アイカツ催眠連鎖実験 あかりジェネレーション編 作:ざくろねこ
ひなき「サイミン活動!」
スミレ「サイカツ!」
あかり・スミレ・ひなき「「始まります! フフッ!」」
実験レポート
なにわ天下一学園。お笑いを専門とする学校だが、そこにはアイドルコースもあり、そこから協力者をさらに増やしていこうと考えている。
そして、今回の実験は人間の感覚器官以外にも感覚を与えられるのか検証していく。
なにわ天下一学園文化祭ではコント大会が開かれていた。
「そういえば、先日、やらかしまして、友人がたこ焼き屋の店開きたいというてまして、私に相談してきたんやで。しかし、私、別のこと考えておりまして、相槌しか打っとらんかったんやで」
その舞台に今立っているのは水色とピンクが半々に分かれた髪色の女の子。堂島ニーナだった。
「こんな感じで。ああ、そいでな、そうやねん、そうやで、そうそう。そうやな。うん、ええと思う。知らんけど」
ニーナは肩をすくめて見せる。『知らんけど』という言葉は関西では『その意見には同意するが自分はその発言の責任を取らない』という意味である。
「おい、ちゃんと聞いとるか? 近頃は色々気を遣うことも多いんや。友人がアドバイスを求めてるのに『知らんけど』はないやろ」
「ごめんやで、つい癖で」
「癖とは失礼な。その頭についてるたこ焼きみたいなのはなんや」
ニーナは自分の頭の上にあるハートマークの入ったお団子を指さす。
「これか、持ちネタや。伸びるやで、びよーん」
頭の団子を伸ばし、手を離すと間にあるゴムが縮んで元の位置に戻った。
「ほーん、おもろいやんけ、知らんけど」
「ほら、癖で言った」
人差し指を突き出す仕草をする。
「あ、あちゃー」
手のひらを顔に当てる。
「そのすまん、今の『知らんけど』は癖や。それにしてもそのネタ、もうちょっとひねらんか。いつかの耳がでっかくなるのが小さくなるみたいな」
「うーん。そうやな」
顎に手を当て、考える仕草をする。そして再び団子をびよーんと引っ張った。
「あぽーん?」
「それはミューのクルの夢のなんたらのネタや! 漫才つながりとはいえ、いきなり別作品もってくんな!」
「ほら、新しいものはどんどん取り入れようという姿勢やで」
その言葉に衝撃を受けたような顔をした。
「そうか、ニーナの持ちネタみたいに、わいのたこ焼き屋ももっと新しい物取り入れたほうがいいな。ニーナ、お前そこまで考えとったんか。おおきに」
「ええんやで、きっとうまく行くと思うやで、『知らんけど』」
「いや、そこはちゃんと応援してえなあ!」
「あ、ごめんやで、びよーん。どうもありがとうございました」
コントを終えたニーナが楽屋へ下がると、ニーナに会いに来たルミナスの3人が待っていた。
「おつかー、ついサインの手を止めちゃったぜ。グッジョブ」
新条ひなきは親指を立てる。
「うん、とても良かったと思う。知らんけど」
「知らんのかーい!」
氷上スミレがボケてニーナが突っ込んだ。
「スミレちゃんがボケるなんて以外。ニーナちゃん。コントの後のステージもとても良かったよ」
ニコニコとあかりは先輩として笑顔を向ける。
「ありがとう、そしてすまんやでルミナス姉さん、天下一学園のみんながサインちょうだいなっていうもんやから」
「ううん。これくらいお安い御用だよ」
畳に乗った丸いちゃぶ台の上にはたくさんのサイン色紙が積み上げられていた。
場の雰囲気は笑いに包まれていて、和やかだった。しかし、急に3人の空気が変わったのをニーナは感じ取った。
「じゃあ、今日の本題に入ろうか」
「本題?」
あかりが妖しく微笑む。
「私の目を見て」
「え…… あっ」
ニーナはあかりの虚ろな目に吸い込まれ、意思のない3人の瞳が立ち尽くすニーナを囲む。
「このお団子、触るたびに気持ちよくなるよ」
あかりが暗示をかけて、2人が団子を出でこねくり回した。丁寧に、手のひらでゆっくりと。いやらしく。
「ちょっと、やめ…… んっ!」
ニーナの体とは繋がってないはずの団子をいじられる度に気持ち良くなって、体が熱くなる。
「ほら、暑くなってきたね、ニーナちゃん。服脱いで」
「…… はい」
暗示と快感で思考力が落ちている彼女は言われた通りに服を脱いだ。
3人も服を脱ぐ。
スルスルと、4人の衣擦れの音が楽屋内を支配した。
「仰向けに寝転んで」
「…… はい」
あかりの指示にニーナは素直に従う。
その瞳にいつも笑いを取ろうと光らせる意思は存在していなかった。
あかりが淫紋のついた局部をこすり合わせる。
「ん、ぁ」
ニーナから少しびっくりしたような甘い吐息が漏れた。
スミレとひなきはニーナを挟み込むように横向きで寝そべると、頭のお団子をいじり始めた。
「ん、あ、あ」
下から、頭から、快感にかき乱される感覚に恥ずかしさというものは吹っ飛んでいった。
「ん、や、いい、いい! あ、あ!」
与えられる感覚に身を任せて、嬌声を上げる。
そして、ニーナの体にも薄く、3人に刻まれている淫紋と同じものが浮かび上がっていった。
「もっと気持ちよくなろうね。5つ数えると最高に気持ちよくなるよ。数える度にどんどん気持ち良くなっていく…… いち」
あかりはやさしくニーナの団子をいじり続ける2人へ笑いかけた。
3人で一緒に数えよう。
「や、やめ、なんでや、なんでこんな気持ちいいんや」
急に上がった快感にほんの少しだけニーナの思考が戻った。
「に」
右耳にスミレがニーナの耳元でささやいた。そして耳元の団子を手でこね回す。
「さん」
左耳にひなきがささやく。
「や、あ、きた、きた、あ! あ!」
快感にすぐ戻りかけたニーナの思考は溺れた。
「よん」
あかりがニーナの局部を刺激を激しくする。極限の一歩手前まで上がった快感がニーナの中にかけめぐった。
「あ、あ、や、や!」
ラスト。
「ごぉ! ん、っく」
3人の体がイって、震える。それ以上にニーナの体が震えていた。
「あ、やば! めちゃ、めちゃ、ああああ!」
体が快感を外に逃がそうとうねって波打つ。しかし、それを押さえつけるかのように3人はニーナを包んだ。そして、何回もイって畳を濡らしていた。
ゆっくりとスミレが優しい声でニーナに暗示をかけていった。
「…… 服を着て」
「…… はい」
ニーナが落ちついたところで淫紋が刻まれていることを確認する。
「じゃあ、休もうか。3つ数えたら今日の気持ち良かったことは忘れるよ。けど
合図したら、いつでも思い出せる」
「…… はい」
「それじゃあ、おやすみ」
「うん…… すぅ」
ニーナは座布団を枕にして寝息を立て始めた。
気持ちよさそうに畳の上で寝ている。
これは自分たちが行った初めての他校へのサイカツ。成功したことにあかりは安堵する。
「これからも、広げていこう! サイカツの輪!」
3人は手を合わせ、ステージ前のいつもの掛け声を発する。ルミナスとして、アイドルのみんなを催眠にかけていくのだ。
「輝くのは―、ルミナス!」
しかし、その瞳は輝いておらず、虚ろだった。
次回更新は5月29日(土)20時です。次回のターゲットは藤原みやびちゃん。お楽しみに。
今回は頭ひねってコントのネタ考えてみたんですが、ニーナちゃんのキャラが設定モリモリ過ぎて考えるだけで頭パンクしました……
次回は前々から考えていた北大路さくらちゃんの伏線回収しにいきます。