「こ、この体勢はさすがに……恥ずかしいのじゃが……」
消え入るようなランガの声が、寝転がるあなたの下腹部近くから聞こえた。
あなたの視界に広がるのは、ランガの股間。美しいすじにその上にある蕾のようなアナルといった、本来隠されるべき部位が全て目の当たりにできる。
あなたは今布団の上で仰向けになっていて、体の上にはランガが乗っていた。本来なら二人とも頭の位置を揃えるものだが、今回は真逆。あなたの頭にはランガの下半身が、あなたの股間にはランガの顔が位置している。
いわゆる、シックスナインの体勢である。
ランガとのセックス勝負における前哨戦として、互いに愛撫できるこの体勢をあなたは選択していた。
これならば二人とも互いの秘部を責める事ができる。セックス勝負における愛撫の競い合いでは、これ以上の体位は無いだろう。
ランガは恥ずかしそうに身をよじる。その拍子に尻が揺れ、あなたの目を楽しませた。
「い、いくらなんでも、これは……のぅ?」
どうやらランガは、この体勢で強い羞恥を感じているようだ。
おそらく、己の目が届かないところで恥ずべき部分をさらけ出しているのが耐えられないのだろう。
そしてあなたからは見えないが、今ランガの目と鼻の先にはそそり立つ肉棒があるはずである。
股間は相手に見られ、視界は欲望の象徴でいっぱいになる。意外とウブなランガにとって、それは刺激が強いようだ。
しかし、そうしてランガがうろたえているというのなら、それはあなたのチャンスだ。
これはランガを屈服させる為のセックス勝負。ならばこの隙に先手を取るのが常道。
そう考えたあなたは、ランガの尻を両手で掴み、頭の方へぐいっと引き寄せた。
そうしてひとすじの秘裂に目いっぱい近づいたあなたは、舌を伸ばして舐めはじめる。
「ひゃぅっ!? お、お主、何をしておる……!」
いきなり舐められるとは思ってなかったのだろう、ランガの腰がびくりと跳ねあがった。
だがあなたは構わず、ぴっちりと閉じたままの秘裂にそって舐め続ける。
「く、ぅぅうっ、あふっ、はっ、あぁぁ……や、止めるのじゃ……! そんな所、汚いじゃろう……!」
当然汚いわけがない。ランガの秘部はいやらしさを感じさせないほど美しい。
しかし、それでもオスを誘う色香はあった。今あなたは、花の匂いに誘われた蝶のように花弁をすすり、奥にある蜜を求めている。
「ん、ん、んっ……あっ、はっ、あぁっ……!」
戸惑うような声色に、段々と甘い響きが混じっていく。
それに合わせてランガの秘裂の奥から、じわりと蜜が湧き出てきた。
あなたはあえて音が出るようにして蜜をすすり、そのはしたない音をランガの耳へ届かせる。
「お、音を立ててすするでない……! くぅんっ、ふぅっ、はぁ、あ、あ、あぁ……!」
あなたが蜜をすするたびにランガの腰はくねり、甘い声を響かせ、漏れる熱い吐息が肉棒へ伝わる。
この様子ならば、ランガとのセックス勝負にあっさりと勝利できそうだ。
あなたがそう軽んじた時、その意識がランガに伝わったのか、彼女がついにあなたのペニスを掴んだ。
「セックスでとは言え、勝負は勝負……このままやられっぱなしなど、性に合わん。か、覚悟せよ勇者よ、儂の本気を味わわせてやるぞ」
言いながら、ランガが手を上下に動かし、あなたの肉棒を扱きはじめる。
室内に、しゅっ、しゅっ、と肉棒を擦る音が静かに響いた。
「くふふふ、どうじゃ、儂の棒捌きは中々のものじゃろう? 剣の扱いに比べれば、お主のマラなどこの通りじゃ」
誇るように言うだけあって、ランガの手淫は中々のものだ。
先ほどまでウブな反応を見せていたとは思えないほど軽快に手が踊り、リズミカルに肉棒を扱きあげてくる。
握りはペニスに摩擦を伝えやすいように柔らかい。それでいて輪っかにした小指だけは握りがやや強く、幹の方を丹念に扱きあげてくる。
クロナのように性知識が豊富で性格的にもこのような行為に前向きな魔物娘なら、きっと人差し指で輪っかを作り、カリ部分を責めていた事だろう。
しかし性的行為にウブなうえ剣の扱いの方に慣れたランガは、その癖で小指部分の握りが強くなっているのだ。剣の握りは様々あるが、ランガの流派は小指付近の握りを強くし、人差し指に近づくにつれて力を抜く傾向にある。
剣の握りの癖をそのままにペニスを扱いてくるランガに、なんとなく彼女らしさを感じつつ、しかしあなたは負けてられないとクンニを激しくしていった。
「あぅっ、くっ、ああぁっ、た、たわけっ、な、中に舌先を入れるでない……! くっ、ぅぅっ!」
先ほどまですじの表面を舐めるだけだったあなただが、ランガが責めてくるのに触発され、今度は舌先を蜜壺にねじ込み浅い部分をしゃぶり始めた。
狭い入口があなたの舌先を締め付け、追い出そうとしてくる。それを拒むように舌先を突き入れ、穴の入口付近を舐めまわしていった。
「お、おのれ……! ならば儂も、こうじゃ!」
言うやいなや、あなたの肉棒がぬるりとした感覚に包まれ、同時に熱さを感じた。まるで燃える粘液に包まれたかのようだ。
この熱さとぬめりは、どう考えても口内の感触である。どうやらランガは、手淫だけでなくあなたのペニスを咥えてきたようだ。
シックスナインの体勢だと、必然あなたも自分の股間部分が見えない。なるほど、ランガがこうして責めてくると、何をされるのか事前の覚悟を決める事ができない。これではあまり余裕を見せてはいられないようだ。
「ちゅ、ぢゅ、れる……ふふん、どうじゃ儂の口淫は。お主のマラも、気持ちよさそうに跳ねておるぞ」
確かにランガの口内は気持ちいい。目に見えない分口内の熱さとぬめり、そして舌触りを敏感に感じ取ってしまうのだ。
だが舐める動きにつたなさがある。それもそうだ。おそらくこんな行為について、これまで具体的に考えた事などないだろう。
ただ飴を舐めるだけならともかく、独特な形のペニスに刺激を与える効率的な舐め方など、いくらランガといえどぶっつけ本番でできるはずがない。
「ちゅぶ、ちゅる、ちゅ、ぢゅっ、ぢゅぅっ……! ぢゅう、れる、れりゅ、ちゅ、ぢゅぅ……!」
だというのに、ランガの舌先は段々と軽快に動きはじめていた。時折口をすぼめてペニスを吸っているようでもあり、時間が経つにつれフェラが明らかに上手くなっている。
「ふふ、どうじゃ、儂を侮っていたじゃろう? こんなこともあろうかと、最近アイとクロナから性技の事を聞きだしておいたのじゃ。クロナはともかく、アイが意外と詳しかったのには驚いたがのぅ。あやつ、意外とむっつりスケベじゃったのじゃな」
あなたはアイとクロナの顔を浮かべ、余計な事を、と思わずにはいられなかった。
しかしそんな余裕はすぐに消し去られる。ランガが鈴口をちろちろと舐め始めてきたのだ。
もともとが敏感な亀頭の部分だが、鈴口はその中でも更に敏感と言える。ランガは鈴口の割れ目を舌で開き、その内側をざらざらとした舌先で舐め突ついてくるのだ。
むず痒い刺激が肉棒にはしり、思わずこみ上げてくる射精感。射精するのではなく、強引に射精させられてしまうような感覚だ。
このままではまずい。意外と成立し始めてきたセックス勝負に、あなたは慌てて反撃を試みる。
もうこうなったらなりふり構ってはいられない。あなたは指で強引にランガの秘裂を割り開き、蜜穴に舌をねじ込んだ。
じゅるじゅると音を立てるほど蜜をすすりながら、ランガの内側を舐めていく。
「ふあぁっ、あっああっ、や、やめっ、んっ、あっ、はあぁっ!」
ランガもさすがに刺激が強いのか、ペニスを責める手を休め、淫らに喘ぎ始める。
「お、おのれ……ま、負けぬぞ勇者よ! 師として、弟子には負けられぬわっ」
弟子なのは一応剣の技においてであって、別に性行為における師弟関係ではないのだが。
そう思いつつも、ランガの股間で口を塞がれている今、指摘する事はできない。
あなたのペニスが、またぬるりとした熱い感触に包まれる。ランガがフェラを再開したのだ。しかも先ほどよりも激しい。
亀頭部分を強く吸い上げられ、幹を手で扱かれている。更に鈴口は先ほどのように舌が入り込み、ざらざらとした舌先で内側を責められていた。
ランガの本気の責めを前にして、ついに射精欲求が膨れ上がる。亀頭、それも鈴口付近が燃えるように熱くなり、こみ上げてくる射精感を抑えられない。
だが絶頂の予感を抱くのはあなただけではなかった。ランガもまた蜜壺から愛液を迸らせ、腰をひくつかせている。
そしてあなたがクンニをしながらクリトリスを指で刺激した時。
ランガが鈴口を舐めながら一際強く肉棒を吸引した時。
二人同時に、絶頂が訪れていた。
「んっ、んんん~~~っ!」
ランガは開放される精液を口で受け止めながら、絶頂のくぐもった声を上げた。
ランガの蜜穴から愛液が吹きだし、あなたの顔を汚していく。
「んっ、げほっ、げほげほっ……思わずお主の精液を飲んでしもうた……うえ、に、苦いではないか……」
しばらく咳き込んだランガは、はっとしたようにあなたの体から降りた。
「あー……す、すまんのう、儂ので顔を……その、うむ、すまん」
潮を吹いてしまったうえにあなたの顔にかけてしまったのを恥ずかしがっているのか、ランガは手で顔を隠すようにして謝ってきた。
なんだか毒気が抜かれるというか、あなたまで恥ずかしくなってしまう反応だ。さっきまで調子よく責めていたとはとても思えない。
とりあえず、勝負だったのだから謝ることは無いとランガをなだめてみた。
「勝負……そうじゃ、勝負はどうなった? 今のは絶対お主の方が先にイったじゃろう!」
いや、今のはランガの方が先にイったはずだ。あなたはそう伝えた。
「ぬぅ……負けず嫌いめ」
ランガには言われたくないセリフだった。
「ふん、まあいい。こんな前戯で勝敗が決まってもつまらぬからな。勝負はここからが本番じゃ」
それは文字通り、これから本番を行う、つまり実際にセックスをすると言ってるも同然だ。
しかし先ほどの勝負で自信をつけたのか、ランガは妙に強気だ。教えられただけでああも見事に口淫をこなすし、これは実際セックスしても中々強敵かもしれない。
あなたとしては、これはランガをしもべにするため決して負けられない勝負。
より一層気合を入れ、ランガとのセックス勝負の本番へと望むことにした。