※この作品はR-18です。

魔法科高校生達のもしもの話   作:kamisato

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九校戦~<返礼②>

―――栞、あなた、少し無茶が過ぎるわよ…

 

―――達也さんに調整をお願いした件のこと?

 

―――ええ、思惑は分かるけど、そこまでする必要があったのかしら?

 

―――もちろんよ、九校戦のため、ということもあるけど、

―――ひとりのエンジニアとしても興味があったから・・・

 

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栞は打算的な目的から、達也というエンジニアに興味を持った。

いや、興味を持ったというより、達也に畏怖を覚えたため、打算的な目的で懇意になりたかった、というのが適切かもしれない。

 

沓子の思惑は分からないが、達也と性交する流れは、栞にとって悪いことではなかった。

 

吉祥寺真紅郎(きちじょうじ しんくろう)をも凌ぐ、司波 達也という存在。

その存在は、高校の3年間だけでなく、その先の未来も、無視できない存在となるだろう。

 

栞は、今回の新人戦を通して、これから先の人生を『愛梨に尽くす』と決めていた。

それは、切磋琢磨できる魔法師としてもそうだが、愛梨の魔工師としても力になりたいと栞はそう思っている。

 

達也の魔工師としての技術力は、高校生レベルを遥に超えて、超一流。

達也との交流を持つことが出来れば、その技術力に触れる機会も増えるだろう。

 

今日だけでなく、継続的な関係を持ちたいと思っていた栞は、結びつきを強めるためならばどんなことでもする覚悟だった。

もしここで処女を捧げることが出来れば、達也が初めての男であることを盾に取って、ある程度の責任を感じてくれるかもしれない・・・

 

 

今、栞の秘所には、達也の性器が触れていた。

それはあと数秒のうちに栞の秘所へと埋まるだろう。

 

寝台の上では、栞が仰向けで足を開き、その瞬間を待っていた。

栞は、上半身はスピード・シューティングのコスチュームを着けたまま、下半身だけを露わにした格好だ。周りには、栞のほかに愛梨たちがいたため、全裸になるのは躊躇われた。

 

 

栞の秘所は、達也の愛撫によって十分の湿り気を帯びている。

達也の愛撫はとても優しく、初めてでも痛みを和らげようとする配慮を感じた。

 

達也が初めての相手で良かった。

はじめは、打算的な目的があって近づいたが、今は少なからず男性としての達也の魅力に惹きよせられている。

 

「栞、挿入(い)れるぞ?」

 

「…ええ、いいわ」

 

栞の合図から一拍おいて、達也の体重がのしかかかる。

その瞬間、秘所に違和感が押し寄せた。

達也の性器が未開通の穴をかき分ける。

 

―――っっっぅん痛っ!?

 

突然の痛みに、栞の身体が強張った。

あまりの痛みに視界はぼやけ、シーツを握る手に力がこもる。

 

(これが破瓜の痛み…ふふっ…まさか愛梨と沓子に見られながら処女を失くすことになるとわね…)

 

栞の傍には、心配そうな表情を浮かべた愛梨と、子を見守るような表情を浮かべた沓子がいる。

 

栞の身体が強張ったのは時間にしておよそ1分ほど。

破瓜の痛みに耐えた栞は、何かを成し遂げたように清々しい表情を浮かべていた。

 

「栞、大丈夫?」

 

「ええ、痛みはだいぶ落ち着いたわ…」

 

愛梨が心配そうな目で栞を見る。

下腹部の違和感は未だ残ったままだが、痛みはすでに治まっていた。

 

「栞、どうする?これ以上は止めておくか?」

 

「いいえ…私のことは気にしないで、達也さんが満足するように動いてほしい…」

 

「わかった…動くぞ…」

 

「んっ!…んっ…あぁっ、あぁっ、あぁっ」

 

達也がゆっくりと腰を押しつけて、ゆっくりと腰を引く。

膣壁がこすられるという初めての感覚。

達也の雁首が膣の浅いところを擦る度、栞は得も知れない感覚に襲われる。

 

声を我慢するのは限界だった。

いつしか、口を押えて、愛梨や沓子に喘ぎ声を聞かれないようにと必死になる。

 

「ふぅっ、ふぅっ…あっ…んっ…あっ…あっ」

 

「栞、我慢せずに声を出してもいいんだぞ?」

 

「いえっ…んっ…さすがにっ…この声は…んっ…恥ずかしいっ…わ」

 

「うむ、栞の喘ぎ声を聞けるとは、思いもよらんかったわ」

 

「っちょ!…んっ…沓子っ…変なことっ…言わないでっ…んっ」

 

「ふふっ、どうじゃ、初体験の感想は…いまどんな気分じゃ?」

 

達也の言葉をきっかけにして、沓子が栞を責め立てる。

栞はそれを受け流せずに、羞恥で顔を歪ませた。

 

初めては好きな人と二人きり…海に浮かぶコテージの部屋で…

 

栞が思い描いていた、理想の初夜のシチュエーション。

それがまさか、同級生二人に見られながらなど、九校戦が始まる前は思ってもみなかったことだ。

 

―――達也さんは、この状況、そして私のことをどう思っているのだろう…

 

やがて達也の動きが早くなる。

達也の表情に変化はないが、射精が近いのかもしれない。

 

「んっ…あっ…達也さんっ…」

 

「痛いか?」

 

「いえっ…んっ…好き…です…達也さんっ―――」

 

「…栞―――」

 

栞が吐露した達也への感情。

その感情に打算はなく、行為の中で芽生えた想いを、栞は自然と紡いでいた。

 

本来、恋人同士であれば、真っ先に紡ぐはずのその言葉。

始まりが歪だったために、その言葉を紡ぐのが今となってしまったが、達也への気持ちを自覚してしまった結果、その言葉を紡いだ後の『栞』の変化は劇的だった。

 

栞の背が寝台の上で大きく跳ねた。

それと同時に達也の性器を締め付ける力が途端に上がる。

 

「えっ…何…これ…腰が、ハァっ、ハァっ―――」

 

突然、栞の下腹部をさざ波が襲った。

そして、その波は、今まで感じたことのない多幸感となって体を巡る。

 

「や!?…………あっ!、あ!…………ぁっ!」

 

栞の腰が何度も跳ねる。

今の栞は、最初にのけ反った時とは違い、腰の動きは小刻みで、跳ねる速度はかなり早い。

 

栞の変化は、オーガズムに達したことによるもの。

しかし、当の本人はオーガズムを知らないために、錯乱状態に陥っていた。

 

そして、見ている側も心配になったのだろう。

栞の変化に狼狽えた愛梨が栞の手を強く握った。

 

普段の栞からは考えられない声が車両の中に木霊する。

 

「あぁぁぁっ!何でっ!?腰がっ止まらないっ、あっ、あっ、あぁっ!―――」

 

「栞!!?ちょっと!達也さんっ、栞が!!」

 

「あっ、あっ、あ―――んっぅぅ!?、ちゅっ、ちゅっ、ぁんぅぅっっ―」

 

愛梨が心配の声を上げたと同時に、達也は栞にキスをした。

栞の口が、達也の口で塞がれる。

 

「ちゅぱっ、ふっ、ちゅぱっ、んっ、ちゅっ、んっ―」

 

達也の唾液を、栞は必死に取り入れる。

栞の表情に、普段の冷静さは欠片もなく、情熱的に達也の体を求めていた。

栞の子宮は、精子を欲して、何度も絶頂を繰り返す。

 

「くっ…栞!!」

 

「あぁぁっ!だっ、だめっ、くるしいっ、ひぃっ、ひぃっ、達也さんっ、もうっ、むり!」

 

「まだだっ、もう少し我慢してくれ―――」

 

達也の動きが早くなる。

栞は喉を絞るような甲高い声を放ち、体からは大量の汗が滴り落ちている。

 

「ハァっ、ハァっ、ハァっ!だめ、き、きちゃうっ!! またっ、あっ、あっあっ―――!」

 

「くっ…栞、射精(だ)すぞ!」

 

達也が射精の合図をする。

腰の動きはより一層激しくなり、あと数秒もしないうちに果てるのだろう。

栞の体も達也の合図でより一層硬くなる。

 

「くっ!!!」

 

「あっ、あっ、あ―――あぁぁぁぁっっっっっ―――」

 

達也の性器が大きく跳ねた。

栞の子宮を熱い精液が流れ込む。

途端、栞の体は糸が切れたように脱力した。

 

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ…」

 

「栞…大丈夫か?」

 

栞の体から達也の性器が引き抜かれる。

達也の性器はすでに力を失っていて、挿入(い)れた時の半分以下まで縮んでいた。

 

「…大丈夫っ…ではないわね…余韻がまだ、んっ、残ってるの…」

 

「少しそのまま休んでいるといい…無理させて悪かった」

 

「ふふっ…ええっ、んっ…そうさせてもらうわ…」

 

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栞と達也の行為が終わった後。

まず初めに口を開いたのは沓子だった。

 

「ふむ…栞にも膣(なか)出しとは…きちんと責(・)任(・)は取るのじゃろうな?」

 

「…なるほどな、沓子の目的はそれか…」

 

「何、わしは当たり前のことを言ったまでじゃ…まぁこれからも『よろしく』なのじゃ」

 

「そうだな…こちらこそ『よろしく』…な」

 

「さて、残りは愛梨じゃが…」

 

そういって沓子が愛梨を見る。

この場で一人だけ取り残されていた愛梨。

愛梨は、達也と沓子から顔を逸らしたまま、沓子の声で体をびくっと震わせた。

 

「私も…栞と沓子と同じことを…?」

 

「愛梨は達也に体を捧げる理由はない。ここで退散でも構わないとはおもうぞ?」

 

「うっ…そうね………けど…私だけ仲間外れは…嫌…」

 

「愛梨、冷静になれ。愛梨は師補十八家『一色』家のご令嬢だ…どこの馬とも分からない相手にそれは不味いんじゃないか?」

 

「ええ…だからよ…私は一色家の娘…この先、好きでもない人と結婚して、寂しい初夜を迎えるかもしれない。けど、もしここで初夜を迎えることができたなら―――」

 

そういって愛梨は栞と沓子の二人を見る。

栞は心配そうな表情、沓子は愛梨の覚悟を感じ取ったのか、至って真面目な表情をしている。

 

「私は、抱かれても良いと思うぐらいには達也さんに惹かれている…」

 

「ふふっ…なるほどの…まったく、愛梨は口上が長いのう」

 

「ええ…沓子のいう通りね……… 達也さん、私の初めて…受け取ってくれるかしら?」

 

そう言って、愛梨は達也に向けて、手を差し出した。

差し出した手は緊張か不安か、少しだけ震えている。

 

達也は愛梨の覚悟に、抱きしめることで答えると、その胸の中では、愛梨のすすり泣く声が聞こえたのだった。

 

 

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