ここは我々人類最後の砦、人理継続保証機関フィニス・カルデア。
そして僕は、皆さんご存知「人類最後のマスター」こと「藤丸立香」その人だ。
わけあって人類史を守る戦いをしている最中なんだけど...
まぁ、そこら辺のごちゃごちゃした事情は一旦置いておいて。
それよりも今のカルデアは、所謂イベントとでも呼ぶべき大変な事が起きているのだ。
「うーん。やっぱり先日改修した英霊召喚システムだけど...本来私達の世界線とは交わる筈のない、まったく別の世界とも繋がっちゃったみたいなんだよね...」
ははは...と、その大変な事を軽めに報告してくれたのは、我がカルデアの技術開発部部長を務めるレオナルド・ダ・ヴィンチ。
彼、というよりその身体は彼女なのだが...これもまたいちいち説明するのは面倒くさい。
要は変態なのだ。
「すごいザックリとした上に棘のある要し方をするね、マスター君」
ついでに、よくたまにこちらの心を読んでくるときた...
「それより先輩!「本来交わることのない」というのは、いったいどういった意味なのでしょうか?」
と、軽い感じのダ・ヴィンチちゃんとは別で真面目に質問をしてくるのはデミ・サーヴァントであり後輩のマシュ・キリエライト。
現在カルデア唯一の癒し枠だ。
「おっ!いい所に目をつけるねぇ....!まぁ、簡単に言うと我々の住んでいるこの世界の過去の歴史にも、これから訪れる未来にも決して存在しない、完全に別の世界の英霊を召喚できるようになってしまっているってことなんだけど.......うーん、だけどこれは口で説明するよりも実際に試したほうがわかりやすいんだよねぇ」
てな訳で早速召喚してみてよ、と...
軽いなー、相変わらずの軽さだなー
結構すごいこと起きているんだと思うんだけどなー
まぁ、準備するけど
「それじゃあ準備が整いました、それでは先輩お願いします!マシュ・キリエライトいつでもOKです!」
てなわけで、ものは試しだ。
結構軽いノリで決まったが早速英霊を召喚してみよう。
「さてさて、鬼が出るか蛇が出るか...楽しみだねぇ」
くくく...と悪い笑みをこぼすダ・ヴィンチちゃん。
やっぱり変態じゃないか。
「それじゃあ始めたまえ」
ダ・ヴィンチちゃんの合図が入る。
コホン、と軽く咳払いをし手をかざす。
素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。
四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。
閉じよみたせ。閉じよみたせ。閉じよみたせ。閉じよみたせ。閉じよみたせ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する。
告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
誓いを此処に。
我は常世総の善と成る者、
我は常世総ての悪を敷しく者。
汝 三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!
突如として視界が強い輝きにより眩み、思わす反射的に目を背け、片腕を顔を守るように出してしまう。
「...........来ます!サーヴァントです!!」
マシュの言葉と共に視界が晴れる。
そこに現れたのは.......
「サーヴァント・ルーラー。水の女神アクアよ!称えなさい!!ほめてほめて甘やかしなさい!」
美しい水色の長い髪に瞳、
青を貴重とした少しでも腕を動かせばその綺麗な腋が丸見えになるノースリーブ。
またもや少しでも動けば下のものが見えてしまいそうなほどのミニスカートという......
女神という割にはかなり露出度高めな衣装に身を包んだ美少女が、そこには佇んでいた。
いきなりルーラーだと!?
水の女神アクアといったか。
随分と初めましての挨拶から態度のでかい...
いや、神ってのはだいたいこんな感じなのかな。
「ルーラーのサーヴァント!?しかも女神といったか!?いきなり神霊級のサーヴァントが出てくるとは......!」
ダ・ヴィンチちゃんも驚きの様子。
「それに彼女、水の女神アクアと名乗られましたね。水神といのは基本的にどこの神話にも出てくるポピュラーな神様ですが、女神アクアというのは........」
「ローマ、北欧、ギリシャ、ケルト、メソポタミア、その他の主要な神話にも出てこないまったく別の神話形態の存在ということになるのかな.....」
マシュとダ・ヴィンチちゃんも早速名前から
完成度 40%