※この作品はR-18です。

異世界転生 南の島で玉砕間際の帝国陸軍が剣と魔法の世界へ転生したら   作:みなぽん

57 / 63
新生 ラーマ民主共和国 誕生!ユリアと鬼塚総統の新婚ライフとヴィヴィ アンタイオス❤️

ラーマ歴869年をラーマの歴史家 グレゴリウスはラーマがより高次元の理想国家としての脱皮を果たした年として言葉を極めて賞賛している。そしてその立役者は1人の少女の手によってなされたのである。

「我がラーマ帝国は今存亡の危機に陥れたブルータス将軍は我らが誅した。わが国を戦争と反乱の無限の連鎖に追い込んできた奴隷制度を我々ははここに捨て去ることを決意する。我らはブルータス将軍のクーデターのように、自らの私欲を満たすために立ち上がったのではない!我らが求むはただ一つ!自由なるラーマ!差別なきラーマ!民主主義国家としてラーマが反映していくことだ。奴隷制度を捨てる事は、富を捨てることではない。今まで以上の平和と富を約束するものだ。奴隷を賃金労働者へと転換するのだ!アルキメデスはアカデミアにおいて、その実践をし、生産効率が奴隷の時よりも上がることを立証した。これは雇用主である貴族、商人、市民にとっても損な判断では無いはずだ。そして今わが国の軍費の70%は奴隷の反乱の制圧に費やされている。この無益で愚かな死と破壊と浪費もこの改革を受け入れればなくなると約束しよう。元老院の賢人たちよ!市民達よ!奴隷階級から解放される人々よ!今日からこの国は帝国からラーマ民主共和国となる!ラーマの栄光に続く新たな道に共に手をとって、歩み出そうではないか!」

アーレスブルク宮殿のバルコニーでバルゴの十二神将ヴィヴィ アンタイオスは詰めかけた聴衆を前に新たなラーマの建国を宣言した。名門アンタイオス家の令嬢で祖母ヴィシュマはラーマ中興の祖、ユリウスカエサルシーザー神聖皇帝の姉にあたる。ヴィヴィは一見するとオートマタのような無機質な美しさを感じさせる少女だ。

金色の長髪を彼女のパーソナルカラーの赤と緑のリボンでおさげにまとめている。

瞳は赤と緑のヘテロクロミア、手足はすらっと長い。

愛用の武器は父から受け継いだ双剣アガートラーム だが格闘技も十二神将でトップクラスの力を持つ。

ヴィヴィは頭の良い少女だ、年若い娘でありながら、政略家のコーネリアスの政治と組織論をしっかりと把握している。それでいて、滲み出る彼女の誠実さと優しさが、人々を惹きつけるカリスマになっているのだ。

また彼女は勝利と同時に自らが帝位につく可能性については断固否定した。生涯、一人の十二神将として生きると宣言したのだ。絶対君主のいない完全な民主制は人々の戸惑いを招いたが。ヴィヴィの権力に執着しない潔さが市民たちの心に民主主義の真髄を伝える。何よりも見本となった。

もちろんすぐに民主的な国家ができるわけではない。ヴィヴィは1年間と言う期限付きで、新しいラーマの絶対統率者となった

彼女が短くも多忙な一年で真っ先にやったことはラーマ史上例のない大改革だった。奴隷制の廃止、貴族の自領を十分の一に減らし現金で国が買取り奴隷階級に借与し内乱を収め、そして外にあっては周辺諸国と電撃的な講和条約を結ぶことだ。

隣国のドルメキア帝国は奴隷解放を国是としており、価値観の共有ができたことで講和がスムーズに進んだ。

また、従来の属国についても、それぞれの王による自主独立を認め、希望するものは、ラーマ連邦の友邦国としての地位を与えた。同じくアンチラーマの逃亡奴隷国家ガガーリン人民国もラーマは正式に国家として認めて友好条約を結んだ。また彼女は最重要の国としてカルザス辺境地帯を日輪兵団の領土として割譲。正式に承認し友好条約と軍事同盟を結んだ。

 

また軍事の近代化を目指し日輪兵団大佐の志茂兵平を軍事顧問に迎え日輪製兵器の輸入と魔装兵団式装備の採用で新たなラーマ軍の発足を目指した。

 

ヴィヴィと肝胆相照らす仲のユリアの統べる東ラーマ共和国は実質的には日輪兵団の代理統治であり、ベルゲンのクラーラゼーゼマン公(サトクリフ王国、ルカシェンコ公国も併合)ギーミヤのレオのレオニダス テルモピュライ、マーヤターガのアクエリアスのミューズ ミューラー、アオリモツンガルシアのクリムゾン アンタレスらを臣下に強固な結束を誇っており、ユリアもヴィヴィもラーマの東西統合をすることを望まなかった。ヴィヴィがラーマ民主共和国を起こした翌年の870年に東ラーマ共和国は歴史から姿を消す。神聖皇帝 ユリア カエサル シーザーが日輪兵団の総統 鬼塚一貴と結婚し東ラーマの統治権を

禅譲したためだ。もとよりラーマ浄化のためのカウンターパートであり目的が達せられた今、ラーマは以前のような超大国でないほうが健全な発展ができるとユリアは考えたのだ。

日輪兵団の鬼塚総統はユリアを国の象徴とし、この国を公平なる太陽が照らす国!立憲民主国家 大日輪帝国と名付けた。

両国は互いを姉妹国とし講和条約を始め、自由貿易協定も締結した。

結果としてラーマに変わり大陸に強力な帝国が生まれることとなった。

 

ヴィヴィアンタイオスはこれらラーマ再生の偉業を革命の同志達と共にわずか1年やり遂げたのだった。

この一年後、ライブラのカッサンドラ、サジタリウスのアイリスは十二神将としての任務を続け、アリエスのジンは初代の西ラーマ国防軍の元帥となった。若き天才アルキメデスは奴隷制なき新たなラーマの思想的なリーダーとして政治学者として辣腕を振るう道を選んだ。ブルータスから寝返ったスキピオはヴィヴィ達の義挙の正当性を示す証人となったことで刑罰を免れた

ヴィヴィの後見者たるコーネリアスはラーマ議会を巧みに操縦し自らは大与党「ラーマ自由民主党」の領袖となり、議会の議長の席に治り新生ラーマの中核となった。

キャンサーのアストライア ブルーレインはヴィヴィ アンタイオスの勧めでラーマ警察機構のトップに就任した。

そして最大の功労者ヴィヴィは権力より自由を愛するヴィヴィはラーマ救国の英雄として国民の圧倒的な支持を受けながら十二神将の地位に留まった。ラーマ国民は彼女への感謝と親愛を込めてRama's Knight of Freedom 「ラーマの自由の騎士」の称号を与えて彼女に司法行政立法に独自に介入しうる超法規的権限を与えた。

彼女が自由の騎士としてラーマ国内と世界を漫遊し正義の味方、世直しの騎士として活躍するのはのちの話である。

こうしてラーマはあらたな平和と繁栄を手にしたのであった。

 

ラーマでの一年間の専制統治を終えたヴィヴィは情勢視察と称して、アーレスブルクを旅立った。中枢に残っていれば彼女の顔顔色を伺うものが多くいるという理由は表向きで、本音の所では久しぶりに自由な旅がしてみたかったのだ。

彼女が最初に選んだのは隣国となった大日輪帝国だ。国名を大日輪帝国に定めた日輪兵団は根拠地である軍都タバログに加えて

カルザス辺境地帯と東ラーマ地域の中間にある城塞都市ベルゲンを大規模開発して新たな拠点都市を設けた。

都市に面するベルゲ河は大ゴムール川と並ぶ大陸を南北に縦断する大河である。

 

カルザス辺境と接するこの流域の右岸には、早くから文明が発展し神聖ラーマ帝国の属国が多く存在しており、今回の大日本帝国建国によりその多くが傘下に収められ1つの経済圏を形成しつつあった。

そしてその経済の発展を後押ししたのが、日輪兵団の焼き玉エンジンの技術だ。これによって、陸運と水運の効率が格段に向上したのだ。

ヴィヴィはかつて牧歌的であった。ラーマの東北地方の変貌ぶりに目を見張っている。道路は舗装され、焼き玉エンジンで走る馬車が荷物や人を乗せて走っている。縦横に巡らされた上下水道はかつて不衛生だった地方都市を格段に衛生的な物へと変えていた。

「すごい!日輪兵団の技術とユリア陛下の政治力の賜物ね、私たちのラーマ民主共和国も頑張らなきゃ、こっちが田舎になっちゃうわ❤️」ヴィヴィは楽しげにつぶやいた。

日輪兵団はユリアのカリスマを東ラーマ地域を収めるために巧みに活用し、軍事は鬼塚が内政面は内務省統括の兎山美月が握っている。また、かつての十二神将達は近代的な日輪兵団の兵制を取り入れ新たな軍団を編成している。

「おうヴィヴィアンタイオス 久しぶりだな❤️」雑踏の中に紛れている彼女を目指とく見つけて声をかけてきたものがいる。

カ2式黒鉄四駆に乗ったかつての獅子座の十二神将 レオニダス テルモピュライだ。今は大佐として騎士団の近代化教育に邁進中だ。彼の四駆の後ろにはかつての騎士達がカルザス4式装甲馬車(戦車➕兵員輸送車)カルザス3式装甲馬車 (戦車)

カルザス2式装甲馬車(兵員輸送車)に分乗して付き従っている。

レオニダスの盟友のミューズミューラーはフリューゲルの特性を活かして空挺団を結成しもう訓練に明け暮れている。

カルザス1式戦闘機(隼 軽戦闘飛行艇)カルザス4式戦闘機(疾風 戦闘爆撃飛行艇)カルザス1式陸上攻撃機

カルザス1式輸送機などを装備した新設の部隊だ。

アオリモツンガルシアにいるスコーピオンの軍団も来年から近代化編成へと移行する予定だ。

「10年前が遠い昔のようだ、皆が新しい時代に心を躍らせて、新しい技術を身に付けていく。」

ヴィヴィはベルゲンの街頭で犬族の獣人の男の子が売っていた「新しいベルゲンの歩き方 狐宮書房刊」を片手にワクワクした。

ベルゲ河の心地よい河風に吹かれながらヴィヴィは待ち合わせで指定された食堂を探す。

アマゾネス達が経営する喫茶「甘ゾネス ベルゲン港通り店」でおしゃれなランチを食べた。これはどうやら朝日食堂の小日向が入れ知恵した物のようだ。美味しいケーキとおしゃれなカフェ飯をきれいに着飾ったアマゾネスたちが給仕している。

「戦うために生まれてきたようなアマゾネスでさえも、この街では穏やかで幸せな生き方ができるのね」

ヴィヴィはアマゾネスの店員に声をかける。

紺のバンダナに黒髪が印象的なつぶらな瞳の可憐な少女 ピンクのドレス アイラ レーミアだ。

「ええ、人は生まれながらにして自由に選ぶことができるんです。でもそういう生き方ができる場所ってこの世界でそんなに多くは無いですよね。私はユリア陛下も鬼塚総統も尊敬してます❤️」

街角の1人の少女のユリアへの暖かい評価がヴィヴィは我が事のように嬉しかった。

甘酸っぱいショートケーキをニコニコ顔で口に運びながら、彼女は河面を見る

その河を力強く遡上してくる貨客船がある。

 

それは帆による風力推進が主流の時代に帆も櫂もなくものすごい速度で航行していた。

船体の中央に煙突があり、もくもくと煙を吹いているのが、どうやらその推進力のようだ。

そのカラクリは焼玉エンジン 焼玉と呼ばれる鋳鉄製の球殻状の燃料気化器を兼ねた燃焼室をシリンダーヘッドに持ち、焼玉の熱によって混合気の熱面着火を起こし燃焼を行う原資的なレシプロ内燃機関であり、蒸気汽関よりも小型化が可能なことから、日輪兵団では、船舶や戦車、飛空挺にこの技術を多用している。

船の上には他国から流れてきたのだろうか、カルザス辺境地帯で開拓民を志す者や、ふんだんにあるベルゲンの土木工事で働くことを希望するものなどで溢れていた。

「今やこの国は自由を求める者たちの目指すべき約束の地となっているのね、ラーマ民主共和国もそんな国になれたらいいわね」物思いにふける彼女の前に待ち人が現れた。

「アンタイオスよ、久しいな、やっと新生ラーマも形になってきたようで余も嬉しく思うぞ」

純白のセーラー服に青のミニスカート、金髪を隠し黒髪のカツラを被り地元の女学生に扮したユリア カエサルシーザーその人だ。厳格とキュートが奇跡の融和を見せている。すらりとした足から丸みのある尻から腰への流麗な曲線は溌剌とした18歳の少女の可憐さを示し、彼女の長い金髪と気高い意志を秘めた青い瞳は思わず吸い込まれそうだ。奇跡的なDNAの積み重ねが作り出す特権階級ならではの超絶美少女だ。

「あ、、陛下、」

「陛下ではない!我のことはユーリと呼べ!我もお主をヴィヴィと呼ぶ❤️」

ユリアはヴィヴィの服装を見て少し不満そうだ。

「もっとかわいい服にすればよいものを、そのような冒険者のような野暮ったい格好ではせっかくの美しい金髪と瞳の色が台無しだぞ!」

「陛下の御前ですいません、、こざっぱりした無駄のない服が好きなので、、」ユリアは困った顔で答えるヴィヴィを見て嬉しそうに続ける。

「では!この余がコーディネートしてやろう!」そしてユーリことユリアはしゃぐようにヴィヴィの手を取り商店街に向かうのだった。

そんな2人が向かったのはアラクネ族の経営する洋服店「雲井洋服店」だ。

タバログで人気の店のベルゲン出店第一号だ。そのデザインは近代的で中世的なラーマの正装に比べて極めて軽やかで実用的だ。

(私たちも、封建的な時代の服装、文化を改めて行かなければならないわ)

「あ、、あの、陛下このような服は田舎者の私には似合わないかと」と及び腰のヴィヴィに構わずユリアが店内に入る。

「店主!この娘のコーディネートを頼むぞ」そして次々と服を選び出した。

店員のアラクネ達が手際良く次々に服を並べていく。そんな様子に唖然としているヴィヴィを試着室に押し込んで服を着せると外に押し出す。

今度は青のロングスカートで露出度はかなり低めだ。白いブラウスにベージュのカーディガン という清楚な装いだ。ユリアも満足げに頷く。

「うむ、清楚で美しいぞ!次に行くぞ」と今度は白いミニスカートをはかせる、上はピンクのブラウスにケープコートだ。

(うう、こ、これではとても戦えない)とヴィヴィは内心思ったがユリアチョイスでは文句が言えない。

そんな調子でユリアは次々に試着をさせる。薄手の白いブラウスの上にピンクのカーディガン そして白のキュロットスカートと白とピンクのまるで妖精のような可憐な姿だ。

 

「おお!さすがはヴィヴィ❤️何を着てもかわいいではないか!とても綺麗だぞ!やはり余が見立てた通りじゃ!」ユリアも満足げに大絶賛する。

「あ、ありがとう、、ユーリ、嬉しいです。」とヴィヴィはユリアの屈託のない笑顔を見て嬉しそうだ。

国の象徴などと言われて、政略結婚で宮殿に閉じ込められているかと思えば夫の鬼塚は寛容な男のようだ。

「ところでユーリ、旦那さんとはうまくいっているんですか?」(国の象徴と総統のカップリングなんてとても想像できないけど)ヴィヴィは問うた。

「うむ、あの朴念仁はな、軍務一辺倒で余のことなどさして気にもかけぬ。しかもいかに絶倫といってもクラーラ姉様も美月姉様もおるからのう、ちと不満があると言えば不満じゃ」ユリアは頰を膨らませながら言う。

思慮深いユリアが時に年齢相応の顔を見せる様子にヴィヴィはクスクスと笑う。

「でもこの国をここまで栄えさせたんでしょ?凄いと思うわ❤️」

「ふん!鬼いちゃんは優秀なのだよ!」とユリアもまんざらでもない様子だ。

そして2人は街を散策しながら買い物し、おしゃべし、時に珍しい食べ物などを食べて廻った。

ヴィヴィにとっては初めての体験ばかりでどれも新鮮だったが、中でも気にいったのは街の雰囲気だ。

獣人もドワーフもエルフも様々な亜人が人種の垣根を超えて交流している。人種による貧富の差もあまりないように見える。

「大東亜共栄圏、ミハルシャさん言っていた亜人が差別なく暮らせる楽土の理想は実現に近づきつつあるのね。

ユーリ、ラーマもこういう国にしたいわ!どうすればみんなが幸せに暮らせるのかしら?教えくれない?」

ユリアは少し考えて答えた。

「これは鬼いちゃんの受け売りじゃが幸せとは大きく3つじゃ!飢えぬこと、便利で安全であること、そして決定的に大切なのが教育だそうだ。人生を律する志と教養があれば人は人生を切り開いていけるのだそうだ。」ユリアが答えた。そして日輪兵団が領土の津々浦々で行っている初等教育について話してくれた。

時を忘れて2人で楽しく観光していると日が落ちかけてきた。

(あ、そろそろ宮殿に戻らなきゃ)ユリアは鬼塚に持たされた時計を見ると慌てて立ち上がる。

「ヴィヴィすまぬ、私はもう行かなくては、夕飯は余がつくる決まりなのじゃ、ヴィヴィも良かったら我が家に来るが良い。」ユリアはヴィヴィを誘う。国の象徴と総統の住まい、さぞや召使いに囲まれてと思うところだが、

鬼塚一貴はごくありふれた文化住宅を宮殿内に建てて暮らしているらしい。

ユリアはベルゲンの場外市場でイワッシと大根を買い、ヴィヴィをともなって家に帰った。

「そこでラジオでも聴いてまっておれ、余の手料理を馳走してやろう。といってもイワッシと大根の煮付けと大根葉と豆腐の味噌汁、米と漬物じゃがのぉ」あの皇帝ユリアが鼻歌混じりに台所に向かう様はヴィヴィにはとても幸せそうに見えた。しばらくして

「ただいま帰ったぞ」と鬼塚一貴総統が帰ってきた。

「鬼いちゃん、今日は懐かしいお友達を連れてきたよー!」ユリアが元気よく叫ぶとドタドタと玄関先に走った。

鬼塚にぎゅっと抱きつき、外套を受け取ると奥に招じ入れる。

「鬼塚総統!タバログ以来のご無沙汰です。ヴィヴィアンタイオスです。」

ヴィヴィは優雅な騎士の礼を鬼塚に取った。

 

「貴君の古今無双の活躍は聞き及んでいる。見事にラーマの政体をひっくり返すとはな❤️ヴィヴィ、タバログ要塞のベッドで俺に抱かれたユリアの一家臣の時とは違う。格段に成長したようだな」

軍服を脱いだ鬼塚は普段の冷徹で威圧的な雰囲気は少し柔らかいで見える。ユリアも神々しい皇帝のオーラよりも

愛らしい幼妻の雰囲気だ。

「鬼いちゃん!まずは夕食にしよう❤️今日は贅沢してカルザス酒造の日本酒もつけようぞ」

そう言うとユリアはてきぱきと料理の支度を始める。

豆腐屋から買ってきた絹ごし豆腐を水切りして適当な大きさに切ると鍋に入れ出汁を取る。その間に大根の皮をむき、イワッシを一口大に切って水にさらす。そして厚手の鍋に昆布を入れ火にかけたっぷりの鰹節を投入する。

しばらくしてイワッシと大根に火が通ったので鍋から取り出しておく。

絹ごし豆腐を入れた鍋はじっくり煮て、沸騰寸前で昆布を取り出す。

そしてお味噌入れて火を止めれば味噌汁の完成だ。

お米も炊きあがり、食卓には数々の料理が並ぶ、どれも美味しそうだ。ユリアがエプロンを外し席につくと「さあ!食べよう!鬼いちゃん」と言った。

ラーマではあまり米は食べないのだが、タバログ暮らしの長い鬼塚とユリアは米好きだった。

「うむ、頂こう」そして食事が始まる。

「おいひい!大根が甘ーい!」ヴィヴィがイワッシを食べて声を上げる。

「うむ、イワッシの旨味が大根にも染みて極上だ」鬼塚も味噌汁をすすりながら言う。

この国の最高権力者の食卓とは思えない、煮魚と白米に味噌汁という簡素な食卓だが2人ともとても嬉しそうだ。

食事が終わりユリアがカルザス酒造の銘酒「日輪」を熱燗で出してきた。ツマミはベルゲンでは安く買えるハッソクオオカブトガニの塩茹でと干しゴブリンだ。カブトガニは毛蟹のような味で旨く、緑色のゴブリン肉は甘辛い味付けがしてありカルザス辺境地帯ではおやつの定番だ。

「うむ、このカルザス地方のワインも旨いが銘酒「日輪」は格別じゃ」とユリアもご満悦だ。

和やかな食卓の後はその後風呂に入って寝る時間となる。

ヴィヴィが寝室に入りしばらくすると、夫婦の寝室からギシギシというベッドのきしむ音と少女のあえぎ声が漏れてくる。

「な、なに!?あの音、ユリア閉架と鬼塚総統が、、」

ヴィヴィは悶々とする。

(こんなことなら寝る前にホテルに帰っておけばよかった!)

鬼塚とユリアの甘い夫婦生活、彼女は足音を忍ばせて二人の寝所の襖隙間から中を見る。

ベッドの上で膝をついて立っている鬼塚、股間にはたくましいイチモツがイキリ立っている。

そのイチモツを前にユリアの妖精のようなしなやかな肢体がひざまづいてイチモツをしゃぶっていた。

「鬼いちゃん❤️ヴィヴィに聞こえちゃうよ」恥じらいながらもユリアはイチモツを桜色の唇に咥え、さらさらとした金色の長い髪を揺らしている。「ユリア、恥ずかしいか?だが、俺にはわかるぞ、お前もいつもより興奮しているな?」

鬼塚はイチモツをしゃぶり続けるユリアの頰をそっと撫でながら言う。

「ぷはっ!鬼いちゃんの意地悪❤️ねえ、ほしいよ鬼いちゃん」とユリアが可愛くおねだりする。

そしてイチモツから口を離すと四つん這いになり鬼塚に臀部を向ける。すると長い金髪がハラリと垂れ、少女の愛らしい尻とアソコが丸見えになる。

ユリアのお尻の穴はキュッとすぼまって可愛らしい。

 

ヴィヴィが来る前に鬼塚に弄ばれたのだろう、ぴったら閉じた愛らしい割れ目からは愛液が垂れ、形の良い小ぶりな乳房は乳首を固く勃起させていた。

(えっ!?なに?あんな恥ずかしい格好をして!ユリア様)

「いくぞ!」そういうと鬼塚はユリアをバックから貫くように挿入した。」

小さな尻を押さえつけて剛直を未成熟な体に捩じ込んでいく。ユリアの下腹部に刻まれた隷属烙印が怪しく輝きユリアを興奮状態にしていく。

「ひぅっ❤️ああん!き、いやぁ!鬼いちゃん激しいよ!」ユリアが悶える。

(あぁ、あの恥ずかしがり屋のユリア様があんな淫らな格好で、)

「いやじゃないだろう?お前の体は喜んでるぞ!いつもより締めつけてくる」

鬼塚はユリアの乳首を弄びながら言う。

小さな割れ目に鬼塚の大きな剛直が出入りし、パンパンという淫音が響く。そしてユリアの子宮を激しく突いたかと思うと今度は一気に抜くような動きに変わる。その巧みなテクニックに美しい少女はあえぎまくるしかない。

「あ、ああん!だめぇ!もうイッちゃう❤️」ユリアが絶頂を迎える。

「くぉ、ユリア!俺の子を産め!俺もいくぞ!」ユリアの絶頂と同時に鬼塚も限界を迎える。

そしてビュービューと大量の精液が小さな体に流し込まれる。

「ああ、いっぱい出てる❤️余は孕んでしまう」とユリアが嬉しそうに言う。そしてぐったりとして余韻に浸っている少女に鬼塚は優しくキスをした・・・・

「あふぅ!」とヴィヴィは熱いため息をつく。

(でも私より年下のユリア様があのように淫らな行為を、、)

「さて、どうやら覗きをしてるものがいるようだな」そう言うと鬼塚はそっと襖を開ける。

廊下には中を覗き込むヴィヴィの姿があった。

(あ!いけない私ったら!)と慌てて立ち上がろうとするヴィヴィだったがとっさに足腰が立たない。

「ふふふヴィヴィアンタイオスよ、あのタバログの夜のようにユリアと共に乱れたいと思ったのか?美しい客人をしっかり接待せねばいかんなぁ」鬼塚の手がヴィヴィの頰を撫で、そのまま強引に引き寄せて唇を合わせる。

そしてそのまま寝室に連れて行くと、ユリアはトロンとした瞳で鬼塚とヴィヴィを見ている。

「ヴィヴィったら❤️覗きなんていけないんだ❤️鬼いちゃんと一緒にいじめてあげる❤️」

(ユリア様!?なんて淫らな、でもすごく綺麗)

「さあ!ユリアよヴィヴィに乱れた姿を見せてやれ!」と言う鬼塚の命令に隷属烙印が妖しく輝きユリアはヴィヴィに覆い被さって来る。蒼い瞳とヴィヴィのヘテロクロミアの瞳が見つめ合い、東西の美少女が唇を重ねる。

「ベッドまで共してくれるとはヴィヴィは余の忠臣じゃの❤️」

ユリアがキスをする。さらに舌を絡ませるように貪るディープキスだ。

そして片手で胸を揉みしだき、反対の手はお尻を撫でるように這わせていく。

(あ!ああん❤️)と思わず声をあげるヴィヴィ

「これは覗きをしてたお仕置きじゃ❤️」とユリアが言う。

そしてユリアは一気にワンピースタイプの寝巻きを捲り上げ、ストッキングを脱がせるとショーツを引き裂くように脱がす。そしてヴィヴィの可愛い割れ目に指を這わせる。

「ふふっ、この淫乱騎士め❤️もうこんなに濡らしておるではないか?どうじゃ余の手つきは?」

ユリアの細い指が割れ目をかき回すとクチュクチュという淫靡な音が響く。

 

「ああ!ユリア様、もっと激しく!」とヴィヴィは腰を振ってねだる。

「ダメじゃ❤️これはお仕置きじゃからのう?素直にならぬ者に褒美はやれぬなぁ」ユリアが焦らすように指を離すとヴィヴィの割れ目から愛液が溢れ出る。

(あぁ、こんな!私ったらなんて恥ずかしい)と思いつつも腰を左右に振りさらなる快楽をねだるしかなかった。

一方鬼塚はそんな2人の姿を見ながら興奮している。

「鬼いちゃん❤️ヴィヴィのここ、もうトロットロだよ、犯してあげなよ❤️」ユリアがヴィヴィを抑えつける。

そして鬼塚のいきり立ったイチモツに頬ずりした。

「わぁ!すごいよ!鬼いちゃんの❤️」ユリアはうっとりとして鬼塚のイチモツを見つめている。

鬼塚の男性器に思わず凝視してしまうヴィヴィ

「さぁヴィヴィよ、足を開いて鬼いちゃんにおねだりするのじゃ」ユリアが促す。(あぁユリア様の命令なら逆らえない)ヴィヴィはゆっくり足を開く

「鬼塚総統、この淫らな騎士のおまんこ、犯してください❤️」とヴィヴィはおねだりする。

「うむ、素直ないい子だ」そう言うと鬼塚は一気に剛直を突き入れる。

既に濡れていたとはいえ、ヴィヴィの小柄な体に似合わず巨大な剛直が突き入れられていく様は圧巻だった。

そしてヴィヴィも鬼塚を喜ばせようと体を大きく仰け反り、ユリアの目の前で大股開きで剛直を受け入れていく。

「ああっ!すごっ!気持ちいい」ユリアはヴィヴィの乳首を指で弄んでいる。

「あっ、ああん!鬼塚総統、もっと突いて!」と悶えるヴィヴィの頰にキスをするユリア。

そんな二人の姿を視姦しながら鬼塚はさらに激しく腰を打ち付ける。

二人の美少女が乱れる様に興奮が収まらない。

「あ、すごい、、弱いところ、、突かれて私ったらまたイッちゃう」そう思った瞬間、鬼塚はヴィヴィの腰を掴み

情熱的に口付けをした。そして二人は絶頂を迎える。ヴィヴィの体は痙攣し、鬼塚の剛直をキュッと締めつける。

「いくぞ!」と鬼塚が言うとユリアはヴィヴィのヴァギナの中に射精した!

「んぐっ!んんんっ!出てる❤️いぐぅ、、いぐ❤️」とくぐもった喘ぎ声を上げるとキスをしながらヴィヴィは大きな絶頂を迎えたのだ。

(あぁ!こんな、私ったらユリア様に見てる前で絶頂するなんて)

激しいピストンで二人の結合部から泡立った白濁液が溢れる。

「あぁ、ヴィヴィったら鬼いちゃんのいっぱい出されたね。」とユリアはヴィヴィにキスをする。

ヴィヴィに覆い被さるユリアだが次の瞬間、鬼塚が彼女を後ろから抱き上げた。

「次はユリアの番だよ、可愛い淫乱少女皇帝の本性をヴィヴィに見てもらうがいい❤️」

鬼塚はそういうとヴィヴィに見せつけるように背面座位でユリアを貫いた。

「ああっ!鬼いちゃん❤️すごっ、あぁ、ヴィヴィが見られてるのに感じちゃう」とユリアは恥ずかしげに悶える。

鬼塚は串刺しにするように突き上げる

「あんっ!あふぅん!こんな恥ずかしい格好させられてるのにぃ」とユリアの下腹部にはハート型のタトゥーのようなものが明滅している隷属烙印が反応しているのだ。「ふふ、余の可愛いユリアよ!イクところをヴィヴィに見せてやるんだ❤️」鬼塚はそういうとユリアにキスをしながら激しく突き上げる。

結合部からは二人の混じり合った体液が溢れる。そして絶頂の時が来る。

「あぁん!鬼いちゃん、、イックぅ」とユリアが大きく叫んだ!「ユリア様!」ヴィヴィは思わず声をあげた。(あぁ!あの気高いユリア様が私の目の前で絶頂を迎えた、)

「いくぞ!ユリア!」と鬼塚が腰をぎゅっと押し付けてびゅーーーびゅーーーーと種付けした。

それと同時にユリアの幼い割れ目からは勢いよく潮が吹きだし、床を濡らす。そしてその飛沫はヴィヴィの顔にもかかる。

「あぁん、いっちゃったぁ」と余韻に蕩けるような表情をするユリアに鬼塚が口付けをする。

そしてゆっくりと剛直をユリアの割れ目から引き抜く。

「はぁ、はぁ、鬼いちゃんいっぱい出たね。鬼いちゃんの精子で妊娠しちゃう」とユリアが鬼塚ちゅっちゅとキスをする。

(あぁ!なんて淫らで美しいお二人なんだろう。)とヴィヴィは見とれた。

 

エピローグ

ヴィヴィは翌朝、鬼塚家の夫婦の寝室で目覚めた。ベッドの上に2人の姿は無い。。彼女が起きたときには鬼塚は、庭で木刀の素振りをし、ユリアは朝餉を手際よく整えていた。

「ヴィヴィ、昨日は余と鬼いちゃんの暮らし見てどう思った?」とユリアが尋ねると

「ユリア様!質素にしてそれでいて暖かく、心豊かで感動しました」ヴィヴィは答えた。

彼女の答えにユリアは満足したようだ。

「昨日、幸せは飢えずに快適にそして教養と志を持って生きることだと鬼いちゃんの言葉を伝えたが、私はそれだけではないと思う。夫婦の中に愛があれば、どんな環境であっても幸せは溢れてくるのだ。ラーマを追われ、隷属烙印を施され、日輪兵団の鬼塚総統の妻になった私を憐れむものもいるかもしれない、しかし、ヴィヴィよ、昨日お前が見たものが等身大の私達の暮らしだ。鬼塚は権力を握るものは誰よりも謙虚で誰よりも質朴の模範をしめさねばならないと考えている男だ。心から尊敬できる夫だと思っている。私の姿が幸せに移ったのであれば、ぜひそのことを民達にも伝えてほしい。」ユリアは極上の笑顔でヴィヴィを見送った。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。