※この作品はR-18です。

アイカツ催眠連鎖実験 あかりジェネレーション編   作:ざくろねこ

12 / 12
のの「私のなまらアツい! サイミン活動! サイカツ! 始まります!」


催眠連鎖は止まらない(ターゲット:白樺リサ)

 実験レポート

 スターライト学園は全て掌握した。私が管理していなくても、この世界のアイドルは全員実験の協力者となるだろう。

 データを取るための施設をスターライト学園内に建設した。これからはそこから協力者たちがデータを送り続けてくれる。

 もうそろそろ次の実験対象へ移らなければならない。次は、四つ星学園。

 来るべき計画のため、私はなんだってする。

 

 

 白樺リサが寝る支度をしていると、大地ののが帰ってきた。

「ののっち、消灯時間過ぎてるよ、今までどこ行って……」

 リサは椅子から立ち上がり、腰に手を当てて怒る仕草をした。

「ごめん、ごめん、それがなまらすごくてさ」

 ののはぐいぐいとリサへ近づく。

「はいはい、何がすごかったの」

 仕方がないなあとため息をつきつつも何があったのか聞くことにした。彼女の興奮はそうしないと収まりそうにないから。

「ね、ちょっと説明するのにね、目を見て欲しいんだ」

「目?」

 それが何になるのだろう。ののがぐいっと近づいてきて鼻と鼻が当たりそうになった。

 目と目が至近距離で合う。

「え…… 何これ」

 ののの目に感情が見当たらない。いつものらんらんと輝く瞳がそこにはなく、一色に染め上げられた感情のない虚ろな瞳がリサの瞳を覗いている。リサは本能的な恐怖を感じて一歩後ずさった。

 それをぐいぐいとののは詰め寄ってくる。

「大丈夫だよ、リサっぺと一緒だもん」

 一体何が大丈夫なのか。ののは答えてくれない。

 ののはリサの手を掴み、顔をさらに近づけてリサの唇を奪った。

「う、うう~、う……」

 絡みつく舌の感覚。突然のことにリサの思考がフリーズする。

「う、うんっ!」

 離れようとするが体が動かない。2人の唾液が絡み合う。

 この異常な状況。いくら親友とはいえ、いきなりキスされたら逃げだすだろう。しかし、不思議と悪い気はしなかった。だんだんと思考が快感に染められていくのがリサ自身わかった。

「くちゅ、くちゅ、くちゅ」

 抵抗しなくなったリサはだらりと両腕を弛緩させている。そして、ののと同じ虚ろな瞳でされるがまま、唇を重ね合わせ続けた。

 時間にして一分にも満たない時間だった。

「う、くちゅ、ぷはあ、もういいかな」

 ののは唇を離す。互いの唾液が糸を引いて互いのパジャマに落ちた。

 リサはその落ちた唾液を意に介することなく、ぼーっと立ち続けている。彼女の頬は少し赤くなり、ののと同じ虚ろでどこか遠くを見ているような目をしていた。

「このままベットでサイカツしてもいいけど、もっと気持ち良くできるところがあるのリサっぺ」

 ののはリサの耳元へ近づいてささやく。

「ねえ、一緒に来て」

「はい……」

 リサは抑揚のない声で承諾する。そして、部屋のドアを出て廊下へ歩き出した。

 2人が外へ出ると、ちらほら同じように歩いているスターライト学園の生徒がいた。みんな目指す場所は同じ。

 みんなが新築のドーム状の建物へと吸い込まれていく。

 ののに手を引っ張られているリサはぼんやりとした頭で考える。

 そう、きっとこれは夢なのだ。そうでなければこんなに生徒が出歩いているわけがない。

 あの建物の中に何があるのだろう。心臓がゆっくりとくんと波打つ。それはルミナスのステージを見た時と同じ心臓の波長。期待の音だった。

 ののっちと一緒なら大丈夫。どんなことだって。

 新しい何かが始まる。リサは期待以外の全ての思考を放棄して、夢の行く末に身を任せた。

 

 建物の扉を開くと、円状に広がる広間があった。シャンデリアに照らされる赤いカーペット。それは部屋の中央で階段となって2階へと繋がっていた。

 左右を確認すると、101、102、103…… と書かれたプレートのある扉があった。それは個室の番号。先に来た人たちがどんどん中に入っていく。

 ちょうど、リサの視線に天羽まどかと黒沢凛が1階奥の部屋に入っていくのが見えた。

 彼女達もののと同じように虚ろな目をしていた。ここに来た者はみんな虚ろな目をしているのだ。ここで何をしているのか、リサは心の中で首を傾げた。

 そんなリサの心中などお構いなしにののは二階へとずんずんと登っていく。

「はあー、これ、内閣のなまらすごい人が撮影する場所みたいー」

「あ、あはは、豪華だよね」

 そんなやりとりをしながら2階へと上がる。

 鍵のかかっていない、扉を開くと、ベットが1つ。部屋の中央に鎮座していた。

 本当に1つだけベットが部屋にあるだけで他には何も見当たらない。来客用のホテルというわけではなさそうだった。

 ののはドアに鍵をかけると、リサへ指示した。

「リサっぺ、服を脱いで」

「…… はい」

 リサは言われるがまま服を脱ぐ。

 パジャマ、ズボン、全てを脱ぎ落していく。

 何の疑問も持たずに。

 ののも一緒に脱いだ。

「じゃあ、寝て」

 また夢の中で寝るのかと思いつつも、言われるがままベッドにあおむけになる。

「じゃあ、始めようか」

 そう言ったののの体には局部からお腹にかけて印のようなものがあった。

「えっ、何、あっ」

 リサは何をするのか聞く間もなく、体を重ね合わせた。

「ちょっと、ののっち…… あっ!」

 ののが局部を擦り合わせてくる。

「や、やだ、ののっち気持ちいい!」

 快感に体に思ったように力が入らない。なぜ親友とこんなことをしているのか。

「あ、あ、あっ! い、いい!」

なぜ自分が顔をのけ反らせて、口を大きく開けて嬌声を上げているのかわからない。

 ただわかるのは気持ち良くて最高の気分ということだけ。

「リサっぺ、もっと素直になって、なまらすごいから」

 先ほどまで残っていた理性のかけらも全て溶かして快楽に体をのけ反らせるリサを抑えながら、ののは微笑む。

 リサからも腰を擦り合わせて快楽を求めた。

 その互いの動きにのの自身も快感が大きくなっていった。

「あ、あ、あ、ああ! リサっぺいいよ!」

 体の下から突き上げるような快感にゾクゾクと震えた。

 親友と1つになる感覚。淫紋が浮かび上がってきたリサに仕上げの暗示をかけた。

「リサっぺ、5つ数えるとなまらー、気持ち良くなれるよ。いち」

 ゆっくりと数を数え上げる。

「に」

 互いの快感が段階的に高くなっていく。

「さん」

 快感が互いの体を往復してどんどん増幅させられるのがわかった。

 少しでも快感を逃すまいと、互いに唇を重ね合わせた。

「よぉん、は、あむ」

 互いに喘いで開ける口を塞ぐようにしていた。互いの吐息と唾液が重なり合って、2人の最高の快感が共有されようとしていた。

 最後の数。ののは数える。

「ご! なまら、すごいいいい」

「ののっち、のの! あっ、あっ、あああああ!」

 2人の唇が離れる。このままだと体が、頭がおかしくなりそうだったから。

 イって震える体を互いに抱きしめて、このまま快感と共に溶けてしまいそうなお互いの体があることを確認しあった。

 リサの体にもののと同じ淫紋がくっきりと浮かび上がっている。これから一緒に催眠をアイドルにかけられるのだ。

「リサっぺ! 一緒にサイカツ頑張ろうね!」

 無邪気に笑う。

「サイカツ……」

 リサはサイカツという単語を反芻した。こんなにも気持ち良いことを広めないわけにはいかない。リサは上にいるののへ笑って同意した。

「うん、頑張ろう!」

 ただ、お互いの目は虚ろで、2人の意思はここには存在しない。

 その様子は部屋に設置されたカメラという記録装置だけが見ていた。

 

 

 何日か経って、スターライト学園に新築された建物は交流所として機能しているという名目で『大空お天気』にて紹介されていた。

「今日のお空はどんなそら―、大空お天気の時間です!」

 いつも通りあかりは天気を元気に言う。

「今日は午後からにわか雨の降る可能性があります。皆さん、鞄の中に傘を忘れないでくださいね」

 そして、スタジオから声がかかる。

「あかりちゃん、スターライト学園内に新校舎ができたそうじゃないか」

 テレビの画面にドーム状の建物の写真が表示される。それはあかりへかけられた暗示を発動させるトリガーだった。

「あ…… これですね」

 それを見たあかりの表情が一瞬だけ消える。

「ここではですね、新しいアイカツができるんです」

「ほう、新しいアイカツですか」

 あかりはにっこりと笑って後ろに手を組む。

「そうですね、ちょっと私の目を見てもらえますか」

 そうしてカメラはあかりの瞳を映し出した。

 その目は普段の輝きはなく、感情のない虚ろな瞳。

「サイミン活動。略してサイカツって言うんですけど……」

 大空あかりはお茶の間に暗示をかけ始める。

 誰かに言われた通りの頭に響く言葉を彼女の意思とは関係なくしゃべり続けた。

 

 

 大空あかりの『大空お天気』を始めとしたテレビに映るアイドルの催眠に惹かれる。そして、アイドル達はスターライト学園の近くまで無意識にやってくる。それを誘い込んでアイドルがアイドルに淫紋を刻んでいた。

「ねえ、アイカツ博士耳寄り情報、聞いていかない?」

 あるアイドルは秘密の情報があると言って誘い込む。

「オケオケオッケー、じゃあ、スタライの設備借りようかな。来て!」

 またあるアイドルは最新のアイカツシステムの説明をでっちあげつつ誘う。

「いいから、いいから、なまら凄いんだから!」

 あるアイドルは少し強引に。

 この交流所という名目の実験棟に入るアイドルは期待、不安、あせり、驚き、色んな感情を持って中へ入っていく。しかし、ここを出るときは皆、目から感情を失って、多幸感に包まれていた。

 お互いにまた来る約束をして、制服が少ししわくちゃでボタンを掛け違えるのも気にせず、この新しいサイカツを広めようとふらふらと歩いていくのだった。

 そして、アイドル達は掛け声のように口ずさむ。新しいアイカツの名を。

「サイカツ、サイカツ……」

 




次回更新はスターズ編、新しいスレッドで行います。更新は6月26日20時です。ターゲットは虹野ゆめちゃん。お楽しみに!

『アイカツ催眠連鎖実験あかりジェネレーション編』はこれにて一旦幕を引かせていただきます。次回からもアツいサイミン活動は続くので新しいスレッド『アイカツ催眠連鎖実験スターズ編』は下記に張り付けておきます。
 https://syosetu.org/novel/262008/
 次回シリーズもよろしくお願い致します。

※頒布情報
 このあかりジェネ―レーション編に関しては加筆修正したのち11月14日京都市のみやこめっせで行われる『アイカツカーニバル!10』にて製本、頒布を予定しております。昨今の事情により時間が空くのは心苦しいのですが、書き下ろし小説も予定しているのでお楽しみに。皆様体調にお気をつけて。
 前シリーズをまとめて姫石さあやと霧矢あおいに焦点を当てた書き下ろしのお話を加えた『アイカツ催眠連鎖実験スタライ&ドリアカ編』は絶賛メロンブックスにて頒布中なのでよろしくお願いします。
 メロンブックスURL https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=832257
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。