異世界転生 南の島で玉砕間際の帝国陸軍が剣と魔法の世界へ転生したら 作:みなぽん
「異世界に来てから1年、だいぶこちらの水にも馴染んできたな。元いた世界に戻ることもかなわんが、戻ったところで待っている運命は玉砕。ならばこれは天佑神助といって良いだろう。」そんなことをぼんやり考えながら鬼塚が街を歩く。
微妙な距離を置いて秘書の兎山美月、鬼塚兵団長の後を護衛としてクラーラがついてくる。白銀の鎧を着た美しい姫騎士、その後には漆黒の鎧をまとったハイジアが主人であるクラーラを守るように続く。そしてそのまた後には灰色狼の獣人、ベロスが漆黒の鎧から覗くハイジアの生足を眺めながら続く。
焼鳥屋の香ばしい匂い。湯気を立てる握り飯、トルファン名物の焼肉、様々な屋台が並ぶようになった。1年前には想像もできなかった平和な光景。乾パンをかじりながら壮絶な戦死だけを念じていた南の島の戦場の思い出は次第に遠ざかっていく。
「鬼塚軍団長殿!市中の視察ですか?もしよかったらうちの店に寄っていってくれませんか?」
声をかけてきたのはプラチナブロンドの美しいエルフの女。ミハルシャ ミッターマイヤーだ。大東亜挺身隊のディードリット バリーの妹だ。彼女はトルファンの代表としてタバログの街に常駐している。代表団としての仕事は毎日あるわけでないので兼業だ。。
タガログ初の大型店舗「トルファンズ」の店主として魔法雑貨を商う傍らで喫茶店のような食堂も経営している。
この季節の売り物は雪族の婦人、レイム クリームヒルトの作る氷で作ったかき氷だ。ベリーを砂糖で煮詰めたソースにメグミルクをかける。ベリーミルクかき氷が人気だ。「かき氷とは懐かしいな」鬼塚は店に腰掛ける。
「いらっしゃいませぇ!トルファンズへようこそ!」
店の中では武闘家のヴィヴィ アーチゾルテがミニスカートでフロア係をしている。
彼女の短いスカートからキュートなお尻が見えそうでみえない、そして生足、あざとい絶対領域はなかなかの絶景だ。
「んんっ!んーーー!」(いらっしゃいませ、ご注文は何になさいますか?)
身長195センチ、見上げるほどの背の高い美少女。緑色の髪にどんぐり色の瞳、大きな体をしているのに気弱で優しいライザ タイトネイブが注文を取りに来た。
彼女もヴィヴィと同じミニスカートだが、すらりと長い足の脚線美が半端ない。身長があるだけにしゃがみ込めばスカートの中を覗けそうになる。
時より落し物が落としたふりをして身をかがめる男たちがいる。
「お前ら!ライザをいやらしい目で見るな!」
店の1人の客が叫んだ。そこには楢原 太一軍曹が男たちをにらみつけていた。
鬼塚一行はトルファンズに歓迎された。名物のかき氷にひき肉をたっぷり入れたパイ、
野菜をごっそり入れたスープ。鬼塚も美月もクラーラも上機嫌でそれを平らげたが、、、。
不満げな顔のものが2名いた。
「うっ!これはなんなんだ」ベロスペーターゼンが絶句した。
彼の前には生の骨付き肉が1つ。
「すいません店内に飼い犬はご遠慮いただいています。」
ミハルシャが意地悪な顔で笑った。かつての出来事を根に持っているのだ。
「何?私のかき氷?何もかかってないじゃん」
ハイジアがかき氷を口に運んでからぼやいた。
「あらあら、これは失礼しましたお客様。特別にゴブリンの煮込みをかけて差し上げますわ」
緑色の肉をじっくり煮込んだゲテモノ料理。ゴブリンの煮込み、、。
トルファンの人々でも敬遠する煮込みをミハルシャは意地悪な笑みでかき氷の上にかけた。
ハイジアは腹を立てたが、黙ってゴブリンの煮込みのかかったかき氷を食べた。
あったかい煮込みと氷の冷たさが最低のコラボレーションをかましていた。
でも自分が過去にやったことを思えばこの程度の復讐で許してくれるミハルシャは優しい女だと思った。
「あらあらミハルシャ、お店繁盛してるじゃない!」
そこにブロンドの美女、ディードリットがやってきた。巨乳で抜群のプロポーション。
最近は前にも増して色っぽさが半端ない。
彼女の隣には以前よりぐっと大人びたエルフの美少女、エリス バリー。ディードの娘だ。
彼女は日輪兵団の狐宮軍曹の腕にぴったり抱きついている。
狐目の青年は少女が押し付けてくる柔らかい膨らみにドギマギしている。
その後から山のような買い物の荷物を抱えた巨漢、熊田軍八 中尉が続く。
「うむ、期せずして役者が揃ったようだな、この場を借りて貴官らに相談があるのだがいかがだろうか?」鬼塚はかき氷を口に運びながら一同に語りかけた。
「鬼塚兵団長のご相談等あれば全力で持って応じる所存であります!」
熊田が姿勢を正して敬礼した。
「そう固くならずに聞いてほしい。われわれはこの異世界に来て1年が経った。しかしこの世界のことを十分に理解しているとは言い難い。そこで私はこの世界を調査する調査兵団を出そうと思っている。期間はおおむね半年、私に代わって世界を見てきて欲しいのだ。
メンバーは熊田中尉、副官として狐宮軍曹 大東亜挺身隊からクレア、ミリティア、アリス、ベテランの兵士5名と看護婦兵1名それにこの世界で徴募をした新兵を5名つけよう。この町にはエルフ、ドワーフ、巨人族、鬼族、いろいろな人種が集まっているからな、賑やかな部隊になるだろう。」鬼塚は笑った。
一同は胸躍る大役に歓声を上げた。
トルファンズの店で彼らは調査兵団の設立に向けて交流を深めた。
そして翌日、熊田中尉と狐宮軍曹、クレア ミリティア アリスの五人は作戦司令部に呼ばれた。基地の中庭で兵士達と顔合わせする
鬼塚が人選した隊員もその場に呼ばれた。
日本軍の兵士が5名と従軍看護婦が1名 なかなか個性的な人選だった。
任侠崩れの沼田 竜司 曹長、やくざ気分が抜けずに熊田のことを親分と呼び、狐宮の事を若頭と呼んだ。
トルファンの警備で失敗をしでかした鈴木 一郎と佐々木 勲二等兵、
川津上等兵に南風原 三郎 二等兵。
川津上等兵は玉砕した南の島の守備隊の生き残りだ逃げ足の速さなら誰にも負けない。
南風原はタバログで現地徴兵されたさとうきび農家の息子だ。
従軍看護婦は葉山 ゆかり 、従軍看護婦の中では最年少、何か辛い思いをしたのか、タバログを離れての前線勤務を希望していた。
彼らが続々とやってきた。
そして亜人出身の新兵の5人は実に個性的だった。
一人一人面通しを兼ねて熊田に着任の挨拶をする
「あら、若い人たちがこんなに集まって。おばさんだけどいじめないでくださいね。」
額の中央に1本の角がついているところを見ると鬼族の女なのだろう。
ディードリットに匹敵するわがままボディ。金髪の美女であるディードリットとは対照的な見事な黒髪、トージョー オウカ 鬼族は姓が前で名前が後に来るのでオウカと言う名前なのだろう。兵士たちは東條 桜花という日本名を彼女に奉った。
まさに夜桜のように妖艶な女、夜の闇を宿したような瞳、思わず生唾を飲み込むような長身のいい女だ。彼女は兵士たちが彼女にプレゼントした明治時代の黒の軍服を着ている。それが彼女に実によくにあった。
「うむ、まさに鬼のごとく、、ベッドの上でも強いのであろうな」
熟女好きの熊田は彼女の姿にご満悦だ。もはや評価のポイントがずれている。
「わたすの名前はナーガ ドラゴニアだよぉ、よろしくお願いするだよ。」むっちりした体、見事な巨乳と巨尻。見るからにもっさりした田舎者の竜族の女、軍服のスカートのお尻から緑色のしっぽがフリフリしている。戦闘時には全身を鱗でおおって、口から炎を吐き鋭い爪で戦う。
「まさに生物兵器だな、調査兵団に最大兵力を回してくれたのか。」
「あんの、念のため言っときますけど、炎は火炎放射器程度のものを1回吐き出したら打ち止めですぅ、鱗は矢は防げるけんど、投げ槍とかはちょっときついんで、勘弁です。ましてや小銃で打たれれば難なく貫かれるレベルですぅ。」
「何たる中途半端な能力だ。しかしドラコニアとはさぞかし名家の出なのだろう?」熊田は重ねてきいた
「ドラゴニアはよくある名字だよ。日輪兵団の鈴木さん佐藤さんみたいなもんだべ、ドラゴンだからって強いとは限らねーだよ。わたしの得意は料理ができることとと、少し力持ちなとこですよ」
大変おおらかな性格で優しいお姉ちゃんのようだ。
「でもナーガってインドの神話でクンビーラって航海の安全を守る神様でしょ、日本の金比羅様の語源です。いわばラッキードラゴンてことでいいじゃないですか熊田隊長」狐宮軍曹が場を収めた。
次に来たメンバーは地味に熊田を驚かせた。
「ファサリア だよ、アンタラの言いたいことはわかる! もうすでに顔に書いてある。言わなくていいよ、エルフのくせに美人じゃないんだなって思ってんだろ?」
山岳地域出身のエルフの女、ゲリラ戦にたけているそうだが、やせっぽちの貧相な体つき、ぼさぼさの茶色い髪にそばかすのある顔、目つきの悪い三白眼、服装は自由だがわざわざ日本軍のカーキ色の軍服をだらしなく着崩して着ている。
どこから見てもエルフとは思えない。
この世界においてはエルフと言えばディードリットやミハルシャのような気品のある美人を誰もが想像するのだが、ファサリアは近所の豆腐屋の姉ちゃんのような顔をしていた。
「いや気にしなくていい、無駄にときめかずに済むのは戦闘中は助かる。」
熊田は微妙にセクハラめいたことを言った。
「えへへ! 私はミッフィ アーミテージ !格闘技能なら今回のメンバーで1番だよ。」
健康的に焼けたら小麦色の肌、頭の上にぴんと伸びた灰色のウサギ耳、ウサギの獣人族、まさに天然リアルバニーちゃんだ。
しかし彼女は意外にも武闘家、闘技場の剣闘士奴隷出身だ。
軍服の腕と足の部分を切り取ってタンクトップとホットパンツのような姿になっている。
パンツの後ろからちょこんと出ているまんまるしっぽが愛らしい。
程良い美乳とすらりとした長い足を惜しげもなく晒している。
彼女の最大の武器は素手ゴロ、脚力を生かした蹴りは一撃で即死するレベル。手首には皮紐を巻いている。戦うときにはその紐を拳に巻いて戦う。闘技場ではこれをヒマンテスと言う。
「うむ、見た目がかわいいバニーちゃんだが、よく見れば良い筋肉がついている」
こーゆー女とスポーティーなセックスをしてみたいと熊田は思った。
「私は マウザー マルキウス、ゴーレム使い。鹿賀技術大尉の部下だよ、今回の調査兵団ではウチの師匠が欲しがっている素材の吟味を担当してる。種族はドワーフだ。」
研究に没頭する女にとって共通する無駄を省いた無愛想な言葉遣い。
彼女は身長5メートルのゴーレムを召喚することができる。ドワーフの女らしく、巨乳に巨尻、グラマラスな肉体をしている。
軍服こそまともに着てているが、あちこち油で汚れている。そして大きなゴーグルを額にかけて何やら小道具を身に付けている。鹿賀を師匠と仰ぎ心酔しているそうだ。
「ゴーレムか?そんなものが出せるのか。」
「ここで出してみせようか?」
彼女が腰に差しているステッキが降ると地面から1体ののゴーレムが現れた。
頭の大きいデッサンの崩れた子供の絵のような土人形だ。
目を閉じてゴーレムを操るマウザー、熊田が彼女の脇の下をくすぐるとたちまちゴーレムは崩れた。
「何するんですか隊長、ゴーレムを動かすのって集中力いるんですからやめてください。」
「マウザーお前、今動かすのって言ったか?操るじゃなくて?」
「いやですよ隊長、土の塊が動くわけないじゃないですか。」
「それってお前、ゴーレムじゃなくて念動力じゃないか。」
「そうですが何か?」
「わざわざ人型にしなくっても、、念動力で石を飛ばす、とかした方が実用的じゃないか?」
「人の形だから面白いんじゃないですか、私は人型のもの以外は動かしませんよ。」
熊田は頭を抱えた。もしかしたら調査兵団はとんでもないポンコツの寄せ集めかもしれない。
こうして15人の調査兵団は出撃することになった。
出撃といってもお忍びの調査が目的である。
戦車をもっていくわけにもいかず。馬車5台に3人ずつ分乗、重機関銃や迫撃砲など分解できるものは積み込んだ。
そして行商人を装うために鹿賀大尉が工廠で作ってくれた圧延鉄板の鍋をどっさり詰め込んだ。まだこの世界には鋳物の鍋しか存在しない。
軽くて便利な圧延鉄板の鍋はきっといい値段で売れるとディードリットが提案してくれたのだ。一行は南部の行商人を装いながら、まずタバログから北上し山岳地帯で鉱物資源を探しながら、辺境地帯北西部に隣接するガガーリン人民国を目指す。
伝説の剣闘士、奴隷ガガーリンがうち建てた国だ。
他の人に粗末な素焼きレンガの家が見える。痩せた土地にしがみつくように
寂れた村落が形成されている。ガガーリン人民国は支配者はいないが貧しい国だ。
それでも彼らは世界全国から逃れてくる奴隷たちを受け入れ続けている。
調査兵団はガガーリン人民国を見下ろす丘の上で一行は野営をすることにした。
熊田と狐宮はその間に作戦を練る。
「狐宮、お前を男と見込んで相談したいことがある。」
「何ですか中尉、その枕詞で始まる相談はろくなことがないんですけど、、。」
「うむ、ズバリ言うぞ、この遠征中、我々はディードリットとエリスと半年間離れるわけだが、その間に女性に手を出すことを解禁にしないか?この半年お互いが何をしたかは、バリー親子にはばらさないということでどうだろうか?」
「中尉、それは名案であります。やはり世界を巡るからには下半身での国際親善は欠かせませんからね、むしろこちらからお願いするであります。」
2人の帝国軍人は固い密約を結んだ。
しかし冗談はさておき、熊田にはある疑問が湧きあがっていた。
「ところで狐宮、俺は最近、考えていることがあるんだが、亜人の多くは身体能力も、身に付いたスキルも、通常の人間よりも高いものが多い。それにもかかわらず、この世界では人間が優勢なように思える。それはどうしたことなんだろうな?」
しかし熊田の疑問に狐宮はいとも簡単に答えを出した。
「自分はお金の専門家だからわかるんですけどね。中尉の疑問を解くカギはお金だと思うんですよ。お金は農耕社会の余剰生産から生まれるんです。そして計画的に生産量を増やしていく過程で技術と金の蓄積が生まれるんですよ。そして貨幣経済が浸透すると金で大概のことができる。金は願いを叶える呪符、いわば魔法になるんです。軍隊を養うことも、城を作ることもね。逆に考えてみてください。亜人は大概にして優秀だ。自然から恵みを得る方法を心得ている。彼ら自身が試練の1部だからだ、それこそ1人で生きていくにも困らない。つまり優秀であるが故に文明も必要なければ人間のように巨大すぎる国家も必要としない。亜人のコミュニティーがどんなに大きくても都市レベルじゃないですか。」
「そうか、われわれは金という絆で社会を作り役割を分担し、劣った能力を集団で補っているのか。そう言われてみると納得できる気がするな。」
その彼らの周りで鈴木、佐藤、南風原、沼田、川津が馬の世話をしたり野営の
為のテントを張っている。
男たちが小難しい話に興じているときに女たちは昼食の準備をしている。
「うぉーい魚とってきたぞー」
ミッフィーとファサリアが人数分の鮭をとってきた。
「かまどはつくってある、後はよろしく頼む。」とマウザー
「やっぱり旅の楽しみは飯だべさ」
ナーガが手馴れた様子で料理を作っていく。
河で捕れた鮭のハラを裂き、お腹にキノコと香辛料を詰めて、カリカリに焼き上げるのだ。
ニコニコ笑いながら、焚き火にドラゴンブレスで火をつける。
竜人族の落ちこぼれの彼女だが彼女なりにいつも一生懸命だ。
桜花が慣れた手つきで人数分のお茶を作っている。なんともおしとやかで惚れ惚れする。
「ナン、焼こうぜクレア!」「うん、私、チーズ入りがいいな」
クレア、ミリティアは2人仲良く石のかまどでパンを焼いている。
葉山はドワーフの市場で仕入れてきた野菜で味噌スープを作っている。
アリスはアーミターヴァへの礼拝の時間だ。
調査兵団15人が一堂に会しての食事。
鮭の香草カリカリ焼きと野菜たっぷり味噌汁。そしてチーズ入りのナン。
それぞれの郷土料理が合わさった多国籍料理だがそれもまた楽しい。
熊田の計らいで全員にぶどう酒も配られ座が盛り上がる。
焚き火を囲んで彼らはガガーリン人民国の話になった。
「ねえ、ミッフィは剣闘士奴隷だったんだよね、ガガーリンの事、知ってる?」
クレアが聞いた。
「うん、知ってるよ。だって私、戦ったことあるし、親友だったもん」
兎耳を折りたたみ彼女はエルフの村で仕入れた口当たりの良いぶどう酒を飲んだ。
「よかったらその時のこと聞かせてよ、ガガーリンってどんな人なの?」
ファサリアが身を乗り出した。
サバサバした性格のファサリアとミッフィは気の合う仲間だ。
「それじゃあ、みんなに酒の肴を提供しますか」ミッフィは語り始めた。
剣闘士奴隷
私は小さい頃、お母さんと一緒に奴隷商人にさらわれた。
それで私が売られたのは剣闘士奴隷のブリーダーだったよ。
場所はラーマ帝国の北東の街の一つでアルテミアブルクという中堅都市さ。
私は小さいうちから歳をとった剣闘士のおっさんに武器の扱いや格闘技を習った。
私はどうやら武器よりも格闘技に才能があったみたいだね。
お母さんは天然物のバニーガールとして性奴隷を求める商人に売られていった。
売られて行くその日に月と兎の刻印が入った小さなペンダントをくれたよ。
兎族の王家に連なる家柄だとか言ってたけど、私は信じちゃいない。
でも母さんの形見として今でも大事に持っているよ。
私たち兎の獣人を人間の男たちはなぜか好んで性奴隷にしようとするんだよね。
その理由はよくわからないさ。母親とはもうそれっきりだ。
剣闘士の世界は弱肉強食だよ。小さい子供の時から他のブリーダーが育てた闘士と
戦ってきた。同じ歳くらいの少女と殴り合いをして勝ったり負けたり。
勝てばそれなりの飯を食わせてもらえて、負ければゴブリンの煮物なんていう豚も食わないようなものを食わされる。私は地方の闘技場で頭角を現した。
そして14歳になった頃には武器を持った相手とも戦うようになった。これはリアルバトルと言ってね、闘技場でもメインイベントになる命がけのショーだよ。
何千人もの観客の前で殺し合いをするんだよね。はじめての相手はエルフの女の子だった。
向こうは弓矢、私は持ち前のフットワークでその全てを躱して彼女を弾切れに追い込んだ。
これで勝利が宣告されるかと思ったら、審判は私にこう言った。
「おい獣人のガキ、そのエルフを殺さないと試合は終わらねーぞ。」
それからどうしたって、泣きながら弓を振り回すエルフを殴り殺したさ。
試合の後にずいぶんなご馳走が出たけど、食ったもん全部吐いちゃったよ。
殺したエルフの顔が思い出されてさ、その晩、私はベッドの中で泣いた。
いつか自分も自分より強い奴に出会ったらあのエルフみたいになるんだなって思った。
あの日、私は自分の心を自分で殺した。そうじゃなきゃ狂っちゃうからさ。
極力考えることをしないで、試合をこなした。
リアルバトルは1年で2、3回だからね。。それさえこなせば後は気楽なもんさ
みんなが知らないだろうけど剣闘士奴隷は金を払うとセックスもできるんだよ。
私の試合で興奮した貴族のおじさんやおばさんに私は買われた。
マリーシャ バルボア公爵夫人って貴族のおばさんが私をお気に入りでね。
寄宿学校時代にレズの女王でならした人らしいわ。
私の兎耳と日焼けした肌と健康的な雰囲気が彼女のツボに入ったそうだ。
私の両手両足をベッドの柱に縛りつけて、トロトロになるまでクンニされてさ、
乳首勃起させて、自分から腰を振るまで興奮させられて、最後は自分からあいつにディルドーを入れてくれっておねだりするんだ。恥ずかしいやつだと思うだろう。でも身体の自由を奪われて敏感な部分をなぶられれば誰でもそうなっちゃうよ
マリーシャに唇を奪われて、ディルドーを入れられた。
「ああ、いく❤️いく❤️、、マリーシャ様、おゆるしを、いやぁーーーーーいぐぅ❤️」
って自分の口からとんでもない言葉が出るのには笑っちゃうよね。
そんなどうしようもない私の運命を変えたのがヨシフ ガガーリンだった。
純白の毛並みの兎族、最高級の性奴隷だった彼女は妹分のホビットの娘を彼女の前で
犯し殺されたんだ。亜人に麻薬をうって参加者全員で輪姦するレイプパーティーだよ。
ホビットの子はそれをやられたんだ。30人の男たちに無残に陵辱されて彼女は息を引き取った。飼い主の貴族、名前はリカルド公爵とかいったかな?そいつにしてみれば、プライドの高いガガーリンに恐怖を与え服従を強いるつもりだったんだろうね。
彼女はそのリカルドに土下座して服従を誓ったそうだよ。そして30人の男たちの前でひざまずいてその貴族のペニスをしゃぶったんだ。パーティーは大盛り上がりさ。
それで彼女はその後どうしたと思う?
その貴族野郎の勃起した短小ちんぽを噛みちぎってパーティー会場でグラグラ煮えているチーズフォンデュの鍋の中に吐き捨てたんだ!
「リカルド公爵チーズフォンデュ事件」といえば神聖ラーマ帝国で話題になった大事件さ。
彼女はその場で処刑されると思ったんだが、偶然居合わせた元老院のお偉いさんが
ある座興を思いついたんだ。ラーマ軍兵士3名とガガーリンの闘技場での対決さ。
大方、闘技場で恐怖に逃げ回るガガーリンを3人の兵士たちが追い詰めて、散々に陵辱した後で処刑する事でラーマ帝国の威光を示そうとしたんだろうね。
彼女はうちのブリーダーに預けられた。
試合当日、コロシアムには2万人の観衆が集まった。
貴族を殺した性奴隷の最後を見るためにね。
兎狩りの時間を市民たちが待ちわびたのさ赤い房飾りをつけた完全武装のラーマの騎士3名、ガガーリンはなぜか純白のドレスを着せられていた。
白銀の髪に燃えるような真っ赤な瞳、それはまるでプリンセスのようでさ、真っ白な毛並みによく似合ったが、流血が映える演出だったんだろうね。
しかし奴らの期待は正面から裏切られた。
試合開始と同時に刃こぼれしたブロードソードを思いっきり投げつけて鎧と鎧の隙間の肩先に突き刺した!吹き出るラーマ騎士の血、真っ白なドレスに思いっきり返り血を受けながら、
そいつの体を盾にして剣を奪い取り、ふたり目の騎士の足の付け根を切り裂いた。
膝をつくそいつの頭を綺麗な脚線美を見せつけながらガガーリンは蹴り飛ばした!
もうラーマ騎士のメンツは丸つぶれさ。
そして最期に残った隊長格の男と剣でやりあって見事に剣を弾き飛ばしてチェックメイト。
ガガーリンはさ、もともと兎族の小さな王国の近衛騎士だったんだ。ラーマに攻め滅ぼされた
その王国は今のガガーリン人民国のあたりにあったらしいよ。
ともかくコロッセオに集まった観衆は彼女に大喝采さ。
パトロンもついて彼女は殺すに、殺せない闘技場のスターとなった。
私はそんな彼女に勇気を貰った。
もちろん元老院の連中はガガーリンの抹殺に躍起になってラーマ帝国中から
剣闘士を呼び集め彼女にリアルバトルをけしかけたのさ
巨人族の暴れものゴルディアス
エルフの貴公子、ハインリッヒ
リザードマンのバイアラン
NINJYAウォーリア 鬼族の残骸鬼
ラーマ軍に敗れた国の兵士達、
彼女はその全てを次々と打ち負かし、勝利の栄光の代わりに彼らの助命を望んだ。
コロッセオの観衆は彼女に肩入れして助命を許したんだ。
剣闘士の猛者達は彼女に惚れ込んだ。「男前」な美女なのさガガーリンは
ところでさ兎族にオスはいないの知ってるよね❤️
私らは女だけど自分の意思で、その、ペニスを、、出せるのさ、、フタナリじゃないよ
普段は下腹部の奥にあるけど、本人の意思で繁殖用の男性生殖器を「出せる」んだ。
私とガガーリンは同じブリーダーの所属だからさ、リアルバトルはない。
試合はした事あるけどね。それは、女同士の「レイプ オア ビクトリーマッチ」
マリーシャ公爵夫人のサークルの主催でね、ラーマ帝国の少女愛玩趣味の同性愛者の貴婦人と
見目麗しい女剣闘士が集まった。
ガガーリンもラーマ帝国軍のオクタビアヌス少将のお気に入りとして参戦していた。
オクタビアヌスは両刀使いの女将軍だけど、夜も両刀使いだった。
少年も少女もどちらもオッケー、百合もBLも大ご馳走って変態ゴリマッチョ女さ。
私は何度か闘技場の控え室やシャワールームでオクタビアヌスに犯されるガガーリンを
みたわ。
トーナメントを勝ち上がった私はガガーリンと対戦したのさ
コロッセオにくればひとりの剣闘士として戦う、これは当然だ。
結果?言わなくてもわかるだろ?
圧倒的な力でねじ伏せられた、卓越した業前の差に翻弄された、メンタルとタクティクスの絶望的な開きを感じた。痛みよりも興奮だけが記憶にある。最強の敵との戦いは最高の男とのセックスを超える快感だと断言できるよ。
試合に敗れた私はガガーリンに頭を掴まれ満身創痍の体でガガーリンにキスさせられた。
「ふふ、久しぶりに滾ってきたわ、ミッフィ❤️私の拳だけじゃなくこれも味わってイってよ」
ガガーリンは私にガチで発情してた、白い肌に白い毛並み、銀髪で赤い瞳、可愛い兎耳
たわわな乳房、すらりと長い足にキュートなお尻、薄桃色の割れ目、完璧 な美少女である
彼女のオマンコのクリトリスがペニス化してるんだ。
私の口の中にそそり立つガガーリンのペニスがねじ込まれ、観客の前でフェラチオさせられた。
「ガガーリン、いやぁ、んんんんんぐぅうう、むぐうううう、、うぐうううううう」
ディープスロート、当時、16歳の私は必死に舌を絡めメスとしての完全なる服従をしめした。
ガガーリンは悠然とペニスをしゃぶらせた。
コロッセオで彼女の行動をとめるものはいない、むしろ拍手喝采だ。勝利者はやりたい時にやりたい事をやっていいんだよ。
「裸が見たいわ、脱いで❤️」ガガーリンが耳元でボソッと呟く。
そして耳を甘噛み、、ゾクゾクしちゃう。
「はい、、、」私は道着を脱ぎ、下着も脱いだ、、何千人もの観客の前で躊躇いはなかった。ガガーリンの意向に従うそれが全てだった。
絶対者に支配される本能的な幸せが私を捉えていた。
ガガーリンの手のひらが乳房を触った、指先が優しかったのを覚えているわ。
綺麗な指で割れ目を弄ばれた、私の身体が歓喜のメス汁を溢れさせ、同じ兎族で最強の遺伝子を注入される事を望んでいたの。メス堕ちってやつね。
頭の中ではガガーリンの子供を妊娠したいとメス兎の本能が叫んでいた。
「ミッフィ、犯らせてね❤️」にっこり笑うガガーリンはめっちゃ綺麗でトキめいた
ガガーリンの可憐な顔に似合わない最強に雄々しいペニスが、淫唇をめくりあげ、小さな膣口をめりめりと押し広げ、私の奥に入ってきた。
身体を二つに割かれるような痛み、最強の女に戦いで敗れ支配される。これは不幸でなく完全な至福だったの
「ああああ、、素敵、、あああーー!ガガーリンので突いて、突いて、ミッフィを突き殺してください。」
盛り上がる観衆、、。
彼女のペニスがつき入れられるたびに私は悲鳴のような喘ぎ声を漏らした。
ガガーリンは極上の酒でも味わうかのように悠然と性器の挿入感を堪能した。
駅弁の対位で結合部を観衆に見せつけられながらガガーリンとセックスした。
自ら足を絡めて腰を振ったわ、みずから唇を差し出しキスを求めた。
美しい彼女の顔に恋した 両目は❤️マークだったろうね
ガガーリンの腕に抱きしめられて何度も何度も絶頂した。
多くの観客が私の無様なアクメ声に興奮しているのも構わず、ガガーリンとのセックスに没頭した。
試合でも圧倒的敗北、セックスにおいても惨敗だったわけ。
私は完全にガガーリンの虜になり、彼女の思うがままに歓喜の声を上げた。
「ああ、ミッフィ可愛いわ、、あなたは、ヘレナ女王にそっくり、、好きよ、射精するわ❤️」
ガガーリンは耳元でつぶやいて私の膣の中に当然のように射精した。
ドビュウウウウウうドピュウウウウウ!どぷううう!ビュービュー、
子宮がぽっこりと丸く膨らむほどの圧倒的な射精量、私の膣の限界量を超えて、外までポタポタと溢れ出した
そしてガガーリンは射精をしながらとろけるような甘いディープキスを決めたの。
「ふふ、気持ちよかったわ、今日の勝利賞金は全部、ミッフィにあげる❤️パトロンのマリーシャ公爵夫人の力を借りてこれで自由になりなさい。ここはいずれ戦場になる。あなたはここにいていいような子じゃないわ」
そう彼女はいったの、彼女から譲り受けた賞金は1000ゴールド、、、
剣闘士奴隷は自分で自分を買い上げることができるのよ。
ガガーリンはラーマ帝国への兇状持ちだから、それはできないけど。
私の値段は当時、2700ゴールドというところだったかしら、、。
私はそれを元手にパトロンのマリーシャ バルボア公爵夫人に自分を買い取ってくれるように
懇願したんだ。
マリーシャは残り1700ゴールドを用意して、私をブリーダーから買い上げてくれた。
命の危険のない平和な日々、 貴族のおばさんに飼われる日々だけどさ、幸せを感じた。
戦いの悪夢にうなされてもマリーシャが起こしてくれて、私を抱いてくれた。
私も彼女に愛を感じて今まで出さなかった繁殖器を勃起させたわ。
彼女は喜んでそれをしゃぶり、自分の身体に受け入れたわ。今までのタチとネコを入れ替えて私たちは交わったのよ。
そしてマリーシャが引っ越すことになり神聖ラーマ帝国の首都アーレスブルクへマリーシャと一緒に渡り、そこで教育も受けたわ。無学な剣闘士奴隷に世界を見せてくれたの。
彼女は主人であり、恋人であり、母だった。
その頃、私はアルテミアブルクでガガーリンが反乱を起こしたと聞いたんだ。彼女とともに決起したのは、巨人族の暴れものゴルディアス、エルフの貴公子、ハインリッヒ、リザードマンのバイアラン、鬼族の残骸鬼、など闘技場の 人気剣闘士たち、それにラーマ軍に敗れた国の兵士達がくわわり謝肉祭の日に農業奴隷も巻き込んで大反乱を起こした。
「血の謝肉祭事件」と言われる大事件さ、ガガーリンは行く先々で奴隷を解放しながら現在のガガーリン人民国まで逃げ延びたんだ。
昔は兎族が住んでいた岩場ばかりの荒地の国土だ。
もちろんこれまでに何度も鎮圧軍が出されているが、「自由か死か!」と命がけで挑んでくる逃亡奴隷たちにラーマ帝国軍は打ち破られているのさ。
かく言う私にも平穏な日々は続かなかったよ。
マリーシャの夫 チェザーレ バルボア公爵が軍事国家 ドルメキア遠征の失敗の責任を問われ、
元老院から失脚、謹慎を命じられた。
あの日のことを今でも覚えているよ。
バルボア公爵は謹慎を命じられてカルザス辺境地帯近くの別邸に謹慎していた。
しかし奴らはそんなこと許すつもりはなかったんだ。ここをチャンスと政敵たちに無実の罪まで着せられて「一族滅殺刑」が下ったんだ。
薔薇の庭園と言われた美しく広大なチェザーレ バルボア公爵の別邸をラーマ軍が取り囲んでいた。討伐軍の対象はあの変態ゴリマッチョのオクタビアヌス少将だった。
敵の総攻撃が始まるのは時間の問題だった。そこでマリーシャ夫人が私たち奴隷や仕える家臣たちを集めたんだ。
彼女はお金や換金できそうな宝石類を全て私たちに分け与えた。
そして涙ながらにこういった。
「みんな今までよく働いてくれました。バルボア家の巻き添えになる必要はありません。あなたたちはもう自由です。あなたたちを逃がすために冒険者を雇っておきました。まずはカルザス辺境地帯にお逃げなさい。そしてそこからあなたたちの故郷の国に帰るのです。」
私はその頃、すっかりこの公爵夫人が好きになってたからさ、一緒に残って戦うつもりで館に残った。私と同じことを考える奴が何人かいて、古くから仕える騎士とか、執事とかもいたっけな。そして敵が攻めてきた。わずか10人足らずの私たちに1000名の騎士が攻めてきたんだよ。チェザーレ公爵は白馬にまたがって古参の騎士達と一緒に突撃してボロ雑巾のように串刺しにされた。館には私とマリーシャ。
そして彼女の部屋にオクタビアヌスが入ってきた。私は、奴に殴りかかったさ。
しかし圧倒的な体力差に翻弄されて、マリーシャの前でボコボコにされた。
「お願いですオクタビアヌス将軍、この子はただの奴隷です。どうか逃がしてあげて下さい。」
「ふふふマリーシャ公爵夫人か旨そうな熟れた体してるじゃないか!こんな雑種のウサギには興味がないさ、お前が俺たちの前で裸踊りするなら許してやる。」
「どうせ殺される命なら、1人でも多くの命を救って死にたいものですわ。バルボア家の
誇りを見るがいい!ミッフィ、あなたは誇り高く生きなさい。誇り高く生きるとは心の中にゆずれない矜持を持つことですよ。それはどんなに汚されても貶められても消えないものです。」これがマリーシャの最後の言葉だった。
マリーシャは薔薇の庭園の真ん中で1000名の兵士の前で裸にされさらし者にされた。
そしてオクタビアヌスに慰み者にされたんだ。そしてあいつは参加した兵士のすべてに
マリーシャを犯すように命じた。
真っ赤なバラの咲き誇る庭園に白濁した汚らしい液が飛び交った。焚き火の灯りに照らされて彼女の足を高々とY字に掲げ、弾むように動く男の腰が見えた。彼女の悲鳴は一晩中続き、男たちの下卑た笑い声は今でも私の耳に残っている。
私はその様子を館の薔薇の植え込みの影からずっと見ていた。
館には火が放たれ紅蓮の炎の中に消えた。
庭には惨殺されたチェザーレと騎士達、
マリーシャは信じられないような量の白濁した液の上に横たわっていた。
雪のように地面が白いんだぜ。
その上にまき散らされたバラの花びら。最後は首を絞めて殺されたのだろうね。
彼女の細い首筋に紫色の手形がついていた。
散々に彼女を陵辱した後でオクタビアヌスが彼女の首を掴んで高々と持ち上げていた
景色を今でも覚えている。
私が知っているのはまぁこんなところだよ。
私はラーマ帝国が憎い、今、心にあるのはただそれだけさ、だから日輪兵団に入ったんだ。
ミッフィは寂しげに笑った。次回に続く。