妖精さんのいるリフレ 作:七花
ビクンっとはねた俺のペニスに、涼音ちゃんが反応する。
「ひゃっ。な、なんか、お尻のところでもぞっとしたよ?」
いったいなに?という表情でこちらを見てきた。
「……サイテー」
彩音ちゃんがジト目になった。
いや、だって仕方ないだろ。
き、君たちと、え、エッチなことができるかもしれないんだから。
俺が照れ隠しに笑うと、彩音ちゃんがやれやれと肩をすくめた。
「ついさっきも言ったけど。女の子が同意しない限り、できないんだからね」
「わ、わかってるよ」
「それで。今日はどうするの? 上半身コース? 下半身コース?」
「うーん、そうだなぁ」
俺はちょっと考える。
これはあれか。
リフレを通して、ちょっとづつ仲良くなっていけってわけか。
それ以外にルートはなさそうだな。
「そ、それじゃ、上半身コースの30分で……」
とりあえず急にガツガツいかず、上半身にすることにした。
「ふぅん」
彩音ちゃんが値踏みするように俺を見る。
「ま、いいわ。それじゃ私が担当でいい? 奥の部屋に来て」
「あー、彩音ちゃんずるーい」
「「え?」」
突然のブーイングに、俺と彩音ちゃんの声が重なる。
俺のお膝の上に乗っていた涼音ちゃんが、ほっぺを膨らませていた。
「彩音ちゃん、おにーちゃんのマッサージは涼音がやる~」
はいはーいと元気に手を挙げる。
そのたびに俺の股間でちっちゃなお尻が動くものだから、ほど良い刺激にまた勃起しそうになる。
「涼音、あなたまだお客さん取れないでしょ?」
「うぅぅ、でもおにーちゃんになら涼音できるもん」
ん?
涼音ちゃんはまだお客さんとったことがないのか?
ってことは、処女?
そもそも、すごく無垢な雰囲気がしてたわけだけど、もしかして本当にそうなのかも。
俺がそんなことを考えていると。
「じぃー」
涼音ちゃんがいつの間にか、俺と向かい合う体勢になって俺をみつめていた。
「おにーちゃん、涼音じゃダメ?」
うぅぅ、断りにくい。
っていうか、俺的には涼音ちゃんでそもそもオールオッケーなわけで。
「いや、むしろ涼音ちゃんにしいてほしいかも」
そういうと、涼音ちゃんがぱぁっと笑顔になった。
「やった! 彩音ちゃん、おにーちゃん涼音で良いって言ってるよ」
「許可を出すのは私なんだけどね」
はぁとため息を一つ。
彩音ちゃんが俺の目を見据えた。
「お兄さん、名前は?」
「え、えと、矢島祐一だけど」
「そう。じゃ、祐一さん。これだけは心得ておいてね。涼音はまだお客さんをとったことがないの。というのも、涼音自身が嫌がっていたからよ」
「え、そうなの?」
俺が思わず涼音ちゃんを見ると、涼音ちゃんは照れくさそうにうなづいた。
「このお店は、基本的に女の子の自由意志を大事にしてる。嫌がっている子を無理やりってのはさせないわ。でも、いつか涼音もお客様を取らなきゃいけない。……涼音自身が選んだのだから、あなたにそれをまかせてもいいと思う。でも」
びしっと俺を指さした。
「せっかく選ばれたんだから、涼音を悲しませるようなことはしないでね」
それは、無理やりはするなって意味かな。
俺はうなづいた。
「もちろんさ。その点はちゃんと気を付ける。誓うよ」
「いいわ。わかった。それじゃ、許可します」
「やったー!」
涼音ちゃん、大はしゃぎだ。
「あのねあのね、おにーちゃんに頑張ってご奉仕するね」
ご奉仕の意味わかってるのかなぁ。
「祐一さん、コースは私が決めるから」
俺の内心を読んだかのように、彩音ちゃんがジト目になった。
「初めてだから、上半身10分。それと、ハンド10分と、ヘッド10分ね。合計30分よ」
え?
むしろ盛りだくさんだな、と思ったんだけど、まぁきっと彩音ちゃんなりの考えがあるのだろう。
「が、頑張るっ!」
涼音ちゃんが、気合たっぷりにガッツポーズをした。
(つづく)