オリジナルです。
HPの残りを確認する。
緑色のバーが絶望的なまでに短くなっている様が見える。
かろうじて生きている。かろうじて生きているだけ。
ここからどうやって生き残ればいいのか。
わからない。
どうしてこうなった?
進化しても私は相変わらず奇襲だよりの戦いをしていた。
レベル1からレベル2へは比較的すぐに上がった。
どうやらレベルアップに必要な経験値は累計ではないらしい。
私のスキルポイントはいつの間にか200も貯まっていたようで、2つのスキルを取得できた。
1つは「操糸」。
その名のとおり糸を操るスキルだ。
2つ目、奇襲だよりな私にとって、索敵は重要な意味を持つ。だから、手に入れた「探知」というスキル。
発動させると
とんでもない頭痛に襲われた。この状況、私が初めて鑑定を使った時と同じ。情報量に耐えられないのだ。
空ちゃんは転生ボーナスでスキルポイントは、100000あった。今は、96600。
《熟練度が一定に達しました。〈鑑定Lv 6〉になりました》
私と空ちゃんの鑑定が上がった。
ドキドキしながら自分の鑑定をする。
〈蜘蛛娘:スモールタラテクト:[白織]・Lv 2
ステータス
HP:36/36(緑)
MP:36/36(青)
SP:36/36(黄)
SP:34/36(赤)
平均攻撃能力:19
平均防御能力:19
平均魔法能力:18
平均抵抗能力:18
平均速度能力:348
.....な....ん....だ.....と....!?
え?ええ?えええ!?
貴様誰だ!?私の知っている鑑定さんではないな!?私の後に、空ちゃんが鑑定をし始める。
〈風龍娘:[空丹]・Lv 2
ステータス
HP:150/150(緑)
MP:150/150(青)
SP:150/150(黄)
SP:150/150(赤)
平均攻撃能力:250(雷龍娘)
平均防御能力:700(地龍娘)
平均魔法能力:250(光龍娘)
平均抵抗能力:250(水龍娘)
平均速度能力:900(風龍娘)
空ちゃんの鑑定さんもいつもの鑑定さんではないらしい。
私たちの知っている鑑定さんはもっと残念感
断じて貴様のようないかにも仕事ができそうなクールビューティーではない!
本物の鑑定さんはどこに行った!?こうなってくると、他の魔物と比較したくなってくるね。
そうして魔物を探して、ようやく鼠っぽい魔物を2匹発見。よし、早速鑑定。
〈エルローグレイム Lv 2 ステータスの鑑定に失敗したした〉
私がいつも通り、ススススス。バサッ!グールグール。2匹を捕獲。
私と空ちゃんで頂きます。ガブッ!ガブッ!
《熟練度が一定に達しました。スキル〈毒牙Lv 7〉になりました》
おおう。毒牙キタコレー!
《熟練度が一定に達しました。スキル〈龍牙Lv 7〉になりました》
空ちゃんのスキルも上がったみたいだ。
そろそろ今日の探索は打ち切っておこう。
その場で簡易ホームを製作。
獲物は寝起きに食べる。
というわけで、今日は後寝るだけ。空ちゃんは毎朝警戒してくれているので、先にお休み。私はというと、
にょろーん。うねうね。にゅーん。操糸の練習。
操糸の練習をしてみてわかった。Lvが低い分、戦闘には役に立ちそうにない。
《熟練度が一定に達しました。スキル〈操糸Lv 2〉になりました》
言ってるそばからレベルアップキタコレー!
にょろろーん。うねうねうね。にゅーううん。
レベルが上がってちょっと動きが良くなった。
MPもまだまだ余裕があるし、ギリギリまで熟練度稼ぎをしよう。
ふあー。あー、よく寝た。
結局昨日はMPが切れる寸前まで粘って、操糸のレベルを3まで引き上げた。
ひと晩寝てMPは完全回復している。
起きて早々操糸の練習を行う。MPが切れそうになるギリギリの時。
《熟練度が一定に達しました。スキル〈操糸Lv 4〉になりました》
よしよし。順調順調。
まだ戦闘では流石に使えないけど、簡易ホームの中で、防護服を作っている。
私が操糸を鍛えてる間に、空ちゃんはスキルを上げていっていた。耳を澄ませて聞いていると、
《熟練度が一定に達しました。スキル〈土魔法Lv 9〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈土耐性Lv 9〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈風魔法Lv 9〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈風耐性Lv 9〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈水魔法Lv 9〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈水耐性Lv 9〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈雷魔法Lv 9〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈雷耐性Lv 9〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈光魔法Lv 9〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈光耐性Lv 9〉になりました》
属性魔法とその耐性がLv 9になり、あと1上がると、カウンターストップする。
今日の朝ご飯は、昨日捕まえた鼠。
「「いただきます」」ガブッ!!
........まずい。
気分を切り替えて、私たちは迷宮探索。
調子良く迷宮を進んでいると、嫌な予感がする。
(白ちゃん!私、今、寒気が走ったの)
(私も今、寒気が走った。空ちゃん)
(私たちの後ろの方から、近づいてくる。振り返っていい?白ちゃん)
(空ちゃん。一緒に振り返ろうか)
いっせーのーでー。
私たちが振り返ると、
真っ直ぐに伸びた道、その先から、冒険者風の格好をした男たちが追ってきていた。
やばい。人間だ!
しかも、私たちのことをロックオンしている!
〈ゴルドー Lv 29 人族 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈バードン Lv 27 人族 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈オンジン Lv 24 人族 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈ジョリア・ジュストー Lv 27 人族 ステータスの鑑定に失敗したした〉
〈ガイクン Lv 22 人族 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈レキン Lv 23 人族 ステータスの鑑定に失敗しました〉
やれるか、ボケー!?
なんだレベル29って!?
走る!
あ、分かれ道。
右と、左。ここは右に進、も、うん?
チラッと左の通路の先を見る。
〈エルローバラドラード Lv 5 ステータスの鑑定に失敗しました〉
この前の蛇よりレベル低いけど、巣を張っていない遭遇戦で勝てるわけないでしょ!?
前方にいる2匹の蛇、後方の人間!?
しかも両方とも私たちのことを見ている。確実にロックオンされているー!?
逃げる!
右の通路に逃げる!
しかもなんでこのタイミングで2匹の蛇と人間が追っかけてきているのさ!?
あわわわわわ!!
後ろからすんごい追いかけてきている音がするー!?
逃げる!!なんで私たちのスピードについてこられるのよー!?私たちのスピード300越えよ!?
それについてくるってどんだけよ!?
ゲッ!?前方に別の魔物!?
〈エルローランダネル Lv 5 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈エルローランダネル Lv 5 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈エルローランダネル Lv 4 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈エルローランダネル Lv 4 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈エルローランダネル Lv 3 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈エルローランダネル Lv 3 ステータスの鑑定に失敗しました〉
えええ!?こんな時によりにもよって1対3に持ち込むため、6匹連れだって!?
私は走るスピードをこのままに、壁を登る!
ぬおおおおぉぉぉぉ!やった!やってやった!
壁走り成功!
3匹の魔物を越える!
空ちゃんは防御力と速度が人間と魔物を寄せ付けない弾丸の如く、その空間を越える!
背後でものすごい音が聞こえる!魔物に阻まれた人間!人間に阻まれた魔物!あなたたちのことは忘れないよ。
ふはははは!
6匹の魔物が生け贄なってくれている。
せめて
先の道が、ない?
わわわ!まずいまずい!私はスピードがつきすぎて急に止まれない!
あ、あ、ちょ、あー!?
落ちるー!?と、思いきや、空ちゃんが私を掴んで免れたと思った。が、結局は落下していく。
ゆっくりと、落ちている!
私たちが自由落下している中、不穏な音が!?
〈フィンジゴアット Lv 4 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈フィンジゴアット Lv 4 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈フィンジゴアット Lv 5 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈フィンジゴアット Lv 5 ステータスの鑑定に失敗しました〉
蜂だった。
1度だけ見たことがある、巨大な蜂の魔物。
空ちゃんの〈風魔法
私たちは包風が雷を護ってくれているので、痺れることはない。
その間、巨大蜂が襲ってくるが、次々に痺れて落ちていく。
私たちの自由落下が終了。
私たちが周りを見渡すと巨大蜂が沢山。
自由落下中に攻撃してきた巨大蜂を頂く。
ガブッ!ムシャムシャ!モグモグ!ゴクン!
この場所から移動しようと振り返ると、
〈エルローバラドラード Lv 5 ステータスの鑑定に失敗しました〉
蛇が何かに気づいたのか、近寄ってくる。が、向こうは私たちがいる場所はわからないみたいなので、壁側により息を殺して、過ぎ去るのを待っていると
あの蛇が、まるで紙切れのように、簡単に細切れにされていた。
頑健な
〈地龍アラバ Lv 31 ステータスの鑑定に失敗しました〉
それは、悠然とそこにいた。
龍という名前とは裏腹に、そのフォルムは狼に近い。大地を踏みしめる四肢。
長く伸びた尾。
翼はない。
そこには、威風堂々たる龍の姿があった。
私たちは、目を覆い現実逃避していた。
地龍アラバは、バラバラになった蛇を1つづつ
《熟練度が一定に達しました。スキル〈隠密Lv 2〉になりました》
地龍は蛇を咀嚼し終わると、蜂には目もくれずに立ち去っていった。
(白ちゃん!白ちゃん!)
(空ちゃん、どうしたの?)
(この縦穴に住み着いている蜂を倒してもいいかな?)
(今の私が、蜂を倒せるイメージがわかないから、空ちゃんが倒してもいいよ)
(ありがとう。白ちゃん)
私もいつまでも、白ちゃんのお荷物ではいられないから、この縦穴に巣食う蜂の大群を相手にする。
私がどのように攻撃するかを考えていると、蜂の1小隊から攻撃を受けた。
《熟練度が一定に達しました。スキル〈苦痛耐性Lv 3〉になりました》
あの蜂は、白ちゃんを警戒している。私なんて眼中にないみたい。それを私に向けさせる。
まず、〈水魔法
次の部隊が来るまでに地面に倒れている蜂たちを頂いて待っていよう。
ムシャムシャムシャムシャムシャ♪
《経験値が一定に達しました。風龍娘がLv 3になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈回避Lv 1〉を獲得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈恐怖耐性Lv 1〉を獲得しました》
《スキルポイントを入手しました》
《経験値が一定に達しました。風龍娘がLv 4になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈龍鱗Lv 1〉を獲得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈苦痛耐性Lv 4〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈瞬発Lv 1〉を獲得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈持久Lv 1〉を獲得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈命中Lv 1〉を獲得しました》
《スキルポイントを入手しました》
《経験値が一定に達しました。風龍娘がLv 5になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈苦痛耐性Lv 5〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈HP自動回復Lv 1〉を獲得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈魔量Lv 1〉を獲得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈気絶耐性Lv 1〉を獲得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈生命Lv 1〉を獲得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈龍鱗Lv 2〉になりました》
《スキルポイントを入手しました》
地面に倒れている蜂たちを食べ終わる頃に、大量の蜂たちが群がってきた。
私は白ちゃんに被害が及ばないように空中へと飛び立つ。
白ちゃんに攻撃が及ばないかを確認するために、下を覗いていると、蜂の1中隊から攻撃をされた。
〈光魔法
私の体は地龍娘の時は、孵化したてだからか、進化するまで名の通り地面に前足と後ろ足は地につけていた。
進化をして風龍娘になり、その体は日本でいう
次に口を開き〈雷魔法
邪魔な蜂たちを撃ち落として、縦穴を昇っていく。
撃ち落とされて虫の息の蜂を〈土魔法
《経験値が一定に達しました。風龍娘がLv 6〉になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈苦痛耐性Lv 6〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈強力Lv 3〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈堅固Lv 6〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈龍鱗Lv 4〉になりました》
《スキルポイントを入手しました》
《経験値が一定に達しました。風龍娘がLv 7になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈苦痛耐性Lv 7〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈念話Lv 7〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈龍牙Lv 8〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈苦痛耐性Lv 3〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈過食Lv 1〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈視覚領域拡張Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈龍翼Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈龍鱗Lv 6〉になりました》
《スキルポイントを入手しました》
《経験値が一定に達しました。風龍娘がLv 8になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈苦痛耐性Lv 8〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈土魔法Lv 10〉になりました》
《条件を満たしました。スキル〈土魔法〉からスキル〈大地魔法Lv 1〉が派生しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈土耐性Lv 10〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈風魔法Lv 10〉になりました》
《条件を満たしました。スキル〈風魔法〉からスキル〈旋風魔法Lv 1〉が派生しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈風耐性Lv 10〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈水魔法Lv 10〉になりました》
《条件を満たしました。スキル〈水魔法〉からスキル〈水流魔法Lv 1〉が派生しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈水耐性Lv 10〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈雷魔法Lv 10〉になりました》
《条件を満たしました。スキル〈雷魔法〉からスキル〈雷鳴魔法Lv 1〉が派生しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈雷耐性Lv 10〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈光魔法Lv 10〉になりました》
《条件を満たしました。スキル〈光魔法〉からスキル〈閃光魔法Lv 1〉が派生しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈光耐性Lv 10〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈龍鱗Lv 7〉になりました》
《スキルポイントを入手しました》
《経験値が一定に達しました。風龍娘がLv 9になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈苦痛耐性Lv 9〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈回避Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈恐怖耐性Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈瞬発Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈隠密Lv 3〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈持久Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈龍鱗Lv 9〉になりました》
《スキルポイントを入手しました》
昇っていくにつれて、蜂の巣が巨大だとわかる。
その巣から女王蜂が配下を周りに従わせて、堂々としたご登場。と同時に配下が迫ってきた。
その配下を軽くあしらって、口を開いて止めに特大の〈光魔法
蜂の巣の破壊に成功。撃ち倒した女王蜂を筆頭に配下の蜂たちも地面に落ちていく。
《経験値が一定に達しました。風龍娘がLv 10〉になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈苦痛耐性Lv 9〉が〈苦痛無効〉になりました》
《条件を満たしました。スキル〈苦痛無効〉からスキル〈痛覚軽減Lv 1〉が派生しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈HP自動回復Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈魔量Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈生命Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈過食Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈龍鱗Lv 10〉になりました》
《スキルポイントを使い、スキル〈炎魔法Lv 1〉を獲得しました》
《スキルポイントを使い、スキル〈炎耐性Lv 1〉を獲得しました》
《スキルポイントを使い、スキル〈闇魔法Lv 1〉を獲得しました》
《スキルポイントを使い、スキル〈闇耐性Lv 1〉を獲得しました》
《スキルポイントを入手しました》
《条件を満たしました。称号〈無慈悲〉を獲得しました》
《称号〈無慈悲〉の効果により、スキル〈外道魔法Lv 1〉〈外道耐性Lv 1〉を獲得しました》
私は、白ちゃんが待っている地面に降りる。そして、女王蜂を初め配下の蜂たちを頂いていく。
蜂たちを食べ終わる頃に。
《条件を満たしました。称号〈魔物の
《称号〈魔物の殺戮者〉の効果により、スキル〈剛力Lv 1〉〈
《〈強力Lv 3〉が〈剛力Lv 1〉に統合されました》
《〈堅固Lv 6〉が〈堅牢Lv 1〉に統合されました》
《条件を満たしました。水龍娘に進化可能です》
《水龍娘に進化しますか?YES/NO》
もちろん、YES。
《進化が完了しました》
《水龍娘になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度進化ボーナスを取得しました》
《種族:
《スキルポイントを入手しました》
私が進化から解放されると、その姿は日本にいた頃に読んでいた本にある四神の青龍だった。
私は、空ちゃんの進化を見届けて、一緒にこの場から去ることにした。
地龍アラバが去っていった方向とは逆の通路に向かっていく。私と空ちゃん。
私と空ちゃんは、地龍アラバから逃れるように、あの縦穴から離れて数週間はたっただろうか。
恐怖を覚えたあの縦穴に戻ってくると、そこには、また、蜂の集団が縄張りにしていた。
問題は、このあとどうするかだ。
正直、地龍アラバと違う通路を数週間さ迷って、今は、元の縦穴に戻ってきた。
あの地龍みたいな化物が、他にもいるかもしれないと考えると、どうあっても私の生き残る目はない。
戦っても勝ち目がない。逃げることもできない。
本当に、目をつけられたらその時点でどうしようもなくなる。
空ちゃんが進化したのだから、次は、私の番だね。
方針が決まったところで、出し惜しみなしで。この場所に第3のマイホームをここに作る。
そして、できれば蜂とかの弱い魔物を引き寄せて仕留めていきたい。
初日は必要最低限の巣を作って寝た。
水龍娘・空ちゃんに警戒してもらい、蜂を倒す拠点を構築していく。
2日目は巣の拡張に1日を費やした。
何回も蜂が近くまで来るが、空ちゃんが威嚇してくれたので、作業は
食事は大事なので、
縦穴に落ちて空ちゃんが守る前に、蜂の攻撃を受けていたらしい。
《熟練度が一定に達しました。スキル〈苦痛耐性Lv 7〉になりました》
1日が終わる頃には〈苦痛耐性Lv 8〉まで上がっていた。
3日目。
あの蜂たちは、6匹で1つの隊を形成しているらしい。その隊にはリーダーがある。
〈ハイフィンジゴアット Lv 1 ステータスの鑑定に失敗しました〉
フィンジゴアットの上位種、進化した個体。
進化したら隊のリーダーになれるのだろう。
まあ、それでも私の網を突破できるとは思わない。
隊は
私は蜂の様子をじっと観察し続けた。
《熟練度が一定に達しました。スキル〈苦痛無効〉になりました》
《条件を満たしました。スキル〈苦痛無効〉からスキル〈痛覚軽減Lv 1〉が派生しました》
〈苦痛耐性〉がいつの間にかLv 9になっていて、ついには、カウンターストップして、〈痛覚軽減〉に派生した。
空ちゃんも〈苦痛耐性〉がカウンターストップして、〈痛覚軽減〉を手に入れていた。
私と空ちゃんは、これにておやすみ。
4日目。
空ちゃんは進化しているので、今日は私1人でこの蜂の巣と蜂の大群を相手にする。
狙うのははぐれの蜂だ。隊を狙うのはリスクが高い。
相手が複数だと、思わぬ事態が起きることもあり得なくはない。
その点、はぐれはやり易い。
昨日観察し続けたとこら、隊では絶対に入っていかないような、狭い横穴に突っ込んでいる個体もいた。
もっとも、あの個体が私が張っている巣の近くまで飛んでくる。
私は昨考えついた新兵器を取り出す。
玉のように固めた粘着糸を先端に取り付けた糸、名付けてクモーニングスター!
ふふふ。これを腕力プラス操糸の力で空中に居る蜂にぶつけるのだ。
十中八九当たらない。
けど、それでいい。
向こうに私が敵だと認識させるのが目的。
あとは向こうの方から勝手に突っ込んできてくれる。
《熟練度が一定に達しました。スキル〈痛覚軽減Lv 3〉になりました》
待っている最中に痛覚軽減のスキルレベルが上がった。
そしてチャンスが訪れた。はぐれの1匹がこっちに向かってくる。
クモーニングスターをブンブン振り回す。
集中集中。よーく狙って、そこだ!
《熟練度が一定に達しました。スキル〈集中Lv 1〉を獲得しました》
当たるとは思わなかった。ぶん投げたクモーニングスターは、見事、蜂の体を捕らえた。
すかさず操糸で蜂の体に糸が巻き付いていく。
そのまま暴れる蜂を空ちゃんが待っている巣の中にご案内。
この巣は、空ちゃんの〈龍鱗Lv10〉が護ってくれている。
今は、もうすぐ蜂の主領域に侵入手前。
ここからは、領空侵犯。
今のところ、この縦穴の底には蜂以外の魔物は入ってきていない。
1番初めの蛇と地龍。
まずは、反対側の岩と壁の間を糸で
そして、此方の岩の頂点から反対側の壁に向かって、主領域にかからないよう、斜め上に糸を取り付ける。
その糸を中心に岩と壁を
蜂を食べてスタミナ回復させつつ、作業を進めていき、残りの蜂を食べきった時点でこの日の作業を中断し眠りにつく。
空ちゃんは、地龍がいた層を警戒しながら寝ていた。
5日目。
今までも苦痛無効のおかげで動くのには問題はなかったけど、やっぱり気分的に痛みがあるのとないのじゃ大違い。
気分的にもだいぶ上向きに、作業は順調。
その途中で、はぐれが近くまで来た。
はぐれにちょっかいをかけて、隊が反応するかどうか。
隊が反応しても、空ちゃんの〈龍鱗〉が護ってくれている。
反応しなかったら、そのままゴー。
クモーニングスターを振り回す。
よーく狙いを定めて、ここだ!
あ、当たった。
隊は、いたいた。ふむ。動きなし。はぐれを襲っても逆襲に来ることはない。
捕らえた蜂をホクホク顔で回収。毒牙で
もう何匹目かにはぐれを狩った時、
《経験値が一定に達しました。個体、スモールタラテクトがLv 3になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈強力Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈堅固Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈過食Lv 2〉になりました》
《スキルポイントを入手しました》
待ちに待ったレベルアップの瞬間。
背中に開いた大穴が、なんとも表現できないような感覚で塞がっていく。
《熟練度が一定に達しました。スキル〈HP自動回復Lv 1〉を獲得しました》
え?マジで?
おおう。これは予想外だわ。
はぐれ狩りは順調。
クモーニングスターの遠距離攻撃は、百発百中。
それに、今回のレベルアップでもスキルが3つも上がった。
蜘蛛糸Lv 8。操糸Lv 5。
痛覚軽減Lv 5まで上がった。
おかげでLv 5だから、痛みが和らぐ。
〈蜘蛛娘:スモールタラテクト:[白織]・Lv 3〉
ステータス
HP:38/38(緑)
MP:38/38(青)
SP:38/38(黄)
SP:38/38(赤)
平均攻撃能力:21
平均防御能力:21
平均魔法能力:19
平均抵抗能力:19
平均速度能力:369〉
念願のレベルアップで全回復。
これからは適当にはぐれを狩って、スタミナを確保しつつ巣をドンドン伸ばしていこう。
上に上にと伸ばしていく巣。どうしても上に行けば行くほど作るのが難しくなっていく。
いつまた地龍がフラッとやってくるかわかったもんじゃない。
そうならないように、今は巣作りを頑張ろう。
ついにこの時が来た!
〈フィンジゴアット Lv 6 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈フィンジゴアット Lv 4 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈フィンジゴアット Lv 5 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈フィンジゴアット Lv 5 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈ハイフィンジゴアット Lv 1 ステータスの鑑定に失敗しました〉
私の目の前の上空には蜂の小隊の1つが飛んでいる。とはいえ、まだ1隊。
空ちゃんは、
クモーニングスターを構える。
網目状に作られた巣。その隙間からクモーニングスターで蜂の小隊を狙える。
クモーニングスターを振り回す。投げる。的中。
巣の中へと回収。毒牙。ガブッ!いただきます。
その後も、5つもの蜂の小隊をクモーニングスターで、捕獲、そして回収、毒牙、ガブッ!いただきます。
おかげで過食Lv 3に上がっちゃった。
あんまりここでモタモタしていられない。
いつあの地龍がフラッと来るかわからない。
不意にとんでもない悪寒が走った。
(白ちゃん!白ちゃん!こちら、空。どうぞ)
(こちら、白。空ちゃんどうしたの?)
(とんでもない化物が現れた!どうぞ)
(この時が来てしまいましたか!地龍)
〈地龍アラバ Lv 31 ステータスの鑑定に失敗しました〉
恐れていた奴が、来た。
地龍がその口を開く。
爆風が舞い上がった。
空ちゃんからの念話のおかげで、空ちゃんが避難している場所まで逃げる。
その後に、私の巣は一撃で半分以上が吹き飛んだ。
私と空ちゃんは、恐怖で震える体を押さえつける。
《熟練度が一定に達しました。スキル〈恐怖耐性Lv 1〉を獲得しました》
震えが若干収まった。
それでも怖い。
体は正直だ。震える。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!
《熟練度が一定に達しました。スキル〈隠密Lv 3〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈恐怖耐性Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈隠密Lv 4〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈恐怖耐性Lv 3〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈HP自動回復Lv 2〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈恐怖耐性Lv 4〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈隠密Lv 5〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈恐怖耐性Lv 5〉になりました》
どのくらいジッと身を隠していたのかはわからない。そこに、地龍はもういなかった。
私たちは、助かった。
生き残った。
そのことに喜びを
これからどうしよう?
空ちゃんの〈龍鱗〉で護られた巣は壊された。それはもう
ブレスと思われる攻撃跡地を見る。
壁に巨大なクレーターが出来上がっていた。
はは。
なんでクレーターが壁にできるかな?
垂直の壁に、どうしてそんなもんができるかな?
本当に、これからどうしよう。
今回は運良く生き残れた。
地龍の動きは明らかに巣のことを煩わしいものとして認識していたと思う。
そうなると、巣は作れない。
もう私たちの心はボッキリ折られている。
地龍の
たとえそれが勘違いで大した意味もなく空ちゃんの〈龍鱗〉で護られた私の巣を壊しただけだったとしても。
か弱い私たち。もし相手にしなくてはならないとしても、今の私たちのレベルでは、瞬殺される。
私たちは、レベルアップが必須。
私たちは、決意を固める。
私たちが決意を新たに地龍とは反対側の道を進んでいる。
蟷螂が縦横無尽に動き回れる広さがある。
〈エルローグレシガード Lv 7 ステータスの鑑定に失敗〉
もう一度、私たちは鑑定を試みる。
〈エルロー大迷宮下層に生息する蟷螂型の魔物〉
あ、蜂の1匹が鎌に両断された。
もう一度、鑑定を試みる。
〈エルロー大迷宮:エルロー大迷宮の中層と最下層の間に位置するエリア。強力な魔物が多数生息〉
(白ちゃん!白ちゃん!下層だって)
(空ちゃん、強力な魔物が多数。そして、この下層より、下があるって)
(これは、一刻も早くこの下層を抜け出さないとね。白ちゃん)
ここは、世界最大の迷宮の下層。
で、私たちがいる
(白ちゃん、あれだね。私たちが出会ったエリア)
(私が冒険者から、美麗を助けたエリアね)
(
(その冒険者は、下位の地竜の卵も持っていたんだ)
(その中から、私を助けてくれてありがとう)
その時、
《熟練度が一定に達しました。スキル〈念話Lv 7〉になりました》
私の〈念話〉が上がった。
《熟練度が一定に達しました。スキル〈鑑定Lv 8〉になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル〈念話Lv 8〉になりました》
空ちゃんの〈鑑定〉と〈念話〉が上がった。
ダンジョンといえば下に行けば行くほど敵が強くなるものだし、今いる下層が強力な魔物が多い場所なら、想像もつく。
私たちが元いたエリアは上層だったんだね。
人間が踏み込んでくるようなエリアだし、地上に繋がっていたんでしょうね。出口も案外近くにあったかも知れないが、私たちは襲われないように、奥へ奥へと逃げていたし、通路が複雑だから私たちだけで出口に向かうこともできない。
下層から中層、そして上層へといかないといけない。
3匹の蜂を両断した蟷螂を、突如現れた巨大な蜘蛛の牙に、その体を噛みちぎられた。
〈グレータータラテクト Lv 18 ステータスの鑑定に失敗しました〉
おお。私の超進化形態だー。
〈グレータータラテクト:蜘蛛型の魔物タラテクト種の進化形態〉
おおう。私、進化し続けたらああなるのか。
生きていくの大変そう。
蟷螂が小さく見える。
とりあえず見つかる前にコソコソーっと、退散。あんなもん、勝てるわけないでしょーに。
この下層もヤバイ。
マジで私たちの生命線が隠密だより。
じっくりと獲物を見定めて行動しよう。
下手なことをして地龍クラスのヤバイやつ引き寄せるのも嫌だしね。
コソコソ移動。
他の魔物の乱闘を観戦しながら、巻き込まれないように逃げる。下層ヤバい。
巨大蜘蛛に、翼の生えたライオン、蛇の進化系と思われる大蛇。モンスターの宝庫。
ないわー。
私たちはそんな連中に見つからないように隠れながら移動、今のところ発見もされずになんとかやり過ごす。
簡易ホームを作って目立ってしまうので、空ちゃんの〈逆鱗〉で護ってもらい私たちは寝る。
この異世界は弱肉強食。
弱い魔物は何を食べているのか?
1つは、自分よりも弱い魔物。といっても、皆、毒持ちの魔物たち。
それが、平べったい黒い虫。
〈エルローゲーレイシュー Lv 3 ステータスの鑑定に失敗しました〉
そのタニシ虫は、下層にいっぱいいる。
私たちはスタミナが減っていたから、いっぱいいるタニシ虫をいただきます。
いくらスタミナが減っているからって、口にするのは最終手段。あれは、ありえないくらい
何故か腐食耐性が上がっていた。
気を取り直して移動再開。
この下層は上層と違って一本道。
迷わなくてすむけど、この道が最下層に繋がっていないと、信じたい。
きっと中層に繋がっている。
さてさて、周囲に危険種なし!
私の前に3匹、背中合わせで空ちゃん。空ちゃんの前にも3匹。
〈エルローランダネル Lv 8 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈エルローランダネル Lv 7 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈エルローランダネル Lv 7 ステータスの鑑定に失敗しました〉
空ちゃんの前にも、
〈エルローランダネル Lv 9 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈エルローランダネル Lv 8 ステータスの鑑定に失敗しました〉
〈エルローランダネル Lv 8 ステータスの鑑定に失敗しました〉
さすが下層レベルが高い。
そしてこれが新兵器「ランチャーレテーレ」
これを魔物に投げる、そして、逃げられるより早く網状に変化して捕まえる。
え?それって、
早速、魔物を捕まえる。そして、毒牙でガブッ。
《条件を満たしました。称号〈毒術師〉を獲得しました》
《称号〈毒術師〉の効果により、スキル〈毒合成Lv 1〉〈毒魔法Lv 1〉を獲得しました》
称号ゲットキター!毒っすか!毒っすよね!
それに、毒合成に毒魔法。
残りの2匹も、毒牙でガブッ!ガブッ!
《熟練度が一定に達しました。スキル〈毒牙Lv 8〉になりました》
お?おお?今日は毒日和ですか。
食べながら〈毒合成〉のことを考えていた。
使い方がわからないから、念じてみる。
〈毒合成メニュー〉〈弱毒〉〈蜘蛛毒Lv 8〉
〈毒合成メニュー:毒を合成する〉
〈弱毒:非常に弱い毒〉
〈蜘蛛毒Lv 8:蜘蛛が分泌する致死性の毒。Lv 8は非常に強力〉
ふむ。蜘蛛毒は元々の私の毒か。
で、多分だけど、毒合成Lv 1で作られるようになるのが、弱毒なのかな?
試しに弱毒を選択。
私の目の前に、毒々しい色をした水の玉が浮かび、落っこちて地面に水たまりを作った。一応鑑定。
〈弱毒の水たまり〉
うん。ちゃんと弱毒らしい。
使い方によっては、役に立つかも知れない。
うーん。ノーコストならいいのだが、MPが減っている。一気に微妙になってきた。
~~~転生前~~~
その日は、何の変哲もない日だった。学校に行って、友達と駄弁って、授業を受けて、家に帰ったらゲームして、飯食って風呂入って寝る。そんな、在り来たりな日になるはずだった。
俺はその日、眠い目をこすって学校に向かっていた。
前の日に夜遅くまでオンラインゲームで遊んでいたツケが来ていたのだ。
学校につき、欠伸を噛み殺しつつ教室に入る。
「はよー」
「おはよう」
「オッス。......どした?すんげー眠そうだけど」
「おう、聞いて驚け。昨日ハゲさんと野良パーティー組んだ」
「マジで!?」
「おう、マジマジ。おかげでほぼ徹ゲーしちまった」
「うわー。マジかー。あれか?俺が落ちた後か?」
叶多は途中まで俺と一緒に遊んでいた。
「チクショウ。それならもうちょい粘っておけばよかった!」
叶多が抜けたからハゲさんと一緒になることができた。
「で、で。間近で見たハゲさんってどうだった?」
京也に聞かれて、
「あれは人間業じゃないわ。ベスベルウィッチの魔法を、前進しながら避けるとか信じられるか?」
「さすがハゲさん。韋駄天の二つ名は伊達じゃないね」
「いや、いくら素早さガン振りでも、腕がなきゃそんな芸当できねーだろ。やっぱ最後にものを言うのはこれだよ」
叶多が腕を叩きながら言う。
「あー。ゲームの世界に生まれ変わりてー」
「それいいな。今日終わったらレベル上げやるか?」
「いいよー」
「俺も賛成。なるべくキツイとこでトレーニングしようぜ!」
話がまとまったちょうどその時、チャイムが鳴った。
そして、古文の授業の時に、それは来た。
「はいはーい。注目ですよぉー?教科書37ページ1行目からぁー、そうですねぇー。授業中にスマホ覗いている
「うえっ!?」
指名された漆原
「他人事じゃないですよぉー、夏目くん。漆原ちゃんが答えられなかったら次は夏目くんの番ですからねぇー?」
夏目の手元にも気付いていた岡ちゃんこと
「はいはーい。静粛にぃー。漆原ちゃん答えをどうぞぉー」
結局指名された漆原さんも、次に指名された夏目も答えられずに、教室に笑いが起こった。
そこには、それはあった。それは、亀裂。
ちょうど教室の真ん中、その頭上で、何もないはずの空間に、今にも割れそうになる亀裂。
亀裂が盛大に割れる。それと同時に感じる凄まじい激痛。
そして、俺は、俺たちは、死んだ。
~~~シュン~~~
アナレイト王国にシュレイン・ザガン・アナレイトという名前の少年がいる。
その名前からもわかるように、王族だ。
側室の子供で、第4王子として生を受けた。
その少年には前世の記憶があった。
前世での名前は
国王の呼びかけに応じて、
俺は言われた通りに、鑑定石に手を乗せる。
俺のステータスが表示された。
〈シュレイン・ザガン・アナレイト Lv 1 人族
ステータス
HP:35/35(緑)
MP:348/348(青)
SP:35/35(黄)
SP:35/35(赤)
平均攻撃能力:20
平均防御能力:20
平均魔法能力:314
平均抵抗能力:299
平均速度能力:20
スキル スキルポイント:100000 称号なし
「魔力感知Lv 8」「魔力操作Lv 8」「魔闘法Lv 6」「魔力付与Lv 5」「魔力撃Lv 3」「MP回復速度Lv 7」「MP消費緩和Lv 2」「剣の才能Lv 3」「「破壊強化Lv 2」「気闘法Lv2」「気力付与Lv 1」「集中Lv5」「命中Lv 1」「回避Lv 1」「視覚強化Lv 4」「聴覚強化Lv 7」「嗅覚強化Lv 2」「味覚強化Lv 1」「触覚強化Lv 1」「生命Lv 5」「「度量Lv 8」「瞬発Lv 5」「持久Lv 5」 「強力Lv 5」「強固Lv 5」「術師Lv 8」「護法Lv 7」「疾走Lv 5」「天の加護」「n%I=W」〉
ステータス鑑定の後、何かの卵を授かった。
その後、パーティー会場で貴族の方々との挨拶が執り行われた。
「お初にお目にかかります。アナバルド公爵家が長女、アルナティア・セリ・アナバルドと申します」
真っ赤に燃えるような髪に、気の強そうな顔が印象的な美少女だった。
俺の魔力感知が彼女の膨大な魔力を見抜いていた。
俺やスーとほぼ互角の量だった。
「初めまして。シュレイン・ザガン・アナレイトです。『よろしく』」
俺は確信を持って、最後の言葉を日本語で言った。
公爵令嬢の目が一瞬見開かれたあと、スッと細くなる。
「父上。この娘とお話ししてきていいですか?」
「うん?」
「ダメですか?」
「ううむ」
国王は俺と公爵とその後ろに控える貴族たちを見比べてから、口を開いた。
「構わん。あまり長い時間離れるでないぞ。少ししたら戻ってきなさい」
「はい。ありがとう!ございます」
商談などの仕事の話をすることもあるので、こういう個室が会場のすぐ近くに作られていた。
ここなら防音もしっかりしてるし、扉の前には衛兵が立っているので安全だ。
「ふう。ここならいいね」
俺は隠すことなく日本語でしゃべる。
「まさかとは思ったけど、本当に王子様が転生者だとはね」
そして、公爵令嬢も日本語で話す。
「あー、やべえ、自分以外の口から日本語聞くなんて超久しぶりだわ。ちょっと感動した」
この令嬢、結構
「で、聞きたいんだけど、
「めっちゃある。やっぱ同じ高校からこっちの世界に転生してきたお仲間か」
この令嬢は俺と同じように、あの教室の謎の亀裂に巻き込まれてこっちの世界に転生した、元クラスメイトだったらしい。
「俺は山田 俊輔。そっちは?」
「ぶはっ!?ぶはははははは!ひっ、ふははは!おま、お前、俊かよ!俊が王子とか、くく、似合わねー!」
爆笑する令嬢。
「ま、まさか、お前、叶多か?」
「おう」
元男友達で、ゲーム仲間の叶多がまさかの令嬢。つい、口をついて、言葉が漏れた。
「か...可愛い...俺と付き合ってください!」
元男友達の令嬢が、
「お...お前、本気か?」
「ああ」
俺が元男友達・カティアに告白して、数日後。
俺とスーはそれをジッと見つめていた。
俺たちの視線の先には、1つの大きな卵があった。
1メートルくらいもある大きな卵だ。
そして、この卵は今まさに孵化の瞬間を迎えようとしていた。
「頑張れ」
スーがポツリと
卵は薄くひび割れ、中の生物が必死になって殻を割ろうとしている。
ひびが入ったのが2日も前だから、ものすごい長期戦だ。
アナによると手を貸してはいけないらしい。自力で孵化しないと、丈夫な子にならないそうだ。
「あ!」
殻の1部が大きく割れ、中から手のようなものが飛び出す。
その手が振り回され、煩わしそうに殻を
そして卵の中から現れたのは、黒い
「可愛...くない」
「そう?俺は結構
「おめでとうございます。やはり、
アナが蜥蜴を見て告げる。
「スーがいらないならこの子は俺が世話するけど、いい?」
「兄様が欲しいものは全て兄様のものです」
蜥蜴をだきあげて、頭を
「名前を決めないとな」
「よろしいでしょうか?」
アナが俺の手から蜥蜴を受け取る。
下半身の部分をまさぐる。すごい嫌そうに蜥蜴が身をよじるけど、がっちりホールドされていて逃げ出せないようだ。
「メスですね」
アナがそれを確認して俺に蜥蜴を返してくる。
「メスか。どんな名前がいいかな?」
メスなら
「よし、決めた」
いくつか候補入りうち、最後に残ったものにした。
「お前の名前はフェイルーン。フェイだ」
俺が前世で遊んでいたオンラインゲームで出てくる、フィールドの名前だ。
どこまでも続く砂漠のフィールド。
夜の砂漠は、ゲーム屈指の幻想スポット。
特に夜の景色は、砂漠の中にひっそりと存在する楽園。黒い外見はその夜をイメージさせ、地竜に名付けるにはちょうどいい気がした。
「よろしく、フェイ」
フェイは嬉しそうに。
「キュウ」
と鳴いた
あの告白から数日後。
カティア公爵令嬢からの返事が聞けると、応接室でそわそわしていた。
扉がノックされ、緊張した声で。
「ひゃいっ!?ど...どうぞ」
俺の返事のあとに、カティアが入ってくる。後ろには、スーがなぜかいる。
俺の向かい側のソファーにカティアとスーが座る。
それを見て、俺も座る。
「スーは、なぜここにいるの?」
と問いただす。
「兄様がカティアと2人っきりになるのを防ぐためです。私の兄様を誑かして」
「わたくしは、誑かしてなどいないですわ」
「本気で言っているのですか?その豊満なお胸をしておいて?兄様、私の胸だけでは、満足できませんか?」
「「どうですのよ」」
カティアとスーに問いただされている様子を見上げるフェイ。
俺は2人の責めを逃れるために、カティアとスーにキスをしてフェイだけしないのもおかしいのでキスをする。
カティアとスーは、顔を真っ赤にして大人しくなる。
俺は、カティアとスーと付き合うことになり、いつも寄り添っているフェイともなぜか付き合うことになった。
この世界では、複数の女性と付き合うのは、おかしな事ではないらしい。
今日、カティアが本来の目的。
カティアによると、スキルをたくさん持っていた方がいいらしい。
俺は、カティアとスーとフェイと一緒に4人でスキルレベル上げている。
次の日、ユリウス兄様と修行を楽しむ。
~~~待合室~~~
数日後、父上に呼び出された。
俺とカティアとスーとフェイの4人。
「もしかしてですけど、私たちの婚約のお話しじゃないでしょうか?」
「私は、その申し出をお受けしますよ♪兄様」
「わたくしも、その申し出受けますわ♪シュン」
「キュウキュウウウウ、キュキュウウウ♪キュウ」
フェイも負けじと、鳴いている。
待合室に1人の男性と、もう1人、小さな女の子が入室してきた。
「お初にお目にかかる。この度、エルフの親善大使としてこの国に厄介になることになった、ポティマス・ハァイフェナスという。2人を呼びつけたのは私だ。後の1人と1匹は呼んでいないのですがね?」
スーとフェイが俺たちの後ろに隠れる。
「ふむ。持っているな」
何か、居心地の悪い感覚とともに、ポティマスは目を細める。
「オカ、この2人は持っている。あとは君の領分だ」
「はいはーい。わかりましたよぉー」
「では私はこれで失礼する」
「ごくろうさまですぅー」残された俺とカティアとスーとフェイは
どうしたらいいのかわからずに、のこった小さな女の子に視線を向ける。
「ふむふむぅー。では自己紹介いたしますぅー。今の名前はフィリメス・ハァイフェナスですぅー。以後よろしくですぅー」
カティアと2人、顔を見合わせる。スーとフェイは関係ないらしい。
「先生自己紹介されたら自分も名乗るのが礼儀だと思うのですよぉー。そこらへんどうなんですぅー?」
「失礼しました。この国の第4王子、シュレイン・ザガン・アナレイトと申します」
「アナバルド公爵家が長女、アルナティア・セリ・アナバルドと申します」
女の子に促されて慌てて自己紹介をする。
「うんうん。王子様と公爵様ですかぁー。いいわぁー。
俺はその言葉に固まる。
妙に癖のある
「まさか、岡ちゃん!?」
「先生にちゃん付けはいけませんよぉー?けど正解ですぅー。なぜ、関係ない1人と1匹を連れてきたのですか?」
「誰ですか、兄様?」
「キュウウウ、キュウウウウウウ?」
「俺の彼女たちですから」
「か...彼女...たちですか」
「で?先生はなんでこの国に?」
「それは2人がいるって知ったからですよぉー。結構話題になっているのですよぉー?とんでもない天才がアナレイトに複数生まれたってぇー」
「わざわざ俺たちに合いに?」
「そうですよぉー」
スーとフェイには、小さい頃から、日本語を教えていたので、何となく、わかっている。
「まあ、それだけが目的じゃありませんけどねぇー
先生これでも先生でさからぁー。やっぱり生徒の安否くらいは確認しとくべきだって思うんですよぉー」
その志は立派だと思う。
「この世界は日本と違って危険ですからねぇ。保護できるなら早くしたほうがいいのですよぉー」
「それじゃあ、先生早く俺たちを保護しに?」
「いえいえー。2人は立場的にそうホイホイ連れて行っていいわけじゃありませんからねぇー。本人本人が希望する場合のみエルフの里にて保護してますぅー」
「ということは、もう何人かみつけているのですか?」
「はいー。エルフの里に11人。接触が成功したその他の生徒3人を合わせて6人ですぅー。あと2人ほどは所在の確認もできてますので、後で会いにいきますぅー」
「先生、俺たちのために、そこまでしてくださっていたんですね」
「先生としての務めですぅー。それに大体の生徒は人族としてみつかってますからぁー。言うほど大変ではありませんでしたねぇー」
「そうなんですね」
「まあー!積もる話もありますけどぉー、先生ももうすぐこの国の学校に入学しますぅー。その時に詳しい話をしまそょうー」
俺とスーカティアももうすぐその学校に通うことになる。
ペットの持ち込みも一応可能なので、フェイも連れていく予定だ。
新しい生活は、すぐそこまで迫っていた。
~~~幕間~~~
僕たち冒険者チームは迷宮で狩りをしていた。
冒険者が迷宮にこもる理由の大半はレベル上げのためだ。
特に、ここほどの大きな迷宮には固有種も多く、そんな魔物の素材は高値で取引されたりする。
レベルアップとそうした素材の回収、それが冒険者が潜る理由だ。
「おい。巣だ」
仲間の言葉に、俺は視線の先を確認する。
等間隔に並んだ幾何学模様を描いた糸が、蜘蛛の巣だ。
「巣を作っている個体がいるのか」
「ああ。焼き払うぞ」
タラテクトという魔物は弱い。
時たま巣を張る個体が存在する。この巣が危険極まりないのだ。
巣は簡単に炎上し、しばらく燃え続けていた。
「おいおい。奥の方まで燃えているぞ」
「相当でかい巣だな。まさかとは思うが、進化しているんじゃないだろうな?」
仲間のその言葉に、俺は嫌な予感を覚える。
タラテクト種は進化前なら雑魚だが、進化してしまうと最悪手がつけられなくなることもある。ましてや、巣を張る個体ならなおさらだ。
火が消え、巣の跡地となった場所を探索する。
「おいおい」
「まじかよ」
仲間たちの
そこには、巨大な蛇の骨と、その
他にも大量の魔物の骨が。
「この巣の主の死体は?」
「いや、ないな」
「こっちにしおり糸と土魔法の痕跡がある。どうやら巣を出て行ったようだな」
「どうする?」
「追うぞ」
こいつを野放しにしておくと、やばい。
進化しているとしたら勝てないかもしれないが、その時は全力で逃げてこのことを外に報告だ。
しおり糸を
「クソッ!?」
目的のタラテクトを見つけたと思ったら、とんだ邪魔が入った。あともう1匹魔物を見つけた。
「どうする?」
「どうするもなにも、これ以上の追跡は無理だ。引き上げるしかない」
「そうだな。帰って冒険者ギルドに報告だな」
仲間の言葉に
肝心のタラテクトともう1匹の魔物には逃げられてしまった。
あのサイズならまだ幼体のはずだ。もう1匹の魔物も幼体のはずだ。
だというのに、とんでもない素早さで俺たちを
~~~幕間・執務室~~~
「どうぞ。ブーディエ地方の地酒です」
「おお。それは飲んだことがないな。どんな味がするのか、楽しみだ」
「父上、仕事は大丈夫なんですか?」
「何、問題ない。問題があればその分寝る時間を削ればいいだけの話だ」
父の返答に苦笑するしかない。
「それに、サイリスの仕事ぶりも板についてきたからな。万が一私に何かあったとしても、国は安泰だろうよ」
「父上、兄上が優秀なのは認めますが、まだまだこの国には父上が必要です。そういう不吉なことは言わないでください」
すまんすまんと、軽く謝る父上。
父上は隠し置いてあるグラスを2つ持ってきて、それぞれにお酒を注いでいく。
「ふむ。独特な香りだな」
「ええ。僕もその香りが気に入って購入しました。きっとお気に召しますよ」
「うむ。のどごしが柔らかいな。これならいくらでも飲めそうだ」
「地元では女性にも人気なのだとか。果物等と、一緒に飲むとより風味が増すようです。そういうわけで、これもどうぞ」
用意しておいた果物を差し出す。それを口に運び。
「うまい。普段強い酒ばかり飲んでいるが、たまにはこういうのも悪くないな」
「でしょう?」
ふと、昼のことを思い出して口元が緩んだ。
「どうした?」
「いえ、昼にシュンとスーの様子を見てきたのですけどね。その時のことを思い出していました」
勇者である僕ですら
「ふむ。ユリウスの目から見て、あの2人はどうだ?」
恐ろしい程の才能の持ち主ですよ。特にシュンの方は。もう少し早く生まれていれば、勇者の称号を持ったのは僕じゃなくシュンの方だったかもしれません」
「何を1人でうんうん言っておるのだ?」
「いえね、兄の威厳を保つのも簡単じゃないなと」
シュンもスーに対して兄であり、彼氏でもあるから、威厳を保つのは、俺以上に大変だろう。
「父上。僕は勇者であることに誇りを持っています。大体からして、僕から勇者であることをとったら何も残らないじゃないですか」
「そんなことはないぞ」
「いえいえ。兄上のように政治に関われるような教養もないし、レストンのように己の我を突き通すような信念もありませんし、姉上のようによそに嫁ぐこともできません。僕にできることといえば、勇者として民のため、人族のために剣を振るしかできません。だから、父上が気にすることではありませんよ。僕は僕のために、僕にできることを精一杯しているだけですから」
「レストンはあれはただ好き勝手に生きているだけとも言うがな」
「違いないですね」
父上と2人、笑みを漏らす。
父上、僕から見ればあなたは十分偉大です。
だから、その父上の助けになるためにも、僕は勇者として働き続けます。
蜘蛛娘:[白織]・Lv 3
種族:蜘蛛姫(スモールレッサータラテクト)→蜘蛛姫(スモールタラテクト)
性別:雌
スキルポイント:5000
水龍娘:[空丹]・Lv 1
種族:地龍姫→風龍姫→水龍姫
性別:雌
スキルポイント:98000
シュンの物語に追加キャラが出ないので、原作のままになってしまうので?
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