※この作品はR-18です。

白(しろ)と空(くぅ)ですが、なにか?   作:リュウコウ

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2 蜘蛛娘・上層下降

~~~蜘蛛娘と地龍娘のマイホーム~~~

 

マイホームで相変わらず糸の操作をしている。伸ばしたり縮めたり、粘着性の糸を出したりしていると、

 

《熟練度が一定に達しました。スキル〈操糸Lv 1〉と〈粘糸Lv 1〉を獲得しました》

 

スキルを獲得したのと同時に、記念すべき2匹目の獲物がかかったみたい。ちょうどお腹も減ってきたところだし、タイミングバッチリだね♪

 

〈美麗さん。今から、獲物を狩ってくるから、待っていてね♪〉

《姫色さん。気を付けてね。その間、私は大丈夫なの?》

〈大丈夫だよ。粘着性の罠を張り巡らしてあるから、美麗には指一本触れさせないから!〉

《ありがとう、姫色♪》

〈それじゃあ、行ってくる〉

 

スキップ混じりに獲物の所に向かう。

......我ながら、蜘蛛のスキップってすごいシュール。

前回は油断して、思わぬ反撃を喰らってしまったので、今回は慎重に近づく。

さて、どんな獲物がかかっているのかなー?

 

〈エルローフロッグ〉

 

蛙だった。またお前かい!なんでやねん!このダンジョン、もっといっぱい他の魔物もいたやん!2回同じ魔物がかかるとかどんな確率やねん!

ハーッ!ハーッ!

思わずエセ関西弁が出ちゃったじゃないか。まったく、どえしてくれる......ベチャッ!Noooooooo!?

バカな1人漫才をやっていたら蛙の唾液(ダエキ)攻撃を食らった。2度目の人生にして初めて明かされる驚愕(キョウガク)の事実!私、アホだわ!

あーうん。

痛みのせいでちょっと冷静になれたわ。今回は耐性のレベルアップはなかった。熟練度が足りないっぽい。まあ、それはいいや。

蛙を抵抗ができないように糸でぐるぐる巻きにする。その上からひと噛み(カミ)、ガブー。

前回ひと噛みじゃ死ななかったし、この蛙も多分耐性持ってるんでしょ。

それでも、身動きできなくしてひと噛みしとけば弱体化するはず。

素早く梱包(コンポウ)して蛙をマイホームの奥に持っていく。その後すぐに引き返して、壊れた網を作り直す。

前回は蛙がかかった網をそのままにして、その場で食べてしまったけど、考えてみたらその間全くの無防備だったんだよね。

あの時に他の魔物なり人間なりが来てたら、網がなくなった状態で襲われることになっていた。

だから今回からはまず蛙の身動きを封じて、網の修復をして、万全の態勢を整えてからゆっくり止め(トドメ)を刺して、食事をしようと思って。

蛙のところに戻ると、ぐるぐる巻きになった状態でも、なんとか脱出しようともがいていた。

うーん。

ひと噛みじゃそんなに効いてないっぽいなー。

ガブッ!噛み付く。

噛み付いた牙(キバ)から毒を注入し続ければいいんだから。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル〈毒牙(ドクガ)Lv 2〉になりました》

 

お!スキルのレベルアップキタコレ!初めて聞いたスキルだ。

と、スキルのレベルアップと同時に、さっきまでもがいていた蛙が、ビクンッと痙攣(ケイレン)して動きを止めた。

 

《経験値が一定に達しました。個体、スモールレッサータラテクトがLv 2になりました》

 

ん?んん?あ、なんか体が変!?うえ?何これ!?皮が剥がれていく(ハガレテイク)!?

脱皮?脱皮なのか!?

 

《各種基礎能力値が上昇しました》

《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈毒耐性Lv 3〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈蜘蛛糸(クモイト)Lv 4になりました》

《スキルポイントを入手しました》

 

んんん!?ちょっと落ち着いて思いだそう。レベルアップって言ってなかった?いきなり始まった脱皮のせいでよく聞き取れなかった!

これはつまり、レベルアップの影響で、体が一新されたから?

未だにくっついたままの古い皮を剥がす。うわ、背中の部分とか結構傷ついてんじゃん。これ、蛙の唾液食らったところじゃん。見えなかったけど、結構ひどい怪我だったんだ。

ん?

そういえば、潰れた(ツブレタ)視界の一部も元に戻ってる!

とりあえず、蛙を食べよう。

魔物を倒して経験値を得て、スキルの熟練度を上げ、レベルアップでボーナスポイントとスキルポイントが得られる。と、言うことは、

 

〈空(クゥ)ちゃん、空ちゃん〉

《どうしたの、その空ちゃんって?》

〈私が美麗を鑑定した時、名前が空丹ってなってたから、空ちゃん〉

《姫色の名前は?》

〈私?私には白織ってなっていた〉

《じゃあ、姫色は白ちゃんね♪》

〈私のスキルポイントは0だけど、空ちゃんのスキルポイントは100000もあったから、使えそうなスキルをスキルポイントを使って取得しておいて〉

《そうだね、このまま孵っても戦えなかったら、すぐに殺られちゃうからね。分かったわ。白ちゃん》

 

私は空ちゃんを鑑定してみる。

 

 

〈地龍娘:[空丹]

種族:地龍姫

性別:雌

HP:18/18(緑)

MP:18/18(青)

SP:18/18(黄)

SP:17/17(赤)

スキルポイント:96400

スキル

「鑑定Lv 2」「念話Lv 2」「土魔法Lv 1」「風魔法Lv 1」「水魔法Lv 1」「雷魔法Lv 1」「光魔法Lv 1」「土耐性Lv 1」「風耐性Lv 1」「水耐性Lv 1」「雷耐性Lv 1」「光耐性Lv 1」「n%I=W」〉

 

 

卵(美麗)を守るためにも、生き残るためにも強くならなきゃいけない。

相手が魔物にしろ人間にしろ、殺されるなんて真っ平ごめんだ。

卵の親がこのあたりをうろついていないという保証もない。

私の蜘蛛の体は運動能力が結構高い。

私の最大の武器は、糸と毒牙だ。糸で拘束して、毒牙で止めを刺す。

というよりも私たち蜘蛛の魔物にとって、糸と毒牙は重要な武器なのだ。

そう判断し、以後は糸で拘束をガッチリして、相手に反撃の余地をなくしてから止めを刺すようにした。

そうやって3匹目の蛙を無傷で仕留め、食べ終わった時、天の声(仮)が聞こえた。

 

《条件を満たしました。称号〈悪食(カクジキ)〉を獲得しました》

《称号〈悪食〉の効果により、スキル〈毒耐性Lv 1〉〈腐蝕(フショク)耐性Lv 1〉を獲得しました》

《〈毒耐性Lv 1〉が〈毒耐性Lv 3〉に統合されました》

 

新しい称号を獲得した。

悪食って、仕方ないじゃん!

魔物しか食うものないんだもんよ!

スキルが伸びればその分私も強くなる、はず。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル〈蜘蛛糸Lv 6〉になりました》

 

糸を使って修業をしてたらスキルレベルが上がった。

蜘蛛糸もスキルだとわかったので、熟練度を稼ぐためにいろいろとやりまくった。

いやー、レベルが上がるまでめっちゃ苦労したわ。

おかげでマイホームの中が真っ白になったくらい。

ここ何日間かでだいぶ様変わり(サマガワリ)した。

まず張ってある網の量が増えた。

前までは丁字路の交差点から、各通路に1つずつ網を張っていただけだけど、今だは通路の先の分かれ道まで、いくつも網を張ってある。

これでマイホームの安全度は一気に上がった。

この壁紙糸は、張ってある網と連動して、網に獲物がかかると、自動で壁から離れて相手を包む。自慢のトラップ。

壁紙糸張り付け始めた頃に、スキルレベル1上がった。

壁紙糸を全て張り終えたあた、最後に目に見えないほどの極細の糸をマイホームの中に張り巡らせる(ハリメグラセル)ことだった。

この糸には粘着性はなく、索敵のためのものだ。糸が触れたものは、それがどんなものなのか、私に伝わるようになっている。

ゆくゆくはこれを遠隔操作できるようにして、マイホームの外の探りをしたい。

ここまでやっちゃうと、流石にやることがなくなって、糸をただ無駄に溜め込む(タメコム)作業をしているところで、ついにスキルレベルが6に上がった。と同時に地龍の卵が孵る。

 

〈地龍娘:[空丹]・Lv 1〉

 

空ちゃんのスキルは省略。

念願の卵から孵った地龍娘:空ちゃん。

 

〈おはよー、空ちゃん〉

《おはよう、白ちゃん。貴女本当に蜘蛛なのね》

〈私もビックリ、転生して暗い殻の中、そして、卵から孵ったら周りは蜘蛛だらけ〉

《そこから、どうやって逃げてきたの?》

〈周りの蜘蛛たちが兄弟姉妹の血で血を洗う生存競争が始まり、このままじゃ、私も毒牙にかかってしまう。スキル〈韋駄天〉を持っていたから、逃げまくった〉

《そうなんだね、白ちゃん。ご飯ってどうするの?》

 

その時、獲物がかかった合図が。

壁紙糸が剥がれ獲物に向かっていく。

かかっていたのは、

 

〈エルローフロッグLv 2〉

 

いつものように私が蜘蛛糸で拘束、狩るのは空ちゃんのお仕事。ガブッ、と蛙の首筋をひと噛み。蛙は絶命したので、美味しく最後まで完食。

 

《〈龍牙Lv 1〉を獲得しました》

《〈毒耐性Lv 1〉を獲得しました》

 

空ちゃんが新しいスキルを獲得してから数分後、網に引っかかった哀れな獲物さんたちは残さずいただきました。ここらへんにいる魔物はみんな毒持ちらしく、毒牙(ドクガ)でもなかなか死んでくれない。

まあ、どっちにしろ巣にかかってくれれば後はやりたい放題なんだけどね。

おかげで毒牙のスキルは4に、毒耐性のスキルレベルは5にまで上がった。

私がこれまで倒した魔物は、〈エルローランダネル〉が3匹、〈エルローペカトット〉〈エルローバジリスク〉〈フィンジゴアットが各1匹ずつだ。

空ちゃんが倒した魔物は、私が拘束した〈エルローランダネル〉が4匹、〈エルローバジリスク〉が3匹。

〈フィンジゴアット〉5匹、1匹ずつ魔法を使って倒していく。

 

《熟練度が一定に達しました。〈龍牙Lv 3〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈土魔法Lv 3〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈風魔法Lv 3〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈水魔法Lv 3〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈雷魔法Lv 3〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈光魔法Lv 3〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈毒耐性Lv 3〉になりました》

 

エルローランダネルは小型の恐竜みたいな魔物。

エルローペカトットはペンギンとペリカンを合わせたような胴体に、猿みたいな腕を持った奇妙な魔物。

フィンジゴアットは蜂みたいな魔物で、異様な程大きく、3メートルくらいあるこの通路を埋め尽くすくらいの巨体だった。

1番やばかったのはエルローバジリスクだ。

でかい蜥蜴(トカゲ)みたいな外見の魔物。

 

あ、サラっと私レベルアップしました。しかも3つ。今はレベル5です。

スキルは「毒牙Lv 4」「蜘蛛糸(クモイト)Lv 6」「鑑定Lv 4」「念話Lv 4」「禁忌Lv 1」「外道魔法Lv 1」「韋駄天Lv 6」「毒耐性Lv 5」「酸耐性Lv 3」「腐食耐性Lv 1」「石化耐性Lv 1」だ。

レベルが3も上がったのに、スキルレベルはそこまで上がっていない。

思ったよりレベルアップによる熟練度ボーナスは少ないみたいだ。

あと、スキルポイントもだいぶ少ないみたいだ。

私が思っている以上に、スキル関連の制約は厳しいようだった。

 

今日も今日とて怠惰を貪る(ムサボル)。あー、マイホーム様様だわー。

日課になりつつある糸だしをしながら、ゴロゴロとくつろぐ。あー、幸せ。

空ちゃんは、魔法耐性を上げるため、自分に魔法を喰らわす。「土魔法」から「風魔法」、「水魔法」、「雷魔法」、「光魔法」と、

 

《経験値が一定に達しました。地龍がLv 5になりました》

《各種基礎能力値が上昇しました》

《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》

《熟練度が一定に達しました。〈土耐性Lv 6〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈風耐性Lv 3〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈水耐性Lv 3〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈雷耐性Lv 2〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈光耐性Lv 4〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈毒耐性Lv 5〉になりました》

 

いつかはこのマイホームを離れなきゃいけないだろうなと思う。

不測の事態、環境の変化、巣を破ってくるような強敵の出現。

人間や強力な魔物ががくる、とか。

いつになるかはわからないけど、その時はやってくると思う。

変わらないものなんてない。

だから、その時が来るという覚悟はしておこう。

 

そう決意したけど、はやすぎるよ!覚悟できていないよ!

慌てふためく私と空ちゃん視界の先には、炎上するマイホームの入口の1つがある。

ウトウトと眠りについていたところに、急に火の手が上がった。

私が作り上げたマイホームは、空ちゃんの〈土魔法〉で此方まで拡がらないように土壁を発動させて、防いでいる間に、複雑に張られた蜘蛛の巣を、私たちは器用に通り抜けていく。

最後の網。そこを越えればもう二度とこの場所には帰ってこられない。

そこを越えればもう安全なんてどこにもない。

それでも私たちは迷わずに最後の網を潜る。

振り返りたい衝動にかられたけど、そんなことはしない。

今は少しでも遠くに逃げることを考える。

こうして私たちは、マイホームを追われることになった。

 

余談だが、マイホームに火を放った冒険者たちは、その後、マイホームの中央に放置されていた、大量の私の糸玉を発見したらしい。

そこまでは運良く火の手まわらず、彼らはそれを回収。

その糸を使った服がとんでもない高額で取引されたという。

中にはどこぞの国の王様までそれを購入したそうで、一時期話題になったのだとか。

私がその事実を知ることになるのは、もっとずっと後のことだった。

 

 

とぼとぼ。私たちの足取りは重い。

全速力で走りまくったせいで疲れてるってのもあるけど、それ以上にショックが大きい。

愛しのマイホームがうしなわれてしまった。

私は蜘蛛。空ちゃんは地龍。ゲテモノを食べても動じなかった私たち鋼(ハガネ)のハートに、ポッカリと空洞ができてしまった。

せめてレベル10くらいになるまでは、マイホームをキープしていたかった。

ううう、ううううう、うううううううー、うがーっ!

よし、うじうじするのは終了。気持ちを切り替えていこう。

 

 

マイホームは素敵だ。

マイホームで安全な狩りばっかりしていたから、不測の事態が起きた時に対処できない、木偶(デク)の坊(ボウ)になってしまう。

今回のことでそれを自覚した。

今のままでは、蜘蛛の巣を突破できるような相手には、私たちは逃げる選択肢しかとれない。それじゃダメだ。

対策を立てるにも、自分と空ちゃんを鑑定しないと。

 

〈蜘蛛娘:スモールレッサータラテクト:[白織]・Lv 5〉

 

〈地龍娘:[空丹]・Lv 5〉

 

実戦相手として適当な魔物を探して迷宮内を徘徊(ハイカイ)する。いた。2匹。

 

〈エルローフロッグ Lv 3〉

〈エルローフロッグ Lv 3〉

 

私と空ちゃんが身を隠した先の通路には、因縁深い(インネンブカイ)蛙の姿。

せっかくだから蛙の詳細を鑑定してみる。

 

〈エルローフロッグ:エルロー大迷宮に生息する魔物〉

ん?ちょっと待って。魔物の説明文に無視できない単語があるぞ。

 

〈エルロー大迷宮:ダズトルディア大陸とカサナガラ大陸を地下で繋ぐ(ツナグ)世界最大の迷宮〉

 

思わぬところから現在位置判明。

私たちのいるこのダンジョンはエルロー大迷宮。

ていうか、世界最大の迷宮っすか。どうりで広いはずだよ。ていうか、大陸を地下で繋ぐってどういうことよ?つまりこのダンジョンの上って、海ってこと?

うえー。マジかー。そりゃ、広いわ。

ついでに2つ出てきた大陸の名前も鑑定。

 

〈ダズトルディア大陸:人族国家が数多く存在する〉

〈カサナガラ大陸:世界最大の大陸〉

 

ふーん。もし私たちが脱出するとしたら、人族が幅をきかせてそうなダズトルディア大陸は避けたいとこだけど、そんなの選んでる余裕がなさそうだしなー。

と、鑑定に夢中になっていて放置していた蛙をどうにかしよう。

私と空ちゃんは、1人1匹倒すことにした。

 

まず、私がキシャー、と威嚇する。その後ろで、空ちゃんがもう1匹と戦っている。

ペッ!

おわ!?

間髪(カンハツ)容れずにいきなり唾液をぶっぱなしてきた。危うくくらうところだったじゃないか!

ペッ!ペッ!ペッ!

連続で吐いてくるなー!!!

うわ、うわ、おうふ!?避けきれるかんなもん!痛い痛い!

耐性があるおかげで初めてくらった時に比べればだいぶ楽だけど、それでも痛いのには変わりはないんだけどね!

というかお前、糸で拘束されてなかったらこんなに元気なの!?

ペッ!ペッ!ペッ!

待った待った!ピギャー!?また1個避けきれなかった!

まずい、このままじゃ一方的にやられてしまう!

かくなる上は、特攻あるのみ!

ペッ!ペッ!ペッ!

そう何度も同じ手を食うか!!

こんだけやられれば、お前が1度に吐ける唾液は3つが限界だってわかるんだよ!

韋駄天と呼ばれたゲーマーの観察眼と、避けテクを甘く見るな!唾液を回避!

そのまま蛙に爪を振り下ろす!

クッ、流石に避けられるか、って、ジャンプして舌を打ち付けてきた!

ビタンッ!イッター!

しかも舌にも酸が付いているのか、打ち付けられたたけじゃない、ジュウジュウした痛みがある。

おおう。これは重傷ですわ。

体力ゲージがあったのが、真っ赤な危険ゾーンに突入しているわ。

あと1発でも何かを食らったら、やばい。

けど、そうはならない。もう勝敗は決した。

蛙が飛んだ先には、私の糸が張り巡らされているのだから。

仕掛けは単純。私はどうにも移動中、無意識のうちに糸を地面に垂らす癖があるっぽい。この癖は治さないと恥ずかしい。

今回はそれを利用した。

無意識に垂れ流していた糸に、粘着性を持たせる。

あとは蛙をその場所に誘導するだけ。

そして、止め(トドメ)の毒牙!

蛙は私の毒牙を受け、息絶えた。

 

《熟練度が一定に達しました。〈酸耐性Lv 3〉になりました》

 

スキルレベルがアップした。

これで次に戦う時はもう少し楽になるはず。

私が激痛に襲われていると、

 

《熟練度が一定に達しました。〈苦痛耐性Lv 1〉を獲得しました》

 

新しいスキルを獲得した時、後ろから、空ちゃんが蛙を倒し、スキルアップと新しいスキルを手に入れていた。

 

《熟練度が一定に達しました。〈毒耐性Lv 6〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈酸耐性Lv 1〉を獲得しました》

《熟練度が一定に達しました。〈苦痛耐性Lv 1〉を獲得しました》

 

空ちゃんも、酸耐性と苦痛耐性を新しく獲得していた。向こうも苦戦していたみたいだ。

私たちがこの先、生き残り続ければ自然にスキルレベルも上がっていくだろうし、お世話になります。

あー。とりあえず、せっかく苦労して仕留めた獲物なんだし、いただきます。

うん。改めて初めての戦闘を経験してみてわかったことがある。

私たちYOEEEEE!

これは私たち個人が弱い。私はスモールレッサータラテクト種で劣化種。攻撃力も貧弱、防御力も脆い(モロイ)。唯一スピードだけはそれなりのものが出せるけど、それも初見の唾液連打は避けきれないレベル。基礎能力値ではレベルの低い蛙にさえ劣る。

空ちゃんもレベルアップし、進化をしないとダメみたいだ。

ただ生きるだけなら新しいマイホーム作ればそれで事足りる。

けど、今はとりあえずやすませてー。

この怪我、全治どのくらいだろう?というか治るのか?

とにかく寝よう

 

今日は色々あって疲れた。体を回復させるためにも寝て英気を養うんだ。

というわけで、おやすみなさい。

 

 

zzz。ううん?おはようございます。

体はまだ痛い。そりゃあんな大怪我ひと晩で治るはずもない。

ちょんちょん。ん?

なんか糸から振動が、って、うわ、簡易ホームの巣に魔物が引っかかっている。

 

〈エルローバジリスク 4〉

 

石化蜥蜴(トカゲ)が2匹。また、厄介な奴が引っかかったものだ。

せっかく引っかかった獲物を逃がすのもなー。

キョロ。

あ、やべ、目が合った。

んげ!足の先が石化してきた!ああ、もう!こうなったら仕方ない。

ガブッ!

石化耐性を持っているおかげで石化する速度はかなり遅い。

けと、無事な前足が使えなくなるのは非常にまずい。下手すると歩行も困難になりかねない。

頼むから倒れてくれ!

私の祈りが届いたのかどうか、足が半分石化したところでバジリスクは力尽きた。

 

《経験値が一定に達しました。個体、スモールレッサータラテクトがLv 6になりました》

 

お?おお!神タイミングキター!

 

《各種基礎能力値が上昇しました》

《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈毒牙Lv 5〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈石化耐性Lv 2〉になりました》

《スキルポイントを入手しました》

 

OKOK。スキルが2個レベルアップしたのは嬉しい。

けど、今はそれ以上に嬉しいことがある!

レベルアップの恩恵の1つ、脱皮による全回復!

空ちゃんの戦いを見てみる。

 

空ちゃんは〈土魔法〉で壁がせり上がる前に石化が始まる。前の片足が石化する。空ちゃんの戦いは、壁を作ってからが本領発揮。

次に〈水魔法 砲水(ホウスイ)〉でバジリスクに水を纏わし、その後に〈雷魔法 砲雷(ホウライ)〉を喰らわして、最後に〈龍牙〉で止めをさして倒した。

 

《経験値が一定に達しました。地龍Lv 6〉になりました》

《各種基礎能力値が上昇しました》

《《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》

《熟練度が一定に達しました。〈龍牙Lv 4〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈土魔法Lv 4〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈水魔法Lv 4〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈雷魔法Lv 6〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈石化耐性Lv 2〉になりました》

 

空ちゃんは脱皮がないけど、完全回復している。

イヤッハー!バジリスクよ、ありがとう!そしていただきます!

狙ってやったわけじゃないけど、私はこうして傷の完全回復に成功した。

これで、また迷宮探索をすることができる!

 

 

 

蛙にやられた傷がレベルアップで回復したので、探索再開。

と、本日の第一獲物発見。うむ、見たことない魔物が2匹。

とりあえず鑑定っと。

 

〈エルローフェレクト ステータスの鑑定に失敗しました〉

 

ん?失敗?あー、レベルが載っていない。

蛙の時は気付かれたけど、ゲジは私のことに気付いていない。

これは、バックアタックのチャンス!

音を立てないように、それでいて素早く、相手の背後に迫る。

ススススス。こんにちは、死ね!

奇襲はあっさり成功した。

空ちゃんの方を見てみると、空ちゃんも気付かれていないのか、私と同じようにバックアタックへ!

〈光魔法 咆光(ホウコウ)〉を喰らわし、跡形(アトカタ)もなく消え去った。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル〈鑑定Lv 4〉になりました》

 

お、やっと鑑定のレベルが上がった。

さて、レベルが上がって今度は何が増えるかなー?

 

〈蜘蛛娘:スモールレッサータラテクト:[白織]・Lv 6〉

 

あれ?変化なくね?

と思ったら、種族名の下のあたりになんか色のついた棒線が何本かあった。

上から順に緑色、青色、黄色と赤色で、黄色と赤色の線は上下でくっついていて1本の太い線みたいになっている。

何、これ?

 

〈HPバー〉

〈MPバー〉

〈SPバー〉

 

鑑定してみたらどうやらこの線はそれぞれ生命力を表すヒットポイントと、魔力を表すマジックポイントであることが判明した。

けど、最後のSPというのがなんなのかよくわからない。

鑑定結果は、スタミナポイントと出た。

空ちゃんのスキルが、

 

《熟練度が一定に達しました。〈鑑定Lv 4〉になりました》

 

これはいよいよ鑑定はやっぱりチートスキルだったフラグが立ってきたかな?

さて、気を取り直して探検探検。お、魔物発見。

 

〈エルローフェレクト Lv 2 ステータスの鑑定に失敗しました〉

 

とりあえず発見した魔物、コソコソっと壁を這い上がる。蜘蛛の体ってこういう時便利。空ちゃんには、私が奇襲する前に逃げ道を塞いでもらう。

私がゲジの真上に着くと、

 

〈空(クゥ)ちゃん!空ちゃん!こちら、白!どうぞ!〉

《こちら、空!どうぞ》

〈作戦通りに頼みます。どうぞ!〉

《こちら、空!ラジャー!》

 

空ちゃんが、〈土魔法〉で壁がせり上がり、ゲジを囲う。そこに、私がとうっ、中空(チュウクウ)に落ちながら、ゲジの上に。糸でグルグル巻いていく。それを2回して私たちは、獲物を頂きます。

ガブッ!パクッ!

 

私と空ちゃんの新しいスキルが手に入る。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル〈麻痺(マヒ)耐性Lv 1〉を獲得しました》

 

お、おお!ゲジ、お前麻痺なんて持っていたのか!

もしかしてこいつ、奇襲で倒せなかったら結構ヤバゲーだった?

次からはちょっと気をつけよう。

私たちのスタミナポイント(赤)がちょっとずつ回復している?

私たちはゲジを美味しくはないがいただいて、移動を開始。

 

ススススス。バサッ!グールグール。ガブッ!

いただきます。

もう1匹は、空ちゃんが止めをさして。ガブッ!

私は蜘蛛糸で獲物を巻いただけなので、私に経験値は入ってこない。

 

《経験値が一定に達しました。個体、スモールレッサータラテクトがLv 7になりました》

《各種基礎能力値が上昇しました》

《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》

《スキルポイントを入手しました》

 

レベルアップきたねー。

私が喜んでいると、

 

《経験値が一定に達しました。地龍Lv 7になりました》

 

空ちゃんもレベルアップしていた。

お、2匹の獲物発見。

ススススス。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル〈隠密Lv 1〉を獲得しました》

 

バサッ!グールグール。ガブッ!

いつも通り、もう1匹は空ちゃん。

うん?スキル?隠密?あ、2匹と獲物発見。

ススススス。バサッ!グールグール。バサッ。

 

《条件を満たしました。称号〈暗殺者〉を獲得しました》

《称号〈暗殺者〉の効果により、スキル〈隠密Lv 1〉〈影魔法Lv 1〉を獲得しました》

《〈隠密Lv 1〉が〈隠密Lv 1〉に統合されました》

 

いつも通り、1匹は空ちゃん。

暗殺者!いいね!

おっと、2匹の獲物発見。

ススススス。バサッ!グールグール。ガブッ!

 

《条件を満たしました。称号〈魔物殺し〉を獲得しました》

《称号〈魔物殺し〉の効果により、〈強力Lv 1〉〈堅固Lv 1〉を獲得しました》

 

私と空ちゃんがこの獲物をいただいたら、

魔物殺しの称号がが手に入った。が、このダンジョンの中でお腹を満たすには魔物を狩るしかない。

そもそも、魔物しかいないのだから。

ふあ!?また2匹の獲物発見!

ススススス。バサッ!グールグール。ガブッ!

空ちゃんも。ガブッ!

いただきます。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル〈過食Lv 1〉を獲得しました》

 

また?今日は称号とスキルの大盤振る舞い(オオバンブルマイ)?

 

レベルアップにスキル有難い。

隠密いいね!暗殺者いいよ!

私と空ちゃんが手に入れた魔物殺し...ね?

気を取り直して、迷宮探索再開。

あまりにも上手くいきすぎて怖いくらい。

ここら辺のゲジがとてもいい経験値の足しになるのだ。

ゲジという食料が豊富にいてくれたから実験が捗る。

ゲジを食べ続けたおかげで麻痺耐性はスキルレベル3上がった。

お?道が途切れて....ないね。

この迷路、とんでもなく広い上に、行き止まりというものがない。

その道を進んでいると、目の前の道の途切れは、どうやら崖(ガケ)っぽくなってるっぽい。

途切れた道の奥に、広い空間が見える。

となると、次はどんなところだろう?

チラッと崖の淵(フチ)に立って下を覗き(ノゾキ)込んでみる。

 

〈エルローフェレクト Lv 2 ステータスの鑑定に失敗したした〉

〈エルローフェレクト Lv 2 ステータスの鑑定に失敗したした〉

〈エルローフェレクト Lv 2 ステータスの鑑定に失敗したした〉

〈エルローフェレクト Lv 2 ステータスの鑑定に失敗したした〉

〈エルローフェレクト Lv 2 ステータスの鑑定に失敗したした〉

〈エルローフェレクト Lv 2 ステータスの鑑定に失敗したした〉×いっぱい。

《熟練度が一定が一定に達しました。スキル〈鑑定Lv 5〉になりました》

 

この鑑定で、私たちの鑑定レベルがアップ!

鑑定の情報がドバっと流れ込んできて、一瞬意識が飛びかけた。危ない危ない。

1度にやりすぎると、情報量が多すぎて頭が痛くなるんだった。

気を失ないかけるとか相当だよね。

.....、気を失ないかけるほどの、情報量。

ソローっと崖下(ガケシタ)を見る。

崖下って言っても1メートルくらいしかない。

ゲジがそこを埋め尽くすように、溢れ(アフレ)かえっていた。

ガサっ...ガサガサガサガサガサガサ!!!

ひぃぃぃぃぃ!?追いかけてきたー!?

 

追い付かれないように、空ちゃんが〈風魔法〉と〈雷魔法〉の融合魔法〈暴風霹靂(ボウフウヘキレキ)〉!

ゲジ集団は阻まれている。

 

《熟練度が一定に達しました。〈風魔法Lv 4〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。〈雷魔法Lv 4〉になりました》

 

 

 

はー。ゲジ怖い。マジで何なのあれ?数の暴力の恐ろしさ。身に染みて(シミテ)感じたわー。

あー、疲れた。

しかもあいつらは麻痺持ち。1回噛まれ(カマレ)たら、麻痺の餌食になるだろうね。

 

〈蜘蛛娘:スモールレッサータラテクト:[白織]・Lv 7〉

〈地龍娘:[空丹]・Lv 7〉

 

はー、疲れたし寝よ。

 

おはようございます。

白ちゃんと空ちゃんです。

簡易ホームにさらに更に追加していく。

 

〈エルローバラドラード Lv 9 ステータスの鑑定に失敗しました〉

 

でかい蛇が2匹。

2匹の戦闘区域は、離れている。

私と空ちゃんは、その状況を隅々まで確認する。2匹のでかい蛇は、網に絡まっている。

私はのたうち回る蛇に取り付く。

すぐさま噛み付くと同時に追加の糸を吐き出し続ける。

硬い鱗(ウロコ)をなんとか突破して、その体に毒牙を打ち込む!

蛇は毒を打ち込まれる苦しさに動きが激しくなる。

糸に拘束されてもなおも激しく暴れまわる。

私は無心で噛み付き続け、糸を吐き出し続けた。

スタミナゲージ(黄)がなくなると、スタミナゲージ(赤)が残り1割を切った頃、蛇はついに動かなくなった。

 

《経験値が一定に達しました。個体、スモールレッサータラテクトがLv 8になりました》

《各種基礎能力値が上昇しました》

《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈苦痛耐性Lv 2〉になりました》

《スキルポイントを入手しました》

 

《経験値が一定に達しました。個体、スモールレッサータラテクトがLv 9になりました》

《各種基礎能力値が上昇しました》

《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈毒牙Lv 6〉になりました》

《条件を満たしました。スキル〈暗視Lv 10〉から〈視覚領域拡張Lv 1〉が派生しました》

《スキルポイントを入手しました》

 

私が一気に2つもレベル上がった頃、空ちゃんが、もう1匹のでかい蛇を倒して。

 

《経験値が一定に達しました。地龍娘がLv 8になりました》

《各種基礎能力値が上昇しました》

《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》

《熟練度が一定に達しました。〈苦痛耐性Lv 2〉になりました》

《スキルポイントを入手しました》

 

《熟練度が一定に達しました。地龍娘がLv 9になりました》

《各種基礎能力値が上昇しました》

《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈龍牙Lv 6〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈龍眼Lv 10〉になりました》

《条件を満たしました。スキル〈龍眼Lv 10〉から〈視覚領域拡張Lv 1〉が派生しました》

《スキルポイントを入手しました》

 

私たちはレベルアップした後、簡易ホームに戻り、念入りに補強改善していく。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル〈蜘蛛糸Lv 7〉になりました》

 

いいことは重なるらしい。

迷宮での獲物は貴重なので、いただきます。

めっちゃ苦い。毒の味だよね?

 

《熟練度が一定に達しました。スキル〈毒耐性Lv 6〉になりました》

 

私たちが、でかい蛇を喰して、スキルレベルが上昇した。

 

 

蛇を倒してから何日かたった。ダンジョンの中にいると、日付の感覚がわからないからどのくらいたっているのか正確にはわからないけどね。

ここ何日かで仕留めた獲物の山。

私が知ってる中で、おそらく1番強いであろう巨大蜘蛛(グモ)がもしLv 1でも、私が勝てるわけがない。

ここも、簡易ホームのつもりだったのに、滞在期間が延びたせいで前のホームと同じくらいの規模になりつつあるし。

と思っていたら、左右の糸から伝わる振動。

私と空ちゃんは、左右に分かれて引っかかった獲物のところに行く。

 

〈エルローランダネル Lv 3 ステータスの鑑定に失敗しました〉

〈エルローランダネル Lv 3 ステータスの鑑定に失敗しました〉

〈エルローランダネル Lv 4 ステータスの鑑定に失敗したした〉

 

私のところに3匹の魔物。後から聞くと、空ちゃんのところにもこの魔物が3匹。

網ごと魔物を3匹抱えて、歩きだす。前に、新しい網を設置し直して、魔物を抱えて簡易ホームの中心に戻る。

空ちゃんは、魔物がかかっていた網のところで倒したと言うので、私は網を直しに向かう。

 

《経験値が一定に達しました。地龍娘がLv 10になりました》

《各種基礎能力値が上昇しました》

《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》

《スキルポイントを入手しました》

《条件を満たしました。地龍娘が進化可能です》

《風龍娘に進化しますか?YES/NO》

 

もちろん、YESで!

 

《進化が完了しました》

《風龍娘になりました》

《各種基礎能力値が上昇しました》

《スキル熟練度進化ボーナスを取得しました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈念話Lv 5〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈土魔法Lv 6〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈風魔法Lv 6〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈水魔法Lv 6〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈雷魔法Lv 6〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈光魔法Lv 5〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈強力Lv 2〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈過食Lv 2〉になりました》

《スキルポイントを入手しました》

《条件を満たしました。スキル〈龍翼Lv 1〉を取得しました》

《種族:風龍姫(フウリュウキ)になり、スキル〈風速(フウソク)Lv 1〉を取得しました》

 

私が網の補強から帰ってくると、空ちゃんが進化していた。地龍娘から風龍娘へと。

私も、自分を鑑定。

 

〈風龍娘:[空丹]・Lv 1〉

 

進化にエネルギーを使ったので、獲物をいただきます。

 

《熟練度が一定に達しました。〈毒耐性Lv 7〉になりました》

 

〈空ちゃん!空ちゃん!風龍娘になったんだね♪おめでとう〉

《ありがとう、白(シロ)ちゃん》

 

というわけで、ガブッ、ガブッ、ガブッ!

 

《経験値が一定に達しました。個体、スモールレッサータラテクトがLv 10になりました》

《各種基礎能力値が上昇しました》

《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》

《スキルポイントを入手しました》

《条件を満たしました。個体、スモールレッサータラテクトが進化可能です》

 

......?

レベルアップと同時に進化、だって?それはつまりあれか?某ポケットなモンスターを育てるあのゲームみたいな感じか?

 

《進化先の候補が複数あります。次の中からお選びください。

・レッサータラテクト YES/NO

・スモールタラテクト YES/NO》

 

よく考えよう。

レッサータラテクトの方は、多分成体になるってことだと思う。

逆に、スモールタラテクトの方は、レッサーがなくなっているから、劣化種族から上位種族になるってことかな?

スモールタラテクト1択でしょ。

成体になってしまうと、後戻りできないだろうし。それに、そっち方面に進化していくと、あれになるんでしょ?あの、巨大蜘蛛マザーに。それに、この迷宮の中で巨大になるなんて移動制限かかるしね。

スモールタラテクトに進化します!

 

《個体スモールレッサータラテクトがスモールタラテクトに進化します》

 

 

 

 

《進化が完了しました》

《スモールタラテクトになりました》

《各種基礎能力値が上昇しました》

《スキル熟練度進化ボーナスを取得しました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈禁忌Lv 2〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈外道魔法Lv 2〉になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル〈腐食耐性Lv 2〉になりました》

《スキルポイントを入手しました》

 

よし!自分を鑑定。

 

〈蜘蛛娘:スモールタラテクト:[白織]・Lv 1〉

 

進化にエネルギーを使ったので、いただきます。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル〈毒耐性Lv 7〉になりました》

 

幸いなことに、今ホームの中には魔物の死骸が山になっている。

獲物を仕留めたら、お残しはしないのが、私たちの誓い。だから、残さずいただきます。

食べる。食べる。食べる。食べる。食べる。

ひたすら食べる。

今は何も考えず、無心で食べ続ける!

食べる。食べる。食べる。食べる。食べる。

 

《条件を満たしました。称号〈悪食〉を獲得しました》

《称号〈悪食〉の効果により、〈毒耐性Lv 1〉〈腐蝕耐性Lv 1〉を獲得しました》

《〈毒耐性Lv 1〉が〈毒耐性Lv 7〉に統合されました》

 

このホームでのやり残しはない。

蛇様!ありがとう!

というわけで、お世話になったこのホームをそのままに私たちは当てのない旅に出発。

さらばだ!

私たちは、ダンジョンの出口を求めて歩きだす。

 

 

 

 

 

出口に行くどころか、今、私たちは縦穴を自由落下をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 




蜘蛛娘:[白織]・Lv 1
種族:蜘蛛姫(スモールレッサータラテクト)→蜘蛛姫(スモールタラテクト)
性別:雌
スキルポイント:0

風龍娘:[空丹]・Lv 1
種族:地龍姫→風龍姫
性別:雌
スキルポイント:96400


シュンの物語に追加キャラが出ないので、原作のままになってしまうので?

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