※この作品はR-18です。

続・月下香の檻 大人のレッスン   作:シン之助

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山文京伝先生の「月下香の檻」の2次創作です。〇感想や何らかのご評価を頂くと嬉しいです。よろしくお願いします。

<あらすじ>お待たせしました・・・今話からエロ全開で行きます!
 秋月暁人は母・唯子を三好満司に寝取られた心の傷を癒すため謎の女・山本洋子から「大人のレッスン」を受けていた。レッスンの中で暁人は「本当の幸せ」の意味を知り、母の魂がまだ変わっていないこと、暁年が唯子を取り戻すことで絶対的な絶望から立ち直れること、を洋子から説かれ一条の光を見出すのであった。しかし、暁人と暁年が具体的な反撃の方法を知らされる前に、洋子は洋魔子に意識を乗っ取られ殺されてしまった。その上、母・唯子は満司の策略でセックス依存の極限状況で色情狂に変えられていた。すべての思考を奪われた唯子は満司の暗示によって家族への愛情を憎悪に変えられつつあった・・・。
そんな中、暁年は仕事の都合で知り合った謎の老人に代わり工事現場に3日間の「居座り」の約束をしてしまう。
本小説はhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14703233にも掲載しています。


第15話 地獄の家 その1/5

---------登場人物---------

秋月 暁人:主人公

秋月 唯子:暁人の母

秋月 暁年:暁人の父

三好 満司:主人公の遠縁(父・暁年の母方の従祖母の孫娘の夫)

三好 聖満:満司の子

三好 良枝:満司の元妻

山本 洋子:謎の娼婦 (「廃神社の巫女https://novel18.syosetu.com/n0812ge/」からのゲストキャラ)

山本 洋魔子:山本洋子の別人格(ダークサイド)(オリジナルキャラ)

藤原 綾乃:暁人の片思いの人(実は両想い) (オリジナルキャラ)

鈴木一之介:鈴木貫太郎探偵事務所・所長・探偵 (オリジナルキャラ)

パタンジャリ・プールナーナンダ:ヨーガ修行僧 (オリジナルキャラ)

--------------------------

「何か御有りになったのね?すぐに行きます・・・ええ分かりました。暖かなものを何か作っていきますね・・・」

 

夫の話し方や声音で、夫が緊急事態に陥ったことを一瞬で理解した。何か大変なことが起きている・・・。それはこの忌まわしいクリキャップの影響下にあっても、すぐに感じ取ることが出来た。あの日以来・・・満司によって無理やりクリキャップを取り付けられて以来・・・一日の大半を淫欲に浮かされながらボッとしている日々が続いていた。常にクリトリスをキュウキュウと吸い上げられ、上半身を動かすたびに乳首ピアスに刺激を送り込まれ、正常な神経を保つのが難しくなっていた。気を許せば自慰行為に耽ってしまう。完全にセックス依存症にさせられていたのだ。それが今、夫の事を心配するあまり、クリキャップから送り込まれる疼痛のような淫欲が引き、はじめて夫の事に意識が向かい始めていた。

その時だった・・・・

 

「ピキピキッピキピキピキッ・・・」

 

再び・・・あの強烈な刺激が・・・綾乃ちゃんの危機を暁人に伝えようとしたときに感じた身を捩るような刺激が・・・脳髄を引き裂く様に通り抜けていった。クリトリスの根元に深く貫通するように打ち込まれたクリキャップの5本の針が・・・地獄のような悪魔の刺激を容赦なく送り込んで来たのだ。思わずスマホを取り落としてしまいそうになっていた。喘ぎ声が上がりそうになり、何とか手で口を押える。

 

「何か他に必要なものは?」

 

そう言おうとしたが声にならなかった。震える手で急いでスマホを切ると、その場にしゃがみ込み、股間に指を這わせていた。

暁年さんのあの話し方は緊急事態に違いない・・・それもひどく切迫している。早く行ってあげなければいけない・・・そう思えば思う程・・・・肉體に取り付けられていた邪悪な器具が・・良心を嘲笑うかのように、根本から引き裂くような強烈な刺激を脳髄に打ち込みでくる・・・。取り付けられて1週間・・・これほど強い刺激を受けたのは初めてだった。指でいくら擦っても、肉体の疼きは一向に癒えることはなかった。5本の針がもたらす地獄のような快感は、暁年さんへの強い思いとは裏腹にさらに膨れ上がっていった。

 

そして・・・しゃがみ込む私のすぐ目の前にニヤニヤと笑っている満司様が立っていた。

 

(い・・いつの間に・・・)

 

満司様が合鍵を持っているのは知っていた。しかし、家には勝手に来ないという約束が・・・奴隷契約書まで書かされて決めた約束が・・・反故にされている。

 

「い・・・家には・・来ないって・・・約束した・・・はうっ・・はずです。ど・・奴隷契約書・・・まで書いたのに・・・」

 

我を忘れて自淫に耽り、無防備になった私は快感に呑み込まれそうになりながら、何とかそう言っていた。奴隷契約書はあまりにも屈辱的で、非道徳的で、悪意に満ちたものだったが、その代わり家族の居場所を・・・たとえそれが仮初(かりそめ)だったとしても・・・保証するものであった。夫や暁人には謝っても謝り切れるものではなかったが、私にとっては唯一の心のよりどころになっていた。暁年さんも何も聞かずにサインをしてくれていた。あの契約書がある限り、満司様がここに現れることはないと信じ切っていた。

 

「その契約書をよ・・・お前の亭主が破り捨てたんだよ・・・聞いてなかったのかよ?」

「えっ?・・・・」

(暁年さんが私に相談もなくそんなことを?・・・)

「そ・・そんな・・・の嘘・・よ・・・あの人は・・・かっ・・勝手に・・そんなこと・・・しない・・・」

 

そう言い返すのがやっとだった。暁年さんに限ってそんな馬鹿なことを・・・。これは二人で決めたこと。暁人のために・・・家庭を何とか保つために・・・。信じていたのに・・・。

 

「だったら確認してみろよ。どうせお前たちのあのマセガキには・・・暁人に見えない所に隠してあるんだろ?」

 

満司様のすぐ後ろに隠れるように佇んでいた聖満君が私にいきなり抱き着く。「暁人」という言葉を聞きつけた聖満君の遠慮のない指先が、私の臀部や太ももをスカートの上から弄り始める。クリキャップの刺激によって全身が性感帯と化していた私の肉體は、あっという間に聖満君の愛撫に反応してしまう。私はもうその手を払うこともできずに、身体を強張らせながらされるが儘(まま)になっていく。

私のすぐ目の前に、満司様の醜く膨れ上がったズボンの股間が、強烈な淫臭を放ちながら迫っていた。

 

「いまは・・・止めてください・・・主人が・・・会社の方で・・・何かあった・・・ああっぁあ・・・今は・・・ラ・・メ・・・ああんぁあんぁあ」

 

そう考えようと、心で努力しているのに、必死で戦っているのに、クリキャップの5本の針が送り込む刺激が過激さを増し、聖満君の愛撫に過剰に反応してしまう。

 

「ひひっ・・・どうやら・・・お前の間抜け亭主に何かあったようだな・・・でもオマンコが疼いてたまらねえんだろ?夫の緊急事態だってのに?へへっ・・・変えられちゃったんだよ。夫や息子への愛情が強ければ強いほど・・・そのクリキャップの刺激はどんどんと強くなり・・・お前から理性を奪っていくんだよ・・・お前の変えられてしまった肉體と心を嫌というほど思い知らせるようにな・・・キヒヒッ」

 

満司様は私をせせら笑いながら、私の目の突き出した股間の一物を、ズボン越しに顔の中心に押し付けてきた。鼻腔に満司のペニスが放つ強烈な淫臭が溢れ出す。

 

「おら・・・この臭いの・・・このクセェ~臭いの・・・虜にな」

 

私はいけないと知りつつも満司様のペニスから漂う淫臭を胸いっぱいに吸い込んでしまう。満司様に全てを捧げ、愛しつくしたいという考えがもたげ始める・・・そして・・・満司様の一物以外・・・何も考えられなくなり始める。聖満君の手が、スカートをたくし上げ、股間に指を這わせ始める。

 

「はうっ・・」

(この子・・・上手くなっている・・・)

 

まだ小学6年生だというのに、ニヤニヤとその表情は私を見下すような侮蔑が含まれている。一日中疼きっぱなしだった部分が再び意識に上り始める。暁年さんの危機に際して忘れ始めていた疼きが、幼い指によって暴き立てられ始める。聖満君の指が子供とは思えない狡猾な手技で掻き上げ、私を追い詰めていく・・・。

 

「行かせて・・・主人のもとに・・・とても・・・心配なの・・・はぅ・・ぁあぁあぅ・・・」

「主人のもと?・・・お前のご主人様は誰だ?あん」

 

クリトリスの根元に深く貫通するように打ち込まれたクリキャップの5本の針が・・・聖満君の悪魔のような指で軽くひねながら食い込まされていく。

 

「ひゃん・・・ま・・満司様です・・・あっぁぁ」

「そのご主人様との契約書を勝手に破ったら・・・どうなるんだ?」

 

聖満君は父親譲りの狡猾さで、正確に、確実に、地獄のような悪魔の刺激を容赦なく送り込んでくる・・・・。こんな時だというのに・・・肉欲が私からすべての考えを奪っていく。

 

「はあはぁっ・・・全て・・・ご主人様のモノになります・・・この家も、土地も、私たちの全財産も・・・私たち自身も・・・・」

「そうだよな・・・おら・・・もし、お前の腰抜け亭主が契約書を破っていたら・・・この家も、土地も、お前たち夫婦の全財産も・・すべて俺様のものだぜ。お前を含めて全て俺様のものだ!・・・けへへへ」

 

「ピキピキッピキビギュビュッ・・・」

 

クリトリスが引きちぎれるような痛みが・・・、全身の神経が焼き切れるような快感が・・・背骨を走り抜けていく。

 

「ひゃぁああぁあぁ満司様のモノです・・・全て・・・ご主人様のモノです・・・ひゃぁぁぁぁ」

 

私は神経が全て焼き切られるような快感に仰け反りながら、その場で満司様に縋り付いていた。クリキャップをいじられただけで絶頂してしまっていた。まるでその愛情を確認するように、思い切り抱き着いていた。すべてを頼り切り、すべてを捧げてもよいと思った。私は満司様に抱き着きながら、夫のひ弱な身体では感じられない逞しい肉體を感じて、心の底から頼もしいと思った。満司様のツンとする体臭が・・・本当の男の匂いが・・・私の全身を包み込み、心から幸福だと感じていた。

ピクピクと絶頂の余韻に浸って小刻みに震える私の肉體を抱きしめながら、満司様が私に尋ねる。

 

「さあ、奴隷契約書を確認しに行くぞ。どこにあるんだよ?」

「私達の寝室です・・・」

 

我に返った私は、満司に急き立てられながら、夫婦の寝室に向かっていた。本来であれば夫以外の男を連れて行ってはいけない場所・・・でも実際は二人の邪悪な親子とのプレールームであった場所・・・に急き立てられていた。

 

(奴隷契約書があるかどうか・・・夫婦の寝室で・・満司様の前で確認しなければならない)

 

一年前の記憶がよみがえる。夫を辱めるために、あえてこの場所で逢瀬を重ねた。目くるめくセックスの記憶に、今でも・・・暁年さんが隣にいると・・・こっそりとオナニーをしてしまっていた。それがかえって興奮して、いつもより感じてしまっていた。満司様によってそのように変えられてしまっていた。

改めてこうして二人して寝室に入ると、再び淫らな気持ちが沸き上がるのが抑えられない。夫が危機に瀕しているというのに・・・夫婦の寝室で、調教師と二人きり・・・。

 

(夫が・・・暁年さんが・・・私に勝手にそんなことをするはずがない・・・)

 

満司様のいう事は間違いに違いない・・・。そう思いながら、寝室の奥の棚・・貴重品をしまっておく小型の金庫の暗唱キーを押していた。暁人と暁年の誕生日を足した数・・・、物理キーは寝室の枕の下・・・。無意識にその物理キーを取り出して鍵穴に差し込んでいた。・・・ふと視線に気が付き振り返る。すぐ後ろから満司がのぞき込んでいた。私は美しい思い出が詰まった手文庫を金庫から取り出すと、祈るような気持ちでその蓋を取っていた。

 

「家の権利書・・・土地の登記簿・・・みんなここにしまってあるんだ~・・・それに預金通帳なんかも・・・」

 

満司の手が伸び、通帳の一つを掴み上げ、ぺらぺらと中身を見始める。

 

「へへっ・・・さすが一流企業の課長さんはサラリーが違うね・・・調教師の俺とは桁が違うや」

「何を勝手に・・・」

「はん?何を勘違いしてやがるんだ・・・契約を破棄した時点で・・・これはみんな俺様のモノなんだよな・・・おら!・・・見せてみろよ!奴隷契約書・・どこにあるんだよ?お前のマン拓が押してある「オマンコ契約書」がよ」

「クッ・・・」

 

だがそこには、あの人を小バカにしたような・・・安物の茶色の封筒に入れられた事務用便箋の奴隷契約書が影も形もなくなっていた。満司の狡猾そうな顔が、ニタッ~と邪悪な微笑みが広がっていく。

 

「・・・・・」

 

手文庫の中の書類を全て取り出し、祈るような思いでひとつずつ確認していくが、どこにも見当たらない。

 

「どうやら決まったようだな?」

「これは何かの間違いです・・・きっと暁年さんが持ち出して・・・」

 

そう言いかけた時、満司様のスマホが目の前に突き出される。そこには暁年さんが映っていた。隠し撮りされたのだろう、おかしな角度で、手振れもひどい。

 

『「君は正しかった。暁人・・君の言うとおりだ。破るべきはこっちだ」

「びりっ・・びりっびりっびりっ・・びりっびりっ・・」』

 

暁年さんが奴隷契約書を掲げ、目の前で破り捨てていく・・・私に何の相談もなく・・・そして・・・この契約書を最も見てほしくなかった人物・・・暁人の目の前で・・はっきりと映っていた。

 

「こっ・・・これは・・・」

(暁人・・・暁人が知っている!・・・私たちの奴隷契約を知ってしまっている!?)

「あなた・・・あなた最初から・・・このことを知っていて・・・わざと・・・はっ・・・」

「けひひっ・・・お陰で、家の登記簿・・土地の権利書・・・暁年の実印まで・・・全部手に入ったぜ」

 

そう言いながら、満司は全て自分の懐の中に収めていく。

 

「そんな・・・だめ・・・酷い・・・だめ・・・」

 

奪え返そうと縋り付くが、しょせん女の力・・・軽くひねられると腰に腕を回され、逆に引き寄せられてしまう。

 

「おっと・・・これはお前のもんじゃないぜ・・・すべて暁年名義だ・・・そうだよ・・その暁年が破ったんだよ・・・俺に逆らって・・・すべて俺に捧げちまったんだよ・・お前も含めてな!」

 

腰に回された満司の手がスカートの中に入り込んでくる。

 

「さ・・触らないで・・・」

 

虚勢はすぐに剥ぎ取られた。満司様の節くれだった男らしい指が、クリトリスの根元に深く貫通するように打ち込まれたクリキャップの5本の針をさらに深く押し込み始めた途端・・・何も考えられなくなっていく。

 

「あっ・・ああんん」

「奴隷夫婦の分際で・・・身の程をわきまえろよ。こうなる運命だったんだよ」

 

クリキャップの与える惨めな快感を感じながら・・・絶望が私に襲い掛かる・・・。絶対的な絶望が私を打ちのめし、すべてを粉々に打ち砕いていく。

 

「暁人も知ってしまった・・・私達のすべてを・・・私たち夫婦がともに満司様の奴隷に堕ちている事を・・・愛する子に見られた・・・」

 

満司は数日前、犯罪代行サービスの女に聞かされていた録音を聞いて、思わずほくそ笑みがこぼれそうになったことを思い出す。

 

「ああっ・・・あのくそ坊主・・相当ショックを受けていたな・・・実の両親が、二人そろってマゾ豚として、セックスすら許されずに、俺様の奴隷になっていると知ったんだからな・・・俺様の所有物に成り下がったって知らされたんだからな。きひひひっ」

「酷い!酷い!人でなし!人でなし!」

 

そんな私を嘲笑う様に、満司様の指がクリキャップの5本の針をさらに深く押し込み、クリトリスが千切れ始めるほど埋め込んでいく。

 

「ピキピキッピキピキギュュ・・・」

 

もう何度目だろう・・・強烈な痛みが・・・強烈な快感が・・・気絶するほど強烈な刺激が・・・私の全身を駆け抜ける。クリキャップがもたらす悪魔の刺激が全身を貫いていく。もう堪えられなかった・・・もう限界だった・・・クリキャップの刺激が私の神経を全て焼き尽くしてしまっていた・・・すべての刺激が快感に変わっていた。苦痛も、悔恨の念も、憎悪もすべて快感に変えられていた。そして家族への愛が、夫への愛が、息子への愛が・・・すべて奪い取られ、満司への愛に変えられていた。この人には勝てない・・・悪魔には勝てない・・・善良なるものが・・・清純なるものが・・・清いものが・・・すべて穢され・・・全て奪い取られる・・・全て・・・全て・・・もうだめ・・・もうだめ・・・らめ・・・

 

「ピキピキッピキピキギュュ・・・」

「ひゃききれる・・・ひゃ焼き切れる・・・神経が・・・焼き切れちゃう・・・らめ・・・狂ちゃう・・・らめ・・・ひゃききれる・・・」

「ピキピキッピキピキギュュ・・・」

 

私の最後の心の支えだった契約が・・・最後の砦が・・・もっとも大事にしようとしていた人に破られていた・・・踏みにじられていた。その強烈な悲しみが、強烈なショックが、強烈な苦しみが・・・私の神経を焼き切り・・・地獄の苦痛を死ぬほどの快感に・・・永遠の愛を無限の憎しみに・・・変えていった。

 

「ひひつっ・・・オマンコは正直だよな。おら・・・これに全てを捧げるんだよな」

 

そして目の前にボロンと取り出された巨大なものを見た途端、そこから漂う強烈な刺激臭を直接嗅いだ途端・・・私は完全に支配されていた。無意識のうちに私は半開きになった唇から舌を突き出し、満司様の一物を愛おし気に舐め始めていた。

 

「ピキピキッピキピキギュュ・・・」

「はあはぁっ・・・全て・・・ご主人様のモノです・・・この家も、土地も、私たちの全財産も・・・私たち自身も・・・・すべて満司様の・・・三好満司様のモノです」

「ピキピキッピキピキギュュ・・・」

 

クリトリスが引きちぎれる!地獄の苦痛が無上の快感に変わり果てる。全身の神経が焼き切れ、邪悪な菌糸が体全体に侵食し、悪徳を全て快感に変えていく。

 

「ひゃぁああぁあぁご主人様・・・満司様・・・全て・・・ご主人様のモノです・・・ひゃぁぁぁぁ」

 

私はその場で満司様に縋り付いていた。まるでその愛情を確認するように。すべて頼り切っていた。すべてを捧げてもよいと思っていた。

 

(ああっ・・この人に・・・狡猾すぎるこの人に・・・全てを捧げてしまう・・・私だけではなく・・・夫の残そうとしたものも・・・暁人の未来も・・・捧げつくしてしまう・・・)

 

私は本能の赴くままに、うっとりとペニスに舌を絡ませると、焦点の合わないとろんとした表情で、その一物を口の中いっぱいに頰張(ほおば)っていた。この人のためなら全て捧げても良いと思った。私の愛も、夫への思いも、息子への慈愛も、家族への真心も、すべて満司様に捧げ、捨て去ってしまおうと考えていた。夫の事も子供の事も、もうどうでもよくなっていた。

 

「ピキピキッピキピキギュュ・・・」

「さあ・・・みんなお前のようにするのだ。お前の周りのやつをみんな・・・こっち側に堕としてしまえ。お前のようにド淫乱なマゾ豚にしろ。俺様の奴隷に、邪淫の虜にしろ。小生意気な暁人も、その恋人の綾乃も、奴隷にして逆らわないようにすれば・・・みんな幸せだろ?」

 

満司様の言葉が呪文のように私の耳元で囁かれる。

 

「ピキピキッピキピキギュュ・・・」

 

そう・・・その通り・・・満司様の仰る通り・・・とっても魅力的な・・・新たな世界・・・新たな家族・・・悪徳の栄える・・・邪悪な世界・・・魂の暗黒の園。ダメだと思うえば思う程、クリキャップのもたらす快感に肉體をのけぞらせ、思考がショートし、素晴らしい提案に変わっていく。その私の耳元で・・・満司様の囁きが真実になっていく。

 

「さあ・・呼べよ・・・暁人の意中の人・・・藤原綾乃をここに呼ぶんだよ」

(それはだめ・・・暁人の恋人を奪ってしまう・・・暁人の未来を奪ってしまう)

 

そう思えば思う程、私の中にふつふつと邪悪な快感が沸き上がる。嘲笑が浮かべた満司の顔が全てになっていく。この悪魔に身を任せ、魂を売り渡し・・・悪魔の手先になる快感が、私を支配していく。

クリキャップの針から与えられる刺激を求め腰を淫らにくねらせてしまう。淫らな腰の動きが止められない。欲しい・・・ご主人様のためなら何でもする・・・どんなことでもする・・・。

目の前に、私のスマホが突き付けられる。

 

「お前が教えたんだよ・・・藤原綾乃って・・・連絡先も・・・知っているよな?」

「はい・・・もちろん知っています・・・大事な子でしたから・・」

 

ご主人様の前で嘘は言えない。綾乃ちゃんがこれからどんな酷い目に合うか知りながら、私は正直に答えている。満足した満司様が私のスマホを調べ始める。

 

「へっへっ・・・あった・・・藤原綾乃ちゃん・・・」

 

強烈な刺激に・・・悪の快感に・・・身体全体が・・・ゾクゾクとする快感に火照り始める。

 

「さあ・・・暁人の恋人を奪え・・・暁人の未来を奪いされ」

 

母親としての本能が・・・ギリギリのところで・・・何とか私に良心を思い出させる。しかし、それがかえってマゾの快感に火をつける。

 

「暁人の未来を俺様に捧げろ!お前の快楽のために息子の未来を売り渡せ!お前はそう変えられてしまったんだよ・・・俺様の命令に従うためには・・・実の息子の未来も、その恋人も奪ってしまう様に・・・俺様に捧げることだけを考え、それだけが快感になるように変えられてしまったんだよ」

 

満司の指がクリキャップにを押し込み始めた途端・・・私は何も考えられなくなっていく。

 

「さあ、綾乃をお前の様に変えてやれよ。お前のように。お前の娘のような少女に素晴らしい淫欲の世界を教えてやれよ。マゾ豚に変えてやれよ。良かったな・・・仲間が増えるぜ・・・マゾ豚同士で仲良くできるぜ・・・けいひひ」

「さあ唯子・・・藤原綾乃に電話をするんだ。今ここに呼び出せ。」

 

------------------

「現場の所長・・・木下君だっけ・・・を呼び出してくれないかね・・・何?本社に呼び出されている?私は何も聞いていないぞ・・・金本部長の呼び出しだと・・・現場監督は来栖君か・・・うん彼で良い・・・」

「大河原さん?聞いたことないな・・・えっ企画開発本部長の大河原さんですか?・・・すっ・・すいません・・・」

「秋月君の様子はどうだ?」

「秋さん、梃子(てこ)でも動きませんよ」

「何とか君からも説得してくれないか・・・」

「雨が降ってくれば・・・やめると思っていたんですが・・・まさかミイラ取りがミイラになるとは・・・」

「いったい彼は何を?何で彼はそこまでこだわっているんだね?」

「よく分かりませんが、例の老人に何か言われたみたいで」

「何者なんだ?その老人って?」

「さあ・・・私は皆目・・・その上無責任にも戻ってこないんですよ」

「じゃあ、やめればいいのに」

「秋さん義理堅いから・・・」

 

(確かに・・・それが出来れば彼はもっと出世していたに違いない)

 

「それより、来てますよ・・・金本部長の部下の方が」

「何だって?何で金本のやつの部下が?」

「どうやら金本部長・・・本気のようです。木下所長も呼び出し食らってますし・・・。金本部長の部下の方・・・ええと・・張本課長補佐・・・いろいろと事情を聴きまわって・・・この件を正式な問題にすると息巻いています」

「何?張本君まで・・・それはまずいな・・・」

「ええ・・・張本課長・・・ビデオカメラまで用意して、現場詰所から望遠で撮影し始めて・・・「秋月に協力したものは懲戒だ」って協力しそうな連中に圧力をかけて・・・。みんな怖がって近寄れなくなりましたよ」

「それじゃ今・・彼は?・・・」

「作業員から借りた雨合羽一つで雛を温めています。たった一人、雨の中で・・・」

 

来栖は張本と言う男があまり好きになれないでいた。本社社員だという変なプライドを持ち、現場サイドを馬鹿にしたような態度を隠そうともしない。秋さんとは大違いだった。その上、張本という男は秋さんが羽織っいたその薄いビニール製の雨合羽すら取り上げようとしていた。すでに秋さんの身体には雨が染み込み、身体をブルブルと震えさせているというのに・・・。もともとこの現場も、廃神社となった地元神社の空き地を中心に、かなり強引な手法で用地買収した結果だと聞いていた。JVを組んでいる金田興産と言う会社も、最近になって急になり上がってきたあまり評判の良くない会社だ。

 

(秋さん・・・あなたは職を賭してまで、何のためにそんなに頑張っているんだ?)

 

来栖は悲壮な面持ちで、楡の木の梢で震えながら雛を温めている暁年を、遠くにある現場詰所のプレハブ建物から祈るように見つめていた。




〇感想や何らかのご評価を頂くと嬉しいです。よろしくお願いします。
〇本小説の登場人物のうち「山本洋子」に関しては以下のサイトで書かれている小説の登場人物になります。ご興味があればご一読ください。
https://novel18.syosetu.com/n0812ge/
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