外科医エリーゼ、エリーゼ・ド・クロレンスです。
調べた時にアニメ化してて、ちょっとびっくりした作品。
いつものとはちょっと違う雰囲気を目指して書きました。
出産などわりと悪趣味なものもあるので、苦手な方はブラウザバックを。
では、どうぞ。
「あなたは必ず……また────」
「ハァ……♡あっ……♡あっ……♡」
ブリチア帝国の片隅にある、小さな診療所。
治療の声が響くはずの静かな場所で、どこか艶を帯びた息遣いが、かすかに漏れていた。
それは苦しむ患者の呻きとは明らかに異なる、甘く、とろけるような、淫靡な響き。
この場所には、あるはずのない音だった。
(こんなこと……止めなきゃいけないのに……♡)
こんなこと間違ってる。
そう理性で分かっていても止められない衝動。
あの時の言葉が真実を得ていたように、彼女は止まれない。
そんな濁流のような感情に呑まれてしまっている女。
エリーゼ・ド・クロレンス。
エリーゼの愛称で呼ばれるクロレンス侯爵家の長女である。
「ハァ……♡あっ……♡あっ……♡」
エリーゼは今、診療所のベッドに腰を下ろし、はしたなくも長いスカートの中へと腕を差し入れていた。
そう、侯爵家の淑女たる彼女が、自らを慰めているのだ。
しかもここは、誰かがいつ入ってくるかわからない、診療所の一室。
とても、正気の沙汰と思えない。
(足り……ない……♡)
事実、エリーゼは正気とは呼べない状態にあった。
そもそも何故、彼女がこんなことをしているのか。
それは、一月ほど前のこと。
始まりは、あの日。
あの夜、すべてが壊れたのだ。
「んふぶううぅっ!?♡ はぶうぅ!♡ ん ごぉおおおっ!!♡♡♡」
端的に事実を告げるならば、野戦病院に務めていたエリーゼはあの日、賊の襲撃により連れ攫われてしまった。
言うまでもなくエリーゼのような見た目麗しき令嬢が攫われたなら、待っているのは一つしかない。
エリーゼは賊により陵辱の限りを尽くされていた。
「うぶぇえぇぇぇぇっ!♡♡ んうぅぅぅぅぅ!!!♡♡」
「あ〜マジで気持ち良いぜ」
「まんこも口も最高だな!」
無残に裸へと剥かれたエリーゼは、悲鳴も懇願も届かぬまま、穴という穴を賊たちに貪られていた。
処女であった秘所も、キスもまだだった口も、全ての人生で未経験だったアナルも。
全てが奪われ、犯された。
だが、それすら、彼女の崩壊のほんの一歩に過ぎなかった。
「やはりその娘が一番人気ですか」
「ボス!」
「おご……♡」
突如響いた声にエリーゼを犯していた男たちが動きを止める。
皆、現れた一人の男の方を向いてはいるが、唯一、動けないまま挿入され続けているエリーゼは、まるで操り糸の切れた人形のように、男たちの間でぶら下がっていた。
「あぁ続けて良いですよ。私は経過観察に来ただけですから。分量を間違った方は向こうで壊れてしまったのでね」
「わ、分かりました……」
「へへっ、じゃあ遠慮なく……」
「ふごっ!♡ んぶぅううっ!♡」
上流階級を匂わせるボスの登場で一度止まった陵辱が、何事もなかったかのように再開される。
口を塞がれたまま、秘所を突かれ、エリーゼの身体はされるがままに揺さぶられ、呻き声すら、喉の奥に押し込まれる。
だが、それはただの陵辱ではなかった。
「んうううう!♡ おぶっ……!♡ ぶひゅっ!♡」
「それで、この娘は何回気をやりましたか?」
「へいっ、4、5回は……あ、いえ! 4回です!」
先ほどまでエリーゼを犯していたため肉棒丸出しという格好ながらも、ボスに報告する男。
そう、エリーゼは男たちに陵辱される中、なんと4回も絶頂に達してしまっていた。
だが、それは、エリーゼが望んでいたわけではない。
「4回。悪くはないですね。あの薬の濃度はあれくらいが丁度いいですか……」
エリーゼは、狂わされていたのだ。
女たちを攫い、人体実験を繰り返す、ボスと呼ばれたその男が使った、媚薬のようなクスリによって。
「続けなさい。しっかり経過が見たいのでね」
「へい……! そのままたっぷり可愛がってやれ!」
「んぐふぅううっ!♡ ぐっふ……!♡ ぐびゅっ!♡ じゅぼっ!♡ ごぎゅぅうううっっ!!!♡♡♡」
ボスの希望を叶えるため、男たちの腰の動きが加速する。
もはや完全にオナホ同然の扱いだが、そのことに怒りを覚えることすら出来ないほど、今のエリーゼは発情していた。
「おっ♡おっ♡おっ♡んおぉっ♡おぉ〜〜〜ッッ♡♡♡」
「ははは! またイキやがったぞ!」
そしてまた、限界を迎える。
今日だけで5回目の絶頂に達するエリーゼの秘所からは潮が吹き出し、男たちは歓喜していく。
しかし、これで終わらない。
もっと深い奈落が、エリーゼを待っているのだから。
「休まずどんどん犯してやれ! ボスの希望だからな!」
「んごぉっ!?♡ おっ♡おっ♡おっ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡」
再び始まった陵辱。
それは何処までも終わりはしない。
その夜、エリーゼは最終的に数十回にも及ぶ絶頂を味合わされることになった。
そして……。
「あっ……♡あぁ……♡あああっ……♡♡」
なんとか助け出されたリゼだったが、クスリの副作用は、彼女の意思を遥かに超えていた。
どれだけ自分を慰めても、満たされない。
一度スイッチが入れば、たとえ診療所であろうと、欲望に抗うことができない。
そんな日々を、彼女は今もなお送り続けているのだ。
(ザーメン……チンポ……違う……違う……♡)
頭に自然に浮かぶのはあの3日は続いた陵辱の日々。
最初は、嫌だったはずだった。
クスリを使われても、彼女の中の理性は反発していた。
だが、途中からはそうじゃなかった。
しゃぶらされた肉棒。
犯され続けた秘所。
飲まされ、注がれた精液。
全てが快楽に繋がるあの日々に間違いなくエリーゼは溺れていた。
(足り、ない……♡こんなのじゃ……♡)
スカートから腕を引き抜けば、その指にはエリーゼの興奮を示す光る愛液が付着していた。
しかしそれは、ほんの少量。
潮を噴くまでされたハードピストン。
あの時に溢れるほど出させられた愛液に比べれば、なんてこともない。
それが、心をざわつかせる。
「あーっ!?♡♡ あっ♡あっ♡あっ♡イクッ♡イッちゃうっ♡あっ♡あ〜〜ッッ!!♡♡♡」
「ハハハ! 輪姦すのも面白れぇが、やっぱ女を抱くなら鳴かせねぇとなぁ!」
犯されては気絶させられ。
気絶させられては犯され。
あの日々はずっと集団に輪姦されていたわけではない。
時折、一人の男に犯されることもあった。
「チンポいやぁああ! もうチンポしないでっ! チンポっ♡チンポっ♡いやなのぉ!♡♡」
教え込まれた淑女ならば絶対に口にしないような下品な言葉を連呼させられ、それでも止めては貰えない。
当然、心は削られていく。
だが、それと反比例するように身体は高まっていった。
「嫌ってわりにマンコはきゅんきゅん締め付けてきやがるぜ!」
「ひぃんっ!♡ ちがっ、イッてるのっ!♡ イキ、すぎてっ♡♡しんじゃうぅ♡♡チンポで、しんじゃうのぉ!♡♡」
逃げることも出来ず、押さえつけられ、何度も何度も腰を打ち付けられる。
巨乳とまではいかないが、決して小さくはない胸が揺れてしまい、白濁に犯されて尚美しい顔が快楽に歪む。
下品な言葉、快楽に歪む表情。
その全てが男の興奮を煽っていく。
「中に出すぞ! ザーメンぶち込んでやるならなぁ!」
「あぁあああああああーーー!?♡♡♡」
(だ、めぇえええええっ!♡♡♡)
ゾクゾクゾクッと背筋に痺れるような快感が走る。
あまりに鮮明な、あの時の記憶。
思い出しただけで、さっきまで自分を慰めても届かなかった場所に、身体が達してしまった。
快楽の記憶だけで、エリーゼは絶頂してしまったのだ。
(また……やっちゃった……♡♡)
こうなることは、最初から分かっていた。
けれど、止められない。
そんな感情を抱えたまま、エリーゼは静かにベッドに横たわる。
(気持ち……良い……♡♡)
あの瞬間を思い出すだけで、まるで再びその時が訪れたかのように、身体が震える。
下着をつけていないせいで、服越しにも勃起した乳首がはっきりと浮かぶ。
どれほど平然を装っても、エリーゼはもう壊れていた。
そして、それはこれからの未来すらもだ。
「エリーゼ様……?」
「……はい」
エリーゼが自らを慰め、待っていた時間が来た。
控えめながら、何処か急かすような声にエリーゼは身を起こして答える。
だが、立ち上がったエリーゼは、太ももを流れ、滴り落ちるほどの愛液も勃起した乳首も隠さず、外に向かう。
それで問題ないように。
「その……先に始めるように……言われましたから……♡」
部屋の外で待っていた女性。
彼女もまた何処かエリーゼと似た雰囲気を持っていた。
上気した頬。
甘い吐息。
その全てが異常に見える。
「大丈夫です。私は……後からの予定でしたから。行きましょう」
だが、エリーゼは気にしない。
あたかも目の前の女性が普通であるかのように振る舞う。
否、実際に、今のエリーゼにとっては、それが普通なのだ。
「はい……♡」
連だって向かう先。
そこは本来搬入されたものを保管する場所。
しかし、エリーゼ達は別の目的でここを使っている。
「さぁ……エリーゼ様……♡」
女性が扉を開けた瞬間、むせ返るような匂いが鼻を突く。
同時に響くのは、パンパンという肉を打ち付ける音と淫猥な水音。
淫猥な熱気が溢れ、空間そのものが快楽に包まれていた。
まるで、淫国の扉が開かれたかのようだ。
「あっ……あっ……ぼくのちんちん……」
「そうっ♡もっと、激しく……動いてください……んんっ!♡」
「こ、こんな……お、オレは……」
「良いんですよ……好きに、なさって……ああっ!!♡♡」
淫国の扉の先には、無数の肉が折り重なり、快楽に身を任せていた。
そこで繰り広げられているのは、まさに肉の祭り。
貴族。庶民。難民。
身分も立場も意味をなさず、ただ男と女が混じり合っていく。
男はわりと無造作に選ばれたものもいるが、女は皆、今のエリーゼの同志とも呼べる存在だった。
「う、うぁあああ! なんて、腰使いだ……!」
「あぁん!♡ あんっ♡あんっ♡あんっ♡ああぁんっ!♡♡」
例えば、年若い貴族に跨り、一心不乱に腰を振る少女。
彼女は、初めては震えるばかりで、男に跨ることなど一切できなかった。
しかし、教えにより男へ奉仕する悦びに目覚め、今では誰よりも多く、男たちの精を受け入れていた。
「ハァ……ハァ……くっ……あぁああああ!」
「んほぉ!?♡♡ は、激しいぃいぃぃぃぃ!?♡♡♡」
例えば、見た目はまだまだ年若いながらも若さ故の力強いピストンで、侍女らしき女性をイカせている少年。
初めての教えがあまりに強烈だったのか、今、淫国にいる中でも若いグループに入るにも関わらず多数の女を鳴かせられるようになっていた。
「今回は随分と人が増えましたね……」
「そうですね。エリーゼ様の教えが、それだけ広まっているのでしょう……♡」
元は荷物が置いてあったであろう広い空間に、所狭しと交わる男女を見渡して、ポツリと呟くエリーゼ。
その表情は決してこの状況を喜んでいるようなものではないのだが、隣に立つ女は気付かない。
エリーゼの言葉に答えながらも、彼女の意識は目の前に広がる狂乱に向けられているのだろう。
(私は……ただこの疼きを……何とかしたかっただけなんだけど……♡)
別にエリーゼは異様なカルト団体のようなものを作りたかったわけではない。
救出されても尚、心に深く深く突き刺さった性なる欲求の棘。
その傷を少しでも癒すのに自らが男を求めても問題ない下地を作ろうとしただけなのだ。
診療所の下働きだった、あの少女や少年にセックスを教え込んだのも、その一環。
周りをゆっくり巻き込み、秘密を作ろうとしていた。
だが、エリーゼは自身への認識が甘かったことを知ることになる。
(セックスは……悪、じゃない……ね)
エリーゼは、元々様々な事情から医療関係者たちに強く支持されていた。
そこに、先日の事件。
賊に連れ去られ、深い傷を抱えながらも、人々のための活動を止めなかったという美談が加わった。
その姿に心を動かされた女性たちからも、彼女は支持を得てしまったのだ。
そして、高い支持とエリーゼ自身が作ろうとした下地。
この二つが重なった結果、彼女はいつの間にか、秘密の会合の主として見られるようになっていた。
(でも……足りない……♡)
結果的に見れば抱えるものこそ増えたが、望み自体は叶えられた。
だからこそ主としての立場を受け入れていたエリーゼだが、彼女にとってこの会合はまだまだ足りなかった。
(やっぱり……あの時に……比べたら……♡)
倉庫内に充満する香。
その香には副作用を出来る限り抑えてはいるが、興奮促す作用がある。
あの瞬間を再現するため、あらゆる工夫を凝らした。
けれど、参加する女たちは基本的に貴族層が中心。
対する男たちも、経験が乏しく、いわゆる筆下ろしが多く発生するような人選だった。
それでは、エリーゼの欲は到底満たされない。
そう、あの時のような快楽に比べれば、こんなものはお遊びだ。
「おぉんっ!?♡♡ んぼっ!♡♡ ほぉぉおお!?♡♡」
「おらっ! もっと腰を使いやがれ!」
「ケツもきちんと絞めろぉ!」
連れ去られて二日目。
エリーゼは、男たちに秘所と尻穴、それに口と3箇所同時に責め立てられていた。
勿論初日から三穴責めはされていたが、あの時とは全く違う。
多少なりとも慣らされてしまった身体は媚薬の影響もあり、何処までも快楽を感じてしまう。
例え不浄の穴であっても。
「ふごぉおっ!?♡ んんぉお゛お゛お゛ーーッッ!?♡♡」
「ハハッまたイキやがったな。これで18回目ってとこか?」
「ケツ穴でも本当に感じるようになっちまったな」
いくらエリーゼが絶頂しても、男たちは攻め手を緩めない。
むしろもっとイキ狂わせてやるとばかりに責め立てため、腰を早めていく。
既に今日になってから数時間は経過してるが、入れ替わり立ち替わり、彼らはエリーゼを犯し続けていた。
「おっ、そうだ。全身に一気にぶち撒けたらよ。この淫乱ならイクんじゃねぇか?」
「タイミング合わせるとかむずくね?」
「まぁいいじゃねぇか。やってみようぜ」
「ふごっ♡おっ、おぉおおっ!?♡♡」
まるで玩具で遊ぶ子供のように。
あまりに無邪気で、あまりに残酷に、男たちは、エリーゼを弄ぶ。
それが悲しくて。苦しくて。
そして何より気持ち良かった。
「よし、じゃあせえの……そらぁ!」
「ぶっ……!?♡♡♡ ふぐううぅぅぅうううっっ!!!?♡♡♡♡」
合図と共に男たちの射精が始まる。
ドロドロとした白濁液が穴という穴に放たれ、全身全てを余すことなく汚していく。
エリーゼは白目を剥きかけながら、快楽の極みに溺れていく。
それが、当然のように。
「っ〜〜〜〜♡♡♡」
また思い出して、エリーゼは絶頂に達する。
あの濃厚な精液の海の中で、彼女は快楽に沈められていた。
淫らに交わる男女の中であっても、あの時に比べれば倉庫内のアレはずっと薄い。
それでも、あの感覚を彷彿とさせるくらいは、出来ていたようだ。
「エリーゼ様……?」
「……なんでも。さ、私たちも参加しましょう」
「はいっ!」
エリーゼを心配げに見ていた女性は、声を掛けられるとすぐに表情を淫らに染める。
彼女には自分の気持ちなど分からない。
けど、その方が良いと考える気持ちもエリーゼにはあった。
アレは、覚えてはいけない。
「ほ、ほんとにエリーゼ様と……?」
「あ、ああ……うっ……想像した、だけで出ちゃった……」
「本当に美しいわ……」
スルスルと脱ぎ慣れた衣服を脱ぎながら肉の交わりの中をエリーゼはゆっくりと進む。
元より内面はダメな時代も、その素晴らしい容姿に惹かれていたものは少なくない。
淫靡な空間であるならば、尚の事。
まるで女神の行進のように肉たちは見惚れ、道を開けていく。
「さぁ……おいで。私が受け止めてあげるから……」
「は、はい!」
「ボ、ボクも!」
道ながら衣服を完全に脱ぎ捨てたエリーゼが振り返り、そっと両腕を広げる。
その瞬間、我先にと言わんばかりに次々と男たちがエリーゼの元に向かう。
だが、それを見ていた女性たちは、嫉妬の色を見せることなく、むしろ感心したように微笑む。
今まで抑圧されていた性への欲求を満たしてくれる場所を作ったエリーゼを彼女らも信望している証だ。
「ああっ! エリーゼ様! エリーゼ様!」
「ふふ、焦らないで……そう、ゆっくりね」
「お、おれのもしゃぶって……!」
突き出される、3日間の肉棒様とは比べるまでもない、貧相な彼らの肉棒。
それを受け入れるようにエリーゼは身を任せていく。
「んちゅ、んんっ、んぅぅ……」
「ひゃあっ!? お、おれのちんこ、エリーゼさまに食べら……うわぁああっ!?」
「んひぃぃい!? 高速シコシコぉぉぉ!」
「うおぉおおおっ!?」
勿論、身を任せていてもエリーゼはあの3日間で身に付いた奉仕を緩めはしない。
口に一本、両手に二本。
凄まじい舌使いと、痛くないギリギリを突いた絶妙な手の動き。
その全てで、少年たちをあっという間に射精へと導いていく。
「ああぁ……なんて、柔らかいおっぱいなんだ……ああっ!」
「んちゅ……ら、らめ……でちゃ……あああっ!」
胸で挟み込み一本。
濃厚なベロキスで一本。
今日が初めてじゃないものが混ざっていたとしても、エリーゼの前では同じ。
すぐさま射精へと追い込まれ、彼女を白く染める男たちの仲間入りだ。
「んっんっ、んんっ♡んふぅうぅぅ……」
「だ、だめ……もう……!」
「エリーゼさまのおしり、あぁああっ!」
「も、もう出な、んひぃいいいい!?」
口。尻穴。腟内で同時に3本。
何人いても、全く敵わない。
3人同時に相手すれば、迎えに来た最初の同志である女も、簡単に喘いでしまうのに。
エリーゼは別格であった。
「ん……♡ちゅ……♡」
「ぅ……ま、また……」
「……美しい」
そして、白濁に真っ白に染まったエリーゼが、口の端についた白濁を舐め取れば、誰もがその姿に魅了される。
もはや彼女はこの場において、性の女神そのものであった。
だが、そんな周囲の評価とは裏腹に、エリーゼ自身は、満たされてなどいなかった。
(こんなのじゃ……足りない……けど、それでも……♡)
彼女自身自覚はある。
どうしようもない欲の爆弾。
それが、自分の中で着々と膨れ上がっているのを。
それでも、少しでも欲が満たされるように淫国の宴は続いていく。
あの日が来るまでは。
***
(ぁぁ……遂に、ここまで来たのね……♡)
近くの歓声が何処か遠くに聞こえる。
それだけ今の状況を喜んでいるのか、それとも遠い世界に思いを馳せているのか。
それは、エリーゼ自身にも良く分からない。
だが、その身に感じる重さと、実感だけが、彼女の意思を虚構に浸かり切ることを防いでいた。
(長かった……♡けど、私は……♡)
スタスタとは歩けない。
だが、ゆっくりとした足取りながらエリーゼは着実に歩を進めていく。
ここまで辿り着くまで様々なことがあった。
しかし、それを支えたのは、やはり虚構であった。
「あむ……♡♡ちゅ……♡んんうぅ……♡♡」
あれだけ嫌がっていた賊の男たちによる口付け。
それを陵辱三日目となったエリーゼは、むしろ喜ぶように受け入れていた。
舌を絡める度にゾクゾクと背筋を走る感覚。
口の中に広がる苦い味と臭い匂い。
鼻で息をすれば漂ってくる独特の香り。
どれを取っても官能を刺激するモノばかりだ。
「ぷはっ……♡はぁ……♡ああ……♡早く……下さい……♡♡」
そうして唇を離せば蕩けきった表情を浮かべている自分に気付く。
しかし、今のエリーゼにとってこれは悪いことではない。
むしろ自然なことだ。
男に尽くし、犯され、使われる。
それこそが彼女の生きる意味。
それを教え込まれたのだから。
「仕方ねぇ奴だな。すっかりチンポ狂いになりやがって……! なら、ぶち込んでやるよ!」
「あぁ……♡ありがとう、ござい、んほおおおおッッ!!?♡♡♡」
かつてなら大声を上げて叫び声を上げていただろう、待ち焦がれた瞬間が訪れる。
勿論、今のエリーゼが上げるのは悲痛ではなく歓喜の声。
ズブゥっと水音を立てながら突き入れられる肉棒。
太く、硬く、逞しいソレは、瞬く間にエリーゼを狂わせていく。
「あぁあああ……!!♡♡ ああぁぁああああ……!!!♡♡♡」
「オラッ! どうだ? 俺のは!」
「ひぎぃいい!♡♡♡ すごいぃ!♡♡ ちんぽすごいですぅぅ!!♡♡ ちんぽ♡ちんぽ♡ちんぽぉぉ!!♡♡♡」
もうエリーゼは長いこと輪姦されなくても、なんの恥ずかしさもなく下品な言葉を連呼するようになっていた。
むしろ男の肉棒で激しく腟内を抉るように突かれると、勝手に口から出てきてしまうのだ。
自らが快楽に溺れているのを喜んでいるかのように。
「完全に堕ちましたね」
「えぇそのようで。記録も沢山頂きましたし……そろそろ潮時ですかね」
そんなエリーゼの狂乱を賊のボスや部下はまるで他人事のように冷静に見つめる。
実際彼らにはエリーゼの行く末に興味などない。
偶然エリーゼが居ただけで、ボスは彼の薬の実験台が手に入ればそれで良かったのだから。
しかし、それも時間切れであった。
「あはぁんっ!♡♡ もっろぉ!♡ もっろぉぉぉ!!♡♡」
「へへへ……勿論、いくらでも……」
「残念でしょうが、時間切れです。国軍が迫っています。撤収しますよ」
何処までも求めるエリーゼに応えようとした男をボスが遮る。
まだ射精してなかろうが、関係ない。
ここでの仕事が終わった以上、長居は無用なのだ。
「そ、そんな……もうちょっとぐらい、待ってくれても……!」
「死にたいならご勝手に。攫うのは許しませんよ。置いていかねば、向こうが死兵になります」
「っ……わ、わかりやした……」
エリーゼをもっと犯したかった男は、ボスの言葉に一旦は拒否するも、納得せざるを得ない。
身分が違うのもあるが、ボスの言うことに間違いはない。
死んでしまったならともかく、生きて攫えば国軍は死に物狂いで奪還しに来る。
そうなれば退却すらままならなくなる。
それくらいは男も分かっているのだ。
「あひぃ……? ちんぽ……♡ちんぽはぁ……?」
ただ一人、現実を理解出来ないのは壊れたエリーゼだけだ。
男が肉棒を引き抜き、撤収準備を始めても、彼女はただ快楽がなくなったことを寂しがるように、アピールし続ける。
その姿はもう立派な肉便器そのもの。
しかし、もう彼女を使うものはいない。
「哀れなメス……しかし、私は優しい。あなたに一つ……アドバイスをあげましょう」
「ちんぽ……? ちんぽぉ……?」
そんなエリーゼを見下しながらも、一人撤収準備の必要がないボスがゆっくりとエリーゼに迫る。
ボスが新たに快楽を与えてくれる存在と認識したのか、精液の詰まった秘所を広げ、エリーゼは問いかける。
だが、彼はエリーゼを犯すつもりなどない。
「薬が抜ければ一旦は肉便器から戻れるでしょう。分量さえ間違えなければ依存性もありません。ですが」
エリーゼが聞いているかは関係ない。
そう言いたげにボスは言葉を切り、最後の言葉をかける。
「あなたは必ず……また男を求めるでしょう。肉便器に堕ちたあなたは、絶対に使われることから、逃れられません」
それが、エリーゼの人生を変えた言葉であった。
(あの方の言う通り……クスリに依存性はなかった……けど、あのちんぽの気持ち良さを……私は……忘れられない……♡)
快楽に狂った状態でもボスの言葉はたしかにエリーゼに届いていた。
忘れることが出来ない快楽の味。
普通の生活に戻ってもふとした瞬間に思い出す極上の快楽。
使われたい。犯されたい。所有して欲しい。
欲望の爆弾とも呼べる、その衝動により予言のようにエリーゼはボスの言う通りとなった。
「エ、エリーゼ様……で、出ます……!」
「えぇ、いっぱい出して……ほら、ほら……!」
「うわわぁ!? エリーゼさまぁぁぁ!」
あの快楽がもう一度欲しくて、何度も何度も身を捧げた。
時には貴族の少年に。
時には孤児院に保護された子に。
時には容姿優れぬ青年に。
「んちゅ、んんんっ、じゅるるっ、ずちゅうう」
「あ、ああああ……!? エ、エリーゼ様が俺のを……うおおっ!?」
「んふぅううううーっっ!」
時には手で。
時には口で。
時には胸で。
時には尻穴で。
時には腟内で。
何度も精を搾り、受け止める。
例え相手が誰であっても。
「ちゅ……ん、ふっ……んんぅ……」
「おぉ……わ、わしのような男の唇を……んむぅぅ……」
意味はいらない。
心はいらない。
愛はいらない。
ただ欲しいものは、快楽。
あの時の、幸せの極みに至る、快楽。
「さぁ……皆、お待ちです……」
「はい……」
だからこれも、ただのあの時を再現しようとした代用品に過ぎない。
いくら交わってもあの時には届かない。
ご主人様たちには届かない。
だから、彼女は何処までも転がり落ちていく。
周りを巻き込みながら。
「あぁああああーーーっ!?♡♡♡」
「いぐっ♡いぐっ♡いぐぅうぅぅぅ!?♡♡♡」
一言で表すならば、そこは地獄であった。
薄暗いステージはサーカスのショーを連想させ、きちんとステージではショーも開催されている。
だが、そこに広がる光景は常軌を逸していた。
「うおおおおっ!!」
「きたきたー!」
観客席に並ぶのは皆、男。
ただの男ではない。
皆、一様に目が血走り、股間を大きく膨らませており、今にも襲いかかりそうなほど興奮し切っていた。
獣と呼ぶに相応しい。
「ふほぉおおおぉぉぉ……♡♡♡」
獣たちが楽しむのは、メスたちが快楽に喚き散らしながら行う、出産ショーだ。
近年、貴族、庶民問わず大量に現れた親の分からぬ子を孕んだ女性たちがこの場で神聖なはずの出産を見世物にしているのだ。
踊り子を連想させる衣装といい、冒涜としか思えないが、男も女も興奮に支配されていた。
(……ぁぁ……ここまで来たのね……♡)
それはエリーゼが望んだ光景に近いもの。
そう、この地獄を作り出したのも無論、エリーゼなのだ。
今、出産しているのも彼女の同志の一人。
恐らく最前列で食い入るように見ているオペラマスクをつけた少年が、候補なのだろう。
原則貴族の男は顔を隠すことになっているため、彼も貴族なのだろう。
それを見て、エリーゼは小さく笑う。
(さぁ……私も始めましょうか……♡)
「う、うぉおおおっ!」
仮面を付けたエリーゼが舞台裏から姿を現すと、待っていましたと言わんばかりの声が響き渡る。
数多の男たちにその身を捧げていても蠱惑的な踊り子衣装に包まれたエリーゼの肉体は、むしろその魅力を増すばかり。
そして、仮面を付けているということは彼女が貴族である証。
最高の肉体をした貴族の女が今から出産ショーをする。
その事実が、男たちの獣性を駆り立てるのだ。
「んおっ♡ほっ♡おぉおんっ♡おほおぉぉぉ……♡♡」
自分は特別ではない。
他のメスたちと同じ。
それを証明するようにエリーゼは他のメスと同じようにしゃがんでから両足を大きく開いたエロ蹲踞の姿勢を取る。
そして間抜けさと無様さと何より淫靡さ溢れる声と共に丸々としたお腹を撫で、自らの秘所を天高く突き上げるようにしてショーを始める。
(さぁ……ご主人……様……♡)
そして世界は、何処までも堕落していくのだ。
外科医とではなく、性の解放者としてその名を大きく広めることになった女、エリーゼ。
彼女の軌跡は途中で終わりを告げている。
後年の歴史家たちは彼女の行く末について調べたが、最後まで全てが明らかになることはなかった。
やり過ぎたことにより暗殺された。
性の解放者として裏世界に降臨していた。
様々な説が出るも、決め手はない。
ただ彼女と同志と思わしき春画が多数出回っていたことから、新たな主人を見つけたという説もある。
性の解放者、エリーゼ・ド・クロレンス。
彼女の人生が幸せだったかは、もはや彼女自身にもわからないのかもしれない。