※この作品はR-18です。

妖精さんのいるリフレ   作:七花

2 / 7
2

ビクンっとはねた俺のペニスに、涼音ちゃんが反応する。

 

「ひゃっ。な、なんか、お尻のところでもぞっとしたよ?」

 

いったいなに?という表情でこちらを見てきた。

 

「……サイテー」

 

彩音ちゃんがジト目になった。

いや、だって仕方ないだろ。

き、君たちと、え、エッチなことができるかもしれないんだから。

俺が照れ隠しに笑うと、彩音ちゃんがやれやれと肩をすくめた。

 

「ついさっきも言ったけど。女の子が同意しない限り、できないんだからね」

「わ、わかってるよ」

「それで。今日はどうするの? 上半身コース? 下半身コース?」

「うーん、そうだなぁ」

 

俺はちょっと考える。

これはあれか。

リフレを通して、ちょっとづつ仲良くなっていけってわけか。

それ以外にルートはなさそうだな。

 

「そ、それじゃ、上半身コースの30分で……」

 

とりあえず急にガツガツいかず、上半身にすることにした。

 

「ふぅん」

 

彩音ちゃんが値踏みするように俺を見る。

 

「ま、いいわ。それじゃ私が担当でいい? 奥の部屋に来て」

「あー、彩音ちゃんずるーい」

「「え?」」

 

突然のブーイングに、俺と彩音ちゃんの声が重なる。

俺のお膝の上に乗っていた涼音ちゃんが、ほっぺを膨らませていた。

 

「彩音ちゃん、おにーちゃんのマッサージは涼音がやる~」

 

はいはーいと元気に手を挙げる。

そのたびに俺の股間でちっちゃなお尻が動くものだから、ほど良い刺激にまた勃起しそうになる。

 

「涼音、あなたまだお客さん取れないでしょ?」

「うぅぅ、でもおにーちゃんになら涼音できるもん」

 

ん?

涼音ちゃんはまだお客さんとったことがないのか?

ってことは、処女?

そもそも、すごく無垢な雰囲気がしてたわけだけど、もしかして本当にそうなのかも。

俺がそんなことを考えていると。

 

「じぃー」

 

涼音ちゃんがいつの間にか、俺と向かい合う体勢になって俺をみつめていた。

 

「おにーちゃん、涼音じゃダメ?」

 

うぅぅ、断りにくい。

っていうか、俺的には涼音ちゃんでそもそもオールオッケーなわけで。

 

「いや、むしろ涼音ちゃんにしいてほしいかも」

 

そういうと、涼音ちゃんがぱぁっと笑顔になった。

 

「やった! 彩音ちゃん、おにーちゃん涼音で良いって言ってるよ」

「許可を出すのは私なんだけどね」

 

はぁとため息を一つ。

彩音ちゃんが俺の目を見据えた。

 

「お兄さん、名前は?」

「え、えと、矢島祐一だけど」

「そう。じゃ、祐一さん。これだけは心得ておいてね。涼音はまだお客さんをとったことがないの。というのも、涼音自身が嫌がっていたからよ」

「え、そうなの?」

 

俺が思わず涼音ちゃんを見ると、涼音ちゃんは照れくさそうにうなづいた。

 

「このお店は、基本的に女の子の自由意志を大事にしてる。嫌がっている子を無理やりってのはさせないわ。でも、いつか涼音もお客様を取らなきゃいけない。……涼音自身が選んだのだから、あなたにそれをまかせてもいいと思う。でも」

 

びしっと俺を指さした。

 

「せっかく選ばれたんだから、涼音を悲しませるようなことはしないでね」

 

それは、無理やりはするなって意味かな。

俺はうなづいた。

 

「もちろんさ。その点はちゃんと気を付ける。誓うよ」

「いいわ。わかった。それじゃ、許可します」

「やったー!」

 

涼音ちゃん、大はしゃぎだ。

 

「あのねあのね、おにーちゃんに頑張ってご奉仕するね」

 

ご奉仕の意味わかってるのかなぁ。

 

「祐一さん、コースは私が決めるから」

 

俺の内心を読んだかのように、彩音ちゃんがジト目になった。

 

「初めてだから、上半身10分。それと、ハンド10分と、ヘッド10分ね。合計30分よ」

 

え?

むしろ盛りだくさんだな、と思ったんだけど、まぁきっと彩音ちゃんなりの考えがあるのだろう。

 

「が、頑張るっ!」

 

涼音ちゃんが、気合たっぷりにガッツポーズをした。

 

 

 

 

(つづく)

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。