アイカツ催眠連鎖実験 あかりジェネレーション編 作:ざくろねこ
「おはようございます!」
天羽まどかと大空あかりは撮影スタジオへ入った。
元気に挨拶。着ているのは二人ともパジャマ。ピンクと青だった。
今日は『エンジェリーベア目覚まし時計』のCM収録日。明日遠足の妹に姉が目覚まし時計をセットしてあげるというシナリオだった。
まどかがベッドに入り、あかりは隣の椅子へ座った。彼女の手にはエンジェリーベアの時計が握られている。
「じゃ、よろしくお願いしますね、せーんぱい」
まどかはあかりに片目をつぶってウインクして見せる。とてもかわいかった。
「うん、任せて!」
あかりは先輩らしく笑った。とても頼もしかった。しかし、あかりの様子が監督のアクションの掛け声とともに変わったことにまどかは気づいた。
撮影が始まると同時にあかりの瞳がなんだかとろんとした様子で、体がゆらりと揺れた。
(なんだかあかり先輩、寝ぼけてるみたい)
目の前の先輩だけではない。周りの撮影スタッフもなんだかいつもと雰囲気が違う。
(嫌な予感がします)
まどかは顔をしかめた。子役時代からの長年の勘が警告を告げていた。
その予感は正しかった。監督の持ったカチンコが鳴る音が聞こえるとともにあかりの瞳から意思が無くなった。
(あれっ、なんだかぼーっとして)
寝不足だろうか。頭がくらっとする。そして、誰かがささやく命令が彼女の意識を支配した。
(まどかちゃんを…… 人形にしないと)
普段はツインテールの髪をストレートにおろしてあおむけに寝ているピンクの髪の女の子。彼女は後輩であり、よきアイカツの同士。
(まどかちゃんは……)
あかりの理性が葛藤する。
「あかり先輩、大丈夫ですか」
呼びかけに、あかりの口が開く。
「まどかちゃん、眠くない?」
あかりの口は自分自身のものではないかのように動き、体も勝手に動く。まどかの頭をなでながら、あかりはまどかに催眠をかける準備をしていった。
「え、眠たいのはあかり先輩じゃないですか」
怪訝な顔ではっきりと、まどかは突っ込む。まあ、毎日3時半起きならこうもなるだろう。ここはカメラを止めて少し休んでもらうべきだと思い、撫でられる手をどかして起き上がろうとした。
(あれ? 起き上がらない)
まどかの体はまるで鉛のように重かった。まるですごく疲れているときのような感覚と似ていた。
「ほら、まどかちゃん、だんだん、だんだんと眠くなるよ」
「あ、あ、先輩」
まどかの思考が混濁してくる。何をしようとしていたか忘れてしまう。
「頭がふわふわして、何もかもどうでもよくなるよ」
あかりの言葉は自分自身への暗示でもあった。
(そう、どうでもいいんだ。まどかちゃんは私のモノ)
あかりの理性に残っていた罪悪感は塗りつぶされ、まどかの正常な思考に蓋をした。
「まどかちゃん、私の目を見て」
「え…… あ……」
まどかの意思は完全にあかりの虚ろな瞳に吸い込まれる。あかりと同じように彼女からも瞳から意思の光が消えた。
「服を脱いで」
あかりの指示にいわれるままパジャマのボタンを外していく。あかりも同じように自分の服を脱いでいった。
床とベッドの上にそれぞれの衣類が散らばる。あかりはベッドでまどかへ体を重ねると、下半身の淫紋を写し取るため、まどかの下半身に擦り付けた。
「あ、あん」
まどかから甘い声が漏れる。か細い、天使のような声。
「まどかちゃん、かわいい」
あかりはそんな天使の声を吸い出すかのようにまどかへ口づけをする。
「ふ、うぐ」
下半身の快感が口から逃げなくなって、まどかは焦る。彼女が喘ぐたびにその口の大きさに合わせてあかりが口を塞いでくる。下半身同士を擦り付けられる快感、お互いの呼吸を共有しあう快感。その二つの快感が彼女の腰を跳ね上がらせた。ただ、実際にはあかりに押さえつけられるような状態なので、行き所のない快感がまどかの中に溜まっていっていた。
「う、あう(頭がおかしくなりそう)」
互いの唾液が混じって、唇で光っている。
「あ、うぷ、はあ」
あかりは舌を絡めて彼女の口と下半身を攻め続けた。すると、だんだんとまどかの下半身に淫紋が浮かび上がって来ていた。
(もうそろそろ仕上げないと……)
「う、くちゅ、ぷはあ」
あかりは一度口づけを中断する。
すると、今まで抑えていたまどかの喘ぎ声がスタジオに響き渡った。本当に、何もかもどうでも良くなった。気持ち良ければそれでよくなった。
「う、あ、あ、やだ、あ、あ、あかり、せんひゃい、きもちよすぎて、あたま、おかしくなりひょうですう」
呂律が回っていない。下半身を擦り付けるたびにまどかは大きな声を上げていた。
「もっと気持ちよくなれるよ、まどかちゃん。5つ数えるともっと気持ちよくなる。1つ数える度に。どんどんどんどん。いち」
「や、やめ、あ、くる!」
あかりはまどかの体が跳ね上がろうとするのを押さえつける。あかりは美月に自分が堕とされた日のことを思い出しながら、同じようにまどかを快楽に堕としていく。
「に」
「もう、やめてええ」
まどかは懇願する。これ以上やられたら、これ以上数を数えられたら、自分が、自分で無くなってしまう気がした。
「だーめ、さん」
「う、あ、あ、あ」
まどかはあかりの背中へ手を回して抱き着く。
もう、この快楽を手放したくない。その思考だけが天羽まどかという人間を支配していた。
口を開けて、あかりが、先輩が、ユニットのパートナーが見せてくれるかもしれない新しい世界に周りなんかどうでも良くなっていた。
「よん! 新しい、世界を、一緒に、見よう! あ、あ、あ!」
あかりは彼女へ笑いかける。とろけるような顔で喘ぐ彼女を人形にするという美月から自分、そして、まどかへ繋いでいく高揚感と罪悪感があかりの快感を最高潮へと押し上げていった。
「見せて、先輩、にゅーわーるど!」
まどかは虚ろな瞳と赤く染まる頬をあかりへ向ける。
最後の数を数えたらもう『天羽まどか』は戻れない。
「い、いくよ! ごおおおおお」
罪悪感による快感があかりの背中をゾクゾクとさせた。
「や、きもちいい、あ、あ、あ! あ!」
まどかは全身を震わせて、イッた。快感が、擦り付けられる下半身からどんどん押しあがって、まどかの口を突き抜けていった。
「あかり先輩、ありがとうございます」
恍惚とした表情でまどかはあかりにお礼を言う。
「もっと、欲しいと思わない、まどかちゃん」
あかりは提案する。いや、本当は命令なのだが。
「はい!」
まどかの返事にあかりは満足そうにうなずくと、耳元でささやいた。
「次は凛ちゃん。黒沢凛ちゃんお願いね」
「あ…… わかりました」
一瞬にしてまどかから表情が全て消える。
「黒沢…… 凛を…… 人形にします……」
淡々と、命令を復唱する彼女の下半身には、あかりと同じ淫紋がはっきりと刻まれていた。
「もしもし、凛。今度のオフ空いてるー?」
撮影を終えた後、まどかは明るい声で笑いながら、凛と電話をする。しかし、彼女の瞳は虚ろで、『天羽まどか』の意思はそこに存在していなかった。
次回更新は5月8日20時です。ターゲットは黒沢凛ちゃん。お楽しみに。
更新遅れてすみません。まどかちゃんはかわいいんだよなあ。