異世界転生 南の島で玉砕間際の帝国陸軍が剣と魔法の世界へ転生したら 作:みなぽん
黒田調査兵団のメンバーはロゼリアタウンで購入したオートマタ、ニケの数奇な身の上話に耳を傾けている。
彼らの真ん中では焚き火が赤々と燃え、スープが湯気を立てている。市場で買ったハムの肉塊やチーズが豪快に皿に盛られ、兵士たちはそれを黒パンに挟んではうまそうにワインとともに胃の腑にに流し込んでいた。
香ばしい香りが食欲を刺激する。ニケの愛と戦いの物語はなかなかに聞かせるものがあった。その様子を近くの草むらで恨めしそうに眺める人影があった。
アリア88の法廷魔法騎士 マルティナ マルセイユ だ。カンブリア事件の討伐隊の隊長を任され、
ものの見事に逃げられた彼女は若きエリートの地位から転げ落ちた。ニケの愛に満ちた18年の暮らしとは比べ物にならない孤独と貧困だった。昇進もできずにロザリアタウンのアリア出張所の騎士を勤めている。年齢もすでに36歳、ハーフエルフの彼女は姿こそ若いままだがマルティナは不遇の36年ですっかり性格もやさぐれて愚痴っぽくなった。
短いポニーテールに法務騎士のメガネ、小柄なロリ巨乳、一見すると強そうには見えないが
魔法で体力を底上げして戦う彼女らはアーミターヴァの聖騎士やラーマ12神将に拮抗する力を持つと言う。その彼女が空きっ腹を抱えながら愚痴っていた。
「あの木偶人形!なに18年もラブラブしてんのよ!こっちはあいつのおかげで昇進も婚期もにがしてるのよ!しかも何よあの連中!いいもの食べてるじゃない。私は豆のスープとフスマのパンばかりだと言うのに、、。」積年の恨みと食べ物の恨みが彼女の中でぐるぐると渦巻いていた。
ニケ ヴィクトリアは彼女の今まで歩んできた道行を話し、重い荷物を下ろしたように見えた。
彼女の感情を読み取る事は正確には難しい。なぜなら彼女は人間ではないからだ。
メタリックブルーの髪、銀色の瞳、スレンダーな体にゴチックロリータの服が胸の膨らみをを際立たせている。アリア88の第一級魔導師、天才と言われたカンブリアマクガバンが評議会を謀って
作り上げたオートマタ。魔導と科学の結晶だ。
ホムンクルスの肉体に機械的強化を施した改造人造人間、その戦闘力は1人で軍隊並みと言われている。ゴスロリのスカートの中に隠したダブルソードが主武器だが、スカートの中にいろいろな武器を隠し持っているらしい。
「ところでオートマタのニケ、あんたはこれからどうするんだ?」
黒田少尉が尋ねた。
「カンブリア師匠が私の全てで、彼の幸せが私の使命でした。だからもうやることはありません。もしよろしかったら皆さんの手で私を壊していただけますでしょうか?せっかく買い取っていただいたのに申し訳ないのですが、。」ニケは諦観した様子で答えた。
そんな彼女の頭を黒田はコツンと叩いた。
「カンブリアの爺さんはなんて言ってたか覚えてるだろ。生きろと言ったのだろ。オートマタだったらマスターが言った命令は最後までちゃんと守らなきゃな。」
「生きろ?命のない私が生きるってどういうことですか?何をして何のために生きればいいんですか
?」彼女はすがるように黒田を見つめた。
「何のために生きるか?お前にほんとに命がないのか?カンブリアとかいう爺さんがお前に何をさせたかったのか?それを探すために生きたらどうだ。お前はまだそこのホントのところは分かってない。だから壊してくれとか言うんだよ。壊れるのはそれがわかってからでもいいんじゃないのか」
「そんなふわっとしたもので生きていけるのでしょうか?」
「そんなふわっとしたものを求め続けて悩み続けて生きてるのは人間て生き物さ。俺もここにいる連中もみんなそうだ。俺たちと一緒に旅をすればいいさ。あんたには2ゴールド払ってるしな。」
黒田はニヤリと笑った。
「黒田隊長❤️ニケちゃんを上手く騙せた?入隊OKしてくれたの?」
雪のような白い髪、トンガリ耳に青い色の瞳、狼族のコン コンコード伍長。
獣の俊敏さで彼の背中に抱きつく、プニっと胸があたる、白くて長い髪が揺れる。無自覚に子供っぽいところがあるがちゃんとおすまししていれば神秘的な美少女だ。
「こら!コン狐、騙せたとはなんだ。俺はいつでも真心で行動しているんだぞ。」
「隊長、コンはオオカミだってばさ、真心❤️と言う名の下心!ニケちゃん、うちの隊長、口も達者だけど夜も達者だから気をつけてね」青い瞳でウィンクするコン。
「この悪戯狐め❤️見ての通り我が隊は軍規がグダグダだ。ニケよろしく頼んだぞ
コンのとんがりお耳をなでなでさられて耳がペタンと平たくなる。しっぽも思わず振ってしまう。
小隊一番の剣の使い手、リミッター(首輪)を外したビーストモードは最凶の存在の白狼の威厳は欠片もなかった。
「黒田少尉!また厄介者を拾ってと言いたいとこですが、今回の拾いものはわが隊の役に立つでしょう、、。でもニケさんこれだけは言っておきます。黒田隊長は私の恋人であるので、変な下心だけは起こさないようにお願いしますね。相手がオートマタでも容赦しませんよ。」
鮮やかな黒髪に夜の色を宿した瞳、典型的なやまとなでしこを連想させるヒルダ ベルクローゼン がマウントしてきた。いつの間にか勝手に黒田と恋人設定で話をしている。
彼女は月の神、テルアミスの神託を受け取るシビュレー(巫女)であったがゴブリンに村を襲撃され、黒田に助けられた経験を持つ。それ以来、彼女は全身全霊を持って黒田に尽くすと決めている。巫女の聖弓の腕前はかなりのもので、火器の扱いも日輪兵団で五指に入るうでまえだ。
物静かな性格とは対照的にJカップの乳房と安産型の見事な尻が男の欲望をかきたてる娘だった。
「ヒルダ君、、コンだけじゃなく、君までふざけてもらっては困るよ。」
定番の黒田とコンとヒルダの絡みに一同は笑いに包まれた。
ニケもつられて口元に笑みを浮かべた。この温かい感情は何年ぶりだろうか、、。。
その団欒に割り込んだ者がいた。草むらからもそもそ出てきたのはアリア88の法廷魔法騎士 マルティナ マルセイユ だ。
「ニケ!18年ぶりね。私の顔を覚えているかしら?それとあんた達、ここらで見かけない顔だけどその人形がどういうもんだか分かった上で仲間にしようなんていい度胸ね。」
ヘキサゴンに剣の騎士証をしめしてマルティナがいう。小豆色のアリア88の騎士服の威圧感、
法務騎士の登場に黒田達は焦った。
しかしニケは満面の笑顔でマルティナに歩み寄った。
「あ、マルティナさん、あの時、私とカンブリア師匠を見逃してくれてありがとうございます。
おかげで18年間とっても幸せな日々を送ることができました。私を評議会に連行していただいても壊していただいても構いません。反逆したオートマタを退治してあなたの手柄にしてください。恩返しさせてください。」
銀色の瞳をキラキラさせてニケがいった。根っからのお人好しのマルティナはどうしていいか分からなくなってしまった。
「ふん!人形のくせに!あんた何か壊したって今さらどうなるもんでもないのよ!それに人間以上に人間臭いあんたの身の上話、聞かされたら「壊す」なんて気持ちになれるわけないじゃない。」
マルティナは顔を真っ赤にしてうつむいた。
「アリア88の魔導騎士さんは美人なだけじゃなく情の深い、いい女なんだねぇ、とりあえず一緒に酒でも飲んで話そうじゃないか?」
黒田少尉がぶどう酒の入ったコップと黒パンにハムとチーズをたっぷりと入れたサンドイッチを差し出した。苦みばしたダンディな魅力に36歳のハーフエルフは思わず頬を染めた。
黒田も呼応して隊員たちも動いた
「こんな理知的な美人さんにお会いできて光栄であります。」
大山 巌一等兵が熱々のスープを持って。マルティナに差し出した相撲取りのような巨漢、36歳のマルティナには包容力があるようで素敵に見えた。
「あ、ありがと、、おだてたって、私は騙されたりしないんだからね、あ、でもこのスープおいしい
、サンドイッチもすごく罪な味❤️」
お腹の中に上質な食べ物が入るにつれて彼女は上機嫌になっていく。
食べ物に釣られるのはあまりに情けないが食欲には勝てないのだ。
「マルティナお姉さんは魔導騎士なんですよね。とってもかっこいいです。ぜひ変身するとこ見せてください。」
ホビットの美少年のマルコ フリューゲルから言われてマルティナは御満悦だ。
「あら❤️お姉さんの変身が見たいなんていけない子ね❤️特別に見せてあげるわ。変身の瞬間に
体のラインが見えちゃうけど、エッチな目で見ちゃダメなんだからね❤️」
36歳ハーフエルフ マルティナ マルセイユはチョロい女だった。
「我が心中に賢く猛き者ども座せり、ある者は征伐の剣ととのえ、ある者は破邪の槍を磨き、ある者は聖なる弓をつがう、ある者は知略縦横にして敵の軍団をおさえ、ある者は支配の鎖を断ち切らん。心正し者の願いに応えて、今その力をここに顕現せよ!魔導騎士 マルマル!」
彼女が呪文を唱えるとヘキサゴンと剣の紋章が青い輝きを放ち彼女を包んだ。小豆色の制服が
脱げて光の中で彼女の裸身が躍る。そして腰と両足と両腕、そして胸元とお尻の露出の高いボディースーツが装着されその上に純白の鎧が纏われる!変身中は魔法の消費と引き換えに筋力と防御力が底上げされるのだ。ちなみにマルマルは魔導騎士のコードネームで名前と苗字をミックスして作られるのが通例である。彼女の名前「マルマル」はどことなくコミカルだ。
「うわぁすごい、人前で裸になって変身って!はしたないないけどかっこいいですわ」
没落貴族出身の美少女ヨハネ シュトラウス伍長が思わず目を輝かせた。
「マルマルさーん。すごい、憧れちゃいます。
看護兵のティア ティー 羊の獣人のおとなしい女の子が純粋な目で彼女を見る。
マルティナは彼女たちの賛辞に少し照れながらもいい気持ちだった。
しかし次の瞬間ゾクゾクする感覚に見舞われる。
「ふひひ、あの妖精のような体、きっと敏感な反応じゃろうな、あの娘にはきっと絹縄がよく似合うじゃろう。あの小股のきれあがった割れ目をじっくりと舐めまわしてやればかわいい声を上げるだろうな、」
彼女の体をジロジロと眺めながらぶつぶつと言っているのは古参の団 鬼八曹長。頼りになる兵士だがとんでもないスケベじじいだ。そして彼女の体に思わず手を伸ばす。
「鬼八さん、そんな目で見たらあの子に失礼ですよーー。それになんですかこの手は❤️」
「くぉら!デカ物女、何しやがる。乳を見たら手を伸ばすのは男の礼儀ってもんだろ」
巨人族の優しいお姉さん ミュゼ ケッセルリンクが鬼八を後ろから抱きしめた。おっとりした
話し方、全てを包み込むようなダイナマイトボディー、立ち昇るような色気と母性に鬼八は
抑え込まれた。
「みなさん!これがアリア88の誇る魔導騎士です。誰か私と模擬戦をやってみたい子いますかぁ」
ごちそうお腹いっぱい食べてぶどう酒も目一杯飲んだマルティナ マルセイユは上機嫌だ。
ヤポニカ刀をサーベルに作りを変えた剣を舞うような華麗さで振ってみせる。
「カルザス貴族、シュトラウス家令嬢のヨハネ シュトラウスが日輪兵団仕込みの銃剣術でお相手しますわ❤️」彼女が愛用の38式歩兵銃を取り出した。彼女の歩兵銃はカスタマイズされ銃剣が
通常の倍ほどの長さがある。銃把は鉄製で戦棍のように使える。彼女はこの変幻自在な武器と
小銃本来の機能を使った「ガン刀術」自己流で編み出している。銃弾は安全のためゴム弾を詰めた。
「あらあら綺麗なハーフエルフ、同族ね❤️その変な武器で私に勝てるかしら?私が勝ったら1晩一緒に寝てくれるかしら?」
マルティナが流し目をくれる、同性愛は戦場に生きる騎士の嗜みだ。
「マルマル姉さん、良くってよ、でも勝つのは絶対に私ですわ」
ターン!まずは気配を見せずに突然の発砲。
「あら、不思議な飛び道具、でも正面から打てば避けるのは簡単よ。」
動体視力の底上げされているマルティナは難なくそれをかわす。
しかし彼女が避けるのは計算ずくだったようだ。
ヨハネが極限まで研ぎ澄まされた突きを放つ、躱せば銃把、それを避ければまた銃剣。
マルティナはそれを受け流しながら後退する。
日輪兵団の銃剣大会で狐宮少尉を圧倒した技だ。マルティナが体勢を崩した。
「隙あり!」彼女が銃剣の突きを放つ!その切っ先をマルティナはサーベルの付け根で
受け流し、思いっきり上に弾きあげた。ヨハネの上体が露わになったところに彼女は無駄のないトラースキックを見舞った。
剣術と体術の融合、まさかの一撃!
「ふごっ!」ヨハネの身体が宙を飛んだ。思わず腹部を抑えるヨハネ、膝をつくほどの一撃。
「勝負あり!勝者マルティナさん」黒田少尉が裁定を下した。
「さて、次は誰かしら?」マルティナが笑う。
「黒田隊長❤️コンが相手しようかな?」
調査兵団一の剣の使い手の彼女が立ち上がりかけるが、黒田が彼女の腰を掴んで膝の上に乗せた。
「お前は手加減ができないからダメだ。今日は俺の膝の上でもふもふされてろ。」
黒田はコンのふさふさしたしっぽを弄び優しく抱きしめた。
「きゃう❤️隊長しゅき 好き」飼い猫のように甘えるコンをヒルダが殺気に満ちた目で見つめた。
「黒田隊長、私がいっても良いだろうか?」武張ったいい方で金髪の美女が立ち上がった。
アーミターヴァ教国の観戦武官、十八羅漢 第18位の騎士、聖騎士の鎧がまだ初々しいエルマ ミシュラン、、。ヘルマイネ ミシュランの妹だ。癖っ毛の縦ロールの髪は姉譲りだがターコイズブルーの
瞳はヘルマイネのような淀みがない。姉が我が身を汚して守ってきたからだ。
「うわぁアーミターヴァの聖騎士さん、しかも羅漢位❤️これはしっかり挨拶しなきゃいけませんね。アリア88 のアルカナ騎士 第21位 「ザ フール」のマルティナです。」
「「ザ フール」、。マルティナ殿 貴殿は愚者なのか?」
「あははは!フールのアルカナは正で自由、天才、無邪気、逆位でわがまま、落ちこぼれ、オートマタと爺さんに同情して出世コースから転落した私にぴったりよ」
彼女は融通がきかないエルマに腹を立てたのか、魔力全開で体力を底上げして斬りかかる。
ガギィィィィィン!その高速の剣をエルマは表情も変えずに受け止めた。
受け止めた剣を振り払い仕切り直しをしようとするマルティナだが、エルマは相手の打った刀を自分の刀の鍔で受け止め、まるでぴったりとのり付けしたように押しつけてくる。「即位付」といわれる地味な技。
しかしその意外な展開にマルティナは諦めたように白旗をあげた。
「これだからアーミターヴァの羅漢の騎士は嫌いだよ。この魔法騎士の攻略法は誰に教わったの?」
「羅漢の騎士だったヘルマイネ姉様に教わりました。」
エルマは少しうれしそうに答えた。周囲の人間がぽかんとしているのを見てマルティナは語った。
「私たち魔法騎士は魔法で体力を底上げしてる。だから半端な騎士ならまず勝つことができない。
しかし私たちにはある共通の弱点があるのよ。それは魔力が有限であるということ。私たちが魔法の加護で戦えるのは実働で30分程度、さっきみたいな形で消耗戦に持ち込まれて時間切れになったら私たちはあっさり負けちゃうのよ。実際の戦場では仲間もいるから何とかなるけど、一対一の戦いでそれなりの腕前のやつにこれをやられたらもうお手上げね。逃げるかやられるかしかないわ」
彼女は笑って刀を鞘に収めた。
マルティナ マルセイユは気さくな人柄ですっかり調査兵団に打ち解けた。
「マルティナさん、私たちはカルザスの日輪兵団から派遣されて調査をしています。われらは決して他国を侵略する事はありません。ともに対等な友好関係を築けるパートナーを探しているのです。
マルティナさんどうか我々に協力していただけないでしょうか?」
黒田少尉はハンサムな男の魅力を前面に押し出して、マルティナの手を握った。
そしてすかさず彼女のポケットに金貨の入った小袋を巧みに忍ばせる。
マルティナもその中身を機敏に察知して満面の笑顔で答えた。
これでやっと生活苦から解放されると心の中ではウキウキだ。
「アリア88 は自由で開かれた都市です。私でよろしければお役に立ちましょう。」
魔法騎士らしい威厳を保って彼女は答えた。そして彼女は提案した。
「黒田さん、アリア88 の上層部に簡単に繋がれる方法がありますよ。皆さんの実力でしたらきっとできると思います。」
「マルティナさん、それは一体」黒田が尋ねた。
「今、私たちアリアエイティエイトは2つの危機にさらされています。侵略国家であるラーマ帝国の
侵略。そして内側から国を蝕んでいる魔法解放旅団です。彼らのアジトを潰すことができればアリア88の恩人です。」
「魔法解放旅団!面白そうな敵だね。私たちの武器でやっつけちゃおうよ!」
コン コンコードが狼の瞳で舌なめずりをした。彼女は本能で強敵の匂いを感じ取っているのだ。
「ところでマルティナさん。その魔法解放旅団はどんな連中なんですか?」
ヒルダが冷静な声で尋ねた。彼女のメガネの向こうの瞳は油断なくマルティナを見つめている。
「大魔導士 アグリッパ ガルガンチョワが作った魔法評議会に所属しない魔導士達の集団です。アリア88 が禁忌としている奴隷による生体実験や人間の改造なども手掛けるモラルなき魔法集団です。そして彼らはアリア88もそのような国に変えていこうとしています。そしてアグリッパの研究の真の目的は孫娘のフレイア ガルガンチョワの復活にあると言われています。私も彼らの野望を打ち砕いてアリア89騎士団に復帰したいと思っています。」
どうやら彼女は日輪兵団の力を使って自らの失地回復も図ろうとしているようだ
「魔導士は大事なものの復活のために道を踏み外すのですね。」
ニケ ヴィクトリアが無表情で言った。周囲はお前がそれを言うかと言う顔でニケを見た。
彼女はオートマタ、まだ空気を読むと言う機能が実装されていないようだ。
すでに彼女の頭には特大のブーメランが突き刺さっている。
そんなかんだで調査兵団のメンバーはマルティナの警備騎士の駐在所の敷地に野営して彼女との合同捜査に乗り出した。アグリッパとその一味はこの街で活動しているはず。だが魔法解放旅団は巧みに街の中に潜伏しそのしっぽをつかむことがなかなかできなかった。調査兵団のメンバーの半数は拠点で征羅丸を販売し、半数を魔法解放旅団の捜査に当てた。
捜査は二班編成、第1班は黒田清隆少尉、巫女のヒルダ軍曹、コン伍長、オートマタのニケ 、
第2班は魔法騎士のマルティナ、羅漢の聖騎士 エルマ ガン刀術のヨハネ 巨人族の優しいお姉さん ミュゼと決めた。
日々、足を棒にして歩く黒田達、その中で彼らの癒しの場となったのが天使食堂だった。
そこにはかつてマルティナが保護した天使族の家族が働いている。
彼女が熱心お勧めしたのでみんながその店を使うようになった。
「おーいサキ❤️今日もお客連れてきてやったよ」マルティナが微笑む
「マルティナ姉様ありがとう❤️」お店の奥から小柄な少女が駆け寄ってきた。
小麦色の柔らかな髪、茶色い瞳が彼女の穏やかな性格を表している。
しなやかに伸びた足と細い腰はまだ女性としての成熟を迎える前の可憐な魅力をまとっている。
「うまいな!アリア麺はやっぱり天使食堂に限るな!おい!サキちゃん羊の焼肉も追加で!」
黒田が注文する。羊ダシのスープに太麺に香草をぶち込んだ麺料理だ。
「はーいただいま❤️」元気の良い声がこだまする
この店の看板娘の天使族のサキエル セラフィールドは彼等にとってマスコット的存在だった。
サキエルの背には翼があるといっても彼女の背中の白い小さな翼は空を飛ぶほどの力はない、奇跡を起こす力もない。
天使族は天使の末裔であるが天使ではないのだ。
背中から白い羽を生やした彼女は愛くるしい天使のようだった。そして彼女は見かけだけでなく性格も天使だった
サキは病弱な妹のウリエルの治療の為にも必死に両親の食堂を手伝っていた。その上、少しでも稼ぐために彼女は店の閉店後は外にテーブルを出しテイクアウトのアリア料理を道行く冒険者たちに一生懸命に売っていた。
黒田は彼女を気の毒に思い看護兵のティア ティー に密かに日輪兵団への無線連絡を命じウリエルの治療に蛇穴軍医総長とミーシャロキシアの助言を仰ぎ治療プランを作っていたのだが、、。
黒田達が店を訪ねた翌日にサキエルはある人物のもとを訪ねることになった。
妹のウリエルの病状はかなり進んでいた。回復には高度な回復魔術が必要、しかしそれには多額の費用も必要だった。
彼女の家にその余裕はない、そんな彼女に手を差し伸べた者がいた。
アグリッパ ガルガンチョワ氏、彼は大魔導士として広く世間に知られていた。
ツルツルのハゲ頭にでっぷりした身体。
その彼から治療の申し出があったのだ。それもなぜか彼女の両親にではなくサキエルに直接だった。
「サキエルちゃん、私は君の姿をずっと見てきたんだ。君を応援したいから妹さんは私が直してあげよう。」アグリッパがいった。
「見ず知らずの私に、そんなことまでしていただいていいですか?」サキは喜びに心を弾ませていった。
「いいとも、人の好意は遠慮なく受け取っておきたまえ」
「このご恩は忘れません。私にできることなら何でも言って下さい。」
彼女のその言葉にアグリッパはニヤリと笑った。
「ふむ恩返しを忘れない良い心がけだよ。だったら君には私の魔導の実験にちょっとだけ付き合ってもらおう。拘束するのは1日だけ、ご両親が心配するからこの事は内緒だよ」
とアグリッパはいった。
彼女はこのことを両親には話さなかった。アグリッパは得体の知れないところがあるし、最悪の場合、何らかの見返りを要求される予感がしていたのだ。アグリッパのいやらしい目線にそれを感じていた。しかし妹を守るためならと彼女は覚悟を決めた。そして彼の指定した古い研究施設に行った。
しかし、そこに最悪の悪魔が待っていようとは、彼女はアグリッパに出された紅茶を飲み、その場で深い眠りについた
「ほほほほ、冒険者の街ロゼリアタウンは人種の坩堝、新鮮な素材と個性に事欠かない。まさに人体実験のバイキング!やり放題じゃ。」
アグリッパはベッドに縛りつけられた哀れな少女を前に楽しそうに笑った。
まるまると肥えふとり禿頭に口髭、その奥にギラギラとした瞳が見えた。
サキエルは彼にとって待望の獲物だった。彼女の姿にアグリッパは 魅了されていたのだ。
「ほほほほまずは、健康状態を確認させてもらおう。」
彼の目の前でベッドに手足を固定された少女がおびえている。
「ああ、、助けて、、お父さん、、お母さん、、マルティナ様」彼女が小さな白い羽が震えた
アグリッパは極上の料理の蓋をあけるように彼女にかけた布を剥ぎ取った。
そして魔法のオーブに向って語りかける。記録をするためだ。
「実験体の名前はサキエル、天使族 食堂の娘。 彼女には病弱な妹がおり、そのために。 実験の被検体となることを承諾。いい子じゃないか、心を込めて改造してやらなくてはな。今回のテーマは融合魔術によるガルーダと天使族のキュマイラ合成、魔法石によるマインドコントロールを合わせて施す。なお変身能力を付加して普段は少女の姿を保てるようにして、任意のタイミングで変身できるハニートラップや暗殺やテロに適した能力の獲得を目指す。」
アグリッパは邪悪な開発コンセプトを呟いた。
彼の弟子たちも目をギラギラさせて師匠のコンセプトに耳を傾けた。
その言葉を聞きながら彼女は恐怖に震えた。妹を救うという約束の見返りに自分は地獄に落ちるのだと思った
まさに悪魔の取引だった。しかし貧しい家庭の彼女。 両親に治療費を捻出する余裕はない。
心優しい彼女、契約の真相をアグリッパに聞かされたとしても彼女の答えは決まっていただろう。
今、人気のない地下の魔法陣の上に、 両手両足を拘束されて彼女はいる。
おそらく助けを求める事は不可能だろう。
アグリッパが下卑た笑みを浮かべながら、彼女の服を剥ぎ取った痛々しいまでの白い肌が 魔法陣の灯りに浮かび上がる。
細い手足、まだ尻も胸周りも十分に肉付きのない少女の身体。それを極上の料理でも眺めるかのようにしたなめづりした。
「素晴らしいシミひとつない肌、最高の被験体だ 今から君の命を 私が魔法で素敵な作品にしてあげよう。 世界に1つしかない生き物を作り出すんだ。ーでもその前に君の体に私が祝福を与えてあげよう。」
アグリッパには魔術の前の儀式がある。 女性限定の儀式だが、 彼は必ず哀れな被験者をレイプしてから魔術をほどこすことにしている。
自分の精液を女性の体内に入れることで魔術の浸透力が高まると彼は考えている
大魔導士アグリッパがカチャカチャと音を立てながら自分のズボン下ろしたことに彼女は驚いた。
そしてアグリッパの突き出た腹の下に醜く勃起したペニスが見えた。
「サキエルちゃん これから大人の階段を登らせてあげるね。だって君はキュマイラに改造されちゃうんだから、その前に普通の女の子の幸せを教えておいてあげようと思ってね。」
彼女は必死にもがくが手足は拘束されて動けない、しかも足は 大きく開かれた状態で固定されている。
「いや、、、あ、、、ひぃぃ、、ああ、やだ、、、あ、、ああ、、やめて、、」
アグリッパの太い指が彼女の可憐な乳房を弄んだ。 小さな乳首を中指で執拗に撫で回す。ナメクジが這い回るようなおぞましい感触だが、長らくその刺激を加えられていると、次第に脳髄が痺れる熱いものがこみ上げてくる。
気づけば自分の乳首が男の愛撫を前に勃起していた。
ピンク色の蕾が醜い中年男に弄ばれたにもかかわらず充血していく、彼女の幼い体は歓喜の反応を示してしまったのだ。
「うんうん若い子はどんなに嫌がっていても体が反応してしまう。恥ずかしがることはないんだよ 」
そう言うとアグリッパはさらに乳首を触った。
彼女のピンク色の蕾は刺激に耐えかねてついに勃起した。
「なかなか素質があるようだね。 かわいいおっぱいが乳首を勃起させて、どれ、君の可愛いつぼみを味あわせてもらおう。」
「あ、、あん、。やだ、、おっぱい、、はずかしい、、」
濃い髭に覆われたアグリッパの唇が彼女の乳房に触れた。
そしてまだ膨らんでもいない小さな乳首をチューチューと執拗に吸い、もう片方の手で乳首を摘んでしごきあげた。
彼女は性的な興味はあったがオナニーはしてはいけないものだと思っていた 。
そんな汚れのない彼女に容赦のない愛撫を加えた。
敏感な彼女の体は激しく反応した。乳首を触られているだけで、彼女の細い両足が切なげに腿を擦り合わせた。
その様を見てアグリッパはニヤリと笑った。
「どうだい、君の大事なところ切なくなっているんだろう?私がたっぷりと鑑賞してあげよう。 」
彼女は細い足を開かれて割れ目を観察された。
まだまっすぐなスリットが一本あるだけの無垢な花園。
そこに男のいやらしい指が触れて彼女の花園ゆっくりめくる中からピンク色の果肉があらわになった。
「きれいなおまんこをしている。 まだオナニーも知らないなんて、君は真面目な子だったんだね。 私がたっぷりと教えてあげよう。 ここは君の大陰唇ぴったり閉じて可愛いね。そしてこれを開けば君の花びら、小陰唇だ。なんて可憐なおまんこをしているんだろうね。そしてこの奥は分かってるだろう クリトリスだよ、自分で触ったことはないのかな?私が触ってあげよう。」
「ああ、、やん、、ひぅぅ、ああ、ひぃい、ああっあ、あ、あああーーーー!いやーー!やだやだ!」
アグリッパの指は彼女の小さな肉の蕾に触れた彼女の細い体がビクンと揺れた。
「やめてください!そんなとこ見ないで、お願いだから触らないでください!」
彼女は必死に懇願したがアグリッパは受け入れるつもりはなかった。
「さて君の可愛い下腹部に淫乱の魔術刻印を施してやろう。これをされれば君のような幼い娘とはいえ性的な興奮に耐えることができなくなるぞ」
「やめてお願いだからひどいことしないで!」男の邪な意図を察して彼女が泣き叫ぶ。
アグリッパは会心の笑みを浮かべる
抵抗や悲痛なさけびこそが彼にとっては最高のメロディーなのだ。
その意味でもサキエルは最高のご馳走だった。
必死に拒絶し涙を流し、何とかこの場を切り抜けようと努力する哀れな少女の姿は、 アグリッパの変態的な性欲をビンビンと刺激した。
そして彼は執拗に彼女の乳首とクリトリスをクリクリと弄ぶ。 まるで時間の感覚がなくなるかのように長い時間をかけて、彼女の乳首とクリトリスは弄ばれた。
「ああ、、いい、、いく、やん、、ああひぃい、、いい、、らめぇ、、また、キちゃう!」
彼女自身、自分のワレメに熱いものがこみ上げてきているのが分かる。 魔法陣の上に彼女の愛液がぽたりぽたりと垂れるのが分かる。 「ふふふジューシーなおまんこだねサキエルちゃん。しかも自分から腰を振っているの?」
アグリッパがいやらしい目で見ている。
勃起した乳首も愛液で濡れたおまんこもこのいやらしいアグリッパの目にさらされているのだ。
「もうやめてください!お願いです。これ以上は!だめ、変になっちゃう。」
彼女は必死に懇願したなぜならば彼女の下腹部から大きな熱の塊がこみ上げてきているからだ 。これが淫乱の魔術の効果!未熟な娘が初めて味わうアクメというものだろうか。
母がサキエルが生理を迎えた日にこっそりと教えてくれた女のエクスタシー、それがまさにこようとは、、彼女はベッドの中でこっそりマルティナのことを想像してオナニーしたことがあるがその時の絶頂とは比べ物にならない。
しかもその相手がアグリッパとはまるで悪夢以外の何物でもなかった。
しかし彼女の若くて未熟な体は 中年男の巧みな愛撫に反応しついに絶頂した 。
「ああ、、やだ、、いく、、いっちゃう、、くひぃいいいぎぃいいいいい、、いぐぅうう!」
アグリッパに指を小さな膣穴に入れられながら、 激しく潮を吹いて彼女は絶頂した。
彼女の 哀れな叫び声が地下に響く。
彼の弟子たちも股間を勃起させながらその様子を見ている。
誰も助けには来ない アグリッパは絶頂する彼女に追い討ちをかけるようにしつこくワレメに指を入れクリトリスを押し潰した。
絶頂したばかりの敏感な彼女のワレメを執拗にいじめ抜いた。
「いい、、ひぃいいいい、、いぐ、、、いぐ、、もう、、いくのやらぁ」
彼女が苦痛とも快楽ともつかない叫び声をあげる。
嬉しそうに眺めながら、何度も何度も彼女を絶頂に追いやり。 魔法陣の上に失禁させた。 力尽きた子鹿のように横たわる彼女。 か弱い妖精は豚のような男に貪りつくされた。
その姿を満足げに見つめたアグリッパは、 ついに汚らわしいものを彼女の前に突きつけた。
もはや彼女に抵抗する力はない、、何度も絶頂に追い込まれて子宮も降りてきてしまっている。
「さてそろそろ君の おまんこを味わうせてもらおうか、ワシの形をそんな小さな身体しっかり覚えるんだ!」
アグリッパのまるまると太った体が細い少女の体の上に重なった。
そして突き出た腹を自ら押し上げてペニスを彼女の割れ目にあてがい意地汚く腰を突きこんだ。
彼女に小さな割れ目が抵抗するのにも関わらず体重をかけてグリグリと汚らしいペニスを奥まで押し込み 根元まで突き入れたのだ。
「痛い、、イギィいいいい、、抜いて、、いや、、いやぁーーーーー!」
体を真っ二つに裂かれるような痛みが彼女を襲うしかしアグリッパは構わず まるまると太った腰を振った。
快楽を求め意地汚くしつこく彼のピストンはいつまでも続いた 。太っている彼はハァハァと息を喘がせながらそれでも彼女の割れ目がもたらす快楽に恍惚となり彼女を激しく突き上げたのだ。
処女の痛みを越えて G スポットを擦りあげられた彼女のワレメは、 着実に絶頂の瞬間を迎えようとしていた。
熟練のアグリッパはそれが 明確に把握できる、、彼はサキエルの絶頂の瞬間を狙って射精すると決めた。
アクメ射精を決められればどんな少女であっても快楽堕ちは避けられないだろう。
「ほらほら気持ちいいだろう。好きな男の顔でも思い浮かべながらイクがいい!」
その言葉におもわずマルティナの姿を浮かべてしまう彼女。
その想像がダムを決壊させるように彼女をアクメに追いやった
「やん、、あああ、、マルティナ姉様❤️キちゃう、、いく、、、ああ、、ひぃいい」
アグリッパは狡猾にその瞬間を狙っていた。じっくりと突き上げ、彼女が眉間にしわを寄せ細い脚を震わせてつま先をピンと伸ばして絶頂する!まさにそこを狙って彼女の奥の奥までドビュウウウウウっと汚らしい精液を射精したのだ!
「いやぁ、、、、いくっ!いぐ、、いぐのやらぁ、あっ❤️んあっ❤️」
射精された瞬間、彼女は悲痛な叫び声を上げ、涙を流した。 体も汚され卑劣な男に絶頂に追い込まれ彼女の心も犯された。
魔法陣の上にはボロボロの彼女が横たわった。白目をむいて泡を吹いてサキエルは気絶していた。
彼女の水蜜桃のような割れ目がまるで嘔吐するより白濁した精液を吹き出した。
「ふう、なかなか気持ち良いおまんこだった。名器じゃな!さてお前さんが目を覚ますときにはすっかり融合も終わってキュマイラになっておるぞい。」
サキエルの不在はマルティナにはすぐにわかった。店が休業していたからだ。しかし定休日の張り紙もなく嫌な予感がした。
店の前で不安に駆られて彼女を探すマルティナと黒田一行。
郊外の館の近くでサキエルがふらふらと歩いているのを見つけた。
「おいサキ、大丈夫?何かあったの?」
心配して近寄るマルティナ。彼女の額に見たこともない赤い小さなクリスタルが埋め込まれていた。彼女は無表情にマルティナを見つめる。
「あ、、マルティナ姉様、私にもう、、関わらないほうが、いいよ」
どこか他人事のように彼女がつぶやいた。
そして彼女が近づこうとすると大きな羽を広げてその場を飛び去った。
それはマルティナの知っている白い羽根ではなかった真っ赤に猛々しいガルーダの羽だ。
「あれはサキの羽じゃない、、一体誰があいつをあんな目にあわせたんだ!まさか魔法解放旅団の連中に関わったのでは?」
その頃、サキエルはアグリッパから暗殺の実行犯に譲り渡されていた。彼女の使い道は明日この街にやってくるアリア88の騎士団長、サムエル サムソンを暗殺することだ。魔法騎士名は「サムサム」
アルカナナイトの最高峰「タワー」の称号を持つ。アグリッパ一党の征伐を評議会に任されて彼は部下と共にこの街にやってくるのだ。
好色な彼は立ち寄り先で必ず女を要求する。しかも美しい少女に目がない。彼らは巧みに闇業者を使ってサムソンの夜の相手にサキエルをねじ込んだのだ。
サムソンに彼女を抱かせて油断したところ彼女の力を解放し殺害する計画だ。
改造して作り出した凶暴なガルーダの個性!彼女の翼は大きく開き、鋭いかぎ爪が相手を切り裂くだろう。テロを行った後は警備の魔法騎士たちによってたかって彼女は始末されるに違いない。
それはそれで想定内のことだ。
「アグリッパ尊師!この子まじハンパないすね。清純な顔して白い羽までついてて、そしてロリボディー、 男だったら100%油断しますよね。」魔法解放旅団の暗殺行動隊の ドワーフ メテオ ボストイッチがいった。
「そうだよな、メテオ、額の宝石で自由に操縦できるようにアグリッパ尊師から魔石を預かってるからテロで使いつぶす前に俺たちも楽しもうぜ」
エルフの弓使いソゲキングがいやらしく笑った。そして彼らはサキエルを連れ立ってアジトに連れ込んだ。
サキエルは彼女の心に赤い霧がかかったような状態が続いていた。
自分の体でありながら、自分の体でないような感覚、男が命じると言われた通りに自分の体が動いてしまう。
二人の男に古びた家の一室に連れ込まれた。
葡萄酒の瓶の転がる汚い万年床 そこに裸で寝るように命じられた。
心では激しく拒絶していても、自分の体が命じられるがままに男の前で裸になった。
「足を開けよ!」男が命じると 自分の体が意思に反して動き、淫らに細い足を開いてみせた。
「たまんねぇぜこんな可愛い女の子が自分から開いてやがるぜ!さあ、おまんこ広げて見せろ!」
「サキエルのおまんこを 見てください。」
男が命じると 彼女の細い指が可憐な割れ目を押し広げ、 男たちに彼女の小さな膣穴を見せつけた。
男達はもうその光景に興奮して、 ガチャガチャと音を立ててベルトを下ろしパンツを脱ぎ勃起したペニスを晒した 。
「たまんねぇぜ!こいつとんでもねえセックスドールだ。こんなやつに来られたら100%暗殺されちまうよ 」
メテオが笑って言ったそして 勃起したペニスを示して彼女に命じた。
「じゃあ俺のもの咥えろよ。 早く奥までしゃぶりつくんだ。 」
サキエルの心は激しく拒絶する。生臭い男のペニス。
しかし彼女の口は意に反して男のモノをしゃぶりこんだ。
鼻まで突き抜けるような男の生臭い匂い、その生臭い臭いの塊を愛しそうに舌を這わせ唾液で 潤し先走り汁をすすった。
「こいつやべえ!俺も混ぜてもらうぜ」
ソゲキングが彼女の細い腰を掴んで 大きく脚を開かせ、彼女のワレメに顔を埋めた。
男の舌が彼女の敏感な割れ目に入り込んでくる。
「ああ、おまんこ気持ちいいの!ああ、、いい、、」
彼女の意思に関係なく、男を煽るような言葉が口をついて出る。
彼女のワレメが激しく濡れた。
幼い少女が糸を引くほど激しく、 割れ目を濡らしたのだ。
男はその光景に理性を失った。
「たまんねぇこのちっちゃいおまんこにぶち込んでやるぜ。 」
ソゲキは容赦なく彼女のワレメに太いペニスを打ち込んだ。
彼女にとって2度目の男のペニスだったそして口の中には3人目の男のペニスが激しく出入りしている 。
思わず呼吸が苦しくなるほど喉を突き上げられ、最後は汚らしい精液を口の中に大量に射精された。
「ケホケホすごい量、けほっ!おじさんのセーシ美味しい、、」
意思とは関係なく卑猥な言葉が口をついて出る
彼女が咳き込む姿を見ながら、 割れ目にペニスを突っ込んでいたソゲキ興奮したのか激しく腰を振り、彼女の割れ目の中に射精した。
「ああ、中出し気持ちいい、、もっと、、だしてぇ」
またしても心にないことを言ってしまう。心の中では泣き叫び拒絶しているのに彼女の口が違うことを言うのだ。頭に埋め込まれたクリスタルによるマインドコントロールの効果だ。
男たちは彼女の穴という穴を ペニスを突き入れ、射精した。
彼女が解放されたのは、 朝の光がうっすらと差し込む早朝のことであった。
マルティナは彼女の目撃情報を集めた。地元の交友関係、近所の知り合い、そして彼女自身が何よりも走り回って調べた。
そこでわかってきた事は彼女が数日前から友人たちとの接触を断っていること。
魔法解放旅団とおぼしき男たちの小屋に連れ込まれる姿を見たなど危険を示す兆候ばかりだ。
目撃された男の特徴から、魔法解放旅団暗殺行動隊の一員と推察された。
今この時期にターゲットになるのは誰か?おそらくはアルカナナイト団長 サムエル サムソンだろう。
マルティナはサムソンの宿泊している宿屋に駆けつけた。扉を開けるとアルカナナイト副団長の
ロベルタ ハイプリーストレス(女司祭)のロベ ルター が入り口でマルティナを呼び止める
裁きの鎖と言われる鎖を自由自在に使う魔法騎士
「今、サムソン代表はご来客中だ」が彼女を止めた。ロベルタは鎖を操る強行突破には不向きな相手だ。
「ロベルタ、聞いてくれ!今どう見ても少女って女の子がここを通っていたよな。2人の怪しい男と一緒に。アンタラ彼女の正体を知っているのか?アグリッパの手にものだぞ!」
マルティナの言葉にロベルタは動揺した。
「マルティナその、、サムソン団長のお楽しみの相手と聞いてる、28歳のプロの女の子のはずだよ。あえて童顔な子を選んでるから少女に見えるんだよ」
どうやら氏子と言う医者もヴィランとつるんでいるらしい。
「あいつはサキエル、私の行きつけの食堂の女の子だ!アグリッパにキュマイラにされたんだ!これで空振りだったら騎士団追放でいいから部屋に通してくれ!」
マルティナの勢いに負けてロベルタは彼女を奥座敷に通した。
扉を開けた瞬間に彼らは絶句した。
大きな広間の真ん中に細い少女が荒縄で吊り下げられていた。
そして毛むくじゃらなサムソンが息を弾ませながら彼女の細い体を鞭打っていた。
その姿を2人の男達がニヤニヤ笑いながら見ている。
「あーーーーーーっ!ゆるして!」ビシィ!
「ふふふ可憐な少女を嬲り尽くして犯すのは最高だ!」ビシィ!
「ひぃぃ、、助けて、、許してください、もう叩かないで!」
サムソンはワイルドな性癖の持ち主だ。可憐な少女を奴隷調教することだ。もちろん騎士団長と言う立場があるのでプロのプレイガールしか相手にしない。
彼女の白い肌に無残な鞭の後が残っている。少女は恐怖に顔を引き攣らせながら泣きじゃくっている。
「団長!この子はほんとにプレイガールなの?」
ロベルタはたじろいだ。どう見てもその筋のプロの女性ではない。
マルティナ達が部屋に入っても彼は動じることなくプレイを続ける。
ぐったりした沙希の細い足を掴んでサムソンは太い指をねじ込んだ。少し乱暴に指でピストンしながら無骨な親指で彼女のクリトリスを押しつぶす。彼女の小さな乳房をつぶれるほど握り締めて乳首をつまみあげる。
「女は乱暴におまんこいじってやるとすぐに濡らすんだぞお前はよく見ておけ!邪魔をするならロベルタ❤️お前を犯してもいいんだぞ!」サムソンが笑う。
「ロベルタさん、この子は泣いて嫌がってますけど心の底では喜んでいるんです。」
その期待に応えるようにメテオがマインドコントローラーをいじる。
「ああ、、、やだ、、、いく、、いっちゃう、、、あああ、、、、」吊り下げられた彼女の股から小水が噴き上げた。
「ふふふ天使族の少女は清楚で愛くるしくて、それでいてベッドの中ではここまで乱れて!たまらんな」サムソンは笑う。
そして彼女は小さな割れ目に太いペニスをあてがった。たまりかねてマルティナが飛び出した。
空中で飛び上がりサキエルを吊るしていた紐を断ち切った!
そして彼女を抱きかかえ、気迫を込めた目でサムソンをにらんだ。
「サムソン団長!この子は夜の接待をする子じゃない!そこにいる2人組にさらわれてここにいるんだ!」
マルティナはサムソンに言った。
「おいおいアルカナナイトの団長相手にそんな大胆な犯行はないだろう」
豪快に笑い飛ばすサムソン。彼女の訴えは信じではもらえなかった。
すると後ろにいた2人のテロリストたちがサムソンに耳打ちした。すると彼はニヤリと笑う。
悪知恵を働かせてサムソンを利用してマルティナを潰させようとしたのだ。
「マルティナ、運のないアホ騎士、行き遅れのおばさんと聞いていたがよく見ればなかなかの美形じゃないか!そうかそうか私と戦ってくれるのか。お前がこの私の性癖に付き合うと言うなら、、この少女の事は見逃してやってもいいぞ。」
サムソンは一方的なSMも大好きだが女騎士と戦うのが最も興奮するどうしようもない性癖の持ち主だ。
「マルティナ姉さん、、私、壊れてるから、、いいの、構わず私を置いて逃げて、、この人、、怖いおじさんだよ」
彼女が瞳に涙をいっぱいためて懇願した。彼女の額には赤いクリスタルが不気味に光っていた。
「マルティナ、私は戦って相手を組み敷くのが好きなんだ!剣を使わずに体で勝負しよう!!もちろん君が私に勝ったら私を好きにしていいよ!どうだいワクワクするだろう。」少年のような目をしてサムソンが笑った
「へん!アルカナナイト最強騎士とプロレスする趣味は私にはないんだけどね、しょうがない妹分を見逃してくれるなら相手してやるよ!とりあえず先手必勝!」
変身呪文を唱えることなく掌底の一撃!奇襲の必殺技。鳩尾への突きで一撃でノックダウンをしてやろうと思った。手ごたえは充分、ノックアウトは確実と思われた。
「へへ、おねんねの時間だぜ、サムソンのおっさん!」
しかしマルティナの甘い見積もりは激しい衝撃を持って迎え入れられた。
「うふぉ!さすがはアルカナナイトの一員❤️その強さちんぽが立つぞ!ワシの攻撃も受けてくれサムソンパンチ、サムソンキック!」
マルティナの体がくの字に曲がるほどの激しいボディブローが見舞われた、ガードが下がるところでキレの良いハイキック。
アルカナナイト団長のサムソンは徒手格闘術でも達人だった。
打たれ強いマルティナであっても、瞬時に腹部を押さえてくの字に曲がるほどの一撃!
倒れ込んだ彼女の腹に向かってサムソンのつま先蹴りが何度も何度も見舞われた!
内臓を揺さぶられて、彼女は激しく嘔吐する。そして前かがみになったところを後ろから尻を蹴り上げられた。 彼女がお尻から宙に浮かぶほどの一撃だった。
「どうしたマルティナちゃん。もうノックアウトかい?」
「く、この分からず屋の筋肉バカ!」
マルティナも負けてはいない。接近してくるサムソンのちんぽにトラースキックをぶち込んだ。
鍛え抜かれた脚力で蹴飛ばすのだからその威力は抜群だ
「三十路女を甘く見ると大火傷するよ。この変態おやじ!」
転がるサムソンの男の子の部分に向けて、 彼女は足の裏で踏みつけグリグリと踏みにじった。
「あはははおっさん!嬉しいだろ、このままおっさんのオカマ掘ってやろうか!」調子に乗るマルティナ。
「うぉおお!男を舐めるな、サムサムパンチ!」しゃにむに起き上がって彼は大振りのロシアンフックを放った。
視界の底から横殴りに殴りつけられてマルティナは脳を揺さぶられてダウンした。
「くぅ!足にきた、立てないわ、、」
激しい痛みと屈辱、敗者を見下ろすようにサムソンはいった。
「はははマルティナ仕留めたぞ!味わわせてもらうぞ。おっぱいを見せてみろ!熟れた肌にけしからん胸を隠しているようじゃないか?」と言うとサムソンは彼女の鎧を剥ぎ取った。
プルンと褐色の豊かな胸があらわになる
「ふふふこれはなかなかのものだ。手触りも最高じゃないか肌に吸い付くようで弾力がある!そしてこの挑発的に上を向いた乳首はどうだ男を誘っているようじゃないか!そうだそうだ!強気な目で睨むお前の顔たまらんな!」
そう言うとサムソンは激しく彼女の顔を平手打ちした。
「クッ、お前なんかに好きにさせたりなんかしない、、あああ、、」
「ぐふふ強気な女の顔が歪むのは最高だきれいだぞ!マルティナ❤️そしてこの乳首どうだ力でねじ伏せられて男に乳首を触らせて 勃起してるじゃないか!お前は気が強いようで実はマゾの気があるんじゃないか?」
そう言ってしつこくマルティナの乳首をいたぶった。
確かに不思議なことに彼女の乳首をは激しく勃起していた。
今まで力でねじ伏せられたことの少ない彼女。彼女の体が熱く滾った。
怒りと屈辱しかしその他に強い男にねじ伏せられる淫靡な快感が眠っていた。
巨漢が彼女の体を抱き潰すようにに きつく抱いたそして男の唇が彼女の唇を奪った。
そして太いしたが彼女の舌に絡みついてくる唇を合わせて 寝技の攻防が続く。
お互いにベッドでレスリングをしているかのようだ。
結局はサムソンがマウンティングを取り彼女の舌を散々にもで遊び脳髄が痺れるようなディープキスの深みへと誘った。
そして彼の乱暴な手つきはいつのまにか繊細なタッチに変わりマルティナの乳房を刺激し彼女のワレメを優しく嬲った。
「やめろ私はそんなそんな女じゃない!」
「何を言っているんだこんなに乳首を立ててオマンコを濡らしているじゃないか?お前は女なんだ!どんなに強がったって女なんだ!たまには服従して心から男に媚びてみろ!気持ちいいぞ!」
「ああ、やめろ!ああ、、そんな、、、、いい、、ふざ、、ひぃいいい」
マルティナの体を押さえつけ 彼女のワレメに唇を寄せた。そしてまさに大きなクマが蜜壺の蜂蜜を漁るかのように音を立てて激しいクンニをした。
彼女の無様な姿をサキエルは涙をいっぱい溜めて見つめていた。
ロベルタは目を背けていた。他の男たちはいやらしい目で彼女が犯される姿を見ていた 。
乱暴なクンニで彼女の蜜壷から愛液が溢れてくる。
マルティナのトンガリエルフ耳が横にへたる。発情したようだ。
そして彼女のすぐ近くにはサムソンの巨大なペニスがギンギンにいきり立っていた。
「ほら、戦いの後はラブラブタイムだ。楽しもうぜマルティナ!」
マルティナは手を伸ばしその一物にしゃぶりついた。
自然とそうしたい気分になったからだ。
お互いを求め合うようにサムソンは彼女のおまんこを舐めマルティナは彼のペニスをしゃぶった。
強い男に求められるのも悪くない。そう彼女は思った全く倒錯した感覚ではあった 。
そしてじっくりと彼女のオマンコを濡らしたサムソンは彼女の唇を奪うと耳元で囁いた。
「マルティナ❤️お前を俺のものにする!いいな !」
彼女は耳が性感帯だ。サムソンは低い声で何度も彼女に言って聞かせた。
「俺のペニスを受け入れるんだ!マルティナいいだろう!こんなに濡らしてるんだからいいだろう!この太いものが入ったら気持ちがいいぞ!お前を天国に連れてってやる。」
耳元で囁かれると彼女のピンと伸びたエルフ耳がヘナっと垂れてメスの服従の姿勢になった。
「どうやら蕩けたようだね!ぼちぼち頂くとするか、、うぉおお、熱くてしまる!極上の肉穴!」
「クゥ、太い、、いや、あああ、、、あああん、、だめ、、そこゴリゴリしちゃだめぇ、ああ」
彼女の割れ目にふかぶかとサムソンのペニスが突き刺さる。彼女の白色の乳房を楽しげに握りしめ、乳首をつまみ上げる。
「激しくピストンしてやる!お前の体はいい使い心地だ!」
パンパンパンパンパンパンパンパンとリズミカルに腰を振り彼女を犯した。
自分が犯されればサキエルを守れる。今の彼女にできる事は性の防波堤になることだけだ。
彼女が自分自身にそう言い聞かせて彼の陵辱に耐えた。
「マルティナ姉さん、私ならいいんだよ、もうめちゃくちゃに汚されちゃったから、私の事なんて守らなくていいんだよ」
サキエルはマルティナの犯される姿に泣いた。
しかしピストンされるほどに彼女の割れ目は潤い彼女の子宮は降りてきたそ。
そしてオマンコは男のペニスをきゅうきゅうと締め付けた。
「ああ、、ズンズンくる!サムソンのおっさん、それやめろよ、おかしくなっちゃうからやめてくれよ!あああ、、ひぃい、。いぐぅ、、!」
そして男はついに射精の瞬間を迎えようとしている。
「マルティナのおまんこは俺のちんマン史上でナンバーワンだ!こいつは油断しているとすぐ射精してしまいそうだ!でるでる」
男に激しく犯されて喘ぎ声を上げているにもかかわらずマルティナはまだ勝負?を諦めていなかった。
「へへへへ、いい年こいたおっさんが、三十路のエルフ女の上で何、夢中になって腰ふってんだよ!どうやらセックス勝負は私の勝ちだな!サムソン出しちゃえよ!出しちゃえよ!サムソン、気持ちいいんだろう私の体!」
「ふざけるな男がこんな で負けるものか!うぉおお マルティナ❤️サムソンピストン!」
サムソンはクリトリスを押しつぶしながら抉るように腰を突き上げた。
「あ、ずるい、あああ!それ反則、イクイクイク❤️クリ責め、それずるいよ!私いっちゃういっちゃう!」
サムソンもマルティナが乱れる姿に興奮した。そして二人同時に絶頂した。
「ああ、マルティナ❤️うぉぉ!」どびゅうううううううう、、どびゅううううう!
「サムソンのおっさんに犯されて、、いくぅうううう❤️いぐぅうう、、」
激しいセックスにぐったりと倒れるふたり。負けず嫌いの2人がダブルノックダウン。
ここらでいいチャンスと思ったのだろうテロリストの二人がついに本性を現した。
「馬鹿な奴らだ俺たちにすっかり騙されて共倒れしやがった お前の妹分はなアグリッパ尊師が魔改造しちまったんだよ!お前らを殺すためにな。見せてやるぜコイツの本性をな!」
そう言うとマインドコントローラーのスイッチをオンにした。
「やだ!私みんなを傷つけたくない!いやぁああああああ!」
あの可憐だったサキエルの姿がみるみると変わっていく細い両足は猛禽類を思わせるような鋭い爪が生え彼女の細い手からも鋭い爪が生えた。
そして白い羽が赤く染まり猛々しく広がった。まさに伝説のガルーダの姿!
「貴様らテロリストだったのか!」ロベルタが鎖で男達を抑え込もうと動いた。
しかしガルーダと化したサキエルの爪が電光石火の早業で彼女の腹部を貫いた 。
ロベルタは隙をつかれて敢え無く倒れ込んだ。
そして部屋の真ん中では激しいセックスを終えてマルティナとサムソンはノックダウンだ 。
「サキエル!そこにころがっているエルフ女から殺しちまえ!暴れられたら厄介な奴だ!」
男達が指示を出した サキエルの赤い瞳がこちらを見た。
彼女の瞳の奥に。 悲しみの色が見える気がつけば、赤い瞳から涙を流している。
「マルティナ姉さんお願い、、姉さんを傷つけなくないだ、、私を殺して、、改造されちゃった、もうダメ、あいつらの命令に逆らえないの、、。」
彼女の悲しげなつぶやきが聞こえる。
マルティナはヨロヨロと立ち上がった 。
「サキ、私はあんたを傷つける剣は持っていないよ。だから殺してなんて言わないで!一緒に頑張ろう!」
彼女は無防備に手を広げた。
「ふざけやがって何が一緒に頑張ろうだエルフ女め!殺してやれサキエル!マルティナをなぶり殺しにするんだ!」
マインドコントローラーを押すメテオ。サキエルは大きく翼を広げて矢ように羽を飛ばした。
「ああ、サキがんばるんだ、くっ!」
マルティナの体に次々とすると矢羽が突き刺さる。
彼女の体から血が溢れるそれでもマルティナはサキエルを見つめて言い続けた。
「サキ!そんな連中に負けるな!私がついてる ごめんな、助けてやれなくて。 」
サキエルの心の中で激しく悶えたマインドコントロールで体の自由がきかない、、なんとかこの呪縛を逃れなくては、、彼女は悩んだ。
必死に精神力で抵抗しマルティナへの攻撃を抑える。
それを見たテロリスト達はイラついた 気の短いメテオが叫んだ。
「めんどくせえからお前らまとめて俺のメテオで処分してやるぜ!」
半径5 M 以内に隕石を降らせる魔法!彼はメテオの魔法を発動した。
部屋の天井に 黒い未知の空間が生まれそこから、隕石が降り注いでくる。
体力を使い果たして、すでに傷だらけ、無防備なマルティナに当たれば致命傷は避けられないだろう。
その時、サキエルが動いた大きな羽を広げてミルコの前に立ち塞がったのだ。
「マルティナ姉さんは私が守るんだから!、グゥ、、痛い!痛いよぉ!ああ、ぎぃい!」
彼女の細い体、柔らかな羽を隕石のつぶてが砕いていく、羽を吹き飛ばされ、額に隕石が当たり血が溢れ体中にも隕石が当たって彼女の悲鳴が上がった!
「サキやめろ!そんなことしたら死んじまう!」
「いいの私は死んだって!マルティナ姉さん、ごめんね、、こんなことになっちゃって、こんな責任の取り方しかなくてごめんね 」
彼女は可憐な唇から血を吐いた。それでも盾になるのやめようとはしない
マルティナは状況を打破しようと頭を巡らした。 そして彼女の額に輝く赤いクリスタルに気がついたもしかするとあれがマインドコントロールの端末かもしれない 何とか隕石が途切れてくれれば、、あれを壊せるのに彼女は歯噛みした。
すると次の瞬間、圧倒的な筋肉の壁が彼女たちの前に立ちはだかった。
「百合愛は尊い!実に美しき行為!楽しいセックスをさせてもらったお礼だ!サムソン筋肉ウォール!」魔法騎士としての力を発動したサムソンが彼女たちの盾になった。
千載一遇のチャンスにマルティナは思い切って叫んだ。
「サキ、こっちを向け、 そう言うと彼女はサキを振り向かせて抱きしめた。そして強く彼女を抱きしめ唇を奪った 」
「マルティナ姉さん!んんんくうっっん、」
激しく唇を重ねて彼女の抵抗を奪う。そして彼女の額のクリスタルに手を伸ばす肉の奥に食い込んでいるがためらってはいられない 彼女はクリスタルをむしり取った。
彼女の額から血が溢れた。そしてサキは糸が切れた人形のように倒れ伏した。
「なんだこの鳥女、使えない。」
テロリストたちは狼狽した。マインドコントローラーの端末が切れたのだ。
マルティナは彼女が強く抱いてテロリストを睨み付ける。正直なところ体力が限界だ
。
「ぼろぼろのお前に何ができる!死ね!マルティナ!」
魔弾の射手ソゲキングが弓をつがえる。
当たれば必殺のソゲキングの矢がマルティナに殺到する。
しかしその矢はことごとく部屋の外から飛んできた白い矢に弾かれた
シビュレーの聖矢!ヒルダ ベルクローゼンが扉の向こうから射込んでいた。
「なんだ、クソ!マルティナの仲間か?」ソゲキングはなおも矢を放つ。
キューン!彼女の顔5ミリ横を矢がすり抜けても黒髪の美女は不敵な笑みを崩さない。
「なかなかの腕前ね。でも所詮は悪党!一矢入神の矢に叶うもの無し!
ヒルダが放った矢はソゲキングの右肩を貫いた。
「お前はテロリストくそ野郎だな?私が懲らしめてやるぞ!」
雪のような白い髪、トンガリ耳に青い色の瞳、狼族のコン コンコード伍長が踊り込む。
「クソ!まだまだ」短刀を抜くソゲキングを袈裟懸けに斬り殺すコン!
彼女の白い紙に真っ赤な血が降り注ぐ。
「お前らのような三下が抵抗するだけ無駄だ。降伏しろ!」
彼女は抜かりなくファイティングポーズをとりながらメテオに言った。
しかしメテオは薄笑いを浮かべた。なぜなら彼には切り札があったからだ。
「へへへ、どうかなこいつを見てもそう言ってられるかな!アグリッパ尊師に与えられた魔法石を使った俺の全心全力の巨大メテオ!こうなったらロゼリアタウンごと吹っ飛ばしてやるぜ!」
メテオの身体が球体となり空へ舞い上がる。遥か上空まで舞い上がるとまるで太陽のように真っ赤に燃えて落ちてきた。
アグリッパが与えた命を引き換えの自爆技だ。
はるか上空から落ちてくる隕石にさすがのマルティナもなすすべがない。
どうしたらいいか迷うマルティナ
その彼女に後ろから抱きついたものがいる。沙希だった。
「マルティナ姉さん、私が空までお姉さんを連れて行くからあいつを倒して!」
彼女は白い羽を真っ赤に血に染めてそれでも羽ばたいた。必死に羽ばたく姿は瀕死の白鳥のようだ。命を削るように懸命に羽ばたいて彼女は隕石に向かっていく。
そしてマルティナが呪文を唱える
「我が心中に賢く猛き者ども座せり、ある者は征伐の剣ととのえ、ある者は破邪の槍を磨き、ある者は聖なる弓をつがう、ある者は知略縦横にして敵の軍団をおさえ、ある者は支配の鎖を断ち切らん。心正し者の願いに応えて、今その力をここに顕現せよ!魔導騎士 マルマル!」
彼女が呪文を唱えるとヘキサゴンと剣の紋章が青い輝きを放ち彼女を包んだ。小豆色の制服が
脱げて光の中で彼女の裸身が躍る。そして腰と両足と両腕、そして胸元とお尻の露出の高いボディースーツが装着されその上に純白の鎧が纏われる!変身中は魔法の消費と引き換えに筋力と防御力が底上げされるのだ。
そして渾身の一撃!魔法力のすべてを剣先に込める、落ちてくる隕石、迎え撃つマルティナ達!
「隕石なんか!斬りとばしてやる!バスターソード」彼女の斬撃で隕石は爆散した。
激しい炎に包まれる2人。サキの白い羽が必死にマルティナの身体をおおった。
地面に着地するマルティナ、彼女の傍にはサキエルが倒れていた。飛び散った白い羽、彼女の足は炎に包まれた影響でひどい火傷を負っている。体中いくつも骨折しているようだ。このままでは彼女の命がない。
「こうなったらアグリッパの研究所を襲撃して、アグリッパに彼女を直させるしかない。」
しかしもう彼女もフラフラだ、それでも必死にサキエルを抱き上げて走ろうとする。そしてよろけて倒れそうになる。
「おいおいそんな体じゃ走るのは無理だよ。マルティナさん!」
黒田清隆がマルティナを抱き上げる。カ三式装甲馬車が外に横付けしてある。
死んだソゲキング記憶をシビュレーのヒルダが禁呪で読み取る。アグリッパのアジトがわかった
焼き玉エンジンがもうもうと煙を吐いて回りだす。猛烈な勢いで装甲馬車は走った。
アグリッパはその姿を見て狼狽した。
「愚民どもに私の研究を邪魔されるとは!いけ我が作品達!」
アグリッパは今まで違法改造して作り出してきたキマイラたちを放った。
ゴブリンと人間、オークとエルフ ドワーフとスライム ホビットとグレムリン リザードマンとサメ
人間のパーツつなぎ合わせた犬、彼らがうめき声をあげておそいかかってくる。
人間の形を止めないまでに融合させられた哀れな存在たち。
その数なんと130体!
「いっくよー獣神変!」狼族のコン コンコード伍長が白狼のリミットを解除して半獣の姿で
突入し嵐のような剣劇でキマイラたちを蹴散らしていく。
コンの圧倒的なスピードが数の差を凌駕していた。普段は愛玩ペットのようなかわいい彼女が今は野生の炎をぎらつかせながら戦場に踊っていた。
「どすこーい」ドゴーーーン!戦場に響く雷鳴。41式山砲を大山 巌一等兵がぶっぱなす!相撲取りのような巨漢だが大砲の扱いは繊細で正確だ。キマイラが数体まとめて四散する。
「コンには負けないんだから!」ヨハネシュトラウスが正確な銃剣術でキマイラ達を倒していく。
マルティナに遅れをとったがガン剣術は戦場でこそその威力を発揮する
「うわぁキマイラ、気持ち悪いよぉ」ダダダダダダ!スカート履いたら美少女にしか見えないホビットの美少年、マルコ フリューゲルは重機関銃でキマイラの群れをなぎ払っていく。
異世界に響き渡る近代兵器、人畜無害のマルコが引き金を引くだけで、生物兵器のようなキマイラたちがあっけなく倒されていく。
「サキエルさん頑張って!」看護兵のティア ティー 羊の獣人ふわふわで優しい女の子が懸命にヒールをかけてサキエルの命をつないでいる。
「尊師のもとにいかせるな!迎え撃て!」
研究施設の屋上からアグリッパの弟子たちがファイヤーボールで攻撃してくる。
「悪党どもには鉛玉をご馳走してやるわい」ターン ターン!
38式狙撃銃を背中に背負った古参の団 鬼八曹長が彼らを一人一人狙撃していく。
こうして彼らは施設内に突入した。
「それじゃぁお邪魔しまーす。」
入り口を開けると同時に待ち構えていた魔導士達が驚愕する。そこに待っていたのは巨大な魅惑のダイナマイトバディーだ。彼らは最後の光景に揺れる見事な乳を見た、
「ふふふ悪い子達にはお仕置きよ❤️」
97式機関銃と対戦車ライフルを構えた巨人族の優しいお姉さん ミュゼ ケッセルリンク
が圧倒的な火力で彼らをねじ伏せたのだ。
「クソ!こうなれば戦闘用オートマタを出せ!」
アグリッパの開発した戦闘用のオートマタが現れる。大型オートマタ10体!装甲を施した彼らは
調査兵団の火器でも十分にダメージを与えられない。
「ここ、ワタシ 引き受けます。」
メタリックブルーの髪、銀色の瞳、スレンダーな体にゴチックロリータの服が胸の膨らみをを際立たせている。アリア88の第一級魔導師、天才と言われたカンブリアマクガバンが評議会を謀って
作り上げたオートマタ。魔導と科学の結晶、 ニケヴィクトリア!彼女が戦闘用のオートマタをまるで木偶人形でも壊すように倒していく。
体格差のある相手を圧倒的するパワー!ホムンクルスの肉体に機械的強化を施した改造人造人間、その戦闘力は1人で軍隊並みと言われている。ゴスロリのスカートの中に隠したダブルソードを持ち、華麗な舞でも舞うかのようにオートマタを壊していく。
こうして彼らはアグリッパのアジトの奥に侵入する。
「こうなったら最後の切り札!フレイア❤️おじいちゃんを助けておくれ!」
アグリッパが培養槽の中の少女の封印を解こうと駆け寄った。
アグリッパの横を疾風のように駆け抜けたものがいる。
アーミターヴァ教国の18羅漢 第18位の騎士、エルマ ミシュラン
「悪党の切り札など切らせはしない!」エルマは一瞬の迷いもなく円筒形の培養槽を一刀のもとに両断した。最強の存在になったかもしれない美しいキマイラ、、不気味なうめき声をあげながらのたうち回る。培養液が溢れ美しい少女の形をしたそれは猛烈な悪臭を放つ湯気を出しながら、ピンク色の肉塊と女性のものと思える白骨を残して消えた。
「エルマ殿、恩にきる」
マルティナがボロボロの体で前に出て最後の気迫でアグリッパを押さえ込んだ。
「くそ魔導士!サキエルを治療しろ!今すぐ!助けなければ殺す!サキエルが死んだらお前を生まれてきたことを後悔するほどの拷問を加えて殺す!死ぬ気で治せ」
「わ、、わかった、そんな小娘1人のために、殺されてたまるか」アグリッパはブツブツ言いながら
回復培養液にサキエルをつけた。円筒形のカプセルの中で彼女の体が魔法の再生細胞よって癒されていく。
「3日もつけておけばなんとかなるじゃろう」アグリッパがいった。マルティナはホッとした。
しかしその彼女を物陰から二体のキマイラが襲った。全身黒い色をしたアグリッパ直衛の不気味なキュマイラだ。
「アグリッパ、貴様ぁ!」
円筒形のカプセルを守りながら戦うマルティナ。しかし彼女には反撃の力が残されていない
「ぐぎゃあああ」彼女の前でキマイラが鎖に縛られて動きを止めた。
「全くお前は感情で動くからついていくのが大変だ」アルカナナイトのロベルタが不機嫌にいった。
「サムソンスマッシュ!」もう一匹は駆けつけたサムソンに仕留められた。
この隙にアグリッパはその場から消えていた。
エピローグ
事件から3日が過ぎた。アグリッパ征伐隊のサムソンは別れ際にマルティナに求婚した。
「俺はお前が気に入った。俺の嫁になれ!もう貧乏な生活なんかしなくていいだろ。俺が一生お前を守ってやる。そして絶対に幸せにしてやる。アルカナ騎士筆頭のの言葉に嘘はないぞ!」大男の彼が緊張した面持ちでプロポーズしたのだ。
「あははは!サムソン騎士団長!確かにあんたはいい奴だ。女なら誰でもあんたにプロポーズされたらイチコロだよ。でも私は「ザ フール」馬鹿でへそまがりで行遅れのエルフ女さ。守られるよりも、誰かを守りたいんだよ。それにもっと広い世界を見てみたいんだ。」マルティナは答えた。
「うむ、「フール」の魂がお前にはあるようだ。「自分の魂の望むままに生きたい」がアルカナのフールの真意だったな。自分の道を貫いていく君は本当に美しい。でもいつかそのことに疲れたら俺のところに来ると良い。」彼は優しくマルティナを抱きしめて額にキスをした。
サキエル は命を取り留めた。ただ1つ彼女の額にはクリスタルを抜き取った赤い傷跡が残った。
「すまない サキ、女の子の顔に傷を残すようなことになってしまって、、」
マルティナはトンガリ耳をうなだれて謝った。
「マルティナ姉さん、私は許さないから、お嫁にいけなくなったら責任とってよね!珍しく彼女がきつい口調で言った。
「うん、私にできることなら何でもするから、、。」
マルティナは彼女への申し訳なさから身を縮めた。
「宜しい!それじゃ、マルティナ姉さんは私が成人したら、魔法騎士マルマルの従者として私を迎えること。今回の事件で私、せっかく闘えるようになったんだだから!私はマルティナ姉さんが好き。あなたのそばであなたを守っていきたいんだ」少女の大きな希望と夢。
その全てがいとおしくなってマルティナは彼女を抱きしめた。
「あはははサキエルはまるで私の守護天使だね、私は騎士、いつ死ぬか分からないし、お前を悲しませるかもしれないし、きっとこれからも貧乏だろうし、そんな私でもよければ、、、」
見つめ合う二人、やがて2人が唇を重ねた。
⭐️エピローグ
アルカナナイトのサムソン サミュエルとロベ ルターの紹介で黒田一行は魔法都市 アリア88への入城が許された。学級の都、中心地ブンキョー地区には大学のように名だたる魔導士の工房や塔が立つ並んでおり、その隣、ダンカー地区周辺には新進気鋭の者達の工房や私塾が並ぶ。そしてマジックアイテムの集まるキアハバーラ地区、ここにいるものはいずれも魔法の目利き達であり、地方都市の市場でみかける紛いものはここにはない。評議会は魔法騎士団の駐屯するエノウの山にある。
「これは面白い街だな、軍人などやめて貧乏学生としてここで一生暮らすのも悪くないな」
黒田が目を細める。
「コンはここはヤダよ。森も山もないから息が詰まっちゃう。」コンが黒田の二の腕に抱きつく
「黒田隊長と四畳半で❤️爛れた青春を、、うふふ❤️」
ヒルダは反対側の腕にぎゅうぎゅうとJカップの胸を押し付けている。
そして黒田一行はエノウの山にある評議会本部についた。
評議長の大魔導士 ベーノル アルフレッド 副議長のフクザー アワ や 幹事長 騎士にして魔導研究家のアイン アルシュタイン達が彼らを出迎えた。
「アリア88 の評議会の皆様、私は日輪兵団の黒田清隆少尉であります。私たちはカルザス辺境地帯で傭兵国家として勢力を拡充しています。このたびはアリア88と国交を樹立したいと参りました。」黒田は恭しく頭を下げ、圧延鍋や時計など様々な工業品を貢物として手渡した。
ベーノル アルシュタインはさらに大きく目を見開き、手に取った。
「これはすばらしい。精密にして頑健!魔法によるものか職人によるものかは判然とせぬが、高い技術の賜物であることだけは間違いがあるまい!アリア88 は学求の都、知識と実践には何よりも敬意を払うところだ。」
「ベーノル評議長!この者たちはアグリッパの部下たちや100匹以上の凶悪なキマイラ、戦闘とオートマタを10名足らずの小勢で蹴散らした剛の者でもあります。礫を飛ばす杖や爆炎を落とす大筒を持っています。」サムソンが言い添えた。
「サムソンそれは誠か?多少話を盛っているのではあるまいな?」フクザーアワが問う。
「フクザーアワ副議長、今回の話に限っては騎士団長の私は本当です。」
ロベルタが口添えした。
「ロベルタが言うならそれはほんとネ、マチガイないヨ、私はこの人たちとっても興味あるネ、アインはお付き合いしてもいいと思うヨ」
若干17歳の天才少女、糸目のスレンダーなアインが笑顔で言った。
「それでは商工通商条約と言う形で国交を結ぼうではないですか。そして秘密条項で防共協定も結んでおきましょう。ラーマ帝国の侵略、我がアリア88も頭を悩ましているのですよ」
ベーノルが裁可を下した。
「正式な文書は評議会とクロダの国の本国でするとして、とりあえず私たちで契約するネ。」
アインは自ら契約書にペンを走らせその後で契約書を黒田に差し出した。
「黒田隊長!これは魔法の契約書です。この契約書には条項を違えれば署名した人間が死亡する呪いがかかっています。」
ヒルダはペンを持ってサインしかけた黒田を止めた。
「ヒルダ、心配には及ばない。わが大日本帝国は建国以来、国の約束を破った事は無い。それは日輪兵団とて同じことだ。相手に信頼してもらうには自ら命をかけなくてはな」
黒田はためらうことなくペンを走らせた。
「あはは❤️クロダいい男ネ、仲良しになったプレゼントにニケ ヴィクトリアを人格ある1人の人造人間として承認し、大魔導士カンブリアの罪を抹消してあげる。クロダ達の仲間として好きに使うといいよ。」アインは笑った。
こうし彼らはアリア88の中心街に土地と館を与えられ物産のための店を開く事が許された。
「さあさあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい、ヨシフガガーリン閣下も愛用されているカルザス製薬の征羅丸!これで人民軍の兵士は長い戦でも腹を壊すものが1人もなく、ラーマの大軍を破った話はあまりにも有名だ。そしてもう1つはパブロン散薬!アーゼルハイドラドのマリーダハイドラド侯爵が真紅の海賊、シーナ リリーマルレーンを看病するときに使ったと言われる薬がこれだ!どちらも効き目確実!飲んでみればわかる名薬だよ!これが1瓶2シルバー!2本まとめて3シルバーのご奉仕だ!早い者勝ちだよ買ってけ!買ってけ!」黒田少尉が威勢の良い声で口上を述べる。
富山県の薬の行商人の家に生まれた黒田は商う商品を薬と決めていた。幅を取らずにそれでいて高価に売れる。彼が用意したのは征露丸のコピー品、「征羅丸」ラーマ帝国を征する気概を込めた。そのほか風邪薬のパブロン散薬や葛根湯なども準備した。
「ねえ、日輪印の圧延鍋とヤカン!オークが踏んでもこわれないよ!」
三角お耳をピコピコさせて愛想を振りまくコン コンコード伍長。
「日輪製のヘチマコロン、これさえ出れば殿方もイチコロですわ」
ヨハネ シュトラウスが高貴な美貌で寄ってきた女性客たちに購入を強制する。
大山 巌一等兵は相撲取りのような巨漢で商品の品出しにウロウロしている。
マルコ フリューゲル、ホビットの美少年は女性客を中心に化粧品を勧めていた。
看護兵のティア ティー 羊の獣人のおとなしい女の子が隊員たちの昼食を用意している。
お客さんが切れ目がないので炊き込みご飯ておにぎりと味噌汁を作っている。
古参の団 鬼八曹長はかわいい女性隊員の尻をチラチラ見ながら商品の袋詰めをしている。
巨人族の優しいお姉さん ミュゼ ケッセルリンクが大きなプラカードを持ってお客を集めていた。
彼らはゴブリン討伐の任務からずっと一緒のメンバーだ。どこか家族のような安心感がある。
「黒田少尉、アリア88に着くなり難事件を解決してしまうなんて、やっぱり素敵❤️」
月の神のシュビレー。ヒルダ ベルクローゼン が会計係をしながら黒田を見つめている。
鮮やかな黒髪に夜の色を宿した瞳、典型的なやまとなでしこを連想させるが胸は迫力のJカップだ。
「ヒルダ❤️コン❤️アリア88に来てからお前達と過ごす時間が増えて嬉しいな。部隊を率いていると部下の手前、なかなかそうはいかんからな」
黒田の言葉にヒルダは顔が真っ赤になった。コンは尻尾をフリフリした。
「隊長、今日はコンと一緒に寝てくれるよね❤️」コンが可愛らしくねだる
「あら、私と一緒ですよね隊長❤️」ヒルダが妖艶にさそう
「あははは、両手に花だな!今日は2人まとめて面倒みてやる!」黒田が豪快に笑った。