アイカツ催眠連鎖実験 あかりジェネレーション編 作:ざくろねこ
スミレ「サイカツ!」
あかり、スミレ「始まります! フフッ!」
実験レポート
今回は旅館を貸し切って実験を行う。そして広い浴場で間接的に成分を摂取することでも実験は可能かどうかを検証する。
大空あかり、氷上スミレ、新条ひなきの三人で構成さているチーム『ルミナス』はオフを合わせて日帰り温泉旅行へ来ていた。閑散期でホテルは貸し切り状態なため、人目を気にせずのびのびとしていた。
「あかりちゃん、スミレちゃん、おさきー」
脱衣所でひなきが一番乗りに浴場のドアを開けた。
あかりは突然かかってきた電話を受けているところだった。
「あ、はい、ありがとうございます。それでは、失礼します。ひなきちゃん、ちょっと待ってー」
スミレはというと服を脱いでいる途中だった。ロッカーの前には洗面所があり、なんとなくそこに映る自分の姿を見た。いつもの紫の髪、紫の瞳、ちょっと引っ込み思案だけど、最近頑張るようになってきたと思う自分の顔だ。だが、鏡の中の顔になんだか違和感を覚えた。
(なんだろう)
あかりが鏡を見つめて動かないスミレを気にして近づいてきていた。
(目つきが違う)
スミレは気づく。鏡の中の自分の瞳には光がないことを。
紫に染まった、意思のない虚ろな瞳。
「あなたは誰?」
スミレは問いかけた。
鏡の中の自分はそれに答える。
「わかっているでしょ、あなたは私、言うことを聞くお人形よ」
目の前の彼女は微笑んで、虚ろな目を細めた。
「え、何を言って」
鏡の中の自分から視線が逸らせない。まるで魔法にかけられたように。後ずさりすると、背中にあかりの体が当たった。
「スミレちゃん、危ない!」
スミレはバランスを崩してあかりに支えられる。そして、膝が崩れ落ちて膝立ちの状態になった。
それでも、目は鏡に映る自分に釘付けだ。
未だ鏡の中の彼女は立ったままだった。否、そう錯覚させられていた。
「ほら、目を見て、思い出すから」
鏡の中の彼女はやさしく語り掛ける。
自分が人形だったことを。そして、この旅行が新しい人形を作るために計画されたことを。
「え、あ…… そうでした」
スミレのタオルを持っていた手がだらりと下がる。
瞳から光が失われる。そして、スミレのお腹から局部にかけて先ほどまで無かった淫紋が浮かび上がった。
「スミレちゃん?」
あかりは口を開けてぼーっとしている彼女に呼びかける。そして、時間にして数秒経ったところで動き出した。
「あ、ごめん、ぼーっとしてた」
スミレは虚ろな瞳を細めて、笑った。
「もう、ひなきちゃん先行っちゃったよ。行こ」
あかりは背中を向けているスミレを立たせるために手を差し出す。
「うん。でもその前に」
スミレは振り返り、手を取って立ち上がった。
「あかりちゃんもお人形になろうね」
彼女はあかりと目を合わせる。
背中のうなじを見せて振り返るスミレに見惚れていたあかりはスミレの突然の発言に理解が追い付かなかった。
「あ……」
あかりの瞳は彼女の瞳に吸い込まれる。そして、スミレは耳に手と口を当ててやさしく語り掛けた。
「一緒に予定通りひなきちゃんも堕とそうね」
「…… うん」
耳元に流れる心地よい声が一瞬にしてあかりを堕とした。
そして、スライド式の白い扉を開けて中に入ったのは虚ろな薄い赤と紫の瞳。
二人の虚ろな瞳はしっかりとかけ湯をした後、先に温泉を堪能していたひなきを見つける。
「遅いぜー、二人とも、先に入ってるよ」
「ごめん、ごめん」
あかりが謝る。二人はひなきを挟む形で湯船に浸かった。そのほうがやりやすいから。
少し浅めのヒノキ風呂で、座ると胸が浸かるくらいだった。
「今日は期間限定の湯船みたい。白い花がたくさん浮かんでて、なんだか特別な気分」
ひなきはしなやかな足を湯船から突き出す。すると、水面を埋め尽くさんばかりに浮いている大量の白い花びらが揺れた。
とてもこのお湯と花の匂いが気持ちいいのだ。
「とっても、いい……」
ひなきはとろんとした表情を浮かべる。だんだんと白い花の催眠成分が彼女に効いてきていた。そこにスミレは右側からひなきの肩に手を当て、耳元でささやく。
「ねえ、気持ちいいよね」
耳にかかった吐息が心地よい。ひなきから快感の吐息が漏れる。
「ふ、ふわあ、う、うん、気持ちいい……」
惚けた顔。意思を失った虚ろな瞳。新しい人形の完成はすぐそこだった。
追い打ちにあかりもスミレと同じようにひなきの肩に手を置くとささやきかけた。
「ひなきちゃん、五つ数えるからね、数えたらもっと気持ちよくなるよ」
「あ、あかりちゃん…… あ、さらに気持ちいい……。ふにゃあ」
湯船に浸かったことによって体温が上昇しているところに両側から耳へ吐息を吹きかけられ、口が緩む。
「いち」
スミレは数え始めた。惚けた顔で口を開け、涎を垂らす新条ひなき。そして横から伸びるように大空あかりの黄茶色の髪の毛と氷上スミレの紫の長い髪が湯船に浮かんでいる。そして虚ろな3人の周りに広がるように浮かんでいる白い花がとても芸術的にこのひのき風呂を彩っていた。
「ひなきちゃん、かわいい。に」
あかりも参加する。
「さん」
間髪入れずにスミレが3つ目を数えた。
「あ、あ、あ、や、気持ちがいい、頭がふわふわして」
スミレは花びらを掴んでひなきの局部に擦り付けた。
「や、あ、あ、あ、スミレちゃん、そこ、ダメ……」
擦った場所からだんだんとひなきの体に薄く浮かんでいた淫紋がはっきりとしていく。
「私も参加するね。もっと気持ち良くなろう。よん」
あかりも花びらを腹部の下のほうで擦り付けた。
二人は花びらを擦り続ける。擦り付けられたひなきの体が波打って、跳ね上がる。
「あ、あ、あ! や、イクって、イっちゃう」
叫ぶひなきに二人は目を合わせて微笑みあった。誰かを人形にすることへの罪悪感、さらにそれを共有するという悪戯心が二人の体に快感を与え、最高潮に達しようとさせていた。
「あ、あ、あ、あかりちゃん、私も、イキそう。イクよ、最後」
「う、うん。いいよ」
なんとか我慢しているようなあかりの同意。スミレは最後の数を数えた。
「い、イクよ、せーの、ごおおおおおお!」
スミレとあかりの快感が爆発し、ひなきは今まで味わったことのない快楽に体を震わせた。
「あ、あ、あーーー! しゅごい、しゅご、すご、あ、あ、あ、凄すぎるよおおおおお」
彼女は呂律回っていない様子で叫ぶ。体を湯船の中でがくがくと震わせて体をのけぞらせる。下半身が湯船から出てきてはっきりと刻まれた淫紋が水面から浮き上がる。
「あ、あ、あ、や、まだ、イクう」
金髪ショートの人形はひとしきりイった後、緑一色の瞳を天井に向け、いつもの元気いっぱいな姿からは想像もつかない惚けた顔をしていた。
そこにスミレは人形へ指令を出す。
「もっと欲しいよね」
これは快楽への誘い。
「うん」
ひなきはコクリと頷いた。
「じゃあ、次は珠璃ちゃんお願いね、そうすれば今のと同じ快感が得られるよ」
「……うん、そうだね、珠璃を……わかった!」
ひなきは湯船から立ち上がると、元気そうに歯を見せて笑った。
しかし、笑っている瞳は光がなく、虚ろで、彼女自身の意思はどこにも存在しなかった。
次回更新は4月25日。次回のターゲットは紅林珠璃ちゃん! お楽しみに。
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新刊は『星宮いちご』×『大空あかり』のチーム『コスモス』の百合小説の予定です。