「ねえ、そろそろ世間様では連休でしょ?」
「世間様って……」
「いわゆる自由業というか自営業というか、あたしみたいな生活してると休日祝日の感覚マヒしちゃってねー」
「……確かに連休ですけど」
ルナと一緒にスポーツカーのリアトランクに腰を乗せ、公園のワゴン屋台のクレープを堪能する少年。
最近はこういう時間の過ごし方が増えている。
まあ結局は車の中や茂みやラブホテルでやらかすのだが、セックス以外用はない、と言われているようだった以前に比べて、ルナが意識的に心を開いてくれているようで嬉しいものだった。
「キミってさ、休みの日とかなにしてんの?」
「……家でゲームとか、ですかね」
「この前のなんだっけ、えーと広尾のおぼっちゃんに尻尾握られてた時とかどうしてたの? 結構呼び出されてたりしたんじゃない?」
「答えにくいこと聞きますね……」
少年は不良集団によってこき使われる使いっ走りの一人だった。
リーダー集団と面識はあまりなく(
小心がゆえに逆らえず、直接ではないにしろ悪事に加担していた事実は、少年にとっては楽しい思い出とは言いがたい。
「呼び出されて、朝から晩まで見張りとか、タバコ買って来いとかっていうのに従ってましたけど……」
「家の人には何ていってたの?」
「と、ともだちと遊んでくるって……」
金持ちに札びらでほっぺた叩かれて集まったような連中だったので、子分たちからの「上納金」などはなく、親の財布から金を抜いて……なんてことをしなくてよかったのは不幸中の幸いだったが。
「夜とかは? あーゆー連中って夜こそ元気だったんでしょ?」
「友達の家でゲーム大会があって外せないとか、無理言ってました……」
「よし、じゃあそれでいこうかしら。今回はある意味嘘じゃないわよね」
「?」
「一泊二日、友達の家で泊りがけでゲーム大会。っておうちの人には言っといて?」
クレープから溢れた生クリームで汚れた指を舐めながら、ルナはニッと笑った。
「たまには帰る時間とか気にしないで、たっのしーことしてみましょ?」
「それって……」
「もー、ちゃんと言わなきゃわかんないかなー」
そのクリームに汚れた唇を、少年の耳元に寄せる。
「一泊二日、24時間。おねーさんちでずーっとセックス三昧♥」
「…………」
連休。
少年のような学生にとって生活の潤いである自由時間に。
とんでもなく美しい年上の女性の家に泊りがけで、ひたすらセックス、セックス、セックス。
クラクラするような非現実感と、脳と海綿体がはちきれそうな期待感に死にそうになる。
「ほ、本気ですか?」
「疑うようなトコ、ある?」
「…………」
少年は喉を鳴らした。
普段は突然現れるルナにパッと拉致されて一気にセックスしている。
そんなパターンに慣れてしまうと、セックスするためにルナのマンションに向かうのに、着替えや洗面用具など真面目に揃えているのが少しおかしく思えてくる。
だが必要だ。カムフラーシュのためにも。
少年は二日分の衣服と多少のおやつ、そしてタオルや歯ブラシなどの入ったバッグを担いで自宅を出る。
と、ひとつ角を曲がったら見慣れた痴女……いや、スポーツカーが停まっているのが見えた。
「おっはよー。乗ってよ」
「はい……」
素直に車に乗り込む。
二人乗りのスポーツカーの助手席には、膨らんだレジ袋が数個置いてある。
「ごめんねー。狭いかもしれないけど適当に抱えて乗って」
「は、はあ……」
所帯じみた料理とは縁がなさそうなルナだが、野菜や肉など、要加工の食材が多いことにちょっと驚く。
「料理、するんですか?」
「キミね。仮にも自立して生活してるおねーさんをナメない方がいいわよー?」
「す、すみません……」
とはいえ、なんとなくルナ本人ではなく同居人のイズミの方が料理して、ルナは食べ専の構図がしっくり来る。だいたいそんなところではないだろうか。
「……って言ってもイズミとか例外がいるけどねー」
「?」
「仮にも自立して生活してるなら料理の一つもって……できないのよねあの子。何度教えても炭料理とカレー粉まみれ。カットフルーツは綺麗にできるんだけどさ」
「マジですか」
「……食いつきがいいわねー」
「あ、いえ」
ということはルナが本当に料理をするということに疑問の余地がなくなってしまう。
「言っとくけどあたしで自信ついたからってイズミ襲っちゃ駄目よー。あの子冗談通じないんだから」
「お、襲いませんよ!」
「どーかなー? 怪しいなー」
美人だとは思うがそれ以上に怖そうだと思う少年だった。
いい加減慣れたルナのマンション。
買った物を冷蔵庫に入れるルナ。いつもの大胆を通り越した衣装だが、この恰好でスーパーマーケットを回っていたのだろうか。
ちょっと見てみたい光景だ、と少年はドキドキを隠すようにバッグを開けつつ考える。
バッグの容積はほとんど着替えだ。照れ隠しに開けてみたが特に取り出すものなどない。せいぜいが歯ブラシとコップ程度だが……あとは文庫本。
いくらルナが淫乱とはいえ、セックスだけで本当に24時間過ごすわけにはいかないだろう。
ちょっとした休憩時間に暇潰しは必要だと思って持ってきたのだった。
「さーて、それじゃ朝の一発目がんばろっか♥」
「え、あ、はい」
開けっぴろげに言い放つルナに慌てて頷く少年。
立ち上がろうと中腰になったところでルナに押し倒され、バッグを枕にするような形でディープキス。
「んー……♥」
「んぐぐ」
舌で喉から魂まで探られ、吸い出されるような濃厚なキスに気が遠くなる。
「んは」
「っ、はあっ、はあっ……」
「息詰めちゃってかわいー」
「い、息なんて……できますかっ……」
「そんなんじゃキスのギネス記録なんて挑戦できないぞー?」
「しません」
「しないの?」
「……多分」
世界記録が何時間なのか知らないが、ルナとずっとキスをし続けるというなら甘美な時間だろう。思わず揺らぐ少年である。
「じゃ、今日はゆっくり一番絞り、いただきまーす♥」
少年の葛藤を置き去りにして、ルナは嬉しそうに彼の股間を剥き出しにする。
期待に震えていただけあり、既に少年の肉棒はすっかり硬くなっていた。
「わ、もうおっき♥ 朝勃ち?」
「さ、さすがにこんな時間まで朝勃ちなんてしませんよ!」
「あはっ、知ってるってば♥ でも、ま、明日の朝は朝勃ちそのまま食べちゃうけどねー」
ぱくっ、と少年の逸物にかぶりつくルナ。
少年はあぁっ、と掠れた嬌声を上げる。まだ反撃だとか男の沽券とかいう概念に目覚めていないのでやられっぱなしだ。
多少その辺を物足りなく思いつつも、どうせ成長すれば嫌でも目覚めてしまうものだと知っているルナは目を細める。
(こーゆーコにはこーゆーコなりの良さがあるものよね……♥)
頭を掴もうか、撫でようか。
あるいはそれも生意気と思われるだろうか。
……と躊躇している感じに宙を揉んでいる少年の手を可愛らしく思いながら、ルナは首を振り始める。
少年が一度目の射精を終える頃には、ルナはすっかりカラダが臨戦態勢になっているのを感じていた。
「えへへ。さーて、それじゃ予行練習はお、し、ま、い。これからお姉さんとガチンコ勝負だぞー……♥」
「はぁっ……はぁっ……はいっ……」
未だルナの喉に絡む苦い精液の味が、少年の精子のイキのよさを感じさせてくれる。
割と多くの精液に触れてきたルナだ。それに個性があるのも感じている。
少年の、生産することを覚えたばかりの精液は量もアクの強さも逸品だ。
そして、そんな元気な精子が自分の下腹部を遡り、健気に子宮の奥まで広がってタマゴをレイプしようとしている。ルナを孕ませてしまおうとしている。
「はぁっ……はぁっ……」
この幼さの残る中学生が、それでもルナに子を産ませようというギラギラした欲望に燃えている。
その熱情がルナの陰唇を割り開き蹂躙する。その想像で既にルナは体の奥を支配されていた。
「ふぅっ……」
瞬時、ハジけた明るい「お姉さん」でいようとする意識が薄れ、男に求められることに無上の悦びを覚える、剥き出しの「女」の顔になって息をつくルナ。
その一瞬の表情変化が少年の本能を刺激する。
「る、ルナ……さん、ルナさんっ…………ルナさんっ!!」
抱いていいですか、では大人ぶりすぎかもしれない。
やらせてください、では下品すぎかもしれない。
セックスしましょう、ちんちんいれさせてください、おまんこさせてください。
色々な懇願が脳裏をよぎりつつ、少年は結局ルナの名を呼びながらゾンビのように挑みかかることしか出来ない。
そんな少年の劣情をうっとりと眺めつつ、ルナはされるがままに押し倒される。
慌てたような手つきで胸をむき出しにされ、裾をまくられて陰部をむき出しにされる。
「っっ……る、ルナさん、はいて……」
「あら、どうしたの?」
「……はいて、ない、んですね……」
いつもは申し訳程度につけているマエバリというかIバックというか。陰唇を隠すソレは、今日はなかった。
ドクン、ドクンと耳元で血管がうるさい。
つまり、この人は、半裸同然の服装でスーパーマーケットに行ったり、車で少年を迎えに行ったりしていた上に、股間を隠すことすらしていなかった。
露出狂だ。
変態だ。
改めて、どうしようもないほど淫らな女だ。
そんな女性とこれから丸々24時間、このマンションに閉じ篭もるのだ。
その事実に少年の脳が沸騰する。
「だって、必要ないでしょ? キミとこれから夜までずっとセックスするんだから、邪魔なだけ……♥」
「は、はっ……はぁっ……」
「あはは、慌てないの、しんこきゅうー。おまんこはなくなったりしないでちゅよー」
「う、あああっ……!!」
あまりに強烈な誘惑に、寸評の言葉を考えることさえ億劫になり、少年はルナの足を抱え上げ、ズボン脱ぎかけの不恰好な膝立ちのまま、しゃにむに逸物を押し付ける。
入っていきたい。入っていきたい。出したい犯したい出し続けたい逃がさない。
少年は考えうる限り最高の淫女に身体ごと心ごとのめり込んでいく。
「ルナさんっ……入れるよ、ルナさんっ……!!」
むずがるように身体を揺らした挙句、ようやくルナの秘所に逸物の頭を引っ掛けることに成功する。
そうしたらもう奥に入ることしか考えられない。この女性の子宮を肉棒で弄ぶことしか頭にない。
「あんっ……お、落ち着いてってばぁっ……♥ もう、可愛いんだからっ……♥」
少年のこなれていない、しかし肉欲にまみれた腰使いにルナは嬉しくなりながら、自分の腰も合わせてやり、ようやく深く結合する。
「はあっ……はあ、はあ、動くよ、いっぱいセックスしたいっ……」
「いいのよ……たくさん、たくさんっ……飽きちゃうくらいセックスしましょっ……あぁんっ♥」
愛液を逸物で引きずり出し、カウパーを膣に塗りつける。
邪魔な布を払いのけ、乳を吸い背中に手を回し柔らかいルナの裸体に絡みつく。
本能だ。
うまくやろうとか、先にイカせてやろうとか、そんな見栄の一切ない、男児の圧倒的な女体への欲望。
互いに技巧を尽くしあう気持ちのいいセックスは、それはそれでとてもいいものだが、ルナは少年のそんなわがままで灼けるようなセックスにゾッコンである。
無様だが嘘のない裸のままのセックス。
欲しい、愛しい、貪りたい、孕ませたいという欲が、少年ならではの飽くことのない活力で幾度も幾度も駄目押しのように叩きつけられるセックス。
「あぁ、んぁあっ……もっと、もっと強くしていいのっ……おねーさんのおっぱい噛んで、お尻ぎゅってして、アヌスに指入れてぇっ……体中舐めてっ……それで、それからっ……」
「な、中出しっ、し、していいですよねっ……!?」
「……だめ」
「っ!?」
「でも抜いちゃだめ……絶対ね♥」
「で、でも、それ、無理っ……!!」
「がんばれ、オトコノコっ……♥ 努力してみせるのだ♥」
少年が泣きそうな顔をして腰の動きをぎくしゃくさせるのを、ルナは脚で捕まえてサポートする。
いや、そんな可愛いものではなく、腰を振って犯し返す。
「っっ……あ、あぅっ!?」
「あっ……ああっ♥」
そして、少年はあっさりとルナの奥深くに射精した。
大量のザーメンがルナの膣の中に吐き付けられる。卵子が犯されたがっているのを自分で感じる。
その圧倒的な本能の悦びに身を任せ。
「……だめっていったでしょ♥」
「ごめんなさい……で、でも、抜かないで外出しなんて……」
「できないわよねー」
「……できません」
「じゃあ特別に許してあげる」
「……な、なんだかすごく理不尽な気が……」
「ゴムつけとけばセーフだったのにね♥」
「……!! そ、そんなの、今まで一度も」
「おねーさんの教え、そのいち。女の子孕ませる気がないなら言われなくてもゴムくらいつけよーぜ、少年♥」
「……は、孕ませる……気が、ないわけじゃ……」
「おねーさんの教え、そのに。……だったら『中出ししていいですか』じゃなくて『オレの子産みたいだろルナ』ぐらい言っちゃいなさいな」
「そ、そんなの言えるわけ……」
「言わないと妊娠してもオロしちゃうぞー。女の子孕ませといて、産むか産まないかお前が決めろとか最低。いいから産めよ! ってぐらい言えないと誰も幸せじゃないよ?」
「でも、それは……やっぱり、大事なことだし、話し合わないと……」
「だ、か、ら、そんなへっぴり腰なら最初からゴムつけちゃえって言ってんの」
むー、と口を尖らせて見せるルナに少年は困惑する。
まあ中学生にはまだ覚悟を決めろというのも難しい話だ。わかっていての意地悪である。
「他の女の子相手なら、それぐらい優しくてもいいわよ」
「…………う」
「でも、あたしのことモノにしたいなら本気で奪いにきなよ。それこそ大事なことなんだから、迷ったり逃げたりするオトコの赤ちゃんなんて産んであげたくないもの」
「……え、ええと……」
「ん」
「……ぼ、僕の子……産め……いや、産んで下さい……」
「よろしい。じゃあ子作りを許可します」
「……は、はいっ……」
繋がったまま、奥の奥でぐちゅぐちゅと子宮と亀頭でザーメンを捏ねながら偉そうに説教。
間抜けでぢょっと噴き出してしまう。
だが、生殖行為であることを意識した方が燃えるというものだ。
そして……。
(……本当に孕んだら、どうしよう……♥)
ピルを飲むのをやめて随分になる。本当に孕んでしまうかもしれない。
この精通したてのような少年の種で孕む自分という、どうしようもなく倒錯した将来への妄想は背徳の悦楽を伴う。
ルナはそれを強調することで自ら夢心地になっていた。
そして、数時間。
「そろそろお腹へって来てる?」
「……じ、実は、少し……」
場所をベッドに移し、後背位で三度、座位で二度。手と胸で少し。
二人とも服はリビングに残し、ひたすらにまぐわっているうちに昼になってしまった。
「お昼作ろっか」
「……そ、そうですね、ちょっと……名残惜しいけど」
「時間はいっぱいあるんだから♥」
ぬぽ、と少年の逸物を抜き、裸のままリビングまで歩いていくルナ。
少年は慌ててついていく。
「簡単にスパゲティとシーザーサラダでいいー?」
「は、はい」
ルナは精液垂れ流しの膣、そして尻を隠しもしないまま、冷蔵庫を開けて食材を吟味する。
少年はせめてとトランクスとランニングを着た。しかしルナがあまりに堂々と裸なので自分の方が間違っている気がしてしまう。
「手伝いましょうか?」
「台所はオンナの戦場ー。……なーんて、似合わない?」
「実は少し」
「正直ー。ま、ここはおねーさんに任せといて。キミも家庭科実習くらいのもんでしょ」
「……はぁ」
ルナは食材をシステムキッチンのカウンターに置くと、引き出しからピンクのフリフリエプロンを取り出し、くるっとポーズをつけて裸に着込む。
「オトコの夢♥」
「……ま、まあそうなんですけど」
わざと背中側45度の角度を見せ付けるルナに、少年はミもフタもないツッコミを口にしてしまう。
「……普段着の方が露出してるような」
「しまったわー……そんな落とし穴が」
ちょっと残念そうなルナだった。
実際、簡単な料理とはいえ、ルナの手際は決して悪くなかった。
「本当に料理できるんですね……」
「何故かみんなそう言うのよねー」
気を悪くするでもなくフライパンを振るい、スパゲティを軽く炒めるルナ。
「でも実際ねー。レーションってたまに食べる分にはいいけど一週間も続くと心が荒むのよ。食料があるうちは携帯食はとっときたいしねー。調達できる状況では調達できる材料でおいしく楽しく食べたいあたしなのです」
少年もレーションというのが軍用携帯食だというのはなんとなく知っている。ルナが本当になんかそっち方面の人なんだなあ、と見当違いの実感をしていた。
「……でもイズミさんは」
「あの子政府軍のレーションだけで三ヶ月くらい平気らしくて」
「……マズいんでしょ?」
「うん」
完璧そうな女性に見えたが、どうもそうでもなさそうだった。
「さって、あとはサラダだけー」
ルナは楽しそうに野菜を切り、千切って盛り付けている。
少年はどうしてもその尻と背中側から見える下乳に目が吸い寄せられてしまう。半日ずっと貪ったとはいえ、それで飽きるような身体でも、若さでもなかった。
「♥」
ルナはその少年の視線を感じ、わざと腰を左右に振ってみせる。具が見える。
少年は我知らず、ふらふらとルナに近づいていた。
ルナは少年に背後に立たれても気にしない。少年はそのお尻に手を伸ばすか、自重するか、理性の戦いを始める。
ルナはニヤッと笑った。
「……どうしたの?」
「……そ、その……やっぱ、裸エプロンっていいな、とか」
「ん。それで?」
「…………ええと」
逡巡する少年。
ルナは待つ。
「……その、触って……いい、ですか?」
「ダメ」
「……すみません」
「なんてね」
ルナは再度尻を振ってみせる。
「キミは何しにここに来てるのかなー?」
「え……」
「仲良し彼女とのお泊り会?」
「……その」
「……セックスしに来てるんだよね?」
「っ」
改めて言われると赤面してしまう。
ルナはクスクス笑いながら身を起こし、肩越しに少年の頬をつついた。
「セックスしに来てる男の子に、わざわざソソる恰好して見せてるのにダメなわけないでしょ?」
「え、えと……」
「食べる前にちょっとお腹減らしとこっか♥」
「は、はい」
少年はがっつくようにルナに飛びつく。
そして、ルナのむき出しの尻を無遠慮に掴み、すっかり入れていることが自然になった膣に深々と挿入した。
「んっ♥」
「あ、あぁ……っ、やっぱ、気持ちいいっ……!!」
「ごはん、冷めちゃいけないから……ね? ガンガン来て♥」
「は、はいっ……!!」
「あんんっ……♥」
身長差があるのでルナの腰は随分落とされていて、少年は背伸びするように爪先立ちで腰を振る。
可愛らしい料理の現場でも、すぐに少年の種付けを許してしまうルナの底抜けの淫乱さが愛しい。それに応えて妊娠させたい、と少年はのぼせた頭で考え、ルナの思惑通りに激しく腰を振り、射精する。
「う、あああああっ!」
「んんっ……入って、きたあ……♥」
必死で絶頂する少年、心地よく受け止めるルナ。
互いに夢のような、ランチ前の運動だった。
昼から夕方までも、いくつかの体位を駆使したセックスをして。
「今日は一日お疲れ様でした」
「は、はい」
二人してバスタブに浸かっている。
ルナのほうが大柄なので、くつろいだルナの股の間に座り、背もたれにするように少年が入る。
背中にたっぷりしたルナの乳房を感じ、そして髪を下ろしたルナがまた違って見えて少年は硬直している。
さらに。
「でも若いっていいよねー。なんど出してもまだ勃っちゃうのってホント大人じゃ無理よ」
「……はぁ……」
バスタブの中で抱きしめらられながら、少年の逸物はルナにいじられっぱなしだった。
今にも射精させようという激しい動きではないが、それでもルナの熱くて柔らかい裸体がくっついている上にソコまでいじられては少年にはたまらない。
息を荒げた末に。
「っ、~~~~!」
湯の中に少年の精液が浮かび上がる。
「出ちゃった」
「は、はい……」
「いっけないんだー」
「…………」
反論するだけ無駄だというのはなんとなく学習している。
「出す前に『出そうだからルナさんのおまんこで受け止めて』って言わなきゃ」
「なんですかそれ……」
「おねーさん孕ませたいんなら無駄遣いはダメよー?」
「……じゃあ今から出し直しますからルナさんのおまんこで受け止めてくださいよ」
若干ふて腐れてヤケで言う少年。
「え、ホント?」
ざば、と上体をバスタブから引きずり上げ、嬉しそうな顔をするルナ。
一枚上手のようだ。
「……ホントです」
少年はそんなルナに逆らう気力もそのつもりもなかった。
が。
「……ま、マズいわねコレ」
「は、はい……」
湯の中で有酸素運動は体温が上がりすぎるのと、水蒸気で息が苦しくなるので非常に危険なのだった。
バスタブの中で騎乗位に挑もうとした少年とルナは、そのまま二人してのぼせてしんなりしてしまう。
引きずり合うように、素っ裸でバスルームからリビングまで出て。
「すずしー!」
「はい……」
エアコンの効いたリビングのフローリングに大の字になって気持ちよさそうな顔をするルナ。へたり込む少年。
くらくらきた頭のままに、そのままルナの上にぽてんと倒れて数秒朦朧とする。
そして、気がついてみると大の字のルナの上に大の字で重なるようにしていた。
ルナは少年の頭を愛しげに撫でている。汗ばんだ肌はぺとぺとして互いに気持ち悪いはずなのに、その張り付きあう肌が妙に心地よかった。
「おっぱいまくらー」
「……すみません」
ルナがからかうように言った通り、少年の頬にルナの乳首が当たっている。
意図したわけではないので反射的に謝ってしまうと、ルナはクスクスと笑った。
「いいのよ。おっぱいまくらでもお尻まくらでもしてあげる」
「…………」
「だから明日は目覚ましセックスで起こしてね♥」
「……は、はい」
「本当にお疲れ様。……気持ちよかったよ、キミのおちんちんとか、キミのザーメンとか、キミの……こう、おねーさんモノにしたいっていう気持ちとか」
「っ」
おちんちんもザーメンも聞き流せたのに、ルナを自分の物にしたがっている気持ちを見透かされて、改めて指摘されていることが恥ずかしく、赤面する少年。
「いいよ。……それぐらいガツガツされるほうが今はすき」
「……はい」
セックスしているのに捕まえられない。心が繋がっているようでどこか遠い。
そんなルナだからこそ、こんなに夢中なのかもしれない。少年は改めでルナを思い、その身体を抱きしめる。
いつの間にかルナは寝息を立てていた。
セックスは疲れるものだ。いくら元気なルナとはいえ、風呂疲れも効いたのだろう。
「……ルナさん」
少年はルナを抱き上げる。
背はルナに届かないとはいえ、まだ中学生とはいえ、それぐらいはするのが男のプライドだ。
そうしてルナを寝室に運んで。
自分の精液が漂う風呂水だけは替えねばならない、と思い立ち、ルナの隣で眠る前にバスルームに戻り、ドアを開ける。
と。
「ルナー?」
風呂の中から声がした。
少年はビクッと震える。湯気で互いによく見えない。
が、相手は無遠慮に近づいてきて顔を覗き込み。
「…………」
「…………」
イズミと少年は全裸同士で硬直した。