※この作品はR-18です。

魔法科高校生達のもしもの話   作:kamisato

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九校戦~<閉幕>

2095年8月12日。

九校戦は12日間の長い日程を終え、第一高校の総合優勝で幕を閉じた。

 

そして、日没後に行われた後夜祭のパーティも無事に終わり、九校戦が閉幕した夜のこと。

達也はホテルの自室を抜け出して、指定された場所に向かって、一人、夜道を歩いていた。

 

目的地まであとわずか。

すでにホテルからは随分離れ、辺り一帯は自然林が立ち並んでいる。

周りに建物の類はない。達也は端末に送られてき位置座標を頼りに、目的地へと向かっていた。

 

しばらくして、達也は、木々のない空白地帯に辿り着く。

端末を見ると、位置座標にずれは無く、どうやらここが目的地らしい。

 

周りに人影はなかった。

時計を見れば、待ち合わせ時間の5分前。

待ち合わせ場所に間違いがなければ、先に達也が辿り着いたということなのだろう。

 

星明かりだけが照らす空間。

辺りを木々に囲まれて、空間は静寂に包まれている。

 

そして、待ち合わせの1分前。

ふと、空から人の気配がした。その気配が徐々に達也へ向かって降りてくる。

 

星明りに照らされながら、舞い降りてくる人影は、夜の帳の中でも分かる綺麗なブロンドヘアに妖精のような衣装を身に纏っていた。

今日、この場所に達也を呼び出した人影―――『一色 愛梨(いっしき あいり)』が、地上約1mの位置で停止する。

 

「遅れてごめんなさい、もしかしてお待たせしてしまったかしら…」

 

「いや、大して待ってない…それよりもその恰好は?」

 

愛梨が着ているのは、ミラージ・バットのコスチューム。

装飾のついた白いレオタードに、フリルのついたミニスカート。

ミラー・ジバット、別名フェアリー・ダンスの衣装に相応しい、華やかでいて、まさに妖精のような出で立ちだった。

 

髪型も普段のツーサイドアップから、ミラージ・バットに出場した時と同じ、高めのポニーテールでまとめている。

 

「ミラージ・バットの衣装よ…達也さんにこの衣装の感想を聞いてみたくて…どうかしら?」

 

「あぁ、よく似合っているよ」

 

「ふふっ、そう…ありがとう」

 

達也は一言、ただ感想を述べた。

言葉を着飾る必要はなかったのだ。

愛梨が着ている衣装は、本人の容姿や体躯に見事に似合ったものだったから。

 

達也は今日、愛梨が何故自分を呼び出したのか、その理由を聞いていない。

日没後に行われた後夜祭のパーティ。そこで行われた社交ダンスで愛梨とパートナーを組んだ際、今日の夜に時間を作ってほしいとだけ伝えられていた。

 

「それで愛梨、俺を呼び出した理由を聞いてもいいか?」

 

「理由は…そうね…お礼を言いたくてね…」

 

「お礼?」

 

「ええ、私の世界を広げてくれたお礼…あなた達兄妹に出会て、私の世界は広がったわ…深雪さんとの対戦は、素晴らしい経験だった。そして、達也さんが提供してくれたこの魔法は、魔法を初めて覚えた頃の高揚感を思い出させてくれた…」

 

「俺は、トーラス・シルバーの術式をそのまま使っただけだ。深雪へのお礼は妥当だとしても、俺にお礼を言う必要はない」

 

「謙遜するのね」

 

「謙遜も何も、トーラス・シルバーの術式であることは事実だぞ?」

 

「これは私の推測なのだけど…トーラス・シルバーは達也さんだったりするのかしら?」

 

「……………」

 

達也は愛梨の推測に無言で返した。

あくまで推測、その推測を達也が補完する必要はない。

愛梨が達也に対して感じた気持ちは、その実、半分は妥当なのだが、達也にそのお礼を受け取る気は毛頭ない。

 

「いえ、別に達也さんがトーラス・シルバーだからという訳じゃないの…私はこの九校戦の最中、達也さんに出会えて本当によかったと思っているし、今でははっきりと達也さんが好きと自覚しているの」

 

「そうか…」

 

「ふふ、達也さんの周りには魅力的な女性が多いものね…別に今すぐに、私に好意を向けてくれなくても構わないわ…言ったでしょ、今日はお礼をしたくて呼んだのよ…」

 

愛梨が言葉を言い終わると、空高くへと飛び上がり、空中を自由に飛び回る。

多分、ミラージ・バット本戦が終わった後も、飛行の練習をしていたのだろう。

今では、深雪と遜色ないぐらいに自由に空を舞っていた。

それはまさに妖精が踊るように、達也であっても見とれるほど。

愛梨の目は輝いていて、その表情はとても楽しそうだった。

 

しかし、妖精の舞が突然終わった。

今まで、重力に逆らっていた愛梨の体が、重力に引かれたように、達也に向かって落下する。

達也は慌てて、腕を広げた。

愛梨の表情に不安は見えない。

 

達也は愛梨を抱きかかえられるようにして、落下の衝撃を吸収する。

しかし、衝撃はあまりにも少なく、次の瞬間、達也の唇に愛梨の唇が重なった。

達也の視界が愛梨の顔で塞がれる。

 

「ん………」

 

愛梨からの一方的な口付け。

愛梨は目を瞑り、啄むように達也の唇を愛撫する。

 

「ちゅっ、んっ、ちゅっ、ちゅっ―――」

 

愛梨との口付けは約十秒ほどして終わった。

しかし、唇が離れたあとも、愛梨は達也から離れようとせず、柔らかな体が達也の体に押し当てられる。

 

「達也さん、お別れの前に、もう一度思い出が欲しいの…今度は二人だけの思い出を…」

 

「愛梨……」

 

愛梨の目は情欲で潤んでいた。

思い出が一体何を指しているのか。達也は思案するまでもなく理解する。

 

「触ってみて…」

 

愛梨が達也の腕を掴み、スカートの中へと誘導する。

達也の指先がスカートの中の何かに触れた。

触れた箇所は、油のようなヌメリを帯びて、若干の熱を持っている。

 

「もう準備は十分でしょ?」

 

「ああ…」

 

達也はレオタードのライズに指を潜り込ませると、愛梨の秘所を直に触る。

秘所から溢れて出た愛液はすでにかなりの量らしく、レオタードの裏側はべったり塗れていた。

 

達也はおもむろに中指を立てると、膣壁越しに、恥骨の直下にあるザラザラした部分を指の腹でゆっくりと擦る。

途端、愛梨の口から嬌声が漏れた。

愛梨の体は前かがみになり、膝は小鹿のようにガクガクと震えている。

 

「んっ、だめっ、指じゃなくっ、達也さんのでっ―――」

 

愛梨の秘所から温かな愛液が噴出した。

達也の手から愛液が零れ、乾いた地面を湿らせる。

 

肩で息をしている愛梨は、達也のを支えにしないと立っていられないほどの状態だ。

さらには、夏の暑さで汗も多量にかいていて、フェアリー・ダンスの衣装はびっしょりと濡れている。

 

愛梨は切なげ表情を浮かべて、達也を見つめた。

上気した頬は、朱に染まり、淫靡な雰囲気を醸し出す。

 

達也の我慢が限界に達した。

 

「愛梨…」

 

「達也さん…」

 

 

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肉の叩く音が、夜の静寂(しじま)を切り裂いた。

音の発生源は達也と愛梨。

 

愛梨は、前かがみの姿勢で、両手を木についてバランスを取り、達也のほうは、愛梨の後ろに立って、腰を前後に振っていた。

二人とも衣服は着ているが、局部だけは晒しており、達也の性器が愛梨の秘所に埋まっている。

 

「んっ!…んっ!…あぁっ、あぁっ、あぁっ」

 

愛梨の足元を見れば、そこだけ地面が濡れていた。

達也が腰を振るたび、小さな水音を立てて、愛梨の秘所から体液が飛び散る。

 

「あぁっ、達也…さんっ!…そんな激しくされると…私っ、またっ!」

 

愛梨の足がガクつき、腰が砕けたようにしゃがみ込む。

途端、達也の性器が秘所から抜けた。

愛梨の秘所から勢いよく、愛液が零れ出る。

 

「ハァ、ハァ、ハァ…えっ!?また―――」

 

達也が愛梨の腰を掴んで、無理やり愛梨の体を起こした。

そして、先ほどと同じく前かがみの姿勢を取らせると、達也は愛梨に息つく暇も与えずに、今なお屹立したままの逸物を愛梨の秘所へと突き入れる。

 

「あぁぁぁっ、またっ…入ってっ…」

 

愛梨が絶頂(い)ったのはこれで3回目。

その度に愛梨の腰は崩れるのだが、達也はその度に愛梨を立たせて、秘所への挿入を繰り返す。

 

「あぁっ、あぁっ、あぁっ、あぁっ―――」

 

愛梨の艶めかしい声が再開される。愛梨の膣内はSEXを始めた時と比べて、粘り気は大分増していて、子宮も入口近くまで降りていた。

愛梨の膣内の変化に比べ、達也の表情に変化はない。それでも、射精欲は確かに高まっていて、抽送のたびに、鬼頭付近を痺れが襲う。

 

「んっ、あんっ、あっ、あっ、―――」

 

「はぁ、はぁ、愛梨、そろそろ―――」

 

達也の合図を聞き、愛梨の膣内が引き締まる。

結合部の水音がより一層大きくなり、腰の動きとともに『ぐちゅ』、『ぐちゅ』と、卑猥な音が鳴り響く。

 

「あぁぁぁっ、きて、私も、またっ、あぁぁぁぁっ、イクっ、イク、イクっっっ―――」

 

愛梨の声が木々の間を吹き抜けた。

そして、声がぷつりと途切れると、愛梨の体がガクンと崩れ、地面にそのまま倒れこむ。

達也もまた、射精と同時に、愛梨の体に引きずられるようにして、地面の上に突っ伏した。

 

「「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…」」

 

しばらくの間、二人の息の音が重なった。

お互い、息を吐きやすくするため、仰向けになって、視線は夜空へと向けられている。

 

「綺麗…」

 

「ああ、そうだな…」

 

二人の視線の先、そこには綺麗な天の川が空を横切り、幻想的な光景を見せていた。

明日になれば、達也も愛梨も、普段の日常に戻るだろう。

この夜は、九校戦が閉幕して、日常に戻るまでのほんの一瞬の出来事でしかない。

 

「…愛梨、良い思い出は作れたか?」

 

「ふふ、ええ、最高の思い出だわ…」

 

愛梨の顔は目を瞑り、満ち足りた表情を浮かべていた。

 

本来生まれることが無かった絆。

その絆は、九校戦の終わりの日に確たるものへと変化した。

達也はこの絆を『分解』しないようにと心に誓う。

そして、この星空の景色を心に留め、愛梨と同じように、達也もゆっくり瞼を閉じた。

 

 

<了>

 




【あとがき】

ここまで御覧くださり、ありがとうございます。
もし面白かったら評価、お気に入り登録していただけると嬉しいです!
執筆の励みにさせていただきます。

さて、6話も続いたスピンオフ作品もこれで終了です。
リクエスト作品ではありますが、結局私が書きたいように書いてしまった駄文です。
リクエストいただいた方には、大変申し訳ございませんでした。

そして次回予告です。
次回は、前回の章の後書きに書いたとおり、『横浜騒乱編』で『渡辺摩利』のメイン回になる予定です。

前回、今回といちゃラブ(和姦)描写でしたが、横浜騒乱編は原点回帰で、寝取られ、残酷描写がメインです。
苦手な方は回避してください。
それでも良い方は、次回も是非、読んでいただけると嬉しいです。

今回も読んでいただき誠にありがとうございました。
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