※この作品はR-18です。

デート・ア・ライブ習作   作:壺之士

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そのいち

「ほら士道、この私がせっかくここまでしてあげているんだから、しっかりしなさいよ」

 そう言いつつ、琴里は士道に覆いかぶさり、その首筋をぺろりと舐めた。その顔には加虐の笑みが浮かんでおり、この状況を心から楽しんであろうことが伺える。

「そんな……こと……言われても……」

 対する士道の表情は、悔し気な、恥ずかしげな、そんな表情であった。少なくともこの状況を楽しんでいるとは思えない。だが、その表情とは裏腹に士道の陰茎は激しく勃起し、上に覆いかぶさる琴里の制服のスカートを持ち上げている。

「ほら士道、いいからしごきなさい。安心しなさい士道、わたしが最後まで見届けてあげるから」

 その言葉に、ゆっくりではあるが士道の手、自分自身のペニスを握った手が上下に動き始める。これは、そう、自慰行為、オナニーであった。

 

 

「士道、特訓よ」

 事の始まりは愛すべき妹にして、現在の士道の上司といってもいい存在である琴里の、そんな言葉であった。

「特訓って、訓練なら毎日のようにやってるだろ?こないだPCにインストールされた変なゲームだって終わってないし」

 ソファに座ったままそう返事する士道、彼の手には携帯ゲームが握られており、そこにもギャルゲーらしき画面が映し出されている。琴里が「訓練が足りない」などといって士道に持たせたものだ。

「ヘンとは失礼ね」

 琴里は座っている士道を見下ろし、ふんっ、とその髪を結んだ黒いリボンを揺らしながら鼻を鳴らす。彼女が身に纏う、丈をこれでもかと短くした制服のスカートから、チラリと下着が見えるが、士道はなるべくそれを目にしないように視線を上、琴里の顔へと向けて言葉を続ける。

「いやだって変だろ。なんだよこのゲーム、デッド・オア・オリガミって。いくらなんでも折紙から逃げ切るか死ぬかって極端すぎるぞ」

「あら、ちゃんとハッピーエンドも用意してあるじゃない。それまで辿り着くことができないだなんて、士道はまだまだ乙女心がわかっていないわね」

「ほんとうにあるのかよ、ハッピーエンドなんて...というか世に出たら確実にクソゲー扱いの代物だぞ、これ」

 琴里は失礼ね、と言い、再びこう言った。

「士道、特訓よ」

 その言葉に士道は両手を上げて降参の意を示す。

「わかった、わかった、それで、俺は何をすればいいんだ?」

「士道、あなたにはもう少し、女の子とのスキンシップに慣れてもらうわ」

 その言葉に士道は嫌な予感を隠せなかったが、仕方なく聞き返す。

「スキンシップって、じゃあ実際どういう訓練をするんだよ」

「それは……」

 と、そこで琴里が珍しく言いよどむ。士道は頭の上にクエスチョンマークを浮かべつつ、尋ねる。

「それは?」

「そ…それは……」

 更に顔を赤くし、俯いた琴里に士道は訝しげな表情を浮かべる。

「……?」

「お……」

「お……?」

「オナニーよっ!」

 琴里は家中に響き渡るような声で、そう宣言した。

「お……おな……って、琴里、そんな言葉いつの間に覚えたんだ!」

「い、いいじゃない何時だって!そんなことよりも士道の特訓、特訓よ!あんたは女の子に対して免疫無さ過ぎだから、ちょっとわたしの目の前でオナニーでもして度胸をつけなさい!司令命令よ!」

「いくらなんでもそんあんことできるか!」

「ふーん、じゃあ士道は全裸で拘束されて、それを十香に見られる方がいいって言うのね?」

「へ?」

「令音、聞こえてる?士道の特訓プランをプランBに変更、今すぐ準備に取り掛かって頂戴」

 琴里は、耳に手を当て、そんな恐ろしい発言をする。

「まてまてまてまて!ちょっと待ってくれ!」

 慌ててそれに割り込む士道であるが、琴里は冷たい目で士道を睨みつけ、

「あら何よ士道、士道は私にオナニーを見られるよりも十香とアブノーマルなプレイをするほうがいいんでしょ?」

「誰もそんなことは言ってないだろ!というかなんで十香が出てくるんだ」

 その言葉に琴里は士道から目をそらし、汗を浮かべながら応える。

「それは……令音が、そうすれば度胸がつくからって……」

「じゃ、じゃあ最初のおな…オナニーがどうたらっていうのは?」

「それは…ソッチのほうが効果があるかなって……」

「…………」

「…………」

 居間に沈黙が満ちる。

 そしてその沈黙を破ったのは士道がはぁ、と息を吐き出す音であり、

「じゃあ、それは必要なことなんだな?」

「え、ええ。今後の精霊攻略のためにも必要なことよ」

「わかった、わかったよ。やるさ、精霊たちを救うためなら」

「や、やけに物分かりがいいじゃない」

「仕方がないだろ、司令官殿にそんな風に命令されたらな。…というかこれ、一種のパワハラだぞ」

「いいから、士道はさっさと服を脱ぎなさい!」

 そう言いながら繰り出された琴里のキックにより、士道はソファの上に転がされたのであった。

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