ようこそ実力至上主義の教室へ、櫛田桔梗です。
わりとデカいキャラってイメージだったのですが、数字を見てちょっと驚きました。
世の中のインフレは怖いですね。
何の数字かは……うん。
では、どうぞ。
「あーウザいウザい! キモいんだよ!」
「え? は?」
人は多かれ少なかれ本音と建前を使い分けているもの。
だが、そんな中でも縛られていながら嫌悪感を一切隠すことなく叫ぶ少女、櫛田桔梗の裏表は凄まじかった。
彼女をその状況にした犯人である用務員の男、鈍川野武が呆気に取れるほどに。
(え? え? ど、どういうこと……? 桔梗ちゃんのそっくりさん?)
高度育成高等学校の用務員という職に就いている野武は、典型的な男尊女卑思考に染まった最低の人間だった。
見た目も冴えず、脂ぎった髪に無精髭、腹は中年太りで突き出している。清潔感などとはまるで無縁だ。
唯一の取り柄と呼べるのは、こんな底辺でも高度育成高等学校の用務員にねじ込める程度には血筋が良かった、という事実ぐらいである。
だからこそ、櫛田桔梗の突如として現れた裏の顔を前に、野武の思考はまるで追いついていなかった。
「ウザい! キモい! 早く解放しろよ!」
(え、えっと……間違いではないはず、なんだけど)
連呼される悪罵すら耳に入らぬまま、野武は考え込んでいた。
用務員という立場を悪用して監視カメラの死角を確認し、前から目をつけていた櫛田桔梗を自室へと誘拐した。
悪辣な企みは成功しているのだ。
だが、その成功の答えが目の前にあるにも関わらず、野武の思考は何度も同じ場所をぐるぐると回り続ける。
現実を前にしてなお思考が空転するその様は、彼の頭の鈍さを露骨に表していた。
「いや、でも、ぅぅ……」
「……っ?」
ぶつぶつと呟きながら、野武は自らの思考の沼にずぶずぶと沈んでいく。
そのただならぬ様子に危機感を覚えた桔梗は、叫ぶのを止め、息を呑んで様子を伺った。
実際に危険なのだ。
バカという存在は。
「あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ!」
「っ!?」
野武の口から、言葉にならぬ獣じみた唸り声が漏れた。
次の瞬間、拳が机を叩き割り、木片が四方へと飛び散る。
目を剥き、涎を撒き散らしながら吠えるその姿は、もはや人間のそれではなかった。
「わがんねぇんだよぉ! がああああ!」
(な、何こいつ……マジでやばい……!)
その瞬間、桔梗は理解した。
自分を攫ったこの男は、ただ愚鈍でバカなだけの存在ではない。
思慮は浅くとも、危険な犯罪者なのだと。
「ハァァァ……」
「っ……!」
ゆえに荒く息を吐きながら、野武の目がこちらに向けられた瞬間、桔梗は思わず息を呑んだ。
だが、それも無理もない。
つい先ほど机を粉砕したその拳が、次は自分に振り下ろされるかもしれないのだ。
そんな可能性を前にして、平静でいられる人間など極僅かなのだから。
「偽物かぁ!?」
「いたっ!?」
粗末な布団に座らされ、背後の柱に突き刺されたドライバーへと巻き付けられた縄で拘束された桔梗に、逃げ場はない。
グイッと顔を寄せてきた野武の勢いに、思わず桔梗の背中は柱に叩きつけられる。
逃げようにも後退する空間などなく、出来ることといえばほんのわずかに身体を縮め、必死に距離を稼ごうとする程度だった。
「ぐぎいいいい!」
「ちょ、なにして……」
さらに桔梗の驚愕は続く。
学校の帰り道に攫われた彼女は、今も制服姿のままだった。
その胸元を掴んだ野武が歯を食いしばり、力を込めると、常識では考えられないことが起こったのだ。
「きゃあっ!?」
ブチブチブチィ!と裂ける音が響き、制服も中に着ていたシャツも、野武の手の力だけで無理やり引き裂かれていく。
高育の制服は、落ちこぼれと扱われるD組ですら同じく高級な素材で仕立てられている。
並の男が素手で引き裂けるような代物では決してなかった。
「ひっ……」
流石の事態に、桔梗も怒りを覚えるよりも早く恐怖を感じてしまい、引き攣った声を上げる。
古びていたとはいえ机を拳一つで粉砕し、さらには制服を素手で引き裂いてみせた野武。
その危機感を本格的に味わってしまったのだ。
「あ〜、なんだ本物じゃねぇか〜」
「っ……」
怒りが収まったのか、野武は呑気な声を漏らす。
そして、その視線の先に気づいた桔梗は、思わず頬をわずかに染めた。
「ん〜やっぱりでっかいなぁ。清楚な下着も似合ってるよ〜」
野武の視線は、制服を引き裂かれてあらわになった桔梗の胸元に釘付けだった。
82センチのDカップの柔肉は若さ特有の張りと弾力を誇り、白く透き通る肌の上で瑞々しい光沢を放っている。
ブラジャーは白地に小さなリボンをあしらった清楚なデザイン。
だが、その可憐な装いは今や逆に、むっちりと盛り上がった双丘をさらに強調し、谷間の陰影をくっきりと際立たせていた。
肩紐に食い込むほどに肉が押し寄せ、カップの縁からは溢れんばかりの肉感が主張しており、否応なく男の卑しい欲望を刺激していた。
にやにやと笑みを浮かべる野武の姿は、いかにも好色な中年そのもので、先ほど机を粉砕した危険人物とは思えぬほど下卑たものだった。
「……見るな、よ」
裏の本性がかなりスレていても、ただの少女でしかない桔梗の瞳に涙が浮かぶ。
恥ずかしさもあるが、なによりこんな下衆な男に見られる屈辱が強いのだろう。
あれほど野武が危険人物なのを見ても、彼女の涙目の瞳にあるのは怒りであった。
「はぁ……あぁぁぁ……!」
「っ……! き、聞いてん……!?」
しかし、そんな桔梗の怒りを無視するように野武の視線は桔梗の巨乳に釘付けだった。
荒い息を吐きながら、下卑た笑みを浮かべるその顔には、理性の欠片すら残っていない。
何を言っても通じないのを理解しながらも、桔梗は怒りと恐怖の入り混じった声を絞り出そうとした――次の瞬間。
「ぐふうぅぅぅぅ!」
「きゃあああああっ!?」
野武の伸びてきた両手がガシッと桔梗の巨乳を鷲掴みにした。
いきなりの凶行に桔梗は我を忘れて、思わず悲鳴を上げてしまう。
(っ……! 気持ちわるっ……!)
その大きさゆえに胸の感度が鈍い桔梗は、普段から擦れを気にしないため、動きやすい薄手の下着を身に着けている。
だが今、その選択が裏目に出た。
布一枚を隔てているはずなのに、押しつけられる指の感触が生々しく伝わってくる。
守ってくれるはずの下着が、まるで存在しないかのように頼りないのだ。
「うひょおおおおッ!」
一方の野武は、顔を興奮に染め上げながら奇声を上げた。
両手を下から滑り込ませるように持ち上げ、貪るように胸を揉みしだく。
下着越しに指を蠢かせ、形を確かめるように押し潰しては、柔らかさを味わう。
あまりの気持ち悪さに、桔梗は喉の奥に吐き気がこみ上げるのを堪えるしかなかった。
「女はよぉ、このおっぱいと顔さえ良けりゃ良いんだよ。なのによぉインテリぶってすぐに俺のことをバカにしやがる。お前らこそ、おっぱいにしか価値のねぇメス豚のくせによぉ」
興奮してるためか、野武の口から出るのは、日頃から心の奥に鬱積していた女への憎悪と劣等感が吐き出される。
桔梗に聞かせるつもりもなく、ただ自分自身を正当化するように喚き散らしている。
それでも手は止まっていない辺り、完全に無意識なのだろう。
だが、そんなこと桔梗には関係なかった。
(知らねぇよ! 勝手に死ね……!)
心の中で毒づきながら、桔梗は歯を食いしばる。
恐怖はまだ消えていないが、それ以上に、野武の醜悪な言葉に対する怒りが湧き上がっていた。
尊厳も意思も無視して、ただ胸だけを見ているこの下劣さに、胸の奥が煮えたぎる。
だが、下手に声を上げれば何をされるか分からない。 だから、全身の筋肉を強張らせ、息を殺して耐える。
桔梗は野武の愚痴を聞き流しながら、ただ一刻も早くこの時間が終わることを祈っていた。
「あああ! これも邪魔だぁ!」
「っ……!?」
今度はある程度予想していたため、桔梗は悲鳴を上げずに済んだが、背中に走る小さな痛みに思わず顔を歪める。
野武が力任せにブラジャーを剥ぎ取ったのだ。
弾けたホックの金具が皮膚に食い込み、滲むような痛みを残す。
だが、桔梗は表情を殺した。
この男の凶暴さは、どこで再び爆発するか分からない。
それをさっき知ってしまったばかりなのだから。
「っ〜〜〜」
ただ、それでも桔梗は羞恥心から頬を染めてしまう。
ブラジャーという最後の防壁を失った桔梗の胸は、若さ特有の弾力と瑞々しい張りを帯びて、呼吸のたびに微かに上下していた。
その形は半球とロケットの中間。
柔らかく丸みを帯びながらも、芯の通った突き出しを感じさせ、鎖骨の下から胸郭にかけて自然な起伏を描いている。
肌の色は白磁のように透き通っており、わずかに赤みを帯びた乳輪がその中心に鮮やかな彩りを加えていた。
外見の可憐さと裏腹に、桔梗という少女が内に秘める強い意志と自尊心を表しているその巨乳は、単純な大きさだけではない魅力を宿していた。
「あ〜想像通りの桔梗ちゃんのおっぱい。いっぱい可愛がってあげるからね〜」
「ッ……!」
また急に落ち着いた野武の手が、今度は直接桔梗の巨乳を鷲掴みにしてくる。
野武の大きな掌が巨乳を包み込み、指の隙間からは押し潰された乳肉がむにゅりと溢れ出す。
その感触は、指を弾き返すような弾力と、吸いつくようになめらかな温もりを併せ持つ。
野武はその生々しい手応えに酔いしれながら、唇の端を吊り上げ、満足げにニヤついた。
「ん〜すげぇ弾力。やっぱ下着は邪魔だったなぁ。女はよ、みんな裸で良いんだよ。男にエロいこと提供するくらいしか使い道ねえんだからよぉ」
(うっざ……さっさと終われよ、クソ野郎……)
再びグチグチと語り始めた野武に、桔梗は内心で唾を吐く。
聞きたくもない下卑た言葉が耳を汚し、吐息に混じる酒と汗の臭いが鼻を刺すだけで鳥肌が立つのに、その声に合わせて動く野武の手が、さらに最悪だった。
下着越しに触れられていた時は、まだ布が間を隔ててくれていたが、今は、そのわずかな防壁さえも失われ、野武の生々しい掌の熱が肌にじっとりと貼りつき、指先からは微かな汗の湿り気が桔梗の肌に直接伝わってくる。
そのぬるりとした熱の伝わり方が、まるで汚れが染み込んでくるようでたまらなく不快だった。
だが、拘束されている桔梗に抵抗の手段などなく、ただ歯を食いしばって耐えるしかなかった。
(はぁ〜……こんなこと考えてる場合じゃない……か)
皮肉なことに、その最悪な気持ち悪さが逆に桔梗を落ち着かせた。
(揉ませてる間は安全って考えるべきだよね……死にたくはないし)
野武の凶暴性はいまのところ鎮まり、暴発の気配はない。
だからこそ、ここで嫌悪を表に出すのは危険だった。
桔梗は理性で気分の悪さを押さえ込み、感情を無理やり封じ込める。
気持ち悪いが、逆にそれさえ我慢すれば安全なのだから。
「っ……♡く、ぅ……♡」
だが、その判断が間違いだったことを暫くして、桔梗は思い知ることになる。
「フゥー、フゥー、フゥー!」
(こい、つ……いつ、まで揉んで……)
あれからすでに一時間ほどが経過していた。
それでも野武の動きはまるで変わらない。
汗ばんだ両手で桔梗の胸を掴み、指をめり込ませるように揉みしだく。
ただ、それだけを延々と繰り返しているのだ。
だが、その執拗さが桔梗の想定を越えた事態を作り出していた。
(くうぅぅ……♡なんで、私の胸……こんな……)
桔梗がこれまである程度の余裕を保っていられた理由。
それが、自分の胸の感度が低いという自覚だった。
どんなふうに触られようが、気持ち悪いとか、少し痛いとか、その程度。
快楽なんて絶対にあり得ない。
そう思い込んでいたからこそ、彼女は耐えられていたのだ。
だが、現実は彼女の油断を無慈悲に責め立ててくる。
「っ……♡ふぅ……♡」
桔梗が自分の胸を感度の鈍い部位だと思い込んでいたのは、決して誤りではない。
ただ、正確に言えば、彼女の胸は感じにくいのではなく、感じる場所が深層に存在していたのだ。
表面では何も起こらず、強く揉み込まれたときにだけ、快楽を伝える。
それが桔梗の胸の特性だった。
自分で慰める時も、あるいは偶然触れられた時も、そんな深い層まで刺激が届くことはない。
だからこそ、彼女はこれまで一度も気づかなかった。
自らの乳肉の奥に潜む、鈍感とは真逆の敏感過ぎる魔乳の可能性に。
「んんっ……♡くぅ……♡ふぅ……♡」
「ハァ、ハァ、ハァ……!」
(声が、出ちゃう……! 気付かれてない、みたいだけど、このままじゃ……)
荒い息づかいが重なり合い、部屋の中は湿った熱気に包まれていく。
桔梗のかすかな吐息は、野武の荒い呼吸にかき消されている。
だが、それは彼女にとって何の救いにもならない。
今はまだ誤魔化せているが、それだけだ。
もし、少しでも息が甘く漏れれば、もし、唇の震えが悟られれば。
野武に桔梗の変化が気付かれてしまう。
それを恐れ、彼女は歯を立てるほど唇を噛み締め、必死に声を押し殺していた。
しかし、頬を伝う汗と、熱を持った頬だけは、どうしても隠しきれていない。
そして、何より誤魔化す以前の瞬間がすぐそこまで迫っていた。
「くっ……ふあぁんっ!?♡」
瞬間、桔梗の唇が勝手に開き、甘い声が溢れる。
野武の親指が、偶然にも胸のGスポットと呼ばれるスペンス乳腺を、ぐりぐりと押し込むように刺激していた。
それは胸の奥、乳腺の交わる一点。
そこを押されるたびに、胸の奥からじわじわと熱が広がり、背筋を伝って脳にまで痺れるような快感が走る。
その感覚に抗えず、桔梗の喉からは無意識の声が漏れたのだった。
「ぐひっ、ああ、感じてきたなぁ?」
「そん、な……わけ……っ……!」
いくら鈍い野武でも、桔梗の変化に気付かないはずがなかった。
彼は急に機嫌を良くし、にやりと口の端を吊り上げ、下卑た歓喜と優越感が入り混じった笑みを浮かべる。
だが、桔梗にそれを認める選択肢など存在しない。
喉の奥に押し戻した声を必死に殺し、否定の言葉を絞り出す。
「良いんだぞぉ感じて。女ってのはそういうもんだからよぉ」
「なに、言ってんの……アンタみたいなクズが、偉そうに……っ♡ひぅっ♡やっ、やめっ♡んぅっっ♡」
野武の傲慢な言葉が流石に我慢出来ずに口を開いた桔梗だったが、その言葉は最後まで続かなかった。
話している最中も、野武の手は一切止まらないからだ。
指が肉を潰すほど強く押し込み、滑るように揉み上げ、掌全体で乳肉を押し潰していく。
その動きは乱暴だが、桔梗の胸に対しては非常に的確な責めだ。
桔梗は言葉を紡ごうとしては、甘い嬌声を漏らしかけ、慌てて口を閉ざすということを繰り返してしまう。
「ひひひ、最初はこんなの桔梗ちゃんじゃないと思ったけど……その表情、良いぞぉ」
「んんっっっ♡ふぁっ♡やぁっ♡はっ♡んんんんんっ♡♡」
桔梗の受難は、なおも続く。
当初、机を粉砕してまで怒りを露わにしていた野武は、桔梗の本来の気の強さに苛立ちを覚えていた。
だが今、嫌悪と羞恥に歪むその顔を前にして、彼の中の嗜虐心が完全に火を噴く。
嫌がりながら感じる女。
それこそが、野武の最も好む類だった。
だからこそ、興奮の治まらない野武は一切手を止めることなく、桔梗の胸を揉みしだき続けていた。
「ハァ……そろそろイキそうなんじゃないか?」
「っ♡ふぅ、あっ♡そんな、わけ、くふっ♡ねぇ、だろ! 漫画や、アニメの見過ぎ……くっ♡ふぅんっ!♡」
下劣な笑みを浮かべて下賤な勘繰りを口にする野武に、桔梗は必死に言葉を絞り出して反論した。
その声には怒りと羞恥、そして恐怖が入り混じっていた。
頬は熱く染まり、胸の奥ではまだまだ脈打つような快感が蠢いている。
それでも桔梗は認めたくなかった。
自分が感じているなど、絶対にあり得ない。
胸で感じるだけではなく、絶頂してしまうなど、悪夢そのものなのだから。
「イクんだよぉ! イケ! イケ! イケイケイケぇぇぇ!」
「っ!?♡ んああぁぁあっ!?♡♡♡ あっ♡あっ♡あああっ!?♡」
怒鳴るような野武の声が、密室の空気を震わせた。
次の瞬間、彼の両手が桔梗の胸を掴み取り、まるで舵輪を強引に回すかのように、ぐるりと大きく捻じり上げる。
掌の中で柔肉が潰れ、弾力が指の隙間から溢れ出す。
乳房の付け根が無理に引かれるたび、張りつめた皮膚が引き延ばされ、桔梗の背筋がびくりと跳ねた。
痛みと快感の境界がねじ切れ、頭の奥で真っ白な光が瞬く。
だが、それだけではない。
拗られた拍子に、桔梗の胸の奥に眠っていた感じる一点が露わになり、野武の指先がそこへ再び深くめり込んだのだ。
「っ〜〜〜〜〜〜〜!!?♡♡♡」
瞬間、桔梗の意思とは無関係に、身体がビクンッ♡と弓なりに反り返った。
上がった顎が震え、見開いた瞳は焦点を失う。
半開きになった唇からは、声とも息ともつかない吐息が溢れ続けた。
そう、桔梗は遂に胸だけで、今まで自慰で味わったどんな絶頂よりも強く、絶頂させられてしまったのだ。
(う、そでしょ……♡私、私、今イッ……てっ……!?)
明滅する視界の中で、桔梗は自分が絶頂してしまったことをはっきりと自覚した。
だが、あまりにも突然で、あまりにも強烈すぎる衝撃に、思考が追いつかない。
全身の神経がまだ痺れを残し、脳の奥では白い光の残滓がちらついている。
それほどまでに強烈な乳アクメだったのだ。
だが、桔梗に呆けている暇などなかった。
「ほら、イケ! イケぇ!」
「はぁっ♡っ♡んぁっっ♡♡や、ああ!♡ とめ、あぁぁぁあっ!?♡♡♡」
野武の手は一切緩まることなく、桔梗の胸を責め続けていた。
掌の中で乳肉が押し潰され、ねじられ、指の隙間からあふれ出していく。
口ぶりからもわかるように、胸を責めるのに夢中で桔梗が絶頂してしまったことに気付いていない。
むしろ、手を止めれば逃げられるとでも思っているのか、執念にも似た執着で、力を込めて乳肉を抉り込む。
快感の余韻も与えられないまま、桔梗の身体は再び野武の手の中で追い詰められていった。
(うそ、うそ、うそ、うそ!)
一度絶頂してしまったからか、それとも執拗に責められているせいなのか。
桔梗は、自分の胸がどんどん敏感になっていくのをはっきりと感じていた。
先ほどまではなんともなかった場所も、野武の指に押し潰され、揉み込まれるたびに痺れるような感覚が広がっていく。
まるで胸全体が性感帯に作り変えられていくかのようだった。
「ふぐっ!♡ くぅぅぅううう!♡♡」
だからだろう。
乳肉が指にめり込み、乱暴に揉み潰されていくと、桔梗の身体が痙攣するように跳ね上がる。
そして、再び、全身を震わせながら絶頂を迎えてしまった。
今回は必死に唇を噛み、声だけは押し殺せた。
だが、熱を帯びた吐息までは抑えきれず、喉の奥から甘い息がこぼれ続けた。
「ん〜おいおい。イッちまったかぁ? なぁ! イッちまったのかぁ?」
「っくぅぅぅ! イクわけ、ないっ……! んんぅぅっ!♡♡」
二度目の絶頂を終えた桔梗に、ようやく野武も異変を感じ取ったようだった。
勝ち誇ったように笑い、野武はさらに指の動きを激しくする。
その乱暴な刺激に、桔梗は必死に唇を閉じようとするが、耐えきれずに声が漏れる。
喉の奥で震える喘ぎは、否定の言葉よりも正直に、彼女の快感を語っていた。
「ひひひ! やっぱり女そうじゃなくちゃなぁ!」
「っ……! だ、だから、聞け、よっ! イッて、ないって言ってぇ……んあああっ!♡♡♡」
桔梗の言葉など耳に届いていないのか、野武は興奮を隠しもせず笑いながら、ひたすらに胸を責め立てる。
そのたびに桔梗の身体が跳ね上がり、喉から漏れる声は何処までも甘く蕩けていく。
「ほれほれほれぇ! ここが気持ち良いんだろぉ?」
「くあぁっ!♡ やめろ、ってばぁ!♡ 強く、揉み、すぎぃ♡♡ああっ♡ああん!♡♡♡」
野武の指先は乳房を根元から掴み、搾乳するように根元から先端へと力強く扱き上げる。
そのたびに柔らかい乳肉が掌の中で形を変え、先端が引き延ばされて震えた。
力強く乱暴な愛撫のたびに、桔梗の全身を熱が駆け抜け、再び強烈な快感が襲う。
悔しさから紡ぐ言葉は、甘い喘ぎに塗り潰され、醜態に変わっていった。
「だめっ♡また♡いやっ♡♡んああぁぁぁぁぁあっっ!!!♡♡♡」
三度目の絶頂は、あっけなく訪れた。
力強い乳搾りのような野武の責めは、桔梗の性感帯への相性があまりにも良く、瞬く間に絶頂へと押し上げられてしまったのだ。
背筋を仰け反らせ、顎を上げた姿は、まさに快楽に翻弄されている証だった。
だが、野武にとってはそんなことはどうでもよかった。
「イッてんじゃねぇか! オラァッ!!」
「おほほおおおおっ!?♡♡♡ やめ、強すぎぃぃぃぃぃ!?♡♡♡」
怒鳴り声とともに、野武の手が桔梗の胸を容赦なく蹂躙する。
片手で巨乳を鷲掴みにして乱雑にこね回し、柔らかい乳肉を潰しては、指の間から押し出すように何度も揉み上げる。
もう片方の手の指は乳首を掴み、強く捻じり上げる。
硬く尖った突起が引き延ばされ、痛みに似た刺激が一瞬で快感へと変わる。
激痛と快感が入り混じり、頭の奥が真っ白に染まり、思考が途切れる。
「んほおぉおぉぉぉっっっ!!!?♡♡♡」
桔梗はまたも呆気なく、四度目の絶頂を迎えた。
強引に絞られ、揉み潰された胸から、再び抗いようのない快楽が溢れ出し続ける。
その波は、もはや彼女の意志では止められなかった。
「べろっ、れろっ、れろぉっ、べろぉっ」
「ひゃうんっっ!?♡♡♡ んおっ♡汚、いっ♡舐め、んおおおお!♡♡」
痛みで敏感になった桔梗の乳首が、野武の口に深く含まれる。
分厚い舌が粘り気を帯びて蠢き、ざらついた表面が乳首を押しつぶすように擦り上げた。
舌が敏感な肉芽の先端をぐりぐりと抉るたびに、桔梗の腰が勝手に跳ね上がる。
野武の唾液が潤滑油のように広がり、ぬるりとした粘膜が絡みついて擦り上げるたび、桔梗の背中を電流のような快感が駆け抜けていく。
「あひぃっ♡あんっ♡ああっ♡んひぃぃぃっ!♡♡」
野武は桔梗の抗議の声など意に介さず、一心不乱に乳首を舐めしゃぶっていた。
舌先でちろちろと嬲ったと思えば、次の瞬間には舌全体で円を描くように舐め回す。
さらには赤子のように吸い上げたり、甘噛みを繰り返し、そのたびに桔梗の身体はびくびくと跳ね上がる。
喉からこぼれる声は悲鳴にも似た嬌声となり、理性を削り取っていった。
さらに、野武の指も止まらない。
柔らかな乳肉を捏ね回し、指先で勃起した乳首を執拗に擦り上げる。
そんな二重の快楽に、今の桔梗が耐えられるはずもなかった。
「こんな、のでぇ!?♡♡ んひいぃいいいい!♡♡♡ イクっ♡♡連続で、あひいいいいい!?♡♡♡」
五度目だけでは終わらず、桔梗はそのまま六度目、七度目と連続で絶頂を重ねてしまう。
もはや桔梗は野武が与える快楽の海に沈んでしまっていた。
「お前ら女の価値はおっぱいなんだよ! おっぱいをオナホにされるのが、お前らにとって最高の悦びだろうが!」
(頭おかしいんじゃないの? キモいんだよ! 死ねよ!)
あまりに歪んだ男尊女卑の叫びに、桔梗の内心は嫌悪と怒りでいっぱいになる。
だが、いっぱいになったところで、現実は何も変わらない。
「おっほぉぉ!♡♡ おっほっ、んおおおぉぉぉっ!♡♡♡♡」
そう、何度も絶頂を繰り返したせいで、拘束はもはや意味を失って解かれ、馬乗りでパイズリされながら、オホ声を上げ続けている。
その現実だけは、決して変わらないのだ。
「おらっ! おらっ! ザコパイまんこを犯される気分はどうなんだぁ!?」
「んひぃっ!♡♡ お゛っ!♡♡ はげっ!♡ んおおお!♡♡♡ もう、ゆるじ、んひいいぃい!?♡♡♡」
野武の肉棒が、何度も何度も巨乳の谷間を貫くように突き刺さる。
激しい衝撃に合わせ、むっちりとした乳肉がぶるんぶるん♡と跳ね、汗と唾液が混ざり合って滑る。
パンパンッ♡パンパンッ♡と肉がぶつかる音が絶え間なく響き、桔梗の口からは自制を失った嬌声が漏れ続けた。
それは、もはやパイズリとは名ばかりのセックスだった。
いや、むしろ単なるセックスよりも、ずっと乱暴で、ずっといやらしい。
支配と屈服が渦巻く、最も原始的な肉の交わりであった。
「早く言えぇぇ!」
「あひいぃぃぃぃぃ!?♡♡♡」
既に三度目になる乳内射精が、怒鳴り声とともに桔梗の胸の奥を焼いた。
谷間の奥でどくどくと白濁が溢れ、灼けるような熱が肌の内側を這い上がっていく。
その熱に引きずられるように、桔梗の身体もまた震え、絶頂へと叩き上げられた。
頭の中は白く濁り、思考は霧のように散っていく。
それでも野武の腰は止まらない。容赦のない衝撃が、なおも彼女の胸を突き上げ続けた。
「お前はなんだぁ!」
「私はぁぁぁ!♡♡ 私はぁぁぁ!♡♡ 男様のオナホになるために、生まれたおっぱいまんこですぅぅぅぅ!!♡♡♡」
内心ずっとあった野武への恐怖。
思考が白く濁るほど繰り返された快楽。
そして、助かりたいという原始的な欲求。
その三つが絡み合い、桔梗の心を完全にへし折った。
無様で惨めな言葉。
女として言ってはいけなかった宣言が、快楽に飲まれながら始まる。
「女におっぱい以外価値はありませんぅぅぅ!!♡♡♡ おっぱいを使って貰えるのが嬉しいんですぅぅぅ!♡♡♡」
そんなこと思っていない。
黙れ。止めて。言いたくない。
頭の奥で警鐘が鳴り響く。
だが、快楽と恐怖に焼かれた心に支配された口は勝手に動き続ける。
もう桔梗は止まれなかった。
「ハハハハハハ!! そうだそうだぁぁぁ!! 女はオナホだぁぁぁぁ!」
「んお゛っ!?♡♡♡ ンホォォオオッッ!!!♡♡♡♡」
興奮しきった野武の叫びと同時に、肉棒が一際強く叩きつけられた。
その瞬間、乳内の奥深くで白濁が暴発し、灼けるような熱が桔梗の胸の奥を突き抜ける。
射精の勢いは凄まじく、谷間には収まり切らなかった精液が乳肉や顔面にまで弾け飛ぶ。
そして、桔梗もまた、今までにないほど下品で、無様な絶叫を上げながら、両足を跳ね上げ、潮を噴き上げて果てた。
「ア……ォ……♡♡♡」
ピンッ♡と跳ね上がっていた足が、ドサリと汚れた布団に落ち、力なく伸びていく。
あまりにも強烈な快楽に、桔梗は意識を手放したのだ。
巨乳も、顔も、全てが白濁に塗れている。
白目を剥き、舌をだらりと垂らしたその姿はまさしく、完全なる敗北を示す、失神乳アクメ顔だった。
「はあぁぁ……気絶しやがって。ちっ……飯を食ったら再開だぁ」
「ァァァ……♡♡♡」
野武はそんな桔梗を投げ捨てるように放置して、冷蔵庫を目指して歩き出す。
捨て置かれた桔梗は、ただピクピク♡と痙攣するのみ。
彼女が今後救出されたとしても、もう以前の彼女には戻れない。
そう予見される姿であった。
それでも、世界は回る。
あまりにも、残酷なほどに。