異世界転生 南の島で玉砕間際の帝国陸軍が剣と魔法の世界へ転生したら 作:みなぽん
巨大な力を異世界の地で彼らはどのように使うのか?
魔法と近代兵器の激突は?女に飢えた男たちの行動は?
「アメリカ軍襲来!船が七分で海三分であります。」
監視哨からの切迫した通信は耳を圧する艦砲射撃の轟音に途切れた。
鬼塚 一貴 中尉 はサンゴ礁の島の小高い丘に掘り抜かれた壕から外を見た。
華族 鬼塚男爵家の嫡男、貴公子ぜんとしているが、怜悧酷薄なサディストだ。
捕虜の虐殺容疑で南方の小島、タバログ島の守備隊長に左遷された。
半径7キロのこの島は艦砲射撃と艦載機の爆撃に晒されている。
「中尉殿、これは聞きしに勝る物量攻撃ですな。」
気付にヒロポン(覚せい剤)を打ちながら軍医が話しかけてきた。顔色の悪いむくんだ顔立ちの彼は蛇穴 奏人 軍医少尉 帝国大学卒、違法な人体実験をおこなっていた部隊でトラブルを起こし左遷、無垢な少女をこよなく愛する変態だという噂だ。
「急げ!戦車を退避壕に隠すんだ!」数量の戦車が丘の斜面をくりぬいた壕へと退避してくる。猪突 凸夫 少尉 五式中戦車一両、97式中戦車二両からなる戦車小隊の指揮官。
将校の娘を戦車で拉致し陵辱した罪で部下とともにこの島に飛ばされた。
タバログ島は帝国陸軍で問題を起こしたもの達のいわば流刑地であり死に場所であった。
守備隊のうちで生粋の軍人はわずか300名、他に島に入植した日本人が400人程度だ。
そこに投入されたアメリカ軍はペンシルバニア、メリーランド、ミシシッピ、テネシー、アイダホなどの戦艦と重巡、インディアナポリス、ルイビル、ミネアポリス、ポートランド、軽巡洋艦、駆逐艦、強襲揚陸艦も含めると100隻をこえる大部隊だ。
「これでジャップは跡形も残らんだろう」オルデンドルフ少将は笑った。
鉄の暴風が障害物やトーチカを吹き飛ばしていく。
「沿岸部に設置した囮のトーチカや壕に猛砲撃をくわえてるぜ!アメ公が!」
鹿賀 砲助 軍曹が砲を掩蔽壕に隠した。砲兵として各種の砲を自在に使いこなすベテラン。股間の大砲も中隊で最大といわれている。
「がははは、とりあえず、敵さんが上陸してくるまでは、産めよ増やせよだな!」
熊田 軍八 軍曹 が笑った。数々の戦闘で無双伝説のある最強の歩兵下士官、部下への暴力や市民への陵辱行為の嫌疑によりこの島に飛ばされた。豪胆な彼は壕の中で女を組み敷いて腰を振っていた。
「あ、、、ああ、、やだ、、助けて、、」
報道の腕章をつけた小柄で年若い女がスカートを捲り上げられ軍八の逸物を打ち込まれていた。
形の良い乳房を跡がつくほど強い力で握られている。
彼女は理知的な顔立ちに怒りと屈辱の感情もあらわに男の陵辱を受けていた。
「ひひひ、お嬢ちゃん、いいおまんこしてんぜ!」
「いや、、許して、ああ!」
兎山 美月 帝国日日新聞記者。貧困な労働者に同情を示した記事を書いた美月はそのことで左翼思想の運動家として家宅捜査を受けた。幸徳秋水や小林多喜二の著作やマルクス主義の本を所持していたため、特高警察に連行され、尋問と称して強姦された。
そしてボロボロになって釈放された彼女を事なかれ主義の新聞社は厄介払いした。
そしてこの島に赴任した早々に敵の襲撃。全くついていない、パニックに陥る彼女。
「文屋の姉さん、危ないから俺たちの塹壕に入れよ!」塹壕に熊田が誘った。
優しい兵隊さんだと思ってたのに、、どうやら男の目的は警察でも軍隊でも1つらしい。
美月は自分の上で顔を歪ませて腰を振る男をうつろな目で眺めた。
「軍曹殿、次は自分にやらせてほしいであります!」
狐宮 要 伍長が下卑た笑みを浮かべる。キツネ目の青年、軍の経理を着服した罪で左遷された男だ。
「貴様らそれでも帝国軍人か!」
ふたりに軽蔑の目を向けるのは、鷹田 飛雄馬 海軍少尉 だ。
零式52型戦闘機のパイロット、タバログ島に不時着し鬼塚中隊と合流したのだ。
背の高い優男だ。彼は兎山 美月に好感を抱いていた。
しかし陸軍だらけのこの基地で海軍の流儀を押し付けるわけにもいかなかった。
艦砲射撃と爆撃が終わると強襲揚陸艦から上陸用舟艇が次々と浜辺を目指して突進する。
いよいよアメリカ軍の上陸だ。投入された兵力は一個師団!半ば懲罰で置き去りにされた守備隊とは規模も装備も段違いだ。
「アメリカ兵どもめ、勝ち戦だと思っておごり高ぶっているな!総員!戦争を教育してやれ!」
鬼塚中尉が命じた。
サンゴ礁の島を粉だらけになって掘り抜いた防御陣地、わずかな兵力であるがほとんど無傷の状態で上陸してくるアメリカ兵を迎え撃つ事ができる。
この島にいる兵士のほとんどが軍隊内で問題を起こした前科者だ。
捨て駒にされた恨みはあれど、せめて最後の死に花ぐらいは派手に咲かせたいと思っている。
「うふぉおおお!射精るぅ!これから死ぬと思うと興奮するぜ!」どぴゅう!どぴゅ!
もはや艦隊に包囲された時点で自分たちの運命は積んでいる!ならばこその全力射精!
「あ、あ!いやっ!ああ、、いやぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
熊田軍曹が美月の小さな腰を思いっきり抱き寄せて膣内で射精した!
兵達が配置についた。
発煙弾が打ちこまれ、上陸支援艇に乗って第一波の海兵隊、4500名の上陸を開始した。
ドーーンドーーーーンドーーン浜辺にたどり着く寸前で連続的な爆発音!
珊瑚礁線に仕掛けた地雷と機雷により上陸用舟艇が数隻撃沈される。
どごーーーん!上陸をした水陸両用戦車も航空爆弾を埋めた急造地雷の爆発で歩兵たちを巻き込んで横転する。
「オウ、ジーザス!」波打ち際で海兵隊が混乱に陥る。
「日本の砲兵の業前を見せてやる!」鹿賀軍曹が指揮を執り、野戦重砲から迫撃砲までが火を吹いた!
狐宮伍長が島流しされた腹いせに軍の補給廠の書類を偽造してこの島にかき集めたものだ。
この島にはそのために必要以上の兵器が備蓄されている。近衛師団並みの充実ぶりだ
密集するアメリカ軍に野砲陣地から砲撃が降り注いだ。
ジャングルの中から重機関銃の火線が海兵隊員を薙ぎ払う。
上陸用舟艇や水陸両用戦車は次々に炎上した。
屈強なアメリカ海兵隊の男たちが屍となって転がった。
「おい、なんだこの島はペリリューよりひどいじゃねーか!無能な指揮官どもめ」
海兵隊員が不満を吐き捨てた。
「浜辺でアメ公がタコ踊りをおどってやがる!いまだ!突撃だ!」熊田が叫ぶ!
「戦車を上陸させるな、全車突入!」猪突は戦車の上で軍刀振った。
ジャングルの中から歓声をあげてアメリカ兵に目掛けて突撃を敢行する!
敵の脆弱な右翼を突いて蹂躙した。敵兵と混じり合ってしまえばアメリカ軍の得意な物量攻撃もできなくなる。
しかし、わずか150名と3両の戦車の突撃だ。長居は無用のヒットアンドアウェイ、かき回すだけかき回して、素早くジャングルに撤収した。
かねてからの段取り通り、あとはジャングルで敵を撹乱し最後は島の真ん中にあるサンゴ礁の丘の砦で城を枕に討ち死にだ。
それから5日後、、。
上陸時に手痛い反撃を受けて多くの犠牲を出し、ジャングルでも数々の卑劣な罠に犠牲者を出してきた海兵隊は復讐の炎を燃やして彼らのサンゴ礁の丘の陣地を取り囲んでいる。
ここまで日本兵の戦死者は52人、アメリカ軍の損害は300名を超えていた。
明日の朝には総攻撃が始まる。幸い武器も弾薬も有り余るほど備蓄してある。
華々しい死に花を咲かせることができそうだ
「兵士達と住民達にありったけの糧秣と酒を配れ!今宵が人生最後の夜になるだろう」
鬼塚中尉が部下に命じた。
通信兵はかねてより用意していた無電を司令部に打つ。
「ワレ、テキジョウリクブタイニ タダイナルソンシツをアタウルモ ラクジョウノトキセマル
コウコクノハンエイヲイノル」
鬼塚は各部隊で問題を起こした兵士たちを束ねてきた。
彼らの罪状が本物であるかわからない。
鬼塚自身、サディストであるのは事実だが、捕虜の虐殺は上官の指示によるものだ。
ともあれ部隊が玉砕すれば兵士たちの家族には名誉の戦死として伝わることだろう。
生き残ることを許されない時代で男たちが得られるものはもはや名誉しかなかった。
最後のひとときを心静かに過ごさせてくれるかのようにその日、タバログ島のジャングルには
濃い霧が立ち込めていた。
濃い霧は塹壕の中にも流れ込んできた。
美月は男たちに2度目の陵辱を受けている。
狐宮は彼女の若い肉体をしゃぶりつくすかのように乳首を舐め唇を奪い、すぐに射精しないようにゆっくりと腰をふった。人生最後のセックスを心ゆくまで味わうつもりだろう。
「ごめんよ、美月ちゃん、、、あああ、、気持ちいい!出る、でるぅ!」
ドピュドピュ!
「いや、やだ、、中に、、ださ、、れ、、て、、」
狐宮は小さな彼女の体を抱き潰すように抱きしめながら射精した。
美月はだらしなく両足を広げたまま放心している。
男の汚らわしい蹂躙の結果を示す白濁した液が彼女の割れ目から流れ出ている。
うつろな瞳から涙が流れた
「鷹田少尉殿も美月の身体、如何ですか?ピチピチですぜ!どうせ自分達は明日には死ぬのであります。格好つけてもしょうがないでのでは?」
熊田が鷹田に兎山美月を犯せと促した。
「私はそのような事は、、断る。美月さん、大丈夫かい?」
鷹田は優しく彼女の肌を軍服で覆い、抱きしめてニッキ水を飲ませた。
甘いニッキ水で彼女の顔に少し血の気が戻る。
鷹田に抱きしめられて彼女は安堵の表情を浮かべた。
大陸で死んだ恋人のことが思い出された。彼の恋人は開拓地の小学校の代用教諭だった。
近く祝言を上げる予定であったが開拓地が匪賊の襲撃を受け陵辱され殺された。
生き残った者の話では子供たちを守るために卑劣な匪賊たちの前に立ちはだかったのだと言う。
美月の理知的な雰囲気は彼女を思い出させるものがあった。
濃厚な霧は一寸先も見えないほど深く立ち込めた。そしてその霧は男たちを深い眠りへ
と誘った。
差し込む朝の光に兎山美月は目を覚ました。
ジャングルの濃密な香りと違う空気、流れ込んでくる空気の匂いが違う。
美月はトーチカの隙間から外を見て絶句した。
鬱蒼たるジャングルはそこになく目の前には見晴らしのよい草原、丈の低い木立、
近くで川の音も聞こえてくる。遠くに山並みが見える。生まれ故郷の旭川を思い出せる光景だ。
「ねえ、鷹田さん!起きてください」
鷹田が目を覚まし彼女の指差す光景を見て同じく絶句した。
周囲の塹壕からも驚きの声が上がる。
「何だこれは?我々は全員が戦死してあの世にいるのか?」
鬼塚少尉は丘の頂上の弾着観測所で双眼鏡で周囲を見回して絶句していた。
そこはタバログ島とは違う世界。
サンゴ礁とコンクリートで作られた彼らの要塞だけがぽつんと草原の中にあったのだ。
生き残った兵士260名、一般人387名、、死を覚悟していた彼らが風の吹き渡る草原にいた。
遠くに山並みが見え、近くには清流が流れている。
何人かが恐る恐る川へと近づく、ジャングルの濁った泥川と違う、綺麗な水に魚が泳いでいる、水に恵まれた日本人にとってそれは懐かしくも嬉しい光景だった。
彼らがいる場所があの世であるのか?さもなくばどうしてここにいるかは全くわからない
周囲を見渡すかぎりの草原でアメリカ兵の影はない。
彼らは直感的に避けられない玉砕から逃れられたことを感じた。」
「俺たち、、助かったんだ!バンザーイ!バンザーイ!」コワモテの熊田が涙を流した。
兵士や住民達は川に向かって駆け出した。
誰もが腰ほどの水位の川に飛び込み、水を飲み歓喜した!
彼らはその日、要塞ごと異世界に転移したのだ。