フェアリーテイル、エルザ・スカーレットです。
妖精の尻尾VS淫神の集いシリーズ。
エルザの前作のまんま続きですので、良ければ過去作もどうぞ。
恐らく完結編になるのかな……?
まだちょっと未定ではありますが、それでも宜しければ。
どうぞ。
追記
若干設定を知りたい方がいるようなのであとがきにちょっと追加
大したことは書いてません。
「く、うぅぅ……」
鼻を刺すような、ねっとりと絡みつく異様な香りの中で、一人の女がゆっくりと目を覚ます。
彼女の名はエルザ・スカーレット。
魔導士ギルド、妖精の尻尾最強の女魔導士、妖精女王の異名を持つ女である。
「ここは……?」
エルザの瞳が重たく開いた先、視界に広がったのは、明らかに常識外れの空間だった。
おそらくは広間だったのだろう。
だが、壁も床も、どこを見ても、まるで生き物の肉のように脈打ち、蠢いている。
しかも花一つ咲いていないというのに、甘ったるく、吐き気を催すほど濃密な匂いが漂っていた。
なんとなくではあるが、何か危険な生き物の体内を連想させる空間だった。
少なくともエルザの記憶にはない場所だ。
(……動け、ないか)
ブヨブヨとした不気味な弾力を持つ床に手をついて、身を起こそうとする。
だが、腕にも脚にもまるで力が入らず、肘を支えにしただけで肩が崩れ落ちる。
身を起こすどころか、呼吸一つさえ満足に整えられない。
だが、それも、無理のない話だった。
(負けた、からな……)
ここがどこなのかも分からない。
なぜこれほどまでに体が消耗しているのかも分からない。
そして、なぜ、自分が裸で転がされているのかも分からない。
皮膚にまとわりつく生温い湿気と、戦闘の汗ではないぬめりが身体を汚し、喉の奥には甘さが混じった味が残っている。
だが、その理由だけは、エルザにもはっきりと分かっていた。
彼女は敗れたのだ。
妖精の尻尾と敵対する闇ギルド、淫神の集いのギルドメンバーに、力及ばず、屈した。
どんな理由があろうとも、それは覆しようのない、明白な敗北だった。
「目が覚めたか、妖精女王。いやエルザ……ふはは!」
「ドゥムク……!」
その声とともに、空間の奥からゆっくりと歩み寄ってきたのは、一人の男だった。
真っ白な髭を蓄え、暗き夜を纏うような深紫のローブに身を包み、その姿はまるで異教の司祭を思わせる。
重々しく垂れ下がる布地には、緻密な魔術紋様が織り込まれており、光を受けるたび、不気味な金属光を放っている。
胸元にかけられた鎖状の黄金装飾は、まるで首輪のように威圧的に彼の存在を縁取っていた。
淫神の集いを率いるギルドマスター、ドゥムク。
エルザが力及ばず、敗れた相手である。
だが、エルザの記憶とは、一つだけ、明確に異なる点があった。
「……ふっ、随分と趣味がよくなったな」
「ふははっ! 抜かせ。貴様には理解出来まい」
深紫のローブの隙間から覗いたもの。
そこにあったはずの肉体は、もはや人のそれではなかった。
黒く蠢く、幾重にも絡み合った触手の塊、まるでその全身が、触手そのものへと変貌しているかのようだった。
確かに戦闘中に触手を生やしていたが、それはあくまで一部に過ぎない。
全身が、まるで人の肉体そのものが消え失せ、触手そのもので構成されているかのような姿は、エルザにとって初めて見るものだった。
だからこそ、エルザは皮肉を吐いたのだ。
だが、思考は冷静に状況を分析していた。
(この異形化が奴らの言っている祝福なのか……? だとしたら、淫神というのは人を異形化させる……)
これまでに倒してきた淫神の集いのギルドメンバーの中にも、明らかに人の枠を逸脱した者がいた。
あるいはこの異形化こそが、彼らの目的なのかもしれない。
だが、今はそんなことを考えていられる状況ではなかった。
エルザの皮肉にドゥムクは嘲るように笑い返しながらも、余裕自体は一切なかったのだから。
「ふんっ」
「っ!?♡」
だが、ドゥムクは言葉ほど余裕はないのか、鼻を鳴らすように吐き捨てた次の瞬間、黒い触手が一斉に伸び、エルザの手足を絡め取る。
そしてそのまま、大の字に引き開かれた姿勢のまま、彼女の体は宙へと持ち上げられた。
敗北の際に浴びせられた淫液の効果は、いまだ身体を蝕んでおり、肌へ巻きつく触手のぬめりだけでも、神経が跳ねて背筋を駆ける快感を生んでしまう。
だがエルザは歯を食いしばり、喉奥に込み上げる喘ぎを必死に押し殺した。
「だいぶ育ってきたようだな」
「な、に……?」
ドゥムクの目が、ある一点をじっと見つめる。
その視線の意味を測りかねたエルザは、わずかに眉をひそめる。
ドゥムクが見ているのは、彼女の腹部の、さらに下あたり。
だが、エルザ自身には見えるはずもない。
妖精の尻尾でも屈指の巨乳を誇るその胸が邪魔をして、下腹部の様子など、自分では確認できないのだ。
だが、そこには、彼女の想像を遥かに超えるものが、はっきりと刻まれていた。
「ふはは、淫紋じゃよ」
「淫……紋……」
淫紋。
その言葉の意味をエルザは理解しているわけではない。
だが、下腹部の皮膚がじりじりと熱を帯び、刻まれた何かが脈打つたび、全身の神経がそこへ引きずられるような感覚がある。
人として、女としての本能が、その言葉に警報を鳴らしていた。
「淫神の淫紋が完成した時、儀式は成功する。誇り高き女王の精神が堕落した時にな」
「っ……くうぅぅぅんっ!?♡」
触手で形成されたドゥムクの手が、エルザの胸をガシッ♡と掴む。
その瞬間、ビリビリ♡と痺れるような甘い快感が、彼女の全身を駆け抜けた。
咄嗟に喉の奥から喘ぎがこみ上げるが、エルザは奥歯を噛みしめ、必死に飲み込む。
もし備えていなければ、無様にも淫靡な声を漏らしていたに違いない。
それほどの快楽だった。
「これなら完成はすぐかもしれぬのう」
「な、ら……」
「ん?」
エルザの反応に気を良くしたドゥムクが言葉を漏らすと、それに応じるように、エルザがかすかに声を返した。
崩れかけた声だが、その瞳には、まだ光が宿っていた。
「私が、堕ちなければ……儀式は失敗だな」
たしかに、戦いでは快楽に屈し、敗北を喫した。
だが、それでも、心までは折れていない。
妖精の尻尾、最強の女魔導士と呼ばれる所以は、まさにこの不屈の意志にこそある肉体は墜ちても、心は墜ちていない。
たった一言と、皮肉のような笑みで、それを示してみせたのだ。
「ほう……」
エルザの言葉に、ドゥムクは一見、感心したような笑みを浮かべた。
だが、その瞳には、屈しないメスへの激しい怒りがはっきりと宿っている。
エルザの挑発の刃が、見事にドゥムクのプライドを斬り裂いたのだ。
「なら、好きなだけ耐えてみるが良い。無駄だが……な!」
「っああぁぁぁぁぁっ!?♡♡」
バチンッ!と空気を裂くような破裂音と同時に、エルザの巨乳が跳ね上がり、たわわに張った肉塊が左右へ暴れるように弾けた。
ドゥムクの触手の腕が、叩きつけるように彼女の巨乳をなぎ払ったのだ。
濡れたような粘着音と共に、重量を感じさせる乳房がぶるんと震え、波打つたびに胸の奥にびりびりと快感が炸裂する。
ただの一撃、それだけで、神経の芯が焼かれるような甘い痺れが背筋を駆け上がった。
「ふはっ! 叩かれただけで無様に喘ぐメス無勢が……!」
「んいぃいいいっ!♡♡」
「どうやって耐えるとぉ!」
「んあぁああぁっ!♡♡」
粘ついた音を響かせながら、ドゥムクの触手が続けざまにエルザの胸を打ち据える。
二度、三度。
容赦なく叩きつけられるたび、彼女のたわんだ乳肉がぶるんぶるん♡と跳ね回り、肉の重みと張りが露わに揺れ狂う。
乳房の奥深く、神経の集まる一点が打撃のたびに、きゅん♡と痺れ、突き上げるような熱が脊髄を逆流していく。
快感が、もはや反射のように身体を突き上げ、喉からこぼれる声に抗う術はない。
心は折れていない。堕ちるつもりもない。
だが、それでも、快楽だけは、我慢できていなかった。
「そうら!」
「あぁあああああああああっ!?♡♡♡」
バチィンッ!と打ちつけられた瞬間、エルザの身体がびくんと跳ね上がった。
縛られた四肢がピンッ♡と突っ張り、肩から腰までを反らせたまま、痙攣のように小刻みに震え、そのまま、胸だけで絶頂に叩き落とされた。
乳房の奥がジンジンと灼けるように疼き、触手に打たれた衝撃が、快楽の波となって全身を駆け抜けていく。
視界が一瞬、真っ白に塗り潰され、全神経が甘く痺れるような悦びに焼かれていく。
(くっ……ま、た……♡)
全身の力がぷつりと抜け落ち、吊られた肢体は項垂れるように弛緩していく。
だが、それでも胸はかすかに波打ち、絶頂の名残を惜しむようにぴくんと蠢いていた。
「胸だけでは済まさんぞ? 淫紋が完成するまで、何度だってイかせてやる。精神が折れるまでなぁ!」
「くっ……!? んぅうぅぅぅぅ!?♡♡♡」
ドゥムクに残された生身の部分である手が濡れた陰唇を無造作に押し開き、ヌルリと粘液を纏った指が滑り込む。
粘膜を割る感触とともに膣内へ侵入したその指は、愛液の助けもあって、何の抵抗もなく深部まで突き進んでいく。
声を抑えようと唇を噛むも、喉の奥から込み上げた甘い声が、口端から漏れ出してしまう。
「く、あ、あぁぁあっ!!♡♡♡♡」
そのまま勢いを緩めることなく、奥から根本まで、指を何度も打ちつけるように突き立ててくる。
ぬちゅっ♡ぬちゅっ♡と淫音が絶え間なく響き、粘膜が擦れ、膣内は容赦のない刺激に蹂躙され続ける。
敏感なのは何も胸だけではない。
淫液に侵されているのは、エルザの全身なのだから。
「そら、イクがよい!」
「ひぅ、うああああああっ!!?♡♡♡」
ぐにゅっと曲げられた指が膣壁の奥を押し上げた瞬間、脊髄を突き抜けるほどの鋭い快感が、背中から脳天まで一気に駆け上がる。
反応より早く、意識が弾け、視界が白く瞬き、身体がびくんと跳ねて固まった。
次の瞬間、ぷしゃぁあっ♡と膣口から勢いよく潮が噴き出し、足の間を濡らす。
思考は粉々に砕かれ、絶頂の波に取り残された身体が、自分のものではないように震え続けていた。
「ふはは! あっさりイッてしまったのう。どうした? それでは堕ちるのも時間の問題じゃなぁ?」
「っ……いいや……こんな、もの。大した、ものではない……なっ」
嘲笑するような声を浴びながらも、エルザは唇を震わせながらも強く言い返す。
縛られたままの肢体は、すでに汗と淫液に濡れきり、吊られた四肢の重みすら耐えがたく感じるほど力を奪われ、胸元や秘所にはまだ先ほどの絶頂の名残が滲み、わずかにぴくりと痙攣を残している。
それでも、エルザの瞳だけは、濁っていなかった。
どれほど卑劣な責めを受けようと。どれだけ辱められようと。
最後の一線だけは、決して譲りはしないのだ。
信じる仲間のために。
「今から後悔の準備をしていると良い。妖精の尻尾は……負けはしない……!」
「ちっ……このっ……!」
拘束されてなお、瞳に揺るぎない光を宿したまま放たれたエルザの宣言に、ドゥムクは露骨な苛立ちをあらわにして舌打ちする。
淫液に沈められ、何度絶頂に追い込まれようと、誇りだけは一切折れていない。
そんなエルザの表情がドゥムクの神経を逆撫でした。
自らの淫毒に侵されれば、どんな女であれ悦楽に屈し、やがて堕ちる。
これまで幾度もそれを証明してきたドゥムクにとって、今のエルザの姿は、屈辱でしかないのだ。
「ならば……見せてやろう! 貴様の仲間の行く末を!」
「なっ……!?」
ドゥムクが肉の壁に手をかざすと、ぐちゅりといやらしい音を立てながら肉が左右に裂けるように開き、無数の膜のようなものが浮かび上がった。
それはまるで蠢く生肉に覆われた魔的なスクリーンのようで、そこにぼやりと像が映り出される。
その光景を目にした瞬間、エルザの目が見開かれ、息が詰まった。
「き、さま……!」
喉奥から絞り出すように声を発したが、怒りに震えた言葉はすぐに詰まり、それ以上が出てこなかった。
無数の肉の膜に映し出されていたのは、行方不明になっていた妖精の尻尾の仲間たち。
それだけではない。自分と共にこのアジトに突入した数人の仲間までが、そこにいた。
皆、まるで見せしめのように、一様に嬲られていることが、エルザの怒りを倍増させる。
(っ……いや、冷静になれ……! ナツやグレイはやはり居ない。ならば、まだ希望はある……!)
目の前に広がる地獄のような光景に、心が押し潰されそうになる。
だが、これは自分の精神を揺さぶるための演出だ。
そう結論づけたエルザは、歯が砕けるほど強く噛み締めながら、必死に理性を繋ぎとめた。
希望は、まだある。
映っていたのは仲間たちのすべてではなかった。
ナツも、グレイも、エルザが特に信じる強者たちの姿は、どこにも映っていなかった。
ならば、まだ捕まってなどいない。
これは、そう信じるための証明なのだと、エルザは自分に言い聞かせたのだ。
「くうぅぅぅうぅぅ!?♡♡」
「ふふふ……」
だが、淫神の集いは精神をただ攻めるだけの相手ではない。
ましてやそのギルドマスターたるドゥムクが、正道を尊ぶはずもない。
下劣な策で、汚い手口で、希望さえも淫靡に穢す。
それこそが、奴らのやり方なのだ。
(なん、だ……尻の穴が……何かに抉られているようだ……!?)
エルザの視界には、確かに何も映っていない。
自身を嬲る触手の姿はない。なのに、尻の奥が、ずぶり、ぐちゅりと太い異物に抉られているような感覚が、確かにある。
見えない何かが、入り込んでいるように、蠢くそれが、括約筋の内側を擦り上げ、無理やり引き抜かれる。
背筋が跳ねそうになるほど、気持ちが良い。
「くっほぉおおぉおぉおおぉぉ!?♡♡♡♡」
脳髄を灼くような凄まじい快感が一気に駆け上がり、エルザは絶叫と共に目を見開き、舌を突き出したまま仰け反った。
全身の筋肉がびくびくと痙攣し、吊られた肢体が跳ねるように震える。
何かが、見えない太い何かが、アナルの奥深くを抉りながら、ぞぶりと一気に引き抜かれた。
その瞬間、熱く脈打つ肉壁の奥から、裂けるような快感が炸裂し、肛門の内側が裏返るかのような錯覚すら生まれる。
理性も羞恥も、何もかもを焼き切ってしまうような、アナル絶頂してしまったのだ。
「んぉ……♡♡♡」
我慢できるとか、できないとか、そんな次元の問題ではなかった。
まるで、どこか外側から、神経の芯へと直接流し込まれるような、強制的な快楽。
脳にまで染み渡る甘い痺れに、エルザは抗うことすらできない。
力の抜けた四肢はだらりと垂れ下がり、瞳は白黒と彷徨い、唇からは途切れがちな吐息しか漏れてこない。
(まさ、か……♡)
「ふははっ、その表情は気付いたようだな。そう、これを見てみろ」
快楽に焼かれた身体とは裏腹に、かろうじて動いていたエルザの思考が、原因に辿り着く。
そのわずかな反応を見逃さず、ドゥムクは心底楽しそうに笑うと、ぬるりと肉の膜を一枚、エルザの顔の間近まで滑らせてきた。
そこには彼女の予想通りのものが映っていた。
「あひぃぃぃぃっ!?♡ おしりぃ!♡ おしり壊れりゅうぅぅぅ!?♡♡♡」
(リサーナ……!)
それは、エルザの仲間、妖精の尻尾の一員であるリサーナ・ストラウスが、アナルを極太の肉棒で突き崩され、無様に嬲られている姿だった。
明るく健気で、笑顔がよく似合うあの少女が、今は涎を垂らしながら、目をぐるんと剥き、顔を真っ赤に染めてアヘ顔のまま絶叫している。
あまりにも凄絶で、下劣な痴態。
だが、同時にエルザは悟っていた。
突き上げられたアナル、引き抜かれる際の蠢く感触。
理性を焼き切るようなあの快楽の正体は、リサーナが味わわされた快楽だったのだ。
あの凄まじいアナル絶頂は、エルザの身体が感じたものではない。
リサーナが嬲られ、狂わされるその快楽を共有させられていたのだ。
「ふはははは! 仲間の気持ちを味わうのはどんな気分かのう? さぁ次はどやつにするか……」
「っ……きさ、まぁぁぁ!」
あまりに卑劣で悪趣味なドゥムクのやり口に、エルザは怒りを爆発させた。
仲間を嬲るだけでは飽き足らず、その快楽を、自分への責め道具として利用するなど、人の心どころか、誇りも尊厳も踏みにじる、非道の極み。
エルザの胸に、怒りと憎悪が一気に燃え上がる。
しかし、その燃えさかる炎でさえ、一瞬で鎮火されてしまう。
次なる犠牲者の共有によって。
「あぁあああぁああぁぁ!!!♡♡♡」
次に共有されたのは、胸への責め苦だった。
エルザ自身の大きな肉鞠は微動だにしていないにも関わらず、まるで何本もの手に、乳肉を滅茶苦茶に揉みしだかれ、捏ね潰されるような感覚が、脳内を灼くように駆け巡る。
「くうぅぅ!?♡♡♡ んあぁああああああっ!!♡♡♡」
柔らかな乳肉が千切れかねない勢いで乱雑に鷲掴みにされ、根元から先端へと、乳腺の奥の奥まで指先でえぐられるように扱かれる錯覚が走る。
ぎゅうぎゅうと押し潰す強烈な圧迫が、詰まった乳腺を根こそぎ搾り取るように締め上げ、胸の奥で甘い痛みと灼熱が渦を巻く。
その衝撃は背骨を駆け上がり、肩から首、後頭部まで痺れが突き抜け、呼吸を奪う。
快感はあまりにも鋭く、背筋がびくびくと反射的に跳ね、エルザの身体は自分の意思など無視して弓なりに反り返る。
食いしばろうとした唇は耐え切れず開き、喉の奥から蕩け切った喘ぎが、勝手に漏れ出していた。
(私の胸の比じゃない……!?♡♡ 敏感、過ぎるぅぅぅ!?♡♡♡)
(あのプローゲに調教された星霊魔導士の胸は随分と効くようだな……!)
淫液に侵されたエルザの巨乳は、確かにドゥムクに引っ叩かれただけで絶頂してしまうほど、敏感にされている。
だが、今、共有させられている誰か、いやルーシィの感度は、その比ではなかった。
毎日、毎時、毎分、毎秒、寸暇も与えられず、乳肉を執拗に嬲られ、徹底的に開発され尽くしてきた痕跡が、一瞬でエルザの意識に焼き付く。
乳首に触れられることすらなく、柔らかな乳肉だけで、震える間もなく絶頂が押し寄せ、視界が白く弾け飛ぶ。
気付けば、その波は十を超え、数えることすら放棄させるほど、容赦なく叩き込まれていた。
「ふはは、さらに、もう一人共有してやろう。先ほど捕まえたばかりじゃが、メギドの調教は恐ろしいぞぉ?」
地獄に喘ぐエルザの耳に、その一言がねっとりと突き刺さる。
その言葉に反応する間もなく、エルザの脳内は、再び焼き尽くされた。
「んほぉおおぉおおぉぉぉっ!!??♡♡♡♡」
先ほどまでの声が可愛く思えるほど、二回りは下品で、無様な絶叫が喉から噴き出した。
乳肉を嬲られる快楽地獄に重なるように、今度は、クリトリスを容赦なく責め立てる地獄が加わったのだ。
「ああああぁぁあああああああああああーーーーーッ!?♡♡♡」
エルザが咆哮を上げながら何度も身体を跳ねさせる。
ぴん、と張り詰めた神経の一点、クリトリス。
最も鋭敏なその突起が、まるでパンチングボールのように、左右から容赦なく連打されている。
しかも、それはエルザのものとは全く違う。
共有された誰かのクリトリスは、異常なほど肥大化し、改造されているのだ。
叩かれるたびに、突起全体がぷるん♡と揺れ、その揺れが快楽神経を揉み潰す。
揺れが止まる前に次の衝撃が加わり、波が重なってはじけるたび、腰の奥から脳天まで甘い刃が突き抜けた。
ただ揺れているだけなのに、全身が痙攣するほどの悦楽が際限なく溢れ出す。
「ふはは! では次はこうだ」
「ふごぉおおおおおっ!?♡♡♡」
心底愉快そうに笑いながら、ドゥムクは堕としの手腕をいかんなく発揮する。
ただ刺激を強めるだけではない。
より深く、より歪んだ快楽へと導くため、彼はあえて、胸やクリトリスへの共有を一時的に切断し、新たな共有感覚をエルザに流し込んだのだ。
(なにか、味が……する!?)
次に共有されたのは、口だった。
エルザの唇が勝手にこじ開けられ、太く異様な感触が押し込まれる錯覚が走る。
直後、味までもが流れ込んできた。
口内いっぱいに広がるのは、おぞましいほどの塩気と、喉をえぐるような生臭さ。
鼻の奥まで逆流する生臭さに吐き気がこみ上げ、それと同時に、舌の奥からじんわりと熱が滲み出す。
嫌悪を押し潰すように、頭の内側を甘い痺れが這い上がってくる。
(しょっぱくて、まずいのに……どうして……っ♡頭が、沸騰する……♡♡)
(小物どもの性処理をさせていた水流魔導士の感覚じゃ……実に気分が良かろう?)
舌に感じるそれは、明らかに不快なはずだった。
だが同時に、脳の奥を灼くような熱が突き上げる。
じりじりと焼き切るような灼熱が、意識の奥を侵食するたび、吐き気と共に腰の奥が脈打つ。
それは、この味を味わっている誰か、いやジュビアが、心の底から発情しきっている証だった。
(ダメ、だ……♡引っ張られる、な……♡)
「ふはは……」
偉そうに笑いながらも、すぐに苛立ちを見せる男、ドゥムク。
だが、その手腕は確かに本物だった。
ただ快感を重ねるだけではない。
発情を共有することで、エルザの精神はじわじわと蝕まれていく。
しかも今は口だけの共有、だからこそ、
肉体的な刺激が少ない分、発情の熱だけがむき出しのまま、ダイレクトに流れ込んでくるのだ。
気付かぬうちに、甘い、狂った熱がエルザの思考を溶かし始めていた。
「どうした? もう限界か?」
「っ……そんな、わけが、あるか……!」
共有が断ち切られた直後、ドゥムクは見下すような瞳でエルザに問いかけてくる。
その声音に滲むのは、余裕と嘲り。
それは分かっていた。
分かっていたはずなのに、エルザは思わず言い返してしまう。
それが、証拠だった。
言い返さずにはいられなかったのは、今度はエルザの方が、余裕をなくしはじめているということなのだと。
「ふはは、その強がりも時間の問題のようだな? 発情が顔に出ているぞ?」
「っ……!?」
エルザの瞳が驚愕に見開かれる。
自覚がなかったわけじゃない。
むしろ、意識すればするほど身体は火照り、息は熱く、浅くなっていくのが分かっていた。
共有は、すでに切られているはず。
しかし、熱は引かない。興奮も、消えない。
それはつまり、エルザ自身の肉体が、快楽を求めはじめている証だった。
「さぁ共有しながら……犯し尽くしてやろう」
「っ……こんな、ことで……んおぉおおぉおおおぉぉぉ!!?♡♡♡♡」
魂までは屈することはない。
そこまで言い切ろうとしたエルザの口から発せられたのは、無様な悲鳴だった。
ドゥムクの触手が素早く伸び、エルザの秘所へと潜り込んだのだ。
同時に。
先ほど止められていた仲間たちの快楽の共有が、一気に再開された。
乳房、クリトリス、口、アナル。
全身すべての快感が、爆発のように一斉に押し寄せ、エルザの身体は、いきなり絶頂へと叩き込まれていた。
「ひぎゅぅうぅうっ!♡♡♡ あぁあああああっ!♡♡♡ んぁああぁあーーーーっ!!!♡♡♡♡」
獣のような嬌声を噴き上げながら、エルザの身体がガクガクと震え、目の奥で白い火花が弾け飛ぶ。
視界は一瞬で真っ白に染まり、全身の感覚が、灼け焦げるような熱に包まれる。
膣内を埋め尽くして蠢く触手のうねり。
爆乳を押し潰し、捏ね回す指先の責め。
クリトリスを弾き飛ばすほどの衝撃的な殴打。
舌の奥に広がる、おぞましいほど生臭い粘液の味。
そして、アナルを貫く肉槍のピストン。
それだけではなく、いくつも仲間が同時に味わわされている責め苦が、重なり合い、混ざり合い、区別もつかぬまま、一斉にエルザの中へと雪崩れ込んでくる。
身体の内も外も、ありとあらゆる性感を容赦なく貫かれ、蹂躙され、快楽に塗り潰されていく。
もはや、正気を保てるはずがなかった。
それでも。
エルザの心だけは、折れてはいなかった。
(耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろぉぉぉぉぉぉ!!)
かつて味わった悪魔の拷問すら、生ぬるく思えるほど、エルザを貫いている淫の拷問は桁違いのもの。
気づけば、腹部いっぱいに淫神の淫紋が広がり、下乳のあたりにまで複雑な紋様が刻まれている。
その紋様がじわじわと発光しながら広がる様は、まるで肉体そのものを塗り潰していくかのよう。
肉体は、もはや淫神の支配下にあった。
それでも、想いだけが、精神だけが、ただひとつ、快楽に抗っていた。
「さぁ最後は……アレを融合させたミラジェーンといくか」
だが、その精神すら淫なる神は凌駕する。
(ミ、ラ……!?)
ミラジェーン・ストラウス。
妖精の尻尾と淫神の集いが争うキッカケとなった、エルザの妖精の尻尾の大切な仲間。
その名を聞いた瞬間、エルザの中の戦士の本能が、無意識に危険を告げた。
「アレは別格でのう。やる前に堕ちれば良かったが……仕方あるまい」
(やめろ……やめろぉおおお!)
怒りとも恐怖ともつかない衝動が、喉元までせり上がる。
背筋が粟立ち、腹の奥が冷たく縮み、指先から血の気が引いていく。
だが、エルザはそれを飲み込んだ。
叫んではならない。
拒絶すれば、それは認めたことになる。
堕落する可能性を。
だから、言えなかった。
否。言わなかった。
故に、次の瞬間、エルザは、終わった。
「ぁ─────────!!?♡♡♡♡♡」
ソレは、爆発だった。
頭の頂点からつま先まで伝わる内側からの爆発。
瞬間、触手が強靭でなければ引き千切れそうなほどエルザの身体は反り返る。
なにも刺激されていないはずの乳首から、溢れるように母乳が吹き出し、弧を描く。
だが、その異常すら今のエルザには届かない。
快楽に塗り潰された脳は、すでに何も認識できていなかった。
(────────!?♡♡♡)
あるのは、ただ快楽。
それだけが、エルザという存在を埋め尽くす。
本来なら、とっくに気絶している。
だが淫紋には、快楽に屈したことを認めさせるために、気絶させないという拷問のような効果が刻まれていた。
そのせいで、気絶すら許されない。
何度も、何度も、壊されながら意識を繋ぎ止められ、肉体も、魂も、すべてが、瞬く間に消し飛ばされていく。
たとえどれほど強靭な魂であろうとも、例外は存在しない。
「──────!?♡♡♡」
例え、妖精女王、エルザ・スカーレットであっても。
***
その日、全ての者が驚愕し、そして絶望した。
信じたくない者は幻だ!と叫んだ。
怒りに身を任せた者は洗脳されたんだ。と断じた。
だが、その中で、静かに悟ってしまった者もいた。
負けた。いや、終わってしまったのだと。
世界に、これまで極めて限られていたはずの特殊な魔力が、広がっていく。
その魔力の中心から、信じがたい、快楽と絶望の映像が全世界に流れたのだ。
「負け、ました……負けましたぁぁぁ!♡♡♡ 私、エルザ・スカーレットは、快楽に負けましたぁぁぁ!♡♡♡ 淫神様に、メスが逆らってずみまぜんぅぅぅ!♡♡♡ いぐっ♡いぎまずうぅぅぅぅ!♡♡♡ イグゥウウウウウウ!!♡♡♡」
見るもの全てが疑い、信じるわけがない。
妖精の尻尾、最強の魔導士。
妖精女王エルザ・スカーレット。
彼女が無様に快楽に喘ぎながら、敗北を宣言する映像など……。
世界に淫なる気が満ちる。
それは真か偽りか、神となった愚かな男のせいなのか。
それとも別の要因か。
誰にも分からぬまま、世界は周り続ける。
もっと悦びを、と。
ここからはシリーズの裏話です。
興味のない方はブラウザバック推奨
フェアリーテイル裏話
妖精の尻尾VS淫神の集いシリーズ裏話
第一話、ミラジェーン編
ロコロコはリサーナ程度の実力であり、ミラジェーン戦は策略と一部運が味方している。
幹部ポジションではなく、立ち位置は原作『冥府の門』のラミーに近い。
ロコロコのイメージは、まんま同人誌の竿役。
本来は続き物ではなかったため、この話だけ一話完結のつもりで書かれている。
第二話、リサーナ編
ギアンの実力はキメラ時だと原作における九鬼門クラス。
淫神の集いの幹部ではあるが、ギルドの目的などは知らない。
ここまでは一話完結作品予定として書かれている。
第三話、ジュピア編
ケビンは本編で語られた通り、名前があるだけの雑魚。
本編ならばまとめて吹き飛ばされる立ち位置。
作中の途中であっさり死亡している。
第四話、ミラジェーン編2
メギドの実力は本編の滅竜魔導士たちの中では上から数えた方が早く、所謂第5世代の滅竜魔導士。
植物を食べる。
ロコロコが搦め手でミラジェーンを倒したため、彼女より強いキャラをと作られた。
原作に出たら恐らくナツ、グレイ、ガジル辺りの誰かと戦うポジション。
第五話、ルーシィ編
プローゲの実力はギアンと同等程度。
幹部ではあるが、実際の上司は番外編に出た男。
忠誠心はなく、本当にただの愉快犯。
ルーシィが落ち着いて戦えば普通に勝てた相手。
第六、七話、エルザ編
ドゥムクの実力はメギドより若干下。
降臨の儀により自らの魔力を増強しており、エルザには実質魔力のゴリ押しで勝っている。
自らを淫神と定義しており、ギルドマスターにして教祖を名乗りながらも自分の認識は神だった。
イメージは神のお爺さん+サ◯ラー。
エルザが共有された快楽の持ち主の中で名前が出ていないキャラはレビィ。
淫神の集いに関して
ドゥムクの見つけた謎の超エネルギー体が女の快楽に反応して莫大な力を放出する性質を持ち、それを利用するために作られた闇ギルド。
淫神=エネルギー体であることを知っているのは、本編に出てきた中だとドゥムク、プローゲのみ。
宗教団体ではあるが、実際に淫神を信仰しているのは全体の2、3割が良いとこであり、他は全て媚薬を手に入れたりなどの恩恵を得るために集まった犯罪者たち。
基本的なイメージはアダルト版の冥府の門。
完全に裏話
エピローグ後は特に考えていないが、ミラジェーン、リサーナはもう日常生活に戻れないほど調教されてしまっている。
実はドゥムクの裏側にラスボス候補がいた。これは原作でギルドマスターがボスなことが非常に少ないため。