メギド72、ゼパルです。
名前は知っていましたが、既にサービス終了していたのですね。
動画で確認させて頂きましたが、少なくともゼパルは可愛かったです。
では、どうぞ。
結婚。
それを人生の墓場と揶揄する者もいるが、多くにとっては幸福の象徴であり、憧れの儀式である。
一組の男女が永遠の愛を誓う。
その光景が、どれほど多くの少女の胸をときめかせてきただろうか。
だが、今宵執り行われるそれは、夢見るような儀式ではない。
静けさの奥で、何かが蠢いている。
それは、悪夢と呼ぶべき性と欲望が渦巻く儀式だった。
「さぁ、お召し物が出来上がりましたよ」
「大変お綺麗です」
花嫁の控える部屋に、二人の女性の声が響いた。
彼女たちは交互に、一人の少女を褒めちぎっている。
その声音は穏やかで、礼儀正しい。
笑みもまた柔らかく、上品さすら漂わせていた。
だが、一つだけ、明らかにおかしな点があった。
それは、彼女たちの服装だった。
「これは、旦那様もお喜びになるでしょう」
「間違いありませんわ」
そう口にする二人の女性の服は、メイド服と呼ばれるものだった。
少女の結婚相手である領主に仕える彼女たちにとっては、それが正装のようなものなのだろう。
だが、そのスカートはあまりにも短く、わずかに身じろぎすれば下着が見えてしまいそうだった。
さらに胸元は大きく開き、白い谷間を隠そうともしない。
清楚さを感じさせる佇まいからは想像もつかぬほど、淫靡な装いであった。
「ありがとう!」
そんな女性たちに服装を整えられた少女は、二人よりはまだ穏やかな装いをしていた。
深い紫のドレスは夜の闇を思わせ、その裾からは紅のフリルが炎のように覗いている。
だが、胸元は大きく開き、形の整った双丘を包む布地は、隠すよりも際立たせるためにあるようだった。
八十半ばから後半はあるだろうバストが、わずかな動きに合わせて艶めかしく揺れる。
少女の名はゼパル。
追放メギドと呼ばれる、通常のヴィータとは異なる存在である。
「準備は出来たか」
そう言いながら、控え室の扉を開けて一人の男が入ってきた。
年の頃は四十手前。金の髪を短く整え、やや恰幅のある体つきをしている。
その堂々とした態度は、まるでこの場のすべてが自分の所有物であるかのようだった。
彼の名はハマド。
この街を治める領主であり、ゼパルの結婚相手である。
「ハマド様。こちら、準備が完了しております」
「どうぞ、式前にごゆるりと」
「うむ」
主人の登場に、女性たちは一斉に後ろに回れば、下着が見えてしまうほどの深く、頭を下げた。
彼女たちは礼を保ったまま、ゼパルへの道を開く。
その中心を、当然のようにハマドが歩いていった。
そして、彼の視線はただ一人。
ゼパルにだけ注がれていた。
「ど、どうでしょうか……ハマド様……」
ハマドの視線を前に、普段の活発さも感情の豊かさもどこへやら、ゼパルは小さく頼りない声で問いかけた。
その声色と表情は、まるで恋する乙女そのものだった。
(ふっ……変わるものだ。あのお方の力はやはり偉大なものだな)
そんな表情を前に、ハマドは感慨深いものを感じていた。
何故なら、この結婚は本来、成立するはずのないもの。
ゼパルがハマドを受け入れるなど、絶対に有り得ないことだったのだから。
***
領主ハマドは、領民想いで優秀な統治者として知られている。
だが、それが真実であるのは優秀という一点だけ。
彼の本性は、異常なまでの性欲と、ある信仰への狂信に満ちている。
領民想いの姿など、彼が表向きに被る仮面にすぎないのだ。
(おぉ……素晴らしきは、あのお方の御力)
そして今日もまた、ハマドはその狂信を深めていた。
領主としての視察は、仕事であると同時に、彼にとって趣味の時間でもある。
市政を知ることで統治者としての務めに活かせるのはもちろん、新たな女の選別もできるのだから。
そして今、目線の先にいる女に出会えたことを、ハマドは感謝していた。
「……少し、宜しいかな?」
「え? 誰……? あたしに用?」
その目を付けられた女こそが、ゼパルであった。
***
(絶対バツだから! おじさんとの結婚なんて冗談じゃないよ! ふふふ、懐かしいものだ)
屋敷に招き、女になることを告げた時のゼパルの反応。
そして今、目の前にいるゼパルとの違いを思い出し、ハマドは小さく笑みを浮かべた。
あれほど拒絶していたゼパルが、いまや自ら媚びるような表情を浮かべている。
その変化が、愉快で仕方がないのだ。
(これこそあのお方の御力……)
便宜上そう呼んでいるあのお方に、ハマドは改めて感謝を捧げた。
彼は信仰する存在の名を知らない。
ただ、その存在が確かに在るということだけを、疑いなく信じている。
なぜなら、ハマドはその存在から力を与えられたのだ。
メギドであっても逆らうことのできない、絶対的な、洗脳の力を。
「良く似合っているぞ、ゼパル」
「ほんと! やったぁー!」
嫌悪感を隠そうともしなかった洗脳前の面影はもうない。
ゼパルはハマドに褒められただけで、お淑やかさを忘れ、素の明るさを露わにして喜ぶ。
ぴょんと跳ねた瞬間、ブラジャーで固定されていない胸が上下にぶるんっ♡と揺れ、その質量を誇示していた。
「あっ……ご、ごめんなさい、ハマド様」
微笑ましげに見つめる女たちの視線に気づき、素になってしまったことを恥ずかしがるゼパル。
頬を赤らめ、視線を泳がせるその顔は、まさしく恋する乙女そのものだった。
その仕草が、今すぐ犯してしまいたいほどに、ハマドの興奮を掻き立てる。
(いかんいかん。メインディナーは最高の瞬間に食べるに限るからな)
暴走しかけた欲望を、ハマドはさらなる欲望で上書きして抑え込む。
ただ女を犯すだけの行為に、彼はさほど興味を持たない。
なにより、ゼパルのような極上のメスを、そんな安っぽい形で味わうなどあり得ないのだから。
「構わんよゼパル。式前に見れて良かった……最高の式にしよう」
「あっ……はい!」
内に渦巻く欲望を一切見せぬまま、ハマドは温和な笑みを浮かべ、ゼパルの頭を撫でてやった。
撫でられたゼパルは、その表情をみるみるうちに明るく染め、無邪気な笑顔で元気よく返事をした。
「さ、私は先に向かうとしよう。次は式場でな」
「はいっ、ハマド様!」
最後にもう一度、ゼパルの頭を撫でてから、ハマドは部屋を後にした。
そして、最悪の誓いの儀式が始まる。
***
「あなたはこの女性を妻とし、健やかなるときも病めるときも……愛し、敬い、慈しむことを誓いますか?」
職務ゆえに淡々と務めようとしながらも、声にはどこか喜びがにじむ。
そんな神父の朗々たる声が高い天井に反響し、荘厳な光が差し込む教会内に静かに響いた。
その中央、白い花々と燭台に囲まれ、ハマドとゼパルが並んで立っていた。
「誓おう」
ハマドが荘厳な声で誓いの言葉を口にすると、会場のあちこちから小さく息を呑む音が漏れた。
それだけの人気と威光が、彼にはあった。
「あなたはこの男性を夫とし、健やかなるときも病めるときも……愛し、敬い、慈しむことを誓いますか?」
「誓います!」
若干食い気味に答えたゼパルの声に、民衆の間から小さな笑いがこぼれる。
その笑いは、ハマドの妻となる女性の無邪気な可愛らしさを称えるものだ。
誰一人として、二人の結婚に違和感など持っていなかった。
「今ここに、あなた方を夫婦であると宣言します。どうぞ口付けを」
「…………」
「…………」
ハマドとゼパルの見た目の年齢は、親子を思わせるほど離れている。
それでも民衆は皆、心から嬉しそうに笑っていた。
これもまた、ハマドの力である。
さすがに民衆全員をゼパルのように操ることはできないが、違和感を抱かせないように印象を塗り替える程度ならば、容易いことなのだ。
民衆はただ、素晴らしい領主に可愛らしい妻ができたと。
それだけを、愚かにも疑いもなく信じていた。
「ゼパル……」
「ハマド様……んっ……」
そして、誓いの口付けはなされた。
参列者たちの拍手が教会に響き渡り、二人は晴れて夫婦となる。
だが、ハマドにとってこれはあくまでゼパルという最高のフルコースの前菜にすぎなかった。
真の誓いは、この夜に行われるのだから。
***
「ふぁ♡んんっ♡ハマドさまぁ♡んちゅ♡じゅる♡」
領主ハマドの屋敷、その奥にある寝室。
灯りを弱めた室内には、湿り気を帯びた吐息と甘い水音が満ちていた。
ベッドに押し倒されているのは、今日まさに彼の妻となったゼパル。
彼女は結婚に使った扇情的なウェディングドレスのまま汚すように絡み合っていた。
唇を吸われるたびに舌が震え、熱い唾液が二人の口を繋ぐ。
頬を染めながらゼパルは恋に酔った少女のように、なすがままに身を委ねていた。
「ゼパルの唇は美味いぞ。誓いのキスの時もこうやって舌を嬲ってやりたかったぐらいだ」
「あぁんっ♡そんなっ♡恥ずかしいですよぉ♡あたし、そんなに美味しいですかぁ……♡あひぃんっ♡」
言いながら、ハマドは再び唇を塞ぐ。
押しつけるように口を重ね、熱い舌をゼパルの口内にねじ込んだ。
歯茎を舐め上げ、口蓋を擦り、唇の裏まで掻き混ぜるように蹂躙する。
唾液の糸が切れぬまま、ゼパルの喉奥をくすぐるたび、身体がびくびくっと痙攣し、腰が勝手に跳ねた。
その反応に満足げな笑みを浮かべ、ハマドはさらに深く舌を絡める。
「はむ、ちゅ♡じゅる♡れろぉ♡んん~♡はぁぁん♡」
ねっとりとしたディープキスを、ハマドは執拗に繰り返していた。
唇と舌を絡める音が、濡れた糸のように何度も伸び、切れては繋がる。
夫婦にとって大事な最初の夜を、欲望のままに貪り尽くす。
それこそが、ゼパルという女を最高に美味しく味わうための段取りだった。
そのために今日まで我慢してきたハマドは、もう止まらない。
「ちゅぱ♡れるぅ♡んむっ♡んくっ♡んぅう~~♡♡」
ベッドの上では、ゼパルの胸が細かく上下し、押し寄せる熱に肌が淡く汗ばんでいる。ハマドの舌が彼女の口内を掻き混ぜ、上顎を擦り、唇の裏を舐め取るたびに、ゼパルの指先がシーツを掴んで震えた。
その震えに導かれるように、ハマドはさらに深く唇を押しつけ、体重をかけるようにしてゼパルの身体をベッドに押し付ける。
柔らかな乳房が押し付けられ、お互いの鼓動が重なり合う感覚に、ハマドは陶酔感を覚えずにはいられなかった。
「んちゅ♡じゅるるっ♡はぁっ、んっ♡んんっ♡ふぅうっ♡♡ん~~~~っっ♡♡♡」
いつしかゼパルの瞳は潤み、焦点を失っていた。
恍惚とした吐息が唇の隙間から漏れ、喉の奥で小さく震える。
押し寄せる熱と快感に翻弄されながらも、彼女の腕は自然とハマドの背に回され、離れたくないとでも言うように、その身体を強く抱き寄せる。
脳裏を満たすのは、偽りの幸福と甘美な従順。
恋する乙女は、すでに退廃的な快楽の虜になりつつあった。
「ふぅ……ゼパルの唇は本当に美味いな。だが、そろそろ、こっちも味わせてもらうぞ」
「ふぇ……? あ、ひゃあぁっ!?」
不意にハマドの身体が少し離れた。
次の瞬間、ゼパルの悲鳴とともに、ドレスの胸元がハマドの手によってぐいっと下げられる。
布地の張りが弾ける音とともに、ぶるるんっ♡と大きく揺れながらゼパルの巨乳が飛び出した。
「は、恥ずかしい……♡です……♡」
「恥ずかしい? なにを恥ずかしがる必要がある。大きく、いやらしい、実に素晴らしい胸だ」
羞恥に顔を背けようとするゼパルに対し、ハマドはむしろ褒めるように囁きかけた。
その声音には欲望の熱が滲んでいたが、言葉に偽りはない。
ドレスから解き放たれたゼパルの胸は、やはり九十近いサイズの巨乳。
丸みと弾力を兼ね備えたその形には一片の乱れもなく、視線を奪うほどに完璧だった。
乳首は薄桃色で、ツンと勃ち上がりながら空気に触れて微かに震え、視覚だけでも男を誘う淫猥さが感じられた。
「そ、そんなぁ……♡♡」
洗脳されてはいても、ゼパルは本来の常識を完全には失っていない。
いやらしいという言葉が褒め言葉にならないことくらい、彼女にも理解できている。
だが、ハマドにそう言われると、不思議と胸の奥が嬉しく熱を帯びてしまう。
その意識の歪みこそが、ゼパルをさらなる深みへと誘っていく。
(あぁ嬉しい♡嬉しいぃ♡ハマド様に褒められると、きゅんっ♡ってしちゃう♡こ、これが……♡)
ゼパルが結婚に憧れるようになったのは、仲睦まじい両親の姿を見て育ったからだ。
幼い頃に見た両親は、些細な言葉の掛け合いでも幸せそうに笑っていた。
その情景が頭に浮かび、ハマドの言葉に喜ぶ自分を不思議に思うことさえできない。
むしろ、あの頃の両親のように、ハマドこそが自分の運命の相手だと、さらに深く確信してしまう。
「さぁこのいやらしい胸、いやおっぱいをたっぷり可愛がってやろう」
「あっ……ふあぁあっ!♡♡」
ハマドの指が、ゼパルの巨乳を包み込む。
掌が触れた瞬間、弾力を持った乳肉がむにゅりと沈み込み、彼の指を受け入れるように形を変えた。
力を込めずとも、肉はわずかな動きに応じて流れ、指先を吸い付くように包み込む。
押せば沈み、離せばゆっくりと元の形に戻っていくその感触は、まるで意思を持つかのように生々しい。
ハマドは指をわずかに動かし、指先でゼパルの乳房の輪郭をなぞる。
柔らかな肉が彼の動きに合わせてゆらりと波打ち、指の隙間から零れ落ちる。
ゼパルはその刺激に反応して背筋を震わせ、喉の奥から甘い声を漏らした。
「おぉ、なんと柔らかい……! これほどまでに男を惑わすとは、まったくけしからん胸だな。だが、それが全ての私のモノ。本当に素晴らしいことだ!」
「はっ、はいぃっ♡もっとっ、あたしのおっぱい楽しんでくださぁいっ♡あんっ♡ああっ♡」
感嘆の声と共に、ハマドの手の動きはさらに激しくなる。
両手で鷲掴みにしたゼパルの乳房を、まるで生地を丹念にこね上げるように、押し潰し、揉み上げ、捏ねていく。
むにゅ♡ぐにゅ♡と指の隙間からこぼれ出す肉の柔らかさが掌を満たし、ハマドはその感触に酔いしれる。
乳肉を掴むたびにゼパルの身体がびくんと震え、息を詰まらせた口元からは甘い声が止めどなく溢れ出す。
「ひあっ♡ああっ♡はぁあっ♡すごいぃっ♡ハマド様が触るたびに気持ちいいっ♡頭の中、真っ白になってぇっ♡はぁぁっ♡♡」
乳房から溢れた快感が、波のようにゼパルの背筋を駆け上がっていく。
その感覚は胸だけに留まらず、首筋を這い、肩を抜け、脳天まで一気に突き抜けた。
ゼパルは息を詰めることも忘れ、仰け反った身体を震わせながら、支配的な快楽の奔流に翻弄されていた。
心臓の鼓動が耳の奥で鳴り響き、熱が身体の芯を焼くように広がっていく。
どれほど喘いでも足りず、震える唇からは甘い吐息と嬌声が混ざり合い、止めどなく溢れ出す。
「ククク……」
「ふあぁ♡ああっ♡あぅぅんっ♡」
その反応を楽しむように、ハマドは笑みを浮かべていた。
指先をゆっくりと螺旋を描くように動かし、乳房の形を確かめるように揉み上げる。
親指で円を描き、手のひらで持ち上げ、重みを味わいながら、わざとゆっくりと指先を滑らせた。
乳肉がむにゅむにゅと形を変えるたび、掌に伝わる弾力が心地よく、ゼパルの口からは耐え切れぬ甘声が零れ落ちていく。
快楽の頂点はすぐそこまで迫っていた。
「ハマド、さまぁ……♡」
「イキそうなのだな? では乳首を弄ってやるから……イクのだ!」
「はいぃぃ♡ああぁああぁぁ~~~ッッ!!♡♡♡」
ゼパルが蕩けた声で返事した瞬間、ハマドの指が両乳首を同時につまみ上げた。
硬く勃起した先端を押し潰された刹那、ゼパルの身体を電流のような快感が駆け抜けた。
視界が明滅し、頭の中で火花が飛び散る。
あまりの快感に意識が吹き飛びそうになるのを必死で繋ぎ留めながら、ゼパルは絶頂に達した。
「あ、あ、あぁあああ……♡♡」
よほど強い絶頂だったのか、ゼパルはシーツを握りしめて皺を作りながら、全身を小刻みに震わせていた。
指の関節が白くなるほど力を込め、脚をぴんと突っ張らせて痙攣する。
腰は浮き上がり、背中が弓なりに反り返り、まるで見えない糸に引かれたように硬直していた。
喉の奥からはかすれた喘鳴が漏れ、舌を突き出した口元からは涎が細い糸を引いて顎を伝い、首筋へと垂れ落ちる。
目尻から溢れた涙は頬を滑り落ち、赤く火照った顔に濡れた艶を与えていた。
「素晴らしいイキ顔だぞ、ゼパル。そのいやらしい姿をもっと見せてくれ」
「あ……♡は、はい……♡」
ハマドはゼパルの頬を撫でながら、優しく囁いた。
囁きは熱を帯びて、ゼパルの心を掠めると心臓が跳ねる。
まるで愛を告げられたかのように錯覚してしまい、胸の奥で再び熱が生まれ、さっきまで絶頂で力を失っていた身体が、恍惚の余韻に包まれながらも震え始める。
ハマドの声は、どんな言葉であってもゼパルの心を震わせ、幸福で満たしてしまうのだ。
「ではゼパル。私にいやらしく蕩けた大事な場所を見せなさい」
「はい……♡」
ハマドはそう言うと、そっとゼパルから離れてベッドの上に腰を下ろした。
求められている意味を理解したゼパルも、起き上がると、膝立ちの姿勢でスカートの裾を掴む。
「ど、どう……? ハマドさまぁ……♡」
スカートがスルスルと持ち上がり、隠れていた白い太腿が露わになり、肌にまとわりついた薄い汗が照明を反射して艶やかに光った。
さらにたくし上げると、やがてドレスの裾が腰のあたりまで上がり、隠すものは何もなくなる。
白磁のような肌の下腹部、その中心にあるのは薄い毛すらない秘所。
そこからは、抑えきれない熱を物語るようにポタポタ♡と愛液が滴り落ち、内腿を伝ってベッドシーツに小さな染みを作る。
照明の光がその雫を照らし、まるで宝石のようにキラキラと煌めいていた。
「ククク、もはや美しさすら感じさせるな。そのまま持っていろ」
「はい、ハマドさま……♡ふぁんっ!♡」
命じられるまま、ゼパルは震える手でスカートを摘まんだままの姿勢を保った。
その姿は、羞恥に震えながらもどこか誇らしげで、見られることに悦びを見出しているようでもある。
ハマドの指が、ゼパルの濡れそぼった秘所に触れた瞬間、ゼパルの腰がぴくんと跳ね、全身が波打つように震えた。
指先が花弁をなぞるたび、愛液がとろりと溢れ、細い糸を引いてハマドの手に絡みつく。
軽く触れられただけで、膣口は歓喜に打ち震え、さらに愛液をあふれさせていく。
ゼパルの指先に込められた力が強まり、握るスカートの皺は深くなっていった。
「んあぁああぁ~~ッ!?♡♡」
「指一本ですらキツキツだな。私のを受け入れるためにきちんと解しておかねばならんな」
ハマドの指が浅く挿入された瞬間、ゼパルの口から絶叫じみた喘ぎ声が漏れた。
異物感こそあれど痛みはなく、代わりに脳髄を貫くような衝撃が走る。
ハマドの言うとおり、そこはまだ未開発のままであり、初めての感覚に戸惑いを隠せない。
反射的に身体は拒もうとするが、それ以上に、与えられた快楽の奔流には逆らえない。
初めて味わう本物の快感を求め、膣肉はキュッ♡と締まり、奥へ奥へと誘うように蠢いてハマドの指に絡みついた。
「二本目も入れるぞ? 最低、このくらいは入るようになってもらわなくては困るからな」
「んおぉおおぉぉッ!?♡♡」
息を整える間もなく、二本目の指がゆっくりと挿入され、ゼパルの身体が大きく痙攣した。
押し広げられる圧迫感は凄まじいが、痛みはまるでない。
むしろその満たされていく感覚が、たまらなく心地よく、幸福にも思えてしまう。
二本の指が蠢くたび、子宮がキュンと疼き、蜜壺がヒクヒク♡と脈打つように反応していた。
(凄いっ♡凄いっ♡凄いぃぃ♡あたしの身体、ハマド様に開発されちゃってるぅぅぅ♡)
その幸福感の理由を、ゼパル自身ははっきりと理解していた。
全てを捧げたくなるほどの愛が、ハマドに触れられるたびに膨れ上がり、その愛の証として身体を弄ばれることさえ、至福と感じてしまうのだ。
深い深いゼパルの愛情は、最悪な方向へと捻じ曲げられていた。
「んひっ♡あ、ああぁぁぁ……♡♡んっ、ふあぁあああっ!!♡♡♡」
その愛情故に、ゼパルの身体は自ら波打つように跳ね上がった。
そして、ぷしゅっ♡ぷしゅっ♡と弾ける音を立てながら、秘所から透明な液体が勢いよく噴き出す。
二本の指による圧迫と、わずかに捻るような刺激だけで、ゼパルは耐え切れず潮吹きの絶頂を迎えたのだ。
迸った蜜液はハマドの手を濡らし、さらにボタボタとシーツへ滴り落ちていく。
「なんだ、もうイッたのか? いくらなんでも早すぎるのではないか」
「ごめん、なさ、いぃ……♡で、もぉ♡ハマドさまにきもちよく、してもらってるって思ったら……♡あたし、がまんできなく、てぇ……♡」
ハマドの指摘に、スカートを離してしまっていたゼパルは、恥ずかしさと恍惚が入り混じった表情で言いにくそうに答えた。
その声はかすれ、涙と涎が混じるほどに甘く震えている。
だが、その必死の弁解めいた言葉こそ、オスの征服欲をかき立てるには十分すぎるほど淫らで、ハマドの興奮をさらに煽るものだった。
「フフッ……ハハハハ! そうかそうか、それほどまでに、私のことを愛してしまっているのだなぁ?」
ハマドの瞳が獲物を狙う獣のように鋭く光り、口角が歪む。
その笑みは、普段は人格者として振る舞う彼が滅多に見せない、支配と欲望の本性そのものだった。
だが、今のゼパルには、その歪んだ笑みすら魅力的で、抗いようのないものに見えてしまう。
「はい、あいしていますぅっ!♡ 好きっ♡好きなんですぅっ!♡♡ ハマドさまのことぉっ♡好きで好きで大好きでたまらないのっ!♡♡」
問いかけに、ゼパルは一切の迷いなく、植え付けられた真実を叫ぶ。
その声には疑念の欠片もなく、ただ純粋な愛と歓喜だけがあった。
自分は愛している。自分は愛されている。
その偽りの確信が、麻薬のようにゼパルの脳を満たし、心を蕩かし、思考のすべてを幸福で塗りつぶしていく。
だからこそ。
「ならば……犯すぞ。ゼパル」
「────♡♡♡」
こんな言葉にすら、ゼパルは至福の喜びを得るのだ。
「あはぁああぁあ~~~~~ッッ!!?♡♡♡♡」
ゼパルの甘い悲鳴が屋敷の外にまで聞こえるかと思えるほど大きく寝室内に響き渡る。
布団に寝かされて両足を大きく開いたゼパルの秘所に太くて長いハマドの肉棒が挿入されたのだ。
だが、やはり限界近くまで広がっているように見える秘所から伝わるのは絶大なる快楽のみで、痛みは全く感じていない。
「んぐぅうう゛うぅ゛ぅぅ~~~ッッ!!?♡♡」
さらにハマドがゆっくりと腰を引くと、肉棒のカリ首が膣壁を擦り上げ、ゼパルの全身を貫くような電撃の快感が走った。
腰が跳ね、背中が布団を擦る。喉の奥から漏れた息は熱を帯び、途切れ途切れの嬌声に変わる。
膣内はまるで生き物のように蠢き、抜けようとする男根を逃がすまいと絡みつく。
襞の一枚一枚がねっとりと張り付き、ざらりとした内壁が亀頭の縁を擦りながら、粘つく蜜を塗り広げていく。
吸い込むような収縮は、未開発だったゼパルの腟内をハマドを受け入れるために自ら形を変え始めていた。
「なんと素晴らしい穴だ。ゼパル……お前はやはり良いぞぉ!」
「嬉しぃ♡ハマドさ、まぁ、ああぁ~~ッッ!!♡♡♡」
ハマドは感嘆の声を上げながら、腰を打ちつける速度を上げた。
肌と肌がぶつかるたび、濡れた衝撃音が部屋に響き、空気までも甘く震わせる。
繰り返される抽送に、結合部から溢れ出す愛液が泡立ち、白く弾けて飛沫となり、ベッドシーツを濡らしていく。
それは理性を忘れた雄と雌の交わり。
まさしく獣の交尾であり、ゼパルの奥底に眠る雌の本能を呼び覚ましていた。
「んおっ♡おほぉっ♡おおおっ♡ほっ♡んひいいいぃ~~ッ!♡♡」
愛すらも塗り潰すように。
いや、愛という名の毒に理性を支配され、ゼパルはただ狂おしく喘いだ。
突き上げられるたびに頭の奥が痺れ、全身が波のように跳ねる。
視界が白く弾け、意識の境界が溶けていく中で、ゼパルは幸福以外のすべてを忘れていた。
彼女の中を貫くものは快楽と服従、そして何よりも愛されているという甘美な錯覚。
だからこそ、ゼパルは確かに、幸せだった。
「そろそろ……出すぞ、ゼパル!」
「はいぃ♡だしてくらさいっ♡ハマドさまのせーえきぜんぶくださいっ♡あたしのこどものおへやにいっぱいだしてぇ~~ッッ!♡♡」
ハマドの射精宣言を、ゼパルは疑うこともなく受け入れた。
それどころか、さらに媚びを売るように甘えた声を上げ、両手を広げて迎え入れる。
その姿に、もはや恋を愛した少女の面影はない。
あるのは、主人の愛を糧とする従順な牝としての悦びだけだった。
「望み通りに……出してやるぞ!!」
「んおおおおぉ゛おぉォオ゛~~~ッッッ!!!??♡♡♡♡」
ハマドが吼えた瞬間、今まで以上に深く、力強く最奥を突き上げた。
それと同時に、ハマドの肉棒が大きく脈打ち、先端から大量の白濁液が吐き出される。
灼けつくような熱が子宮へ流れ込むのを感じた瞬間、ゼパルの背が大きく反り返り、身体の奥で再び絶頂が爆ぜた。
「あはぁぁぁああ゛あ゛ぁあ゛あ~~~ッッ!!!♡♡」
魂までも吐き出してしまいそうなほどの、圧倒的な幸福感。
脳髄が焼けつくような激しい絶頂が、ゼパルの視界を真っ白に染め上げる。
両脚は爪先までピンと伸び、硬直したまま痙攣し、秘所は精を一滴残らず搾り取るようにぎゅぅぅぅ♡と締め上げた。
注ぎ込まれる子種を受け止めるたび、子宮が悦びに震え、意識の底までその熱に溶かされていった。
「……ふぅ。これなら他の妻たちを抱く必要もなさそうだな」
「あ゛ぁあぁぁぁ……♡♡♡」
長い射精を終えたハマドは、満足げに息を吐きながらゆっくりと肉棒を引き抜いた。
栓を失った秘裂は、ぽっかりと口を開けたまま精液を溢れさせ、白濁がとろりと零れ落ちてシーツの上に濃い水溜りを作る。
その感触さえ快楽に変わるのか、ゼパルの唇からは掠れた喘ぎが漏れ、力の抜けた身体が微かに震えた。
そして……。
***
「あ! ハマド様、お帰りなさい!」
「あぁ、ただいま。ゼパル」
領主邸の玄関にハマドが足を踏み入れた瞬間、ゼパルがぱっと花が咲くような笑みで駆け寄ってきた。
結婚してから数週間。
彼女は毎日のように、誰よりも早く夫の帰りを待ち続けている。
ハマドもまた、そんな愛らしい妻に自然と口元を緩め、そっと頭を撫でる。
ゼパルは撫でられた瞬間、嬉しさで肩を震わせ、甘える猫のように身を寄せた。
その光景は、誰の目にも仲睦まじい夫妻に見える。
それが深い支配と快楽の果てに作られた結果であったとしてもだ。
「あ、そうだ! コホン」
「ん?」
そこで何故かゼパルは、少し恥ずかしそうに胸の前で手をぎゅっと握って小さく咳払いをした。
ハマドが首を傾げると、彼女は深呼吸で気持ちを整え、意を決したようにぱっと笑みを咲かせる。
「ご飯にします? お風呂にします? それとも……あ、た、し?」
しなを作るように腰をくいっと傾け、自分を指さす仕草は、どこかぎこちない。
だが、そこに悪ふざけの気配は一切なく、ただ夫婦として言ってみたかったという純粋さだけが滲んでいた。
その健気すぎる可愛らしさに、ハマドは一瞬呆け、それから堪えきれずに吹き出し、大きな声で笑った。
「ハハハッ! そうだな……なら全部だ。風呂に入って、食事にし、寝室に入り……その間、ずっとゼパルを美味しく食べさせて貰おう!」
「〜〜〜!♡ はいっ!」
人によっては最低と切り捨てられるだろうハマドの言葉。
しかしゼパルは、まるで褒められた少女のように頬を赤らめ、小さく跳ねるように頷いた。
その笑顔には元気さや素直さだけではなく、今はもう隠しようもない熱が宿っている。
食べられることを想像しただけで、太ももが密かに震えるほどの情欲が、ゼパルの全身から漏れ出していた。
そして今夜も、長い夜が始まる。
「ふああっ!♡♡ ハマドさまぁ♡きもち、いいです、かぁ?♡♡」
風呂でも、食事の最中ですらも抱かれ続けたゼパルは、そのまま寝室でも当然のようにハマドと繋がっていた。
薄いどころか、着ている意味があるのかすら怪しいほど透けたレースのベビードール。
体の線どころか、揺れる胸の先端まで丸わかりの衣装のまま、ハマドの上でゆっくりと腰を揺らし続けている。
その顔は、普段の天真爛漫さとはまるで違う。
頬は赤く染まり、涙で潤んだ瞳は熱を宿し、唇はとろけたように開いて甘い息を漏らす。
それは、夫に抱かれる女ではなく、完全に主人を悦ばせるためのメスとしての表情だった。
「ああ最高だとも。何よりゼパルのようなエロい娘が私の上で淫らに腰を振っているんだ。たまらんに決まってるだろう」
「うれしいですっ♡もっともっと、気持ちよくなってくださぁい♡あたしの体、ハマドさまのものですっ♡」
ハマドの褒め言葉を聞いた瞬間、ゼパルの動きはさらに滑らかに、そして積極的になった。
濡れそぼった秘所はすでに何度も絶頂を迎えて緩みきっているはずなのに、主の肉棒を咥え込むたびキュウキュウと収縮し、今なお全力で快楽をねだっている。
ゼパルの蜜壺からは、先ほどまでに注がれた精と愛液が混ざり合った白濁が、ぽたっ♡ぽたっ♡と、シーツに落ちていた。
シーツには既に大きな染みが広がり、生温かい匂いと甘い吐息が寝室に満ちる。
それだけでは終わらず、彼女は自ら胸を寄せて谷間を強調し、肩を揺らしてぷるんと弾ませ、さらにお尻を円を描くようにくねらせながら奉仕に耽る。
レース越しに透ける肌、濡れすぎて縁まで光る秘裂、腰のひと振りひと振りに滲む牝の媚態。
どれもこれも、あまりにも卑猥すぎた。
「本日、16回目の射精……受けて貰うぞ? しっかりと孕めよ。我が妻よ!」
「はいぃ♡くだしゃい♡ハマドさまのせーえきぃぃ!♡♡ あはぁああああぁん!♡♡♡」
宣言と同時に叩き込まれた熱に、ゼパルは背をビクンと大きく弓なりにして絶頂し、歓喜の悲鳴を上げた。
どくっ、どくっ♡と子宮の奥へ直に注がれていく感覚に、全身が細かく震え、太ももは無意識にハマドの腰へしがみつく。
愛する男の精を受け止め、孕むために開かれた自分の内側が満たされていく。
女としての本能そのものを踏みにじり、同時に満たす、その圧倒的な支配と快楽。
それが偽りの愛であったとしても、ゼパルにとっては、これ以上ないほどの幸福だった。
「はぁ……♡はあっ……ハマドさまぁ♡」
荒い息を吐きながら、ゼパルは力が抜けたようにハマドの胸へ倒れ込んだ。
汗ばむ素肌が触れ合い、押し付けられた胸が柔らかく潰れて、じんわりと熱が混ざり合う。
「今日も気持ち良かったぞ、ゼパル。さぁキスをしてやろう……ほら」
「んっ、んぅっ……♡んちゅっ♡ぢゅるるるっ♡」
ハマドに頭を抱き寄せられ、ゼパルは素直に唇を開いた。
触れた瞬間から貪るように舌が差し込まれ、口内を隅々まで舐め回される。
歯列、頬の内側、舌の裏まで丹念に舐め上げられ、唾液が喉に落ちるほど深く絡め取られた。
呼吸をも奪うような支配的なキス。
それを受けながら、ゼパルの瞳は完全に蕩けきり、指先の力すら入らず、ただ甘く身を預けているだけだった。
「っぷはあ……ハマド様ぁ♡」
ようやく解放されたゼパルは、名残惜しげに、そしてどこか恍惚とした表情でハマドを見上げた。
その瞳に宿るのは、ただもっと欲しいという期待と渇望だけだ。
「明日もあるからな……さぁおやすみだ。ゼパル」
「……はぁい。ハマド……さま♡」
返事をしながら寄り添うその姿は、かつての少女ではない。
快楽と幸福の区別もつかぬまま、主人の愛だけを求め続ける愛に囚われた人形。
その変わり果てた在り方こそ、今のゼパルを最も正確に表す言葉、なのだろう。