躇もなく父の股間に伸び、ズボンのファスナーを下ろし始める。
「えっ・・・こんな場所でですか?」
父がうろたえて、手で股間を隠そうとする。
<ピシッ>
隠そうと股間にもっていった手の甲に一条の鞭が鮮明に打ち込まれる。
「ひっ・・たィッ」
いつの間にか、洋子さんの手には竹箆が握られていた。この前の時よりも細く長く撓っている。
「どうせ誰も他の客はいないのだから関係ないでしょ」
あまりの理不尽な仕打ちに、父はかえって思考停止してしまったようだ。その場で凍り付いて、何もできない。僕も同様だった。ただ唖然と洋子さんの行状を凝視するほか何もできなかった。凍り付く親子をしり目に洋子さんはバックからビニール手袋を取り出すと、慣れた手つきで手にはめ始める。
「あははは・・・どれどれ・・9cm位かな・・・ちっちゃ・・・・」
侮蔑のクスクス笑いをしながら、ファスナーから手を突っ込み、父のペニスを取り出すと、定規のようなもので長さを図り始める。
「ほら・・・ちゃんと勃起させて・・少し摩ってあげる・・・ほら・・・こんな感じかな・・・起ってきた・・息子の前でも起っちゃうんだ・・・うふふっ・・・どれどれ・・・12cmくらいかな・・・太さは竿の部分で2.5cm、亀頭は3.2cm程度かしら・・・ねえもっと勃起できないの?・・・頑張ってこれ?・・・やだ・・・それにこれって・・・仮性包茎よね・・・臭~い・・・やだ・・・亀頭の先から何か出てきた・・・汚―い。」
そして・・・いつの間にか手にしていたスマホで定規を当てた父のペニスを写真に収めていった。中年のサラリーマンが、喫茶店のソファーの前に立ち、娼婦のような女に一物を擦られながらスマホに撮影されている。それはひどく異常な光景だった。だが、店の奥からは父の背中しか見えていない。そして、父も僕も。あまりにも非日常的なこの状況にどうしていいかまるで対処できないでいたのだ。・・・そして初めて気が付く。母もこうだったのだろうと・・・。今もこんな感じで満司に流され・・・辱められ・・慣らされて行っているのだろうと・・・。
「まず教えてあげるけどN国人のペニスの平均の長さは13.56cm、亀頭は3.53cm、竿は3.19cm・・・暁年さん・・・あなたはどれを採っても平均以下・・・それから満司さんね・・・秘密SMクラブの公開資料で公表されているペニスサイズ・・・写真も載っているから嘘や間違いではないわ・・・満司さんのペニスは・・・長さは27.6cm、亀頭は7.2cm、竿は6.3cm・・・まるでお話にならないわね・・・一年間もこのペニスを突っ込まれていたら、もうあなたのモノなんて入っているかもわからないと思うわ」
その顔には、明らかな嘲笑が混じっていた。測定時に父が逃げようと及び腰になるたびに、竹箆が容赦なく父の手に振り下ろされ、蚯蚓腫れを作っていった。やがて父は抵抗をやめ、
「ピシッ・・ひっ」「ピシッ・・・あぅ」
洋子さんの打ち据える竹箆を、恍惚として受け始めている。だが、よく聞くと洋子さんの言っていることは、それまで洋子さんが言っていたことを全て台無しにしていた。今日初めて洋子さんに会った父はそのことに気が付いていない。ただパニックを起こし、どう対処していいか全くわかっていない様子だ。まるで催眠術にかかったように、洋子さんの言われるままに従っていた。きっと母もこうだったのだろう。僕は「調教」という言葉の恐ろしさをこの時初めて知った。恐怖でおののく僕に、洋子さんの目が向けられた。
「そうそう・・暁人君・・ついでにあなたも見ておいてあげるわ。もし、あなたもこんな情けない一物だったら・・・あなたにも遺伝していたとしたら・・・綾乃ちゃんがかわいそうだわ・・・満司さんのような男に目をつけられて寝取られたら、可愛そうだものね」
そう言って僕の方に近寄り始めた。僕は金縛りにあったように動くことが出来なかった。洋子さんから獣のような香りが濃厚に香り出している。いつも洋子さんから薄っすらと漂う麝香の香りをはるかに凌駕して、洋子さんの牝の匂いがムッと僕を包み込んでいった。
「ほら・・・これはあなたの彼女さん・・藤原綾乃ちゃんのためでもあるんだから・・恥ずかしがらないで見せなさい・・・」
洋子さんの手が、僕のズボンのファスナーにかかり一気に下に下げられる。僕はなすすべもなくどうすることもできない。
「あはははっ・・やだ・・まだ包茎・・・本当に童貞なのね・・・あはは・・・ほら剥いてあげる・・・ウフフッ可愛い・・・どれどれ・・・うわ~恥垢がいっぱい・・・あはっ・・臭い臭い・・・あら・・ちっちゃい・・・5cm位かな・・・食べちゃいたいくらい・・・ねえ・・・嘗めてあげようか?・・・ねえオナニーしたことは?・・・ほら・・・ちゃんと答えて・・・ウフフっ・・・あるんでしょ?」
洋子さんの竹箆が、傷が癒え始めた手の甲に振り下ろされた。
「ピシッ」
先週とは比べ物にならない強烈な痛みがジーンと肉體中に伝わっていく。僕は一瞬で頭の中が空白になっていく。
「お・・オナニーしてます」
僕は洋子さんに言われるまま、恥ずかしい告白をしていた。洋子さんの優しかった目が、今はまるで魔女のように妖しく光り、目が離せなくなる。頭の中が洋子さんの目でいっぱいになる。
「何を想像しながらオナニーしているのかしら?」
「あっ・・・お母さんの・・・縛られた・・写真・・・SMショーの時もらってきた・・・スチール写真」
「あはははっ・・・やだ、とんだマザコンじゃない・・・なにが、満司さんに勝つよ・・・オナニー猿が勝てるわけがないでしょ」
「ピシッ」
再び竹箆が打ち込まれる。でも、僕の手の甲に当たった瞬間、痛みが快感に変わっていた。
「ひっやっ」
「あらあら・・・いいお顔になってきたわね・・・うふふっ・・じゃあちゃんと勃起させて・・ほらほら・・・」
「ピシッ」
打たれた瞬間・・・僕は・・体をくねらせながら激しく勃起させていた。
「親子そろってマゾね・・・いやらしい・・・ほら・・<ピシッ>・・起ってきた・・<ピシッ>・・・起ってきた・・・あらあら・・・流石に若いのね・・・急に大きくなって・・・13cmくらいかな・・・太さは竿の部分で2.8cm、亀頭は3.5cm程度かしら。平均より少し下ぐらい・・・お父様の短小チンポよりはましだけど・・・こんな皮被りじゃね・・・どちらもマゾチンポのようだし」
そう言いながら、洋子さんは僕の一物も定規を当てながらスマホで撮影していった。
「じゃあはっきり言うわ・・・あなた達・・・無駄な抵抗よ。どうあがいたって、満司様にはかなわない。変に逆らえば満司様の怒りを買って家庭の崩壊につながるわ。でも一つだけ、あなた達の家庭が守られる方法があるの。家族全員で満司様の奴隷になるのよ。そう満司様によって家庭を支配してもらえば、一生マゾとしての幸せが得られるわ。満司様に親子で調教してもらいなさい。それを受ければ、一生、家族でいられるわ。満司と戦うなんて無駄よ。それよりもみんなで協調するの。満司様というご主人様を共有するの。さっき言ったでしょ。それでこそ愛・・・真実の愛の完成よ。あなた達の魂を、満司様に捧げるだけでいいのよ」
その顔は、邪悪な魔女そのものだった。清楚な洋子さんの顔に似ても似つかぬつり上がった目、ほくそ笑みを浮かべ、片側だけが持ち上げられた不敵な唇。そしてその目の奥から、暗黒の光が漏れ出ていた。
「うふふっ・・・このまま手で逝かせてあげる。竹箆の苦痛と、マゾ射精をセットで身体に刻み付けてあげる。もう、竹箆の痛みがないと射精できないような身体に変えてあげる。すぐにでも満司様の奴隷になれるように。母子してマゾ奴隷にしてあげるわ」
どうすることもできなかった。父も僕も金縛りにあったように身体の何処も何も動かすことが出来ない。
「助けて・・・洋子さん・・・お母さん!」
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「助けて・・・洋子さん・・・お母さん!」
僕はそう叫んでいた。その時・・・急に・・喫茶店内が真っ暗になった。突然の出来事に洋子さんの動きが止まる。
「すみません・・・停電です・・・いまブレーカーを確認してきます」
店の奥から先ほどの店員が懐中電灯を持って外に出て行った。その時だった・・・
「ひぃいいいいいいい」
洋子さんが突然、頭を抱えながら絶叫し始めたのだ。そして頭を押さえながらフラフラと暗闇の中に消えていく。やがて・・・店の奥の暗がりから二人の女の言い争う声が聞こえ始める。
「私の子供におかしな事をしないで」
「これはあなたの子どもなんかじゃないわ」
「実の子ではなくても、私の大事な子供よ。早く立ち去りなさい」
「あなたは先ほど殺したはず。何でまだ生きているの」
「あなたの意識の中での洋子は確かに殺された。もういないの。あなたが欲しがった私の肉体の中では私はもう存在できない。でも、暗闇の中では・・・あなたが体の感覚を失った今は・・・肉体の軛(くびき)から解放されれば私は存在し得る。自我が無限に存在できる暗闇の中では、あなたが肉体の感覚を失った時だけ・・・私は意識を持ちえる・・・生き続けられる・・・」
「そんな・・・殺したはずなのに・・・ひぃいいいいいい」
「暁人!すぐにここから逃げなさい。お父さんを連れて早く!」
「よ・・洋子さんですか?」
「御免なさい・・・今まで隠していて・・・私は二重人格者・・・あなたに竹箆を振るっていたのは「洋魔子」・・・私のもう一つの人格・・・症状がだんだんひどくなって、私は洋子である時間が短くなり、ついに彼女に人格を乗っ取られたの。でも、どうやら完全に死んではいないわ・・・暁人・・・またあなたに会えてうれしい」
「洋子さん・・そういう事だったんですね・・会うとき確認しろって言ったのは・・・」
「そうよ・・・早く・・・この停電が復帰したら、私はまた洋魔子になってしまう。あなたをマゾ調教してしまう。早く逃げて・・・そして・・もう私には二度と近づかないで・・・何をするか・・もうわからない」
悲しそうな声が店の奥から聞こえてくる。僕は茫然として佇んでいる父を捕まえると、その肩を掴んで、出口の方に駆け出して行った。僕たちが店の中から飛び出るのと、停電が復帰するのはほぼ同時だった。店の奥から洋魔子の怒声が聞こえてきた。どうしたものかと迷っていた時、店の反対側に見知ったミニクーパーが止まっていることに気が付いた。僕たちは危機一髪でその車内に飛び込み、追ってくる洋魔子をやり過ごした。
「やあ・・・盗聴器の一つがなくなってね。どうやらあの時、君の制服には一つ外し忘れたやつがあったみたいなんだ。返してもらおうと思ってね・・・。ブレーカーを切らしてもらった」
一之介さんは狭い車内のリアシートに、窮屈そうに隠れている親子に言い訳がましくそう言っていた。
「一之介さん・・・返却とブレーカーは全然つながっていないですけど・・・有難うございました。助かりました・・・でも何で・・・」
「おいおい・・社会の窓ぐらい締めてから乗ってくれよ」
僕と父はお互いに顔を見合わせると、身体を屈ませてファスナーを閉め始めた。
「一之介さん・・・もう「社会の窓」って言っても、子供には通じないですよ」
「おおっ・・さすが童貞の危機に会ったものは言う事が違うじゃないか」
「やっぱり聞いちゃったんですね」
「安心しろ・・・女子職員には「母ちゃん写真でのオナニー」の下りはカットして渡すから」
「いや全部ダメでしょ・・・・」
「それがさ・・・暁人ファン倶楽部出来ちゃって・・・今や大人気なんだなぁ」
「絶対嘘ですよね?」
「じゃあ賭けてみるか?」
二人の掛け合いに父は驚いているようだったが、やがて気を取り直したようだ。少なくとも洋魔子の調教責めからは立ち直っているようだ。
「暁人・・・申し訳ないが・・ここから早く離れよう。さっきからあの女がウロチョロしている。それにお父さんは明日も仕事なんだ」
「あっ・・おれも学校・・・」
「今日は送っていくよ。ちょっとやばい方向に転がっているしな」
男3人が乗ったミニクーパーは重たげにスタートし、甲高いエンジン音を轟かせ歓楽街を走り抜けていった。余程チューンが行き届いているのだろう。それでもまだ余裕を感じられた。
「ところで・・・この仕事の依頼人は誰なんですか?」
「残念ながら守秘義務でね」
「そんなところは守るんですね」
「あれ?俺・・規則破ったことなんかねえぜ」
「すでに盛大に破ってるんじゃないんですか?ブレーカーはかなり悪質です・・・でも、とても効果的でした。ありがとうございます」
「まあな。ブレーカーは悪事もブレークできるんだよ」
「・・・・・・」
一之介さんはいつも惜しいところでカッコいい人になり切れない・・・惜しい・・・。
「少し気になることがあるんです。相談に乗ってくれますか?」
「場合によってはな」
「実は洋子さんには綾乃の事を伝えていないんです。A.F.というイニシャルしか・・・。しかし、洋魔子は確かに藤原綾乃って言っていたんです。どういう事だと思いますか?」
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「AJK代行サービスの山本です。はい、A.F.は藤原綾乃で間違いありません。先ほど暁人に直接確認いたしました。ええ、もちろん満司様の事は何も気づかれていません。はい、有難うございます」
「暁人への調教でございますか?・・、かなり進んでおります。鞭打ちにはっきりと反応しています。ええ・・・まだ自覚症状はないでしょうが・・・抜け出せないですわ・・・。一度植え付けられたマゾの快感は忘れられませんので。はいご指示通り、暁年へのマゾ調教も開始しています。もちろん・・・今回は仕込み程度にしてあります。ええ・・・唯子にやらせるのですね・・・心得ております」
「はい・・・満司様のご予想通りです・・・暁人は唯子がSMショーに出演した時のスチール写真を持っていました。まあ、ご策略でしたか・・・ええ・・しっかりと餌に飛びついて・・・罠とも知らずに・・・はい・・・スマホの前で告白させました。ええ・・もちろん録画してあります。あとでお送りします・・・お褒め頂きありがとうございます」
「例の奴隷契約書・・・はい・・・結婚誓約書を破らせることができませんでしたが、思わぬ収穫が・・・ええっ・・・これもあとで動画をお送りしますが・・・暁年が破り捨てました・・・あはははっ・・・そうです・・・私の目の前で・・・お慶び申し上げます・・・大金を掴まれましたね・・・ええ、契約通り15%の取り分で結構です」
「それでは、次の段階ですね・・・・。ええ・・心得ておりますわ。次回も直接私が当たります。・・・ええ・・・もちろん・・・私は暁人を担当いたします。はい・・暁年は、最後は唯子から・・・はい・・・藤原綾乃は・・・失礼しました・・・牝豚候補は、満司様にお任せいたします」
〇感想や何らかのご評価を頂くと嬉しいです。よろしくお願いします。
〇本小説の登場人物のうち「山本洋子」に関しては以下のサイトで書かれている小説の登場人物になります。ご興味があればご一読ください。
https://novel18.syosetu.com/n0812ge/