やっぱ大当たりだね。
「さぁ……いっしょに」
「イヤでござる」
人質にされてるちひろちゃんを助けないと。
揺れ響く衝撃音。窓から青いおもちゃのロボット
みたいな顔が覗く。
「ドスコーイ!!!!」聞き覚えのある透き通る声。
まさか──
「遅れてごめんなり!」
Jackpot……大当たりだ。
「おねえちゃん──」レインの首を弾丸えぐった。
口から赤い水を垂れ流し、横へ倒れた。
ニセなべちゃんと加奈子ちゃんが
殴り合いはじめた。
わたしは伸ばす。レインが落とした銀色の
回転式拳銃を握るため。
銃声が四発、鳴り響いた。すぐにタイバーが
のぞけり両膝つく。ボクは背中から愛用の
マグナム・リボルバー、シルバー・サーペント
を抜き構える。
「これで終わりだと……思うなよ」
「そうだね」
タイバーの頭を吹き飛ばした。後頭部から花火が
あがり、脳漿と頭蓋骨片が床に飛び散る。
「レイン!!」ボクは床に倒れる娘へかけより
抱きあげ、ちひろちゃんと共にブリキ大王の
手のひらへ飛び移る。
大丈夫……大丈夫だ。信じろ。
絶対にレインは死ぬワケがない。
信じろ。自分の娘を信じろ。
あれから数年。東京で暮らすようになって
わたしもだいぶ変わった。
「おねえちゃん~」レインはやっぱ、無事で
数ヶ月だけ入院した。何事もなく過ごしてる。
ヂリリリンと電話が鳴って要る。ネクタイを巻く
腕でがさつにこう名乗った。
「はい
ご融資の件ですね、問題ありません」
「居留守つかってんじゃねぇよ! コノヤロウッ
!!!!」
ウシジマ社長の金融会社で、わたしは働いてる。
白のYシャツと黒パンツに身を包み
今日も
向かう。
「どんな奴隷くんかな?」
「わかんないや。ちゃんと返してくれる人だと
いいけど」
「ないない~滞納するようなヤツだから、
とんだカスよ」
わたしはこの手を離さないだろう。この子は
小さな身体で、わたしを護ってくれた。
今度は……
「逃げれると思ってんの?」
わたしが守ってみせる。
「行くぞ。オラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ご愛読ありがとうございました!
アンデッド先生の次回作、期待しないでください!!