※この作品はR-18です。

アイカツ催眠連鎖実験 あかりジェネレーション編   作:ざくろねこ

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北大路さくら「私たちのアツい! 催眠活動!」
藤原みやび「サイカツ! 」
2人「始まります!」


世界の中心で舞い踊る(ターゲット:栗栖ここね)

 神戸のエトワール学院から栗栖ここねは手提げかばん1つでやってきた。

栗色の髪はりすの尻尾のように跳ね上がっていて、青い手提げかばんには自身をモデルにした、りすのぬいぐるみのキーホルダーがつけられている。

「さあ、今日のステージはここね」

 身分証として学生証をスタッフに提示したここねは観客席の赤い通路を通り抜けた。そして先に座っている友人の3人の姿を確認した。

「あかりちゃん、スミレちゃん、ひなきちゃん!」

「ここねちゃん!」「久しぶりだね!」「おつかー!」

 3人は振り向いて手を振ってくれた。ここで返すのは定番の挨拶。

「世界の中心はー、ここね」

 胸に手を当てて笑顔を作る。

「だよねー!」

 周りのみんながノって返すまでのコールアンドレスポンスが鉄板だった。

 ここねは満足そうな顔をしつつ、3人が座る隣、端から4番目の席に着く。

「ここねちゃん、楽しみだね!」

 左側に新条ひなきを挟んで大空あかりが笑いかけてきた。

「うん。みやびちゃんの新しいステージ早く見たい!」

 今日はさくらとみやびのユニットステージ。前回の対決ライブは中継でしか見れなかったので生で見るのがとても楽しみだった。

 少し経って、ここねの右にも人が座ろうと歩いてきた。

「こんにちは、隣いいですか」

 声をかけてきたのは青髪の女の子。

「ええ、ってソレイユの皆さん!」

 今や知らない人のいない高校生ユニットソレイユだった。

 星宮いちご、霧矢あおい、紫吹蘭の3人が席につく。

 どんな人が来たって、ここねの挨拶は決まっていた。

「世界の中心はー、ここね」

「だよねー」

 3人は鉄板通り返してくれた。

 初めて会ったのにこうして鉄板を覚えてくれていることにここねは少しうれしさを覚えた。

「やったー、いちご、これが本場のここねちゃんのコールアンドレスポンス。また1つ夢が叶ったよ」

「やったね、あおい」

 2人はうれしそうに手と手を合わせた。

 それを蘭は仕方なさそうに眺めている。

(この3人の関係性、かわいいかも)

 ここねはこのソレイユというユニットが愛される理由が1つ理解できた。

「ところで……」

 右隣りに座ったあおいがここねに目を向けてくる。

 いつの間にやらノートと手帳を広げていた。

「もっとここねちゃんについて聞かせて、こっちだと手に入らない関西の情報とかあるから!」

 ぐいぐいと迫ってくる。

「え、あ、うん」

 目を輝かせて迫ってくる様子にここねは気おされ気味だった。

「こーら、ステージ終わってからな」

 蘭があおいの耳を引っ張って暴走を止めた。

「痛い、痛いです、蘭さん」

 あおいは渋々と席に収まった。

「すまないな、後であおいに付き合ってくれるか?」

「は、はい! 喜んで」

 蘭の誘いにここねは了承する。ここね自身もソレイユについてもっと知りたくなったから。自分のアイカツにもいい刺激になるだろうから。

「ジャンボいちごパフェ一緒に食べようね。あかりちゃん達も一緒にどう?」

「はい、ぜひ!」

 あかりが元気よく返事をしたところで会場の案内のアナウンスが流れ始めた。

 この後みやびも誘うとにぎやかになりそうだ。そう思いながらここね達は席に静かに着いて開場を待った。

 

 

 藤原みやびと北大路さくらがステージに立つ。スタート位置で顔を隠すと曲が流れ始めた。

 2人とも和服を基調としたコーデで踊り始めると共に現れ出でる2人の美しい姿は一瞬にして観客の目を釘付けにした。

(すごい……)

 ここねは2人がさらなる高みへ到達していることを肌でひしひしと感じつつ、胸に手を当て自分の早くなる鼓動を感じ取った。しかし、同時にいつも観客席では抱くことのない感情に戸惑っていた。なぜか2人の曲はだんだんと自分の心を落ち着かせていった。その証拠なのか、胸の心臓の音はゆっくりになる。

「綺麗……」

 動きのひとつひとつが自分へ何かメッセージを伝えてくるようでその世界に入り込んでしまっていた。2人のどこか遠くを見ているような目が一度見たら目が離せない。

 だんだんと、ここねの瞼が落ちていく。そして、意思の光が失われていった。彼女は舞の世界に入り込み、壇上で踊る2人の姿を茫然と捉えていた。

 そして、一曲が終わるころには観客全員がここねと同じ状態になっていた。

 観客たちは虚ろな瞳を浮かべて待っていた。次の命令を。

「次、行きましょうか」

「ええ」

 2人は視線を交わし合って次の行動に移った。

 さくらはゆっくりとした曲調の舞を踊り始め、みやびは壇上から降りる。

 観客は全員ステージで踊るさくらを釘付けで、観客席の通路を堂々と通るみやびのことに気づかない。ルミナスの目の前を通ると、そこではスミレとひなきがあかりのスカートに手を突っ込んでいて、あかりのアップデートが行われていた。

「私、大空あかりは……します……」

 ぶつぶつと何か言うあかりを通り過ぎて、向かったのはここねの席。

 ステージを見ているここねの目の前に手をかざし、こちらに意識を向けさせた。

「ここね、私だ、みやびだ」

「ちょっとみやび! これは!」

 それにはっとして、ここねは立ち上がった。

 周りを見渡すとみんな虚ろな目をして喘ぎ声を漏らしていた。

 自慰行為をする者、友人を気持ちよくする者、様々だった。

 みんなして共通しているのは、さくらのステージに視線を向けていること。

 彼女の踊りが、彼女の手の動きが、彼女の全ての動きが、会場の観客の感情を操作し、命令していた。

「ほら、世界はまだまだ広い、ここねにも私が新しく出会ったアイカツを見せよう」

 みやびは立ち上がったここねの両肩を両手でぽんっと叩くと、ここねの体は崩れるように席の中に収まる。

(どうなってるの! これ!)

 あきらかな異常事態だとわかっているのに体が動かない。動かそうとする意志が働かない。

「服を脱いで、ここね」

「はい」

(脱がなきゃ……)

 みやびの命令に思考が全て覆いつくされる。言われるがままここねは服を脱いだ。

 制服のブレザー、カッターシャツ、腰を席から浮かせてスカートも全部脱ぐ。

 目の前のみやびも和服の衣装の帯を外して、1枚布の前を開く。そして、淫紋の刻まれた彼女の裸体を同じく裸になったここねに重ね合わせた。

「ちょっと、みやびちゃん、何してるの?」

 2人に衣装が毛布のようにかぶさって、熱が中に籠る。

「何って? サイカツだが」

「何…… それ…… あん!」

 みやび局部同士を擦り合わせてくる。唐突に訪れた快感に頭が真っ白になる。

「あっ、だめ、だめ、みんな見てる」

「大丈夫だ。私の衣装で隠れている」

「そういう、問題じゃ、なくて……」

 足をばたつかせたり、みやびを体から離そうとするが、力が入らない。

 頭ではこのままではいけないと思いつつも、体はみやびを求めていた。

 

「5つ数えると、もっと気持ちよくなる、行くぞ。いち」

「うん、あっ!」

 いきなり高まった快感に体が震える。

「に」

「あ、みやびちゃん、だめっ!」

 ここねは口ではだめといいながらも、みやびの背中に手を回して離さない。

「さん」

 みやびは淡々と数字を数えていく。自分の衣装はここねが蹴り上げたりしたので棒状にくるくるとなっており、2人の状態は外から完全に見えていた。

「よん」

「きゃ、あ、あ、あ、」

 互いの重なってこすり合い、ここねのポニーテールが跳ね上がる様子が激しくなる。

 もう少し、最後の数。

「みやび、みやびちゃん、おかしくなりそう」

「ああ、大丈夫だ。みんなここねがイクのを待ってる」

「……みんな? あっ、あっ」

 ここねにはもう周りを考える余裕はなかった。だから、みやびの声がとても安心できた。

「そう、みんなだ。一緒にイこう」

 事実、周りの観客もどんどん喘ぎ声が激しくなっていく。

 さくらの舞も終わりの合図が近づいていた。

 みやびも息を吸って最後の数を数える準備をした。

 目の前の親友が人形になる。その背徳感に快感が抑えられるか自分でもわからない。せめて、ここねを安心させるため、淡々と、最後まで言葉を続けた。

「さあ、イくぞ…… ご、おおおあ、ああああ」

「あ、あ、みやびちゃ、ああああああ」

 ここねは体をのけ反らせてイく。

 それに呼応するように会場では大きい声が上がっている。

「…… アップデート、完了。あ、あ、なに、なにー!」

 ここねの耳に近くにいたあかりの声が届いた。

「これが知らない世界なんだねみやびちゃん」

「ああ」

 恍惚とした表情でここねはみやびの顔を見つめた。

 

 

 食堂ではソレイユ、ルミナス、あまふわなでしこ、そしてさくらが食堂に集まっていちごパフェを囲んでいた。

 ここねはいちごパフェにみやびがお土産に持ってきてくれた京都の栗を追加していった。

「みんな、まずはサイカツを教えてくれてありがとう」

 まずは素直にここねはお礼を言った。

「もお、みんながこんなに楽しいことをやっていたなんて知らなかった。これからは私もサイカツするわ」

 りすみたいにほっぺを膨らませる。

「でも、やっぱり世界の中心はー、ここね」

「だよねー」

 いつものコールアンドレスポンス。

 しかし、ここねに向けられる視線は虚ろで、みんなの本当の心はここにはなかった。

 それはここねも一緒。隣に座ったあおいが話しかけてくる。

 目を合わせて。

「ここねちゃん、後で一緒に気持ちよくなろう」

「…… はい。わかりました」

 一瞬表情を失ったここねはあおいの命令を承諾する。

 最初にサイカツをすることになったあおい。彼女は仲間がこんなにもできたことをうれしく思った。

「こら、あおい、まずはパフェ食べな」

「はーい」

 蘭にたしなめられて、あおいはパフェを食べるのを再開する。

 まだまだ夜は始まったばかりだ。

 楽しむ時間はいくらでもあった。

 




次回更新は6月12日。次回のターゲットは大地ののちゃん。お楽しみに。

あかりジェネレーション編はもうすぐクライマックス。それに向けて今までの総括含めて考えてたら結構投稿がぎりぎりに……
スターズ編も今考えているところなのでよろしくお願いします。
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