妖精さんのいるリフレ 作:七花
おっかなびっくりに、涼音ちゃんが俺の背中に乗った。
軽いなっていうのが第一印象だ。
ほとんど背中に重みを感じない。
背中にかけられたバスタオル越しとはいえ、涼音ちゃんのパンツと俺の背中が触れているのだと思うと、ドキドキする。
「そ、それじゃおにーちゃん、マッサージ始めるね」
「お、おぅ」
なんか、おもわずそっけない返事をしてしまった。
「んしょ、んしょ」
涼音ちゃんが一生懸命に、俺の背中を指で押してくれる。
そのたびごとに、背中に乗っている涼音ちゃんの股間が、俺の背筋にもぞもぞと当たる。
否が応でも意識してしまう。
こんなにも無垢で幼い涼音ちゃんにも、大切な場所……ワレメがあるるのだということを。
もちろん、涼音ちゃん自身はわざと股間を押し当てているわけではない。
ただただ純粋に、俺の背中を指圧しようとしてくれているだけだ。
でも、一生懸命押そうとすればするほど、少女の割れ目が、俺の背筋に当たる。
俺は、そのことを意識してしまう。
正直な話、俺は、女の子とエッチしたことがまだない。
だから、女の子の割れ目がどんな風になっているのかを知らない。
だけど、涼音ちゃんの大切な部分が、下着越しとはいえ、俺の背中に触れていることははっきりと分かった。
「おにーちゃん、気持ちいい?」
涼音ちゃんの可愛らしい問いかけ。
多分そこに、性的な意味合いは含まれていないのだろう。
だからこそ、背徳感に俺は興奮した。
ベッドに押し付けたペニスが、跳ねるように膨らんでくる。
あぁぁぁ、だめだ。
いやらしい気持ちが止められない。
彩音ちゃんが言っていたじゃないか。
涼音ちゃんが嫌がることはするなって。
俺はこの時点で、涼音ちゃんに無理やりエッチなことをしたいとは思わなくなっていた。
もちろん、可愛い涼音ちゃんにエッチなことはしたい。
してもらいたい。
でも、涼音ちゃんを大切にしたい。
今日、無理にエッチなことに持ち込みたくはない。
なのに。
股間の熱は止まらない。
「はぁはぁ」
俺は無意識に、息が荒くなってしまっていたらしい。
「おにーちゃん、だ、大丈夫?」
気が付くと涼音ちゃんが、俺を心配そうにのぞき込んでいた。
くりくりとした大きな瞳が、すぐ目の前にあった。
ダメなのに、俺はさらに興奮してしまう。
「だ、大丈夫」
なんとかそう答える。
「ほ、ほんとう?」
涼音ちゃん、いい子だなぁ。
俺のことを心配して、本当におろおろしてくれている。
「で、でもおにーちゃん、なんだか苦しそう。えっと、えっと、息苦しいときは……そうだっ」
ぽんっと手を打った。
「おにーちゃん、うつぶせだから息苦しいのかも。上を向いて?」
俺は興奮しすぎて思考能力が落ちていたのかもしれない。
涼音ちゃんの提案に従い、仰向けになった。
その結果。
ギンギンに勃起したペニスを、ズボン越しとはいえ、涼音ちゃんに見せつけることになってしまった。
「ふぇ!?」
明らかに盛り上がっている股間を見て、涼音ちゃんが真っ赤になる。
し、しまった。
でも、おさまりなんてつくはずがない。
「ふやぁぁぁぁ」
もじもじとしながら、俺の股間のふくらみを見つめる涼音ちゃん。
恥ずかしそうにしているってことは。
これが、どういうものかわかっているのだろうか。
俺は、心臓が止まりそうなぐらいの気分だった。
真っ赤になった涼音ちゃんが、ちっちゃな掌で顔を覆う。
でも、指の間からちらちらっと俺の股間を見つめている。
きょ、興味あるんだ。
俺の股間に。
そう思うと、さらに興奮が増した。
ってダメだダメだ。
俺は何を考えてるんだ。
純粋な涼音ちゃんに対してそんなエロいこと……って、えぇぇぇ!?
気が付くと、涼音ちゃんがお連の股間にお顔を近づけていた。
サラサラの髪がふわりと、俺の太ももに触れている。
形のいい鼻梁を股間に近づけて、すんすんと匂いをかぐ。
ちょ、ちょっと涼音ちゃん?
「ふぁっ。これがおにーちゃんの匂い」
うっとりするような声でささやいた。
その幼い声が、妙になまめかしくて。
俺は頭の中が沸騰する。
「す、涼音ちゃん。駄目だよ、そんなことしたら」
何とか理性を保ち、俺は涼音ちゃんの肩を押しやった。
けれども、涼音ちゃんはぽぉっとした赤い顔で、まるで夢見るように言った。
「だめなの? どうして?」
可愛らしく、こてんと首をかしげる。
「どうしてって。だってその、股間は、汚いところだから」
自分でもなんなんだその言い訳はと思うのだが、そんな言葉しか出てこなかった。
「んー」
涼音ちゃんはちょっと考えてから、笑顔になった。
「あのね、あのね、おにーちゃんのおまただから、涼音、ちっとも汚いって思わないよ?」
あぁぁ、だめか。
「あ、あのね。涼音、ちゃんと知ってるよ?」
「知ってるって?」
「おまたに、〝おちんちん〟がついてるんでしょ?」
ちょっと照れたのか、おちんちんという単語の部分の声が小さくなった。
というか、涼音ちゃんのお口が卑猥な単語を発音するなんて。
「お、おちんちんって、おしっこするところで。だから汚いって、ちゃんと知ってるの。で、でも」
ちらちらっと。
赤い顔で俺のことを見る。
「おにーちゃんのおちんちんなら、平気」
そんなこと言われたら。
もう、拒否できなくなる。
俺は、頭が真っ白になる感覚を覚えながら言った。
「そ、それじゃぁ、涼音ちゃんは。俺の〝ちんちん〟どうしたいの?」
「あぅ……」
どうしたい?と自主性を求められたからだろうか。
恥ずかしそうにもじもじとしながら、はにかんで、つぶやいた。
「えっと、あのね? さっき、おちんちんのにおい嗅いだら、ドキドキしたから。も、もっと、クンクンしたいです……」
涼音ちゃんの頬は、熱を帯びていて。
まるで、発情した雌のような雰囲気があった。
幼い、天使のような無垢な少女に、発情した雌の色合いが混じる。
その至高のブレンドが、俺を否応なく興奮させる。
俺は、熱に浮かされたように言った。
「わかった。それじゃ、涼音ちゃん。俺はここでじっとしてるから。涼音ちゃんのしたいようにやってみて」
「…………う、うん」
こくり、と涼音ちゃんがうなづいた。
仕事の都合でなかなか書く時間がとれず、短くなりましたが、次話はしっかりと長くしたいです。