転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます、シルファ=ラングリスです。
指定はメイド服だったのですが、魔王が怖かったので出会う前に変更して頂きました。
申し訳ございません。
それでもエロくは仕上がった……はず。
では、どうぞ。
「ちくしょう! ちくしょう! ちくしょーー!」
息を切らせ、足を震わせながら、それでも痩せ細った旅装束の男は山道を走っていた。
男の名はベニート。
正規の商会では扱われない、いわゆる闇商品を売り歩く商人である。
(聞いてない。こんな話、聞いてないんだ……!)
しかし、ベニートは闇商人とはいっても、その中では小悪党に入る。
大きな組織に属しているわけでもなく、せいぜい他国では合法の品を仕入れて、禁制の国で売る程度だ。
多少の体術に心得があり、逃げ足も速い。
そんな彼にとって、この稼業は天職のようなものだった。
今日までは。
(やっぱり、原因はアレなのか!?)
ベニートにも、なぜ自分がこんな目に遭っているのか、その理由くらいは分かっていた。
付き合いのある商人から、運んでほしいと頼まれた荷物。
怪しいとは思ったが、商人にとって横の繋がりは命だ。
断るわけにはいかなかった。
思い当たる節といえば、それしかない。
「ハァ、ハァ……ハァ、ハァ……!」
大木の裏へ回り込んだベニートは、その場にドサッと腰を下ろした。
息を潜めなければならないのに、荒い呼吸は止まらない。
背中を伝う汗が服を濡らし、冷たささえ感じるほどだった。
足は痙攣したように震え、指先まで血が巡らない。
それでもベニートは、どうにか気持ちを落ち着けようと必死に頭を働かせた。
(逃げ切れた……? いや、あの銀の剣姫がそんな甘いわけがねぇ!)
一瞬、淡い期待が胸をかすめたが、ベニートはすぐに首を振って打ち消した。
ベニートを追ってきているのは、あのA級冒険者すらも遥かに超えると言われている通称、銀の剣姫。
B級冒険者、シルファ=ラングリスなのだ。
ただ逃げ足が速いだけのベニートが、そんな相手に逃げ切れるはずがない。
「もしも……」
小心者のベニートの脳裏に、捕まったらどうなるのかという想像が浮かんでは消えていく。
その考えには、現実的な商人としての終わりから、非現実的なシルファに斬り殺されるなど、さまざまな結末が混ざり合っていた。
実際にどうなるかよりも、そうなるかもしれないという恐怖で、頭の中はいっぱいになっていく。
「こ、こう……なったら……」
だからベニートは選んでしまう。
最悪の選択を。
***
「っ……ぁ……♡」
あり得ないことが起きていた。
シルファが銀の剣姫と呼ばれるのは、その圧倒的な実力と美しい容姿。
そして何より危険視されるほど、あまりに剣一筋な精神性にある。
そんなシルファが、己の手足の延長線である剣を取り落としたのだ。
(ただの……脱力では、ないですね……)
自分の身から力が抜けていくのを理解すると同時に、シルファはそれが普通の脱力ではないと悟っていた。
単純な脱力ならば、彼女は恋する剣を落としたりはしない。
何より、とにかく足が速い逃走者だと聞いていたため、動きやすさを優先してラングリスの甲冑を脱ぎ、タンクトップにショートパンツという軽装で臨んでいる。
それにもかかわらず、身体の奥底からじわりと熱が湧き上がってくるのだから。
「ヒ、ヒヒ……すげぇなぁ? 魔術はよぉ」
シルファがただの脱力ではないと断じた最大の理由。
それは、彼女の視線の先にいた男の存在だ。
シルファが追っていた細身の身体で醜悪な笑みを浮かべる闇商人、ベニート。
逃走していたはずのベニートが、片手をシルファへと突き出した瞬間、何かが起きた。
言葉では説明できない感覚が身体を走り抜け、気づけば剣が手から滑り落ちていたのだ。
無関係なわけがない。
「くっ……♡ぅぅ……♡」
ニヤニヤと笑うベニートを前に、シルファは悔しげに声を漏らしながら膝を崩していった。
ビリビリとした感覚と共に続いている脱力は、明らかに強さを増している。
ゆえに力が抜け落ち、蹲るように膝をついてしまったのだ。
それでも片膝は立てたまま、いつでも飛びかかれるように体勢を維持しているあたり、やはりシルファは凄まじかった。
「ハハハッ!」
「くぅ……ふっ!?♡」
だが、飛び掛かってきたのはベニートの方だった。
その動きは、シルファの目で捉えられないほどの速さではないが、脱力した身体は反応できない。
容赦なく肩を押され、シルファの体が仰向けに倒れ込んだ。
甲高い息が漏れたのは、衝撃のせいか、それとも身体に残る痺れのせいか。
シルファ本人にも判断できなかった。
「ハァ……動くなよぉ……!」
(っ……まるで別人……!)
ベニートがシルファの腹のあたりに跨り、懐からナイフを取り出すと刃先を一舐めする。
先ほどシルファに何かをした時もそうだったが、その狂気と圧力は、逃げ回っている時のベニートとは、まるで別人のようだった。
「っ……」
ナイフの刃が、滑るように走り、布地を裂く音が静寂の中でいやに鮮明に響いた。
ひと筋の切れ目は糸のように細く、それでいて確実に広がり、タンクトップの生地が見る間にその役目を失っていく。
瞬間、締め付けを失った布がはらりと落ち、隠されていた双丘が月光を受けて姿を現した。
その三桁に届くであろう圧倒的な大きさを誇る爆乳は、剣に生きるシルファでありながら女性としての肉体はどこまでも艶やかで、剣の鋭さとは対照的に、蕩けるような柔らかさを湛えている。
さらに左右に自然と広がりながらも、その中心にある突起だけは意思を持つかのようにツンと上を向き、張り詰めた気配を放っていた。
誰もが見惚れるあまりにも完璧な爆乳であった。
「ひゃひゃ! すげぇ爆乳だぁ! これが銀の剣姫サマのおっぱいかぁ!」
「っ!?♡」
ナイフを懐にしまい、ベニートが下卑た笑いを浮かべながら、片手でシルファの爆乳を鷲掴みにする。
その瞬間、ビリリと痺れのような感覚が全身を駆け抜け、シルファは反射的に小さな呻き声を洩らした。
「ヒャハハハッ! いい感触だぜぇ! このまま揉み潰してやりたくなるぐらい気持ちいいぜぇ!」
「んっ♡ぁっ……くっ……んんっ!♡♡」
ぐにゅっ♡むぎゅぅっ♡と乱暴に握られてもなお、胸の奥が痺れたように熱い。
痛みであれば耐える自信はあったシルファはその未知の感覚に戸惑いながら、必死に歯を食いしばる。
「っ!♡ ふぅ、んん!♡ ふっ、ぐぅ!♡♡」
グニグニとベニートの指が容赦なく食い込み、乳肉がその形を変えていくとシルファの爆乳全体が熱を帯びていく。
汗ばんだ肌に指が滑り、柔らかな感触がぐにゅりと押し返してくるたび、彼女の身体がわずかに跳ねる。
「はぁっ……♡んっ……くぅ……♡♡」
シルファ自身も声を抑えようとしていた。
だが、熱を帯びた空気の中でこぼれ落ちる吐息は、否応なく艶めいて響き、夜の山に消えていく。
その頬は紅潮し、瞳はわずかに潤んでいた。
その表情も反応も、彼女を知る者なら幻覚と疑うほどだ。
(一体これは……!?)
何より戸惑っていたのは、そんな状態に陥っているシルファ自身だった。
シルファにもそういう知識がまったくないわけではない。
彼女とて、一度や二度、己の身体を慰めたこともある。
だが、それは彼女にとって満足とは程遠く、すぐに興味を失ってしまっただけの行為に過ぎなかった。
しかし今、彼女の身体は確かに、快楽に翻弄されていた。
「催淫魔術とやらの効果はすげぇな。あの銀の剣姫サマが女の顔になっちまってよ」
「んっ♡っぅ、はっ……♡」
シルファを組み敷いたまま、ベニートがいやらしく笑う。
彼があの時、放った魔術は、どんな女であれ発情を強制されてしまうものだった。
その狙いどおり、魔力に侵された彼女の身体は普段よりも敏感に反応し、服が擦れた乳房から伝わる刺激だけで力が抜けてしまったのだ。
さらに、ベニートは両手に触れた箇所の感度を上げる魔法を重ねており、シルファの身体は逃げ場を失ったかのように強烈な快楽に支配されていった。
(魔人ってのは最高だ……!)
もちろん、ベニートがそんな魔術を初めから使えたわけではない。
彼が運んでいた荷物の正体は、人を魔人に変えてしまう恐ろしい魔力を持った遺物だったのだ。
シルファに追い詰められたベニートはそれを使い魔人となった。
それが、ベニートの変貌の理由だった。
「くうぅぅぅぅぅ!?♡♡♡」
ベニートの言葉の意味を半分も理解できないまま、シルファは揉み込まれる爆乳から伝わる快楽に背を反らせた。
剣士としては超一流ではあるが、残念ながらシルファの持つ魔力は非常に少ない。
だからこそ、キッカケがなければ魔術に関して学ぼうともしなかったのだ。
それに、今の彼女にとって何よりも優先すべきは、押し寄せる快楽に呑まれないことだった。
「ゃめ、なさい……っ♡ んんんっ!♡♡ あ、あぁ♡」
ぐにぐにと爆乳が指の動きに合わせて形を変えるたび、シルファの視界が白く点滅し、全身を駆け抜ける快感が腹の奥へと突き刺さる。
逃れようと身を捩っても、完全に組み伏せられた体では、反射的に跳ね上がることしかできない。
そのわずかな動きさえ、乳肉の弾力が擦れ合うたびに新たな刺激へと変わり、彼女の理性を削っていった。
「あっ……ふぅぅぅ!♡♡ んぅっ!♡♡ やっ、あぁぁん!♡♡♡」
「お、その反応。イキそうなんだな? ほら、イッちまえよ。イケッ! イケッ!」
「んんんんんっっ!!!♡♡♡」
ベニートの指が、シルファの爆乳を容赦なく揉みしだいていく。
まるでスライムのように蕩ける乳肉が指の間から溢れ、掌の動きに合わせて上下左右へと波打つ。
引き上げられるたびに重量感が掌を押し返し、ぐっと押し潰されるたびに乳房の奥から甘い疼きが弾け、全身を痙攣させる。
理性が軋むほどの快感に抗いながらも、シルファは歯を食いしばり、暴れ出しそうな身体を必死に抑え込んでいた。
「中々耐えるなぁ流石銀の剣姫サマ。ただこっちも弄ったらどうかな!」
「っ……!?」
ベニートが片手を久々に爆乳から離し、懐へと伸ばす。
再び取り出したナイフが月夜にきらめいた瞬間、ショートパンツと、その下の下着が細切れに裂けた。
裂けた布片が風圧でひらひらと舞う。
その光景にシルファは身体をびくりと震えさせたが、悲鳴は上げない。
唇を噛み、羞恥に惑わされず冷静である姿は、まさしく銀の剣姫の名に恥じぬものだった。
「両方弄ってやるよ。どこまで耐えられるか見物だな」
「なっ……やめ、くっ、んうぅっ!♡♡♡」
その言葉とともに、ベニートの手が無防備になった秘所へと伸びていく。
淡い茂みをかき分けるようにして、ぬるりとした指先が秘裂を探り当て、わずかに開いた瞬間、シルファの腰がびくりと跳ねる。
「うっ、くぅぅ♡ふっ♡んぅっ!♡♡」
ベニートの指先がゆっくりと花弁をなぞるたびに、シルファの全身を伝う神経が甘く痺れ、背筋を駆け上がる電流のような快楽が脳を突き抜けた。
両足は震え、力を失った膝が地面を擦る。 しかし、両方と言ったからには責めはまだ終わらない。
「おいおい、こっちをお忘れじゃないか?」
「っぁぁ!♡♡♡」
指で秘裂を嬲っていたベニートがまたシルファの爆乳を鷲掴む。
そして、シルファは二箇所の急所を同時に責められ始める。
「くぅぅ♡♡んんっ♡んぅぅ♡ひぃぅ♡♡くぅぅぅ!♡♡♡」
声を、快感を抑えなければならない。
そう思ってはいるが、与えられる刺激の強さがそれを許さない。
揉み潰されるかと思うほど激しく揉まれる爆乳。
少しずつ秘裂への抜き差しが速まっていく指使い。
その二つから絶え間なく背筋を貫く快楽が生まれ、シルファを翻弄し、その身体を狂わせていく。
「あっ♡ああっ♡ふあぁぁぁぁ!♡♡」
やがてベニートの指先にかかった魔術が秘所にも作用してきたのか、シルファの反応が変わってきた。
より女らしく、剣の道を生きてきた彼女がこれまで一度も出したことのない声が、喉の奥からこぼれ出てくる。
「んぁ♡ああっ♡んあっ♡ああああっ!♡♡」
いつしか、まだまともに触れられていないにも関わらず、乳首はすっかり硬く勃ち上がり、ピンと張り詰めたまま存在を主張している。
秘裂は内側から溢れ出す蜜で濡れそぼり、ピチュ♡クチュ♡と卑猥な水音を響かせる。
その二つはシルファがどれほど感じているかの証となってしまっていた。
「いやいや流石は銀の剣姫サマ。感じまくっても絶頂だけは我慢してるみたいだな」
「ひっ、ひあぁっ!♡♡ んいぃぃっ!!♡♡」
そう言いながら、ベニートが爪の尖端で乳首を軽く引っ掻く。
瞬間、シルファの身体がビクンッと一際大きく跳ね、膝が勝手に持ち上がり、爪先がピンと伸びて土を擦る。
白い太ももが震え、汗が細い線を描いて流れ落ち、夜気に冷やされて艶やかに光る。
それでもベニートの言葉通り絶頂はせず、シルファは耐え続ける。
「なんとか言ったらどうなんだ? ん?」
「ひいい♡ん、んひいいいっ!♡♡♡ やめらあぁ……あっああああぁーーー!♡♡♡」
煽るようなベニートの言葉に、シルファはもはや言い返すこともできず、喘ぎ混じりの声を漏らすばかりだった。
その間にも、秘裂から響く水音はどんどん激しさを増し、地面に広がるシミが大きくなっていく。
もはやシルファは、意地だけで絶頂を耐えているに過ぎない。
そして、そのことは他ならぬシルファ自身が一番痛感していた。
(こんなに……遠かったでしょうか)
快楽に喘ぎながらも、シルファはただ一つのものから目を離さなかった。
それは、剣。
取り落とした場所からそう遠くない位置で押し倒されてしまったため、剣までは一メートルもない。
それなのに、今のシルファには、その距離が途方もなく遠く感じられた。
(私……は……)
押し倒されているから取りにいけないのか、と問われるならば、答えは否だ。
ラングリス流には体術も存在する。
快楽さえなければ、剣がなくともシルファならば、ベニートを制圧するなど容易い。
それでも、どうしてこれほどまでに遠く感じるのか。
答えは、一つだった。
「っ!?」
その答えを意識した瞬間、初めてシルファの背筋に悪寒のようなものが走った。
それの正体をシルファは知っている。
それは、彼女が久しく感じていなかった感覚。
恐怖だ。
「っ……ハァ!」
「なっ……!?」
恐怖を振り払うように、シルファは快楽に跳ね上がる身体を無理やり捻じり、ベニートの体勢を崩させた。
そのままの勢いでベニートを振り落とし、剣へと駆け出す。
「あぐっ!?♡」
だが、数歩進んだところで、シルファは前のめりに倒れ込んだ。
絶頂こそ堪えていたが、膝はすでに快楽で震え、支えられる状態ではなかったのだ。
(あと……少し……)
剣まではあと三十センチもない。
数歩進めば届く距離。
しかし、シルファの伸ばした手は剣を掴めない。
指先は、震えながらも空を掴むだけだった。
「やりやがったな。もう遊びは終わりだ」
「っ……!? は、離しな……さい!」
背後から腕が絡みつき、シルファの身体はベニートに両の太ももを抱きかかえられるようにして剣から引き離された。
宙に浮いた足が地を探すが、もう地には届かない。
振り返りざまにベニートを睨みつけるも、その瞳にはもはや先ほどまでの余裕はなかった。
「こいつをぶち込んで、銀の剣姫サマを女にしてやるぜ」
「っ……!?」
ピタリと、まるで剣を突きつけるかのように、ベニートは露出させた肉棒をシルファの秘所へと押し当てた。
それはただ触れただけにもかかわらず、あまりにも熱く、脈動するたびに皮膚越しに鼓動が伝わってくる。
剣を握るときの冷たい緊張とは違う、灼けつくような生温かさ、それが彼女の奥を刺激し、シルファは息を呑む。
「や、やめ……っ!」
それは思わず漏れた懇願だった。
剣士としてではなく、一人の女としての弱音。
だが、その声は届かない。
「ひ、ぎっ……!?♡」
ズブズブと、ベニートの肉棒がシルファの中へ沈み込んでいく。
多少は解されたとはいえ、処女の膣はキツく、悲鳴を上げそうなほどに締めつける。
ベニートにとってはそれが至高であり、シルファにとってはまさに地獄だった。
(くっ……入ってくる……♡私が……女に……♡)
シルファは、処女を失うことなど本当になんともないと思っていた。
虚勢ではなく、心からそう考えていたのだ。
だが今は違う。
戦いの中で感じたことのない激痛が、脳を焼くように広がり、視界が白く弾ける。
思考が追いつかず、痛みと共に身体の奥から何かが溢れてくる。
それが女となった証のように。
「そら、よ!」
「んぐうぅううぅぅぅ!!?♡」
次の瞬間、シルファの喉から声にならない悲鳴が迸った。
途中までしか入れていなかったベニートの肉棒が、一気に奥まで押し込まれたのだ。
破瓜の血がボタボタと地面に滴り、黒い土を赤く染めていく。
「く、くぅ……♡っぅぅ……♡」
破瓜という未知の痛みに、普段から痛みに慣れているシルファでさえ、瞳の奥に涙が滲む。
だが、シルファが涙を流しそうになっているのは、痛みだけではない。
これから訪れるであろうこと。
それに涙しているのだ。
「くぅぅ! 大した締まりだ。こりゃあ最高の名器だ」
「あぐっ! ひぐぅっ! っはぁ! っぐうぅぅぅ!」
ベニートの下品な笑い声と共に突き上げが始まる。
最初はゆっくりと。
そして次第に速く、重く。
シルファの初めての腟内を抉るように犯していく。
「ぐうぅ! ひぐうぅ! うぐうぅううう!」
下から突き上げられるたびに、シルファの爆乳が大きく弾み、重みを帯びた双丘が夜気を切って揺れる。
汗に濡れた肌がわずかな月明かりを反射し、肉と肉がぶつかるたびにパチンッ♡と甘く湿った音が響いた。
膣内を押し広げる圧迫感と、肉が擦れ合う摩擦の熱が思考を掻き乱し、痛みと混乱だけが支配する。
息が喉の奥で絡み、声にならない息がこぼれ落ちる。
それでもなお、ベニートは腰を止めずシルファを突き上げ続ける。
(これ、なら……耐え、られる……!)
視界が明滅するほどの痛みに襲われながらも、シルファの胸にはかすかな安堵があった。
確かに、破瓜の痛みはこれまでのどんな痛みとも違う。
だが、それでも痛みは痛み。
痛みならば、耐えられる。
シルファが最も恐れていたことさえ起こらなければ問題はないのだ。
「ヒヒヒ……お前、安心してんだろ?」
「っ!?」
だが、悪意は静かに忍び寄っていた。
「俺の身体が教えてくれるんだよ。お前がさっき怖がってたのは犯されることじゃない。自分の中の女を掘り起こされることだろ? 銀の剣姫サマも女だってなぁ!」
「なっ……」
ベニートは既に気付いていたのだ。
シルファが最も恐れているのは、快楽によって女としての自分が顔を出してしまうこと。
だからこそ、痛みの中で犯されること自体は、まだ彼女にとって耐えうるものだった。
だが、その恐怖を理解しているベニートが、何も仕込んでいないわけはないのだ。
「俺は、ちんぽにもあの催淫魔術が使える……その意味はわかるよな?」
「あっ……」
ハッキリとした答えなど、必要なかった。
シルファは誰もが認める実力者であり、頭の回転も速い。
だからこそ、すぐに理解してしまう。
効果が表に出ないよう抑えられているだけで、先ほどからの突き上げに催淫の魔術は仕込まれていたのだと。
「あと数回突けば始まるようにしてある。精々、最後の刻を楽しめよ」
「そん、な……!?」
絶望的な現実を突きつけられ、シルファの瞳が大きく見開かれる。
だが、もう気づいても遅い。
魔人となったベニートの言葉通り、悪意はすでに形を成していた。
「おおぉぉ!!」
「っっぁぁぁああぁ!!!♡♡♡♡」
獣のような咆哮を上げ、ベニートが今まで以上の勢いで腰を打ちつける。
ゴリュ♡ゴリッ♡と肉棒が子宮口を押し潰し、奥をこじ開けるたびに、シルファの身体がびくびくと跳ね上がった。
それは苦痛の悲鳴ではなく、明らかに女の声。
その証拠に、シルファの瞳からは涙が溢れ出していた。
「ひあぁぁぁ!♡♡ ふぁああん!♡♡ んぁああぁぁ!♡♡」
「そうだ! それでいい! もっと泣け! 叫べ! 銀の剣姫サマがメスになるところを見せてくれよ!」
「あぁああああぁあ!!♡♡♡ だ、め、んああぁぁぁぁぁ!!!♡♡♡」
完全に効いてきた催淫魔術により、シルファの身体の奥深くからとてつもない快楽が噴き上がる。
内側から滾るような熱がせり上がり、突き上げられるたびに、それが何倍にもなって全身へと逆流する。
熱は骨の髄まで染み込み、理性の残滓を焼き切るように脈打った。
快感の波が襲うたび、シルファの体は勝手に仰け反り、喉から迸る嬌声を止められない。
(身体の制御ができ、ない……♡♡身体が、快楽に溺れ、てぇ……♡♡♡)
これこそが、シルファが最も恐れていたものだった。
自らの制御を離れた肉体が、理性を裏切り、快楽に屈してオスを求め始める。
どれほど剣を極めようと、どれほど心を鍛えようと、それは関係ない。
女としての本能が、これまで積み上げたすべてを否定するかのように叫んでいた。
お前は剣士ではない。ただの女だ。
いや、もっと正確に言うならば。
発情したメスに過ぎないのだと、容赦なく叩きつけてくる。
「や、め……♡♡♡」
だからこそ、遂にシルファ=ラングリスと言えども折れた。
「んあああっ!!♡♡♡ やめ、て♡やめて、くださいぃ!♡♡ んひいぃぃぃ!!♡♡♡ これ、以上犯さないでぇ♡♡私を変えないでぇぇぇ!!?♡♡♡」
それは紛れもない、シルファの“女”としての叫びだった。
もし彼女に、剣以外に捧げるべき拠り所があったなら、この声は決して生まれなかっただろう。
だが今は、そんな過程すら意味を持たない。
折れたシルファは、自らが女へと変わりゆく恐怖に怯えながら、それでも快楽に抗えず、泣きながら懇願を繰り返していた。
「ひゃははは! やめるわけねぇだろうが!」
「あひいぃぃぃいぃぃぃぃ!?♡♡♡」
シルファの心からの懇願など、ベニートにとってはただの愉悦の燃料に過ぎなかった。
嘲るような笑いとともに腰を叩きつけ、一際深く突き上げる。
ベニートの突き上げが一際強くなった瞬間、シルファの両足が反射的に跳ね上がり、夜空に向かってピンッ♡と伸びた。
開かれた両脚は、月明かりの下で哀れなVの字を描き、震えながら空に突き立っていた。
それは、シルファという女の快楽と堕落の証に他ならない。
今の突き上げで、遂にシルファは絶頂してしまったのだから。
(あ、た……ま……が……まっし、ろに……♡♡♡♡♡)
繰り返し耐えてきた反動か、シルファの絶頂はあまりにも深く、長い。
達した瞬間、視界が一面に白く弾け、頭の奥で快楽が何度もスパークしている。
上がったままの両脚は力を失って戻らず、ピクピク♡と痙攣を繰り返す。
月明かりの下、その震えは、快楽に敗北した女の無様さを際立たせていた。
「なに一人で満足してやがる? 俺はまだ射精してないんだぜ!」
「っっっっっっ〜〜〜〜!!?♡♡♡」
シルファが絶頂に達しても、ベニートは止まらなかった。
むしろその絶頂による強烈な締め付けを愉しむように、より深く、貪るように腰を打ちつける。
肉棒が子宮口を押し上げるたび、意識の奥まで震えるような快感が走り抜け、シルファの視界が明滅する。
絶頂の余韻に浸る暇もなく、彼女の身体はさらに次の絶頂へと、容赦なく追い立てられていった。
「そろそろ俺も限界だ……たっぷりと中にぶち撒けてやるからな!」
「っ〜〜〜〜!?♡♡♡ それだけは……中、は……ぁ♡ 許してぇ……くだ、さ、ああぁああぁ!!♡♡♡」
最後の一線を、ベニートはためらいもなく踏み越えようとしていた。
シルファは涙と喘ぎを混じらせながら、必死に懇願を続ける。
今、中に出されればもう、取り返しがつかない。
それが、女の本能で嫌というほど理解できてしまったのだ。
だが、そんな祈りが届くはずもない。
「イクぞ……孕めぇぇぇ!」
「ダメ……ダメ♡だめええぇえええ!!!!♡♡♡♡」
シルファの拒絶の叫びを掻き消すように、ベニートの欲望が爆ぜた。
肉棒の先端から迸った白濁が、脈動とともに押し込まれ、シルファの奥を一瞬で満たしていく。
灼けつくような熱が子宮を叩き、溶かすように流れ込むその感触に、シルファの身体がびくびく♡と跳ねる。
「あ、あぁぁぁ……♡♡♡」
「なに、ショックを受けてやがる。最初からお前にあるのは、俺の性奴隷になる道だけだぞ? ハハハ!」
流れ込む熱の余韻に震えながら、シルファは快楽と絶望が入り混じった表情を浮かべていた。
ベニートはその様子を心底楽しむように嘲笑を洩らす。
だが、シルファはもう何も言い返せない。
口を開こうとしても、声にならず、ただ涙と吐息だけがこぼれ落ちていく。
「さぁ、まだまだ……お前を俺のメスにしてやるよ……シルファ!」
「や、やめ……もう、あぁああああああああ!!♡♡♡♡」
そして三度、ベニートの腰が動き始めた。
ひときわ深く、容赦のない律動。
剣士であったシルファが、唯一女として持っていた象徴、爆乳を。
すっかりほぐれ、柔らかくなった子宮を。
シルファのすべてを貪り尽くすように、ベニートは再び犯し続ける。
「イクゥゥゥウウッッ!!♡♡♡」
その月夜、銀の剣姫は死んだ。
後に残されたのは、魔人に貪られ快楽に溺れる一匹のメス。
それだけであった。